どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『2回目の<鈴木其一 江戸琳派の旗手>』なのだ

2016年11月02日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<アンティーカ・ピッツェリア・ダ・ミケーレ 恵比寿>でランチをしたぼくらわ もう終わってしまったけど サントリー美術館で開催していた<鈴木其一 江戸琳派の旗手>を見たのだ



ぼくらわ 前に この展覧会の見ていて 展示替えがあったので 再度行ったのだ

↓1回目の見た感想なのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/6877dd7a3b0aca2a7ddcb92e77b55da9


ぼくが気になった作品なのだ

鈴木其一<朝顔図屏風>なのだ


前回も見たけど やっぱりいいのだ

左隻の蔓わ 上(左上)から舞い降りているかのようで 右隻わ 下から舞い上がったような蔓の動きがあるような気がしたのだ 風神雷神図と一緒のような?なのだ

この作品わ サントリー美術館のみの展示で 巡回先での展示わ ないので ご注意なのだ


鈴木其一<夏秋渓流図屏風>なのだ


六曲一双の屏風で 写実であり 装飾的な作品に思えたのだ

檜の葉のもっさり(べったり)とした感じが立体的に見えて 浮き上がって見えるのだ この屏風わ 大地の稜線の位置があっているから 右隻と左隻を逆にしても 違和感なく見えるだろうし 逆にして見てみたいかも?って思ったのだ

あと 右隻の夏の大地わ 緑で 左隻の秋の大地の色わ 黄緑っぽくて が若干違って見えたのだ


鈴木其一<風神雷神図襖>なのだ


8面の襖に描かれた作品で 風を起こし舞い上がった風神と 雷雲に乗り舞い降りた雷神の雲が対照的だし 宗達 光琳 抱一の同じ作品より 襖で 中央の空間が広いのも面白いし 絹地に描かれているから 色が優しい感じがするのだ

風神わ 雷神の方を見ているけど 雷神わ 風神よりも右下(地面)の方を見ていて 視線を合わせていなかったのだ


もう終わってしまったけど 前も思ったけど 其一の<朝顔図屏風>を見れた それに尽きるし 装飾的でもある<夏秋渓流図屏風>や <朝風神雷神図襖>などを見れて 大満足だったのだ

姫路と京都に 巡回するので お近くの方わ ぜひ ご覧くださいなのだ



ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ

サントリー美術館 <鈴木其一 江戸琳派の旗手> 終了しました

http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2016_4/

作品リスト
http://www.suntory.com/sma/info/visual/fc14bdc6f8c3988c75985ae9e7523f4f.pdf?&__utma=198440237.1711728530.1477913629.1477913630.1477913630.1&__utmb=198440237.4.8.1477913630&__utmc=198440237&__utmx=-&__utmz=198440237.1477913630.1.1.utmcsr=(direct)|utmccn=(direct)|utmcmd=(none)&__utmv=198440237.|25=FOID=ohlCDjQUUO5Jry3ymExEqQIE2GA=1^26=FOSG=%2261855%22%2C%2263603%22%2C%2263639%22=1&__utmk=108364482




展示構成(※展示順)

序章 江戸琳派の始まり

第一章 抱一門下の秀才

第二章 其一様式の確立

 其一をめぐる諸相

 描表装-視覚トリック

 華麗なる仏画

 能絵の舞姿

第四章 其一派と江戸琳派の展開

 節句掛-季節の心尽くし

第三章 絢爛たる軌跡

私が見に行ったのは4期で、鈴木其一、その師匠の酒井抱一、息子の守一など、江戸琳派の絵師の作品、約90点を展示していました。


気になった作品

21.鈴木其一 画 北村季文 賛 蝶に芍薬図

黒蝶が止まる芍薬の花が薄いベールをまとったかのように瑞々しい。


29.鈴木其一 桜花返咲図扇面

扇面の背景に雲母引き(きらびき)を施してあるので、見る角度によってキラキラと光って見える。浮世絵では見たことがあったが、扇面では初めて見たと思います。扇面には、紅葉した桜の葉と、季節外れに開いた返り咲きの桜を描き、紅葉の鮮やかな色(橙に近い赤)と、繊細で触るとすぐに散ってしまいそうな白と桃色の桜の花びらが美しい。

返り花には、老境に至り今一度花を咲かせるという意が汲み取れ、吉祥的なモチーフとして好評を博した。と解説に書かれていました。


42.鈴木其一 夏秋渓流図屛風


左隻の画像


右隻の画像


解説には、こう書かれています。
『檜の立ち並ぶ林の合間を渓流が勢い良く流れる。右隻に山百合、左隻に散りかかる紅葉した桜を配し、夏から秋への移ろいを表す。右隻中央の檜の幹には、蝉が止まり、左隻の檜の葉は枯れ始めている。樹木の幹や岩肌に執拗に貼りつく点苔(てんたい)が画面に妖しい雰囲気を醸し出す。』


44.鈴木其一 風神雷神図襖


左隻の画像


右隻の画像


解説には、こう書かれています。
『俵屋宗達など、琳派の巨匠たちによって受け継がれた画題を、其一は襖の大画面に移し替えた。勢いよく吹き上げる風に乗る風神と、稲光が走りそうな雨雲をまとう雷神という、ダイナミックな天空世界を表現している。絹地の上に、墨のにじみを用いて描いた黒雲表現が巧みである。』


72.鈴木其一 藤花図

1期~3期に展示していたのと違う個人像の作品で、2つの房の紫色の藤の花と、それに寄りそう白い藤の花。

輪郭線を用いてない付立ての技法により、花びらにふっくらとした柔らかさが表現され、匂い立つような風情を醸し出す。と解説に書かれていた。


77.鈴木其一 花菖蒲と蛾図

花菖蒲に誘われる美しい蛾、前回見たときも展示していたが、今回見て惹かれた。


156.鈴木其一 毘沙門天像

晩年の作で、墨の濃淡のみで描かれているが、光背の炎のみ、金泥で描かれいた。


167.鈴木其一 達磨図凧

口をへの字に閉じ、朱の衣を着た達磨大師。この凧が上がっている姿を見たら、四方ににらみを利かせて、魔除けの代わりになりそう?


全展示作品ではありませんが、1期と4期で、9割近くの作品を見れたと思いますし、其一の作品をまとめてみることが出来て良かったです。

前回どるちの方で書いていましたが、年間ベスト10に入るくらい素晴らしい展覧会だったと思います。


巡回情報

姫路市立美術館 11月12日(土)~12月25日(日)

細見美術館 2017年1月3日(火)~2月19日(日)


今回も素晴らしい作品を見れましたし、美味しいものを食べることが出来て大満足でした。

ありがとうございます。



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