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蕪村の俳句(26)

■旧暦9月30日、月曜日、

(写真)無題

この頃、バイクの警官とすれ違うと、ジロジロ人相をチェックされているのに気がつく。凶悪犯罪が近辺で起きたのと、ぼくが、いつも帽子を目深にかぶり、年恰好が近いせいだろう。いやはやのご時世。

事件・事故のあまたなれば
冬天やあつけなきほど人の死ぬ

冬に入る家ある人もなき人も

街中の金毘羅神社初しぐれ

犯人に間違はれたる冬帽子

深炒のキリマンジェロや冬の夜

新しき猿股うれし帰り花





化そうな傘かす寺の時雨哉
   (明和八年)

■なんともとぼけた味わいに惹かれた。こういう傘、借りてみたいものだが。



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