ぼくらわ 千葉市美術館で 2月28日まで開催している<初期浮世絵展-版の力・筆の力>を見たのだ
<初期浮世絵展>の感想わ えこうに任せて ぼくわ 7階の最後の方に展示している<新寄贈寄託作品展-花づくし>のことを書くのだ
千葉市美術館 <新寄贈寄託作品展-花づくし> 2月28日(日)まで
http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2015/0104_2/0104_2.html
作品リスト
http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2015/0104_2/0104_2_list.pdf
ぼくが1番気に入った作品わ 甲斐庄楠音が描いた<如月太夫>なのだ
如月太夫わ 京都島原で 大正期に人気のあった太夫だそうなのだ
雪のように白い着物に その着物よりも白くて美しい肌 ウットリするくらいキレイな女性で お姫様のよう?って思ったくらいなのだ
物憂げに 視線を落とし 床の方を見ている表情もいいのだ
岡本神草が描いた<舞妓>なのだ
朱色(赤)の着物を着た 幼さが残る舞妓の 上半身のみが描かれているのだ
色わ 水彩のように塗られているように見えて 可愛らしい感じだけど ほんのちょっと デロリな感じも秘めているように思っちゃうのだ
ぼくらが 千葉市美術館に行ったのわ この2点の作品を見たかったからなのだ
2点とも デロリ感のない作品だったけど 見れて良かったし <如月太夫>にお会いできて すごく満足だったのだ
ここから先わ <初期浮世絵展>のことわ えこうが書くのだ
千葉市美術館 <初期浮世絵展-版の力・筆の力> 2月28日(日)まで
http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2015/0104/0104.html
作品リスト
http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2015/0104/list0125.pdf
展示構成
プロローグ 浮世の楽しみ-初期風俗画
1 菱川師宣と浮世絵の誕生-江戸自慢の時代
2 荒事の躍動と継承-初期鳥居派の活躍
3 床の間のヴィーナス-懐月堂派と立美人図
4 浮世絵界のトリックスター-奥村政信の発信力
5 紅色のロマンス-紅摺絵から錦絵へ
浮世絵版画がメインの展示ですが、他にも掛軸、屏風、墨絵本など約180点を展示していました。
気になった作品
4.(無款) 犬を連れた禿
禿が犬を連れて歩いている。切り取られた作品だそうで、一緒に花魁(遊女)も描かれていたそうです。
7.(無款) 扇舞図
唐輪髷を結っているそうで、no.9の隣にあった作品で、あちらは動、こちらは静、色の白と黒で対照的。意図的に展示していて双幅のように思えた。
9.(無款) 美人立姿図
袖に口をやり、身をよじっている立ち姿の女性。着物が黒だし、身をよじっているので、より細く見える。御所風の髷だそうで、仕草も上品な印象を受ける。
37.(無款)杉村治兵衛 遊女と客
墨摺筆彩という作品を初めて見た?墨以外の色を筆で彩色しているので、色が鮮やか、例えが悪いかしれないが、薄く色鉛筆で塗ったかのように思えた・・・。
描かれた場面は、遊女と客が床に付き営みの場面で、かかっていた赤(朱)の打掛の柄が鳳凰なのだが、顔がちょっと鶏みたいに見える?それ以外は配色もいい。
57.菱川師宣 江戸風俗図巻
師宣および工房が、手がけた多くの風俗図巻の中でも、代表的な作品だそうです。
私が見たのは、下巻のみで、秋から冬の場面、巻物だからか、色が褪せてなくて美しく、向かいにあったno.59の弟子の屏風も良かったと思ったが、この作品は別格。とにかく素晴らしかった。
下巻しか見れなかったが、上巻も見てみたいし、出光美術館所蔵なので、また見る機会があるかも?
59.菱川師平 春秋遊楽図屏風
六曲一双の屏風、菱川師兵は、師宣の弟子だそうです。左隻には秋、右隻には春の場面を描く。ともに賑やかで、見ていると、人々の声が聞こえてきそうな感じ、描かれた着物の柄や、仕草を見入ってしまう。
60.菱川師宣 地蔵菩薩像
蓮の葉に乗り、空から現れる地蔵菩薩。色彩は質素で、穏やかで優しいお顔をしている。
61.菱川師宣 天人採蓮図
no.60の隣に展示していた肉筆の作品で、こちらも天女が空から現れ、宙に舞いながら、蓮の花を採っている。蓮は色が薄く描かれており、比べると天女の方は色がはっきりしており、優雅で美しい。
82.初代鳥居清倍 二代目市川団十郎の虎退治
89.初代鳥居清倍 金太郎と熊
121.宮川長春立 美人図
宮川長春は懐月堂派に少し遅れて肉筆画を専門に活躍したそうです。展示していた懐月堂派に比べると、色がいい。
168.鳥居清広 梅樹下の男女(見立玄宗皇帝楊貴妃)
解説の一部には、こう書かれています。
『仲睦まじく一管の笛を奏でるという、玄宗皇帝楊貴妃の姿を当て風に置き換え描いた洒落た見立てである。』
181.石川豊信 清水の舞台から飛び降りる娘
傘を広げ清水の舞台から飛び降りる女性が描かれ、細長い柱絵なので滞空時間が長異様に思えた。降りて着物がまくり上がって露わになった太ももがセクシー。
182.鳥居清広 風に悩む美人
解説には、こう書かれいます。
『振袖の娘が突風に吹かれ飛び散る紙を集めようとしている。ばらばらになった白紙の中、書きかけたものか恋文も交じっているようで、娘はそれに向けて手を伸ばしている。脚が露わに見えているが、このような作品を宝暦期(1751-64)に多く出版されており、あぶな絵と称される。』
193.(巨川落款)鈴木春信 坐舖八景 台子夜雨
隣に落款のない、同じ作品と見比べが出来て、色の違いを確かめることが出来る。
点数がかなり多く見ていて疲れましたが、私にとって、菱川師宣の良さに気付いた展覧会だったように思えます。
もうすぐ終わってしまいますが、初期の浮世絵をまとめて見れることって、あんまりないので、オススメだと思います。
この後わ 千葉市美術館からすぐにあるハンバーガーのお店<パントリーコヨーテ>でランチをしたのだけれど そのことわ また 今度書くのだ
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