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一日一句(2440)







櫻咲く咲くほどに世の不安かな






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3月28日の総理記者会見と死者数重視のスタンスについて





■3月28日の安倍総理の記者会見での回答の部分は、、①基本的に肺炎で亡くなった方は最後はCTを撮る②CTで間質性肺炎の症状が出た方はコロナを疑うが、そういうひとは大体PCR検査を実施しているからコロナだったかどうか確認ができる、③細菌性肺炎はそれとして確認ができる。だから、コロナによる肺炎死亡者のカウントは漏れがない。ということだろうと思う。

■①については、医師の上昌広さんが年間の肺炎死亡者は12万人だから、その全部をCTを撮っていることはありえないと反論している。ただ、①で安倍総理が言った意味は、恐らく、コロナ禍以降の処置だろうと思われるので、その点は厚労省に確認が必要だろう。

■②については、医師の検査要望の4.5%の実施率(3月上旬)および東京都の検査実施率(2月1日から3月22日まで、受診患者数(944件)/相談件数(29170件)=3・2%(全国ワースト8位)PCR検査実施件数(464件)/相談件数=1・6%(ワースト3位)PCR検査実施件数/受診患者数=49・2%(ワースト2位))を踏まえると、この網に漏れた人の存在を示唆している。

■さらには、合併症で亡くなった方や自宅で亡くなった方については、この総理記者会見では触れられていない。

■また、コロナによる死者数にフォーカスした危機管理の在り方は、その背後に存在する不顕性も含めた感染者の現実を把握することを軽視するため、施設内や院内での集団感染を抑える効果に疑問がある。不顕性の患者が施設内感染や院内感染を媒介している可能性が高いからである。

■この点が検査数の著しい少なさ(医師が要望しているのに検査しない、あるいは各種の検査率の低さ)と関連があると思われる。検査数は少なくとも、コロナの死者数を把握しているから大丈夫だと考えているとすれば、それは感染者(不顕性も含めた)の現実把握(母数把握)を軽視しているために、死者数の突如とした激増に見舞われることになるのではないだろうか。

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安倍総理の最後の質問への答え

「では、果たして日本はそれを隠しているのかという議論があります。これは、私は違うと思います。例えば死者の数は、PCR検査の数が少ないけれども、死者の数が多いということではありません。では、死者の数、肺炎で亡くなっている方は、実はコロナではないかということをおっしゃる方はいるのですが、コロナウイルスの場合は専門家の先生たちが、これはみんな、私も確認したのです。私も、これはそういう批判があるんだけれども、どうなんだろうかと。このPCR検査、これが少なくてという話で、伺ったのですが、これは、肺炎で亡くなった方については、基本的に肺炎になって、最後はCTを必ず撮ります。それで、CTにおいて、これは間質性肺炎の症状が出た方は必ずコロナを疑います。必ず。そういう方については、これは必ず大体、PCRをやっておられます。ですから、そこで間質性肺炎でない肺炎で、例えば細菌性等々の肺炎で亡くなられた方等について言えば、これはコロナではない。ですから、コロナではなくて肺炎で亡くなったという方はコロナではないのだという説明を私は受けて、私は納得したところでございます」





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2020年3月30日(月)の午後8時半からの小池百合子東京都知事記者会見について






・厚労省クラスター対策班の北大の西浦教授によると、現在、東京都は患者増加が指数関数的に増える状況にはないという。
・クラスターではなく、孤発例として、夜の街での感染が多発している。バー、キャバレー、ナイトクラブなどの夜から早朝まで営業している接待飲食業で感染が集中していることが判明したという。
・パチンコ、雀荘、性風俗店は、ほかの地域では報告されているが、東京都では報告がない。
・バー、キャバレー、ナイトクラブなどの特定業種の感染が30%に上る。
・中高年の感染がバー、ナイトクラブ、キャバレーなどの飲食店が多く、若者がカラオケやライブハウスが多くなっているという。
・接待飲食店感染者は保健所の調査を拒否している事例もある。
・小池知事によると、現在までに確定症例が443件、回復が40例、死者が8例という。
・現在都で確保している病床が500床で、4000床の確保を目標にしている。
・患者はウイルスが体内から消えるまでの期間が長く、入院は2-3週間となっている。
・ベッドは、予め空きのベッドを確保するのではなく、日々の医療をしながら、患者増を先回りして確保するという。
・大曲医師によると、継承や中等症の個人的な定義は、微熱が多くの場合出て、喉の痛みや咳があるが、呼吸が苦しくない状態と個人的には考えているという。
・西浦教授によれば、各種のデータから、現在、都にはオーバーシュートは起きていない(指数関数的な患者増の兆候がない)としているが、その各種データが都の現実を反映していると素朴に言える理由がよくわからない。
・都のサンプリング調査を行うか、少なくとも、医師の要望する検査数が満たされているときに、その数値は都の現実を反映していると言えるのではないだろうか。





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一日一句(2439)







花一本花になるとも知らぬかな






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一日一句(2438)







狂えるはひとの世に咲く櫻かな






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一日一句(2437)







一本は彷徨うてゐる櫻かな






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総理会見






■今晩6時からの総理記者会見を観た。記者会見の最後に、日本はPCR検査が非常に少なく、感染者隠しをしているのではないかと海外から観られているが、総理はどういう根拠で、日本の感染者数の少なさが現実を反映していると納得しているのか、との問いがあった。これに対して、安倍総理の答えは、肺炎の死者数が少ないことを根拠に挙げている。肺炎で亡くなった方は、CTを撮るので間質性肺炎で亡くなったか細菌性肺炎で亡くなったか、わかるという。つまり、新型コロナで亡くなったのではないとわかるという。したがって、新型コロナによる死者数は現実を反映しているという論拠である。だから、感染者数も現実を反映しているだろうということだと思われる。

 しかし、新型コロナウイルス感染症は、肺炎だけで死亡するわけではない。脾臓などのリンパ系器官、心臓、肝臓、腎臓、脳組織も侵され、癌治療のような免疫抑制剤を使用する疾患の場合には、とくに、重篤化しやすい。つまり合併症で亡くなった場合、新型コロナとの区分がわからない。死亡原因を合併症の側にカウントしてしまっている可能性がありえる。

 さらには、医師の要望の4.5%しかPCR検査を受けていない現実(3月上旬段階)は、そのすべてが陽性とは限らないにしても、検査された感染者数が現実を反映しているとは考えられない。常識的に考えて、臨床経験を有する医師が検査を要望する患者は、その疑いがあるからだろう。

 はっきりと現実を把握するには、東京都だけでも、サンプリング調査を行い、不顕性の患者も含めて、疫学調査を行えば、顕性・不顕性の感染者数の比率などが推計ができる。それをむしろやらない理由がよくわからない。首都のオーバーシュートを回避するためには、現実に近い数値を把握することが前提のはずである。





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一日一句(2436)







ひとの世の愛さまざまに櫻かな






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一日一句(2435)






時の影重なつてゐる櫻かな






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一日一句(2434)







一本の闇深々と櫻かな






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