どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『アール・デコ 光のエレガンス展@パナソニック 汐留ミュージアム』なのだ

2012年08月12日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

おいしいとんかつを食べたぼくらわ 新橋に移動して パナソニック 汐留ミュージアム月23日まで開催している<アール・デコ 光のエレガンス ルネ・ラリック、ドームを中心に>を見てきたのだ




今回わ アール・デコの作品 約110点を展示していて ぼくが気になった作品を数点ご紹介するのだ

1番わ ルネ・ラリック<常夜灯《インコ》>が良かったのだ


香水瓶を大きくしたかのような常夜灯で 常夜灯の暖色の明かりが心地いいのだ 飾り部分の 3組のインコわ ラブラブで ちょっと妬けちゃうくらいなのだ


ガブリエル・アルジィ=ルソー<花器《背中のオオカミ》>わ 涼しげで ずっと見ていたいのだ

透明度の少ない 白いガラスを雪に見立てて 今の時期に見ると 涼しげだし その雪の中を歩く オオカミわ 形のみで表現していたのだけれど カッコ良かったのだ ぼくわ このオオカミを見ていて なせか 鴻池朋子さんのオオカミの作品を思い出したのだ


ラリックの作品で <カーマスコット《勝利の女神》>もカッコ良かったのだ



他にも あと2つのカーマスコットもカッコ良かったし いろんな常夜灯わ 明かりを付けたまま展示していたもの良かったし 以前に 東京都庭園美術館や 東京国立近代美術館 工芸館で 見たことがある作品も多かったのだ(※写真わ 以前 東京都庭園美術館で撮ったものなのだ)



<アール・デコ 光のエレガンス>わ 展示数わ 多いけど まとまって展示していて 見やすかったのだ そんなにお時間をかからずに見ることが出来るし 作品を照らす照明も LEDを使用しているみたいで 明るくて よりキレイに見えるのだ キレイなもの好きな方わ 結構楽しめる展覧会だと思うのだ

あと ロッカーが 他の美術館にあるような コイン返却方式でわ なくて 受付でバーコード付きの札を借りて センターに札をかざして 開閉するロッカーに変わっていたので ビックリだったのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ

パナソニック 汐留ミュージアム <アール・デコ 光のエレガンス ルネ・ラリック、ドームを中心に> 9月23日(日)まで

http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/12/120707/




展示構成

第一部 プロローグ-カラフル

第二部 サロン-シック

第三部-ダイニング・ルーム-モノトーン

第四部 エピローグ-レディエンス

アール・デコ博覧会 現代装飾美術産業美術国際博覧会


ランプ(常夜灯)、ガラスの作品、磁器の像、ポスターなど約110点が展示されていました。



気になった作品

6.ガブリエル・アルジィ=ルソー 常夜灯《星形の花》

タイトルは、<星形の花>の常夜灯となっていますが、色と形から恐竜の卵のように見えてしまう。

※常夜灯とは、ベットサイドランプのように一晩中点灯し続けることが出来るランプのこと。 


13.ガブリエル・アルジィ=ルソー ランプ《樹木》

14.ガブリエル・アルジィ=ルソー ランプ《樹木》

13、14の作品は、同じ作品でランプシェードが色違い。ランプシェードは、葉形が組み合わさったかのようなデザインで、13の方は、秋の紅葉のようにランプシェードが赤く、14は、新緑?(初夏?)の季節のような緑のランプシェードでした。


