どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『江戸の琳派芸術@出光美術館』なのだ

2017年10月02日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

ぼくらわ 出光美術館で 11月5日まで開催している<江戸の琳派芸術>を見たのだ



ぼくが気になった作品なのだ

酒井抱一が描いた<風神雷神図屏風>なのだ


左隻と 右隻の画像も載せるのだ

左隻なのだ


右隻の画像なのだ


明るい色彩だからだと思うんだけど 風神雷神が 威厳のある神様でわ なくて ちょっとコミカルに見えて 愛着が持てる風神雷神図なのだ


酒井抱一が描いた<十二ヵ月花鳥図貼付屏風>なのだ


右側から順に1月~12月へと続く六曲一双の貼付屏風なのだ

この作品を見てると 構図的に 2か月ごと 3か月ごとをセットで見ても 合ってるし すごいと思ったのだ

ぼくら的にわ 3か月ごとに見るの方が好きなのだ


鈴木其一が描いた<蔬菜群虫図>なのだ


キュウリとナス 下にわ 蛇苺 それに集まるスズメと虫たちがいて なにもかもが 可愛らしい<蔬菜群虫図>だったのだ


出光美術館でわ 16年振りの江戸琳派展だそうで 所蔵作品のほぼすべてを展示していて 展示数わ 少なめだけど すごく見応えがあって 素晴らしい展覧会だったのだ



ここから先わ えこうの感想を載せるのだ

出光美術館 <江戸の琳派芸術> 11月5日(日)まで

http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/

作品リスト
http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/pdf/data01.pdf




展示構成

1 光琳へのまなざし―<江戸琳派>が<琳派>であること

2 <江戸琳派>の自我―光琳へのあこがれ、光琳風からの脱却

3 曲輪の絵画—<江戸琳派>の原点

4 <琳派>を結ぶ花ー立葵図にみる流派の系譜

5 師弟の対話ー抱一と其一の芸術

酒井抱一、鈴木其一の作品を中心に、参考作品を含めると、40点を展示してました。(※10月17日から1点展示替えあり)


気になった作品

1.酒井抱一 夏秋草図屏風草稿

草稿のため、色が瑞々しく軽やか、トーハク(東京国立博物館)の方は、風神が中央を通り一陣の強い風が吹いたかのように思えるのだが、この草稿は、ふんわりとした優しい風が草花を撫でているように思えました。

いつか、トーハクの作品と、この草稿を一緒に見てみたい。


2.酒井抱一 風神雷神図屏風


解説の一部には、こう書かれています。
『抱一は、光琳の作品をもとに、<琳派>のアイコンというべきこの主題に挑んだ。ただし、着衣や筋肉の動きを強調するために光琳が多用したうねうねとした曲線を、抱一は単純化した。』


3.酒井抱一 八ツ橋図屏風


紙ではなく、絹に金箔を貼って描かれた作品で、光琳の方は燕子花を約130輪描いているそうだが、こちらは約80輪を描き、抱一が画面の横幅をそれぞれ45cm引き延ばしているそうです。

いつか、光琳と抱一の八橋図屏風を一緒に見たい。

※参考として、光琳の八橋図屏風の画像を載せます。



5.酒井抱一 紅白梅図屏風


六曲一双の銀箔の上に描かれた紅白梅。左隻の緩やかに曲がりながら上へと伸びる若々しい白梅、右隻は幹がどっしりして、くねくねと曲がっていく紅梅の老木といった感じで、紅梅の色も年数劣化かもしれないが、くすんだ具合がちょうどいい。


6.酒井抱一 燕子花図屏風

二曲一隻の屏風で、L字型のように配された燕子花、no.3の<八ツ橋図屏風>と違い、燕子花を薄く塗り、葉は滲ませている。何輪かは、白い燕子花が咲いていてアクセントとなっており、葉の先端に黒トンボも留まっているのも良い。


9.鈴木其一 三十六歌仙図


画面いっぱいに三十六歌仙を描かれているが、それよりも涼やかな水の流れと、鮮やかな扇が描かれた描表装に目が行く。

ちなみ、斎宮女御(さいぐうのにょご)は几帳の中にいるそうです。


10.酒井抱一 糸桜・萩図(※10月15日まで展示)

双福の掛軸、右幅には春の糸桜(枝垂桜)を、左幅には秋の萩が描かれ、ともに抱一が詠んだ俳句が短冊に書かれている。特に右幅のまだ蕾が残っている桜が、儚げに見えて美しい。

書かれた俳句、糸桜は、「そめやすき 人のこゝろや 糸さくら」。萩は、「白萩や 有明残る 臼の跡」。


15.鈴木其一 秋草図屏風



19.鈴木其一 藤花図

たわわに花を咲かす青い藤に、絡みつくような流麗な流れで美しい枝。大半が余白で、画面全体に銀砂子を巻いており、その砂子が霧?や雨のように見える。


29.鈴木其一 立葵図

4章で、「伝 尾形光琳」、「伝 尾形乾山」、「酒井抱一」5点の立葵図の見比べて出来ます。その中で、其一は色彩と形がシャープで1番良かった。


32.酒井抱一 青楓朱楓図屏風

曲線の大地の稜線に、モコモコに茂った赤と緑の楓の葉。左隻はどっしりとした幹に色づく赤い楓、右隻は枝分かれする枝に青々とした楓が描かれており、装飾的でデフォルメされたかのような印象を受ける。


あと、鈴木其一が描いた<四季花木図屏風>も良かった。


私が江戸琳派が好きなのもありますけど、この展覧会は良かったです。

酒井抱一の<風神雷神図>や、<秋草図屏風草稿>や、鈴木其一の<藤花図>など素晴らしい作品が展示していましたし、オススメの展覧会だと思います!!


この後わ 同じビルの地下1階にある<伊勢廣 帝劇店>でランチをしたんだけど そのことわ また 今度書くのだ



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