どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『生誕100年 岡本太郎展@東京国立近代美術館』なのだ

2011年04月24日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2011年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

ぼくらわ 東京国立近代美術館 5月8日まで開催中<生誕100年 岡本太郎展>を見に行ったのだ



展示作品のほとんどが 表参道の岡本太郎記念館と 川崎市岡本太郎美術館の所蔵の作品で 130点くらい展示してあったのだ

その中でも ぼくが気に入ったものを ちょっとご紹介するのだ

まずわ 最初の方に展示していた<河童像>なのだ(※この後に行った 岡本太郎記念館で撮ったものなのだ)


ちょっとかわいくて ユーモラスで面白いカッパの像なのだ このカッパなら きっと友達になれて 仲良く出来そうなのだ ちなみに 表参道の岡本太郎記念館にも 2匹いたのだ


次わ <美女と野獣>いう作品なのだ

ピカソっぽい女性と 体わ亀で 顔わネコのようなかわいい野獣が描かれているのだ 見ようによってわ 2人でダンスをしているように見えて 楽しそうなのだ


その次わ <森の掟>なのだ

背中に赤いチャックの付いた赤いけものが 森を襲っているのだ みんな逃げたり 隠れたりして 大変そうなんだけど その動物たちが ちょっと変で面白いので ご紹介するのだ 左にわ 赤白のネコがいたり 上の方にわ ゼンマイの付いた動物 その下にわ ピンクの人のようなものが 宙を漂うっているし 右下にわ 3匹のサルのような 動物が隠れていたのだ 愉快な森だったのだ


大阪でも見た<太陽の搭 (1/50)>の50分の1のものなのだ(※写真わ 大阪で撮ったものなのだ)


140cmのものが展示していて 全部が見れるように 回転する台の上に乗っていたのだ 今回展示していた太陽の搭わ 後ろの顔わ 黒だったと思うけど 放射状の光わ 緑色だったので ちょっと驚いたのだ



最後わ <明日の神話>なのだ

11mの大きな下絵なのだ 隣りに 渋谷に展示してある写真パネルがあって 比べてみると 下絵の方の左側の方にわ 赤いバラのような玉みたいなのが描かれていたけど 渋谷の方にわ なくなっていているのだ


ぼくらわ この<生誕100年 岡本太郎展>を見ていて思ったけど 太郎さんの作品にわ パワーがたくさん詰まっているので 震災で被害にあった地域に 落ち着いたら 小規模でもいいから 巡回展とかをすればいいと思ったのだ

きっと 元気や勇気を貰えると思うのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


東京国立近代美術館 <生誕100年 岡本太郎展> 5月8日(日)まで

http://www.momat.go.jp/Honkan/okamoto_taro/index.html

作品リスト
http://www.momat.go.jp/Honkan/okamoto_taro/list.html




展示構成

プロローグ:ノン!

第1章:ピカソとの対決 パリ時代

第2章:「きれい」な芸術との対決 対極主義

第3章:「わび・さび」との対決 日本再発見

第4章:「人類の進歩と調和」との対決 大阪万博

第5章:戦争との対決 明日の神話

第6章:消費社会との対決 パブリックアート、デザイン、マスメディア

第7章:岡本太郎との対決

エピローグ:受け継がれる岡本太郎の精神

絵画や、彫刻など、約130点もの作品を展示していました。


気になった作品

1.ノン

顔には、ギザギザな歯が付いていて、手を前に出して、「これ以上、こっちで来るな!!」と言っているように思える像で、たしか大阪万博の太陽の塔の内部に展示していた?

この<プロローグ:ノン!>の展示では、赤い壁を背景に、像を下から照らして、浮き上がった影すら展示物かのような方法で展示をしていて興味深かった。


3.若い太陽の塔

螺旋階段と展望台が付いている塔で、最上部には黄金に輝く太陽が飾ってある。この黄金の太陽がマヤやアステカ?の太陽と似ているような気がした?


