スキーの試乗会は、たいてい3月下旬頃からだが、この時期よほど運が良くない限り悪雪での試乗となってしまう。
そんなわけで、来シーズンは買うぞって時以外は行かないことにしている
今期バーゲンの2年落ちATOMICを買ったこともあり、来期は買うつもりもなかったけど、(買えない)天気と雪質の良さで試乗会に参加です
まずは大好きなELAN
SPEEDWAVE14 トランスルーセントな構造が面白いけど、透かしても向こう側は見えません
中斜面くらいまでは、大小のターンがオートマチックに出来るものの、急斜面になるとエッジのホールドが甘い感じ
SLX DEMO SLと謳っているが、バリバリの競技では無く、基礎系小回りモデル
いずれもトップが柔らかく、ボク好みなのだが、ここ3、4シーズン、ATOMIC系(SL、DYNAMICのSL、SLベースの基礎モデル)ばかり乗っているため、トップのとらえが甘く感じてしまう。 あとFUSIONシステムは無いほうがいいかな。
次はHEAD iSUPERSHAPE MAGNUM
センターが太いのにラディウスが小さいという、黄緑色のコスメ含め、気になる一本であった。
が、ショートターンでのレスポンスがイマイチ、でも悪雪、深雪では使えそう。
ファットスキーは一般ゲレンデではあまりに鈍重なので、この手の方がいいのかも。
隣にあったiSUPERSHAPE を、なんの期待も無く乗ったが、これが掘り出し物
これと言った特徴が無い反面、足りないものも無い感じ。 しいて言うなら見た目がパッとしないのが(HEADの伝統?)欠点かな
基本的にSLモデルが好きなので、今回の試乗会で数少ない純競技モデルのNORDICA DOBERMANN に乗ってみた。
当然エッジホールドは良いのだが、トップが硬い感じがして好みではない。
たまには国産も、ってことで
小賀坂KEO'S ST
「覇」の字が、技術選をイメージしているようで、基礎スキーヤーでないボクには気恥ずかしいです。
FISCHERは残念ながら競技系が無く、軽さが売りのAMC970に
軽いだけに、雪質によってはシビアな挙動を示すが、軽快でなかなか面白い
ただこれに慣れると、他が重く感じて履けなくなりそう。老後はこれで決まりかな
最後はATOMIC FR12 (SLが無かったので、基礎の小回り系をチョイス)
今期の基礎系ATOMICは、目を疑うような古臭いデザインだったが
やはりというか、一年でモデルチェンジピンクのロゴが鮮やかです
トップモデルではないものの、最新のATOMICはどうかな?、良くなっていないといいなと期待しつつ滑りだしてみると
何か違う あえて言うならSALOMONっぽい(あくまで私的感想です)
聞いたところ、従来のベータ構造が、07から大きく変わって、コア材が薄くなったらしい。丸太みたいなベータに慣れている身としては違和感が大きい。
表面のディンプルも無くなって、ATOMICらしくない。
DYNAMICがAMERグループに入って、ATOMICと双子みたいなスキーになったけど、逆にSALOMONはATOMICに影響を与えているのかな?
という訳で、一番フィーリングが良かったのはHEADのiSUPERSHAPE
他のメーカー、特にロシの可変デヴァイス付きも乗ってみたかったが、小回り系が無かったのと時間が無かったので、やむなくパス
かなり偏った試乗ではあったが、乗ったなかで言えるのは、(金具つきで)板が軽くなったこと、意識しなくても内足に荷重し易くなったことかな(これは自分のシュプールでも分かる)。
道具を使うスポーツは、最新ギアを使ってなんぼという持論を再確認しました
オマケはピステンのラジコン