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往還日誌(14)







■上洛を延期したので、やや余裕がある。仕事も早く終わらせた。それでも9時間労働であるが。

きょうは冬天がきれいだった。

ワッツでプラスチックの透明なカップをふたつ購入した。

三浦瑠璃の博士論文とNATO軍事委員会の委員長の発言を調べた。

詩を推敲して完成させた。

5の倍数の日のきのう、アメリカン珈琲を淹れる余裕がなかったので、きょう淹れて飲んだ。

食器を食洗器にかけて玄米を精米して炊飯器にセットした。










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一日一句(2894)






えいやぁと冬の野菜を炒めけり






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一日一句(2893)







丹田の冬の力が目覚めけり






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往還日誌(13)







■2時ごろまでこんこんと眠った。午前中のヘーゲル読書会も午後からの外出も中止した。

詩人で仏文学者、作家の天沢退二郎氏が25日に逝去。86歳。詩人は、たいてい、研究対象とする詩人を持っている。それが創作や人生のインスピレーションの源泉になっている。天沢さんは、宮沢賢治だった。宮沢賢治には、ある時期、傾倒して、テクストだけでなく、朗読されたCDやテープをよく聴いていた。朗読されると、読んだ印象とはまた違って、非常に生き生きとしてくる、そういう詩人が賢治だと思う。また、様々な絵本やますむらひろしさんのコミックでも賢治をよく読んだ。これもまた、絵とテクストがよく合うのである。今も、賢治には関心があるので、天沢さんには、興味を持っていた。天沢さんの詩はかなり昔に思潮社の現代詩文庫で読んだが、「夢魔」という概念だけが記憶に残っている。この「夢魔」というのは、夢であるが「魔物」でもあり、どこか、漱石の『夢十夜』の世界と響き合う。天沢さんには、『闇の中のオレンジ』などの、児童文学と言っていいのかどうか、カテゴライズできないのではないか、そういう興味深い作品群が残されている。

夕方、買い物。丸善で、ブルーブラックのボールペンを3本購う。ついつい、本を見てしまって、3冊も買ってしまった。

『エリア随筆抄』――この著者、チャールズ・ラムは、18世紀後半から19世紀前半に生きた英国人。俳人の橋閒石が京都大学で研究していたことで知られている。チャールズ・ラムは、エッセイ文学と分類されるが、小説、しかも、日本の私小説に近いのではないかと、私は思っている。

『ヴァイマル憲法とヒトラー』(池田浩士著)――友人がフェイスブックで推薦していたので購入。ナチスが台頭した民意的な背景として、ヴァイマール時代の共産党と社会民主党が争っていたことを池田さんは挙げている。とくに、当時、共産党は社民党を、「ファシスト」と呼んで批判していたらしい。

『ソラリス』(スタニスワフ・レム著)――名高い小説だが、読んだことはなかった。タルコフスキーの映画は若いころに観た。

夕方から、夕食を作った。週2回の食事の用意の約束が、「往還生活」が始まって多忙となり、週1回しかできていない。

夜、詩を書いた。





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一日一句(2892)







寒卵曲面といふ眠りかな






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往還日誌(12)





■この一週間、寒波のような多忙さだった。ゴミを出すこと以外、家のことはなにもできなかった。夜の大気は刺すように冷たい。

少し前に、スタニスワフ・レムの『完全な真空』の中の確率論をモチーフにした短編「生の不可能性について/予知の不可能性について」を読んだ。途中から退屈になって読み飛ばしたが、後から、なかなか、根本的な確率論批判になっているのではないかと思い始めた。

詩誌『東国』165号が3冊届いた。今回も2篇寄せた。詩人と付き合いがないので、送る人がほとんどいない。

aceの小型ショルダーが壊れた。ファスナーのプラのスライダーが割れてしまった。6、7年は使用したろうか。買い替える必要があるが、どこのメーカーのものにすべきか、見当がつかない。基準は、耐久性と価格なのだが。

仕事以外やっていないので、書くことがないと思ったが、意外に、あるものである。



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一日一句(2891)







枕辺に携帯探る寒夜かな






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一日一句(2890)







鮫喰うて鈴木邦男の訃報聞く


ご冥福をお祈りいたします






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一日一句(2889)







青天に耳透けてゐる寒波かな






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一日一句(2888)







情熱と冷静の間大根引く






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