どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『西洋絵画の父「ジョットとその遺産展」@損保ジャパン東郷青児美術館 』

2008年09月24日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログは、2008年に違うサイトに載せたものを再編集したものです。

<バニュルス上野店>でランチをした後は、損保ジャパン東郷青児美術館に移動して<〔特別展〕西洋絵画の父「ジョットとその遺産展」>を見ました。

損保ジャパン東郷青児美術館 <〔特別展〕西洋絵画の父「ジョットとその遺産展」> 11月9日(日)まで

http://www.sjnk-museum.org/program/past/301.html





私は、ジョットをほとんど知らなかったですが、彼がいなかったら、ルネサンスが起こらなかったかも?ってくらい、すごい人なんだそうです!今回の展示数は少ないですが、写真パネルや、作品解説のパネルが多くて観やすかったです。(何にも知らない方でも大丈夫かも・・・?)

ジョットの革新

*輪郭線をぼかし、明暗で立体感を出す。

*表情や身振りに真実味を与える。

*三次元的な奥行きを生み出す。

*全体が簡潔で自然な印象になるように細部を省き整理する。


今回は、ジョットの作品が4点ありましたよ。

気に入った作品を紹介しますね。

2.ジョット・ディ・ポンドーネ 聖母子

本来は、玉座があったそうです。18世紀の改築で、スペースがなくなり切り取られたそうです。

マリアの衣、青→信仰。赤→愛。を示すそうです。

あと、聖母は、フランス語で「われらの女主人という意味で、ノートル・ダム(Notre Dame)」だそうです。(すべて、パネル情報)


3.ジョット・ディ・ポンドーネ 殉教助祭聖人

この作品は、ステンドグラスでキレイでしたよ。


7.聖ゲオルギウスの写本の画家 写本『貨幣鋳造組合規約』 表:フィレンツェの百合 裏:洗礼者聖ヨハネ

都市フィレンツェ→(別名citta del fiore=花の都)→表:フィレンツェの百合は、フィレンツェの紋章のようですね。日本でいうと家紋のようなもの?


9.ベルナルド・ダッディ 携帯用三連祭壇画

この作品は、パネルがあるので、どれがどの聖人かとかが解るようになっています。


感想はないですが、他にもいいなぁ。と思ったものを・・・。

18.ジョヴァンニ・デル・ビオンド 聖ドンニーノの物語

19.ジョヴァンニ・デル・ビオンド 玉座の聖母子

21.チェンニ・ディ・フランチェスコ・ディ・セル・チェンニ 聖母子

23.ストラウスの聖母の画家 聖母子と二人の天使

32.ロッセッロ・ディ・ヤーコボ・フランキ 聖母子


あと、東郷青児の<望郷>、<そよかぜ>が良かったです。

常設展示のポールセザンヌの<りんごとナプキン>は、貸し出されていますよ。


この後は、太田記念美術館に移動して<ベルギーロイヤルコレクション展>『後期展示』を見たのですが、そのことは、今度書きます。



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