17.ガブリエル・アルジィ=ルソー 花器《雪中のオオカミ》

透明度のないガラスの白の素地を 雪に見立ていて、その中を一定の間隔で歩くオオカミがデザインされている。


23.ジャン・デュナン 原画:フランソワ=ルイ・シュミット 装飾パネル《栗の木》  ※写真は、以前、東京国立近代美術館 工芸館で撮影したもの。



26.ジャン・デュナン 球形花瓶《金、赤》  ※。写真は、以前、東京国立近代美術館 工芸館で撮影したもの。


この作品の色違い(緑、黒)のも展示していた。


32.エドガー・ブランド&ドーム テーブルランプ《コブラ》

台座の部分が、丸まる1匹のコブラの造形で、カッコよく。今にも獲物を襲いそうな感じで、舌を出している。


35.国立セーブル製陶所 造形:アンリ・ラパン 装飾デザイン:ジャン=バティスト・ゴーヴネ 天井灯  ※写真は、以前、東京都庭園美術館で撮影したもの。


真上から見た写真


スズランの花を模したような装飾。この作品は、好きだったので、再会は嬉しかったです。


36.国立セーブル製陶所 造形:アンリ・ラパン テーブル・ランプ

オウムガイの貝殻のような形がいくつも連なるランプシェードのデザイン。色もオウムガイのような乳白色で落ち着く色でした。


38.国立セーブル製陶器所 造形:アンリ・ラパン 蓋付壺《ラパンNo.21》  ※写真は、以前、東京都庭園美術館で撮影したもの。


ブルーが鮮やかな壺。涼しげで、思いのほか大きかった。


49.カミーユ・タロー 器形:アンリ・ラパン バラ文花器  ※写真は、以前、東京都庭園美術館で撮影したもの。



52.ローゼン・タール 原型:ゲルハルトシェリープシュタイン 山羊付置時計


磁器の白が美しい置時計で、時計を中心に2頭の山羊などがシンメトリーに配置されている。上の画像だと、分かりづらいですが、時計の文字盤のターコイズのような?青がキレイでした。


67.ドーム タツノオトシゴ文花瓶

デフォルメされたタツノオトシゴがデザインされていますが、正直、タイトルを見なかったら、何のデザインか分からなかったかも?


71.ドーム 剣先文トパーズ花瓶  ※写真は、以前、東京国立近代美術館 工芸館で撮影したもの。



72.ドーム 手付杯


ブルーがキレイな大きな杯。正面の模様が、ちょっとラピュタの紋様に似ているかも?って、思いました。


83.ルネ・ラリック 常夜灯《インコ》 


解説に書いてあったのですが、本作はティアラ形と呼ばれるラリック独自のフォルム。だそうです。大きくした香水瓶のようで、3組の番(つがい)のインコが、なんとも微笑ましいデザインでした。


84.ルネ・ラリック 電気式パフューム・ランプ《バラ》

20センチくらいの小さなランプ。バラの装飾が立体的に見えて美しい。


87.ルネ・ラリック 花瓶《つむじ風》


様々な色のものがありますが、今回は透明ガラスに、黒の縁取り?がされたものが展示。


90.ルネ・ラリック 花瓶《オラン》  ※写真は、以前、東京都庭園美術館で撮影したもの。


花瓶に咲いている花は、ダリアだそうです。この作品のタイトル<オラン>は、アルジェリアの都市名からとられている。


93.ジャン・ビュイフォルカ 喫茶セット  ※写真は、以前、東京国立近代美術館 工芸館で撮影したもの。



106.ルネ・ラリック カーマスコット《五頭の馬》

アメジストの色をうすくしたような、ムラサキのガラス(クリスタルガラス?)で制作されています。デザインは、横から見たような馬の形で、5頭が連なっていました。


107.ルネ・ラリック カーマスコット《勝利の女神》  ※館内撮影禁止。写真は、以前、東京都庭園美術館で撮影したもの。




カーマスコットは、30種類ほど発表されたそうです。他にも、星形の<彗星>も展示していました。


以前見た作品も多かったですが、思っていた以上に楽しめる展覧会でした。作品を照らす照明も明るくて、見やすいですし、60分くらいか、もしくは、ゆっくり見たとしても、90分程度で見終わりますし、アール・デコの好きな方なら、満足できる展覧会だと思います。

あと、美術館の外、4階の休憩出来る?スペースには、アール・デコ(現代装飾美術産業美術国際博覧会)の映像(12分)があるので、お時間がある方は、そちらもご覧ください。


パナソニック 汐留ミュージアムは、お盆の期間の8月16日までお休みのようですし、毎週水曜日が休館日なので、ご注意を・・・。


巡回情報

愛知県陶磁資料館 10月6日(土)~12月24日(月・祝)



この後わ 上野に移動して 2度目の<ベルリン国立美術館展> & <マウリッツハイス美術館展>を見に行ったのだけれど そのことわ また 今度書くのだ(クリックすると拡大するのだ)
 



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