パーツ代等のツケを支払いに、ディーラーにチビッ子とお出かけ
このところ多忙の担当セールス氏は、今日も
接待が立て込んでいるらしく、「PDKでも試乗されます?」と
元々ウチのディーラーはポルシェの老舗であったが、ジャパンの設立に伴い表立っては扱わなくなっていた。
その後ランボに鞍替えしたものの、それも無くなってしまい、どうなるのかなと思っていたら又ポルシェが復活(でもPCでは無いようです)
その日はコレと言って予定は無いし、チャイルドシートはフルバケ4点ハーネスだし、何より乗らず嫌いだったポルシェに乗ってみるのもイイかなと、セールス氏のご好意に大いに甘えてみました
試乗車は素に近いカレラ、チビッ子は「(Car'Sの)サリーだ」と大喜びです。
初めて座ったシートは、なかなかのホールド感ながら、硬いってのが第一印象(嫌いじゃないのですが、前車ルノーがあまりにソフトだったので)
目の前のパネルには、何やらメーターが一杯あってカッコいいです(でもインパネ類はかけないと殺風景です)
スピードメーターは振れる角度が小さいので走行中は読み取れないだろうなと思っていたら、タコの下にデジタル表示が出てました。
イグニッションが左というのも意味があるのでしょうが、説明してくれる同乗者がいないので分かりません
走り始めて感じるのはABペダルの重さ。
特にブレーキは全くペダルに遊びが無いと言うか、普通のブレーキがゴム板を踏んでいるように感じるほどの剛性感。
結構ルノーV6も踏力に応じたブレーキタッチでしたが、さすがに定評のあるポルシェのブレーキと言ったとこです
後ろから聞こえてくるエンジン音も久しぶり
それでもリアシート越しなので、ミッドエンジンほどでは無いし、音も皆さんが絶賛するほどでは無いような(ボクはBMの6気筒にも感動しなかったクチなので、好みがヒトと違うのかも)
真っ直ぐ走る分には普通のクルマじゃんと思って、いつも試乗に使っているルート(外苑西を南青山→西麻布方面)に入ると
ケツが重っ、でもってコーナーでフロントが軽い
ルノーV6では背中に感じたエンジンの重さが、クルマの後ろに感じます。
フロントの軽さと言うのは、ルノーで「ふあわ」過ぎるとステアリングに伝わってくるのにちょっと似た感じでした
RRの911ならではなのでしょうが、何か慣れません
PDKも、発進時にもたつくトコがあったりで、先日試乗したB9A4 2.0QのSトロの進化具合に比べるとまだまだ洗練の余地がありそうです。
加えてステアリングのスイッチのやり難さは特筆に値するかも
押して引くというより、押し込んで引き出す感じで、一般的なパドル操作に慣れているドライバーには??って感じではないでしょうか
それでも1時間程試乗していたらチビッ子は
運転に夢中になっている父ちゃんの隣で寝てました
昔に比べると大分癖が無くなってきているという911ですが
ポルシェというブランドイメージ以外で、この乗り味が好きで皆さんがオーナーになっているとしたら、みんな結構変わり者なんだなぁというのが感想でした
やっぱりスポーツカーはミッドエンジンじゃないと
と言うのがスーパーカー世代で、早瀬左近が嫌いだったボクの持論です