5.樹霊Ⅱ

手のような枝がクネクネしていてタコのようにも見える樹木で、中も覗けるようになっていて、赤、緑、黄など彩色がしてある。


7.河童像(※この後に行った、岡本太郎記念館で撮影したもの)


面白くて、愛嬌のある河童像。表参道の岡本記念美術館の庭にもいましたよ。


15.痛ましい腕

前にテレビで言っていたが、女性的な大きな赤いリボンと、男性的な力強い腕と反するものが描かれている。

作品の解説には、『純粋抽象のと訣別し、現実との対決に踏み込んだ転換点の作品。岡本は戦後、この作品を振り返って、「純粋なリリシズムと同時に、反抗と告発をぶっつけているのは、当時の私そのものである(中略)傷ついた腕が、現実に耐えてコブシを握りしめるのだ」と述べている。戦後の作品で強調される顔や眼は、リボンの下で隠され、腕に感情が凝縮されている。』と書かれていました。


16.電撃

アトリエの奥にしまいこまれて、2006年に発見され話題になった作品だそうです。人の顔をした崖の上でピンクの雷?に驚きのけぞる人が描かれている。崖の顔が憂鬱そうに思えてくる。


21.作家

このモデルは、『父親の岡本一平であろう』と解説に書いてありました。ペンを持ちペン先から様々な色を放ち創作している場面を描いているようだ。しかし、この作品の全体の色は暗くとして印象。


22.美女と野獣

ピカソが描いたような変な女性と、野獣といっても赤い猫のような動物が描かれている作品で、ずっとみていたくなるような楽しげな雰囲気がある。


29.樹人

赤と黄の筒のような木?から、手が葉っぱになっている人(樹人)が表れている。この作品を見て、『かぐや姫』をイメージして制作したのかなぁ?と思いました。


26.森の掟

平和な森に、1匹の背中にチャックの付いた赤い獣が襲ってきて、様々な変な生き物たちが逃げたり、隠れたりしている。特に画面右下のいる3匹いるサルのような動物が気になってしまう。


35.千手

この作品を見ていると、様々な色の魂が旅立っているように見える。


45.装える戦士

赤い背景に、黒で梵字のような形が描かれ、そこに様々な色が付いている。見ていると神仏のようにも思えてくる。背景が赤(炎のよう)なので、不動明王様なのかも?と思ってしまう。


48.太陽の搭 (1/50) (※この写真は、以前、大阪に行って撮ったものです。) 


50分の1のモデルで、140cmのものが展示。実物は70mだそうです。裏の顔も見れるように回転台に乗っていました。この作品では、裏の顔の放射状に延びる光を緑色で表している。(大阪の実物は、黒だった気が・・・?)



49.太陽の搭 構想スケッチ

このスケッチだと、トーテム・ポールのようにたくさんの顔が描かれていた。この構想の太陽の塔も見てみたかった。


56.明日の神話

11mの最終下絵。作品の左側に渋谷にある明日の神話の小さな写真パネルがあって、見比べてみると、下絵の方には、左側にバラのような赤い玉が描かれているが、渋谷の方には、それがなく変更されている。

この部分が下絵と違ってました。(※この写真は、渋谷の明日の神話。)



61.こどもの樹

『こどもの樹』なので、ほとんどの実のような顔が下を向いていて、子どもが見やすいようになっていた。


82.水差し男爵(※この後に行った、岡本太郎記念館で撮影したもの)


今見ても、面白くて30年以上経った今でも商品化しても売れそうな気がする。岡本太郎記念館でも展示中。


104.マスク

鳥の顔のようで、見ていて楽しい。この作品の展示してある<第7章:岡本太郎との対決>では、狭い展示室ないに44点もの目玉の模様のある作品が展示してある。


岡本太郎の作品、正直理解できなかったり、分からないものもありましたが、作品自体のパワーは、もの凄いので、見ていて、なにか力を得たような気がしました。


この後わ 表参道に移動して 岡本太郎記念館の方にある<ゴングル 南青山本店>でランチをしたのだけれど そのことわ また 今度書くのだ



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