ある産婦人科医のひとりごと

産婦人科医療のあれこれ。日記など。

諏訪中央病院、産婦人科再開へ

2008年05月01日 | 地域周産期医療

コメント(私見):

周産期医療は、産科医、新生児科医、麻酔科医、助産師などで大きなチームを組んで実施されます。あまりの逆風に、いったんは緊急避難的にこの業界を離れたものの、どこかに働きやすい魅力的ないい周産期医療チームがあれば、自分もぜひまた参加してみたいと考えている先生方もきっと少なくはないと思います。

もしも世の中の風向きが変わって、いったんこの業界から離れて行った大勢の先輩や後輩の先生方が、またこの業界に戻って来てくれるようなトレンドになれば、本当に心強い限りです。

Welcome Back !

****** 信濃毎日新聞、2008年5月1日

諏訪中央病院が6月出産扱い再開発表 産科常勤医2人確保

 茅野市の諏訪中央病院は30日、常勤の産婦人科医2人を確保できたとし、昨年4月から休止していた出産の取り扱いを、今年6月から再開すると正式発表した。1人は前上田市産院院長の甲藤一男医師(57)。県医療政策課によると、産婦人科医不足が問題視されるようになった近年、出産の扱いを休止し、再開する例は県内で初めてという。

 甲藤医師は体力面などの理由で、同産院を昨年末に退職していた。諏訪中央病院によると、常勤の小児科医3人、麻酔医3人、助産師8人がいて、産婦人科医の支援体制があることなどから、甲藤医師が就任を了承したという。

 もう一人の常勤産婦人科医は、すでに明らかにされていた同病院統括診療部長で、産婦人科医の経験がある吉沢徹・内科医(46)。ほかに2人の非常勤医も確保した。

(以下略)

(信濃毎日新聞、2008年5月1日)