ある産婦人科医のひとりごと

産婦人科医療のあれこれ。日記など。

英語・フランス語どちらも話せる!

2021年02月21日 | 外国語学習

 現在、「英語・フランス語どちらも話せる!増強エクササイズ篇」(駿河台出版社)に取り組んでます。最初の3章は中学校レベルくらいの約300の短い基本例文を日本語、英語、フランス語でネイティブが比較的ゆっくり読み上げてくれます。例えば、
 窓から美しい景色が見える。
 We have a lovely view from the window.
 Nous avons une belle vue de la fenêtre.
 私の母は記憶力がいい。
 My mother has a good memory.
 Ma mère a une bonne mémoire.
 現金で払います。
 I'll pay cash.
 Je vais payer en liquide.
というような感じです。日常生活に必須のさまざまな基本表現、接続法や条件法の運用など、繰り返し聞いてリピートし、きちんと記憶に定着させて、運用できるようにする必要があります。
 最後の第4章は音読エクササイズで、10編の音読用の文章をslowとnaturalの異なるスピードの英語とフランス語で読み上げてくれます。外国語学習において、昔から音読は多くの人が実践し推奨されてきました。はっきり意味の分かる文章を、ひたすら何度も何度も繰り返し音読するという学習方法です。
 増強エクササイズ篇の全体で約2時間程度の再生時間ですから、認知症予防対策として繰り返してやるにはちょうどいい分量です。Pimsleur French Courseも気に入った教材ですが、なにしろ量が膨大過ぎて(150レッスン、CD80枚、80時間)繰り返して取り組むのは絶対に不可能です。

audiobook.jp:基礎エクササイズ篇
audiobook.jp:増強エクササイズ篇

外国語学習


モリー先生との火曜日

2020年11月11日 | 外国語学習

Tuesdays With Morrie: An old man, a young man, and life's greatest lesson

スポーツコラムニストとして活躍する著者のMitch Albomは、ある夜偶然テレビ番組で大学時代の恩師・Morrie Schwartz先生がインタビューされている姿をみかけました。そこで、Morrie先生が難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)に侵されていて、余命数カ月と宣告されているのを初めて知りました。著者は学生時代にMorrie先生の少人数の講義を受け、卒業論文作成の個人指導も受けました。卒業時に必ず連絡をすると約束しましたが、その後連絡が途絶えてました。さっそく著者はMorrie先生を訪ねて、二人は大学卒業後16年ぶりに再会しました。Morrie先生は動かなくなった体で人とふれあうことを楽しんでました。それから毎週火曜日に著者は恩師を訪ね、死の床でMorrie先生の最終講義が行われました。授業に教科書はなく、受講生は一人、テーマは「人生の意味」についてでした。本書は、死にゆく老教授と著者との一連の実際の会話に基づいた回想録(ノンフィクション)で、1997年にアメリカで出版されベストセラーとなりました。

Audibleで著者のMitch Albom自身による英語の朗読を聴くことができます。日本語訳(別宮貞徳訳)の朗読を聴くこともできます。英語の朗読も比較的わかりやすく、別宮氏の自然な日本語訳も素晴らしいです。ウォーキングや登山をしながら、英語と日本語の朗読を交互に繰り返し聴いてます。


有酸素運動中のリスニング教材

2020年10月23日 | 外国語学習

今まで外国語を勉強しようとするときは、ついつい検定試験の受験対策だけに終始しがちでした。十数年前、英語学習にはまっていた時期があり、英検やTOEICを何度も受けました。英検は、中学生や高校生の受験者が大半を占める地元の会場で2級から受け始めて、慣れてきたところで準1級を何度か繰り返し受けました、地元の会場の準1級受験者はいつも一人か二人でした。TOEICは地元で受けられなかったので、東京や名古屋の遠方の会場まで足をのばして何度も受けました。受験慣れして試験のスコアは徐々に上がりましたが、英語学習にはまっていたその頃でも、外国人との実際の会話では相手が何を言っているかあまり理解できませんでしたし、自分が言いたいこともスムーズに口から出てこなくて、全然まともな会話になりませんでした。映画も字幕なしでは楽しめませんでした。本を読む速度が遅すぎて、英語の長編小説を読破するなんてことは全く夢のまた夢でした。過去の自分の外国語学習方法ではうまくいかなかったので、今は机の上の外国語のお勉強はこの際一切やめにして、有酸素運動の際にオーディオブックの英語の簡単な朗読を聞くことにしてます。辞書やテキストなどは一切使わず、まずは幼児でも楽しめるような簡単な英語の朗読をひたすら繰り返し聴いて楽しんでます。テキストを見ないでリスニングだけで楽しめるお話のレベルをだんだん上げていきたいと思ってます。私が今利用しているaudiobook.jpの聴き放題プランは月額750円ですが、このプランで楽しめる英語や日本語の朗読も非常に多くて、何作品ダウンロードして聴いても追加料金なしで楽しめます。とりあえずは聴き放題プランの中の作品だけでも十分楽しめそうです。朗読を聞くのは楽しいので、ウォーキングの1日の歩数も増えて一石二鳥です。


走れメロス

2020年10月23日 | 外国語学習

太宰治の「走れメロス」は、中学校の国語教科書で初めて出会いました。メロスは計画性に乏しく、先の見通しが甘く、行き当たりばったりに自分の信じた道を一直線に突き進んで、周りの人達を災難に巻き込んで迷惑かけ通しですが、周りの多くの人々から信頼され愛されてます。メロスは自ら招いた絶体絶命の危機を不屈の精神で打開しました。この「走れメロス」は私の五十数年来の愛読書で、日本語の原文や英語翻訳の朗読を長年楽しんできました。