1963年6月にはこんな曲が流行していました。
①ヘイ・ポーラ ポールとポーラ
②悲しき雨音 カスケーズ
③恋のバカンス カテリーナ・ヴァレンテ
④さすらいのマーチ ニニ・ロッソ
⑤ミスター・ベースマン ジョニー・シンバル
⑥サンライト・ツイスト ジャンニ・モランディ
⑦ヤング・ワン クリフ・リチャード
⑧渚のデイト コニー・フランシス
⑨禁じられた恋の島 エリオ・ブルーノ楽団
⑩アイ・ウィル・フォロー・ヒム リトル・ペギー・マーチ
⑪アラビアのロレンス サウンドトラック
⑫ラブ ナット・キング・コール
⑬恋の渚 ロジャー・スミス
⑬ガール・ガール・ガール エルヴィス・プレスリー
(註・リンクされた『さすらいのマーチ』はフィルム・シンフォニック楽団です)
『悲しき雨音』と入れ替わってポールとポーラの『ヘイ・ポーラ』がベストワンです。
デュオのポールの本名はレイ・ヒルデブランド、ポーラはジル・ジャクソン。当初ジル&レイとしてデビューしましたが
歌詞に合わせるようにポールとポーラに変えたとのことです。しかし、このコンビも約一年の短命に終わりました。
今月の新曲としては、イタリア映画『太陽の下の18歳』の挿入歌でジャンニ・モランディが唄った『サンライト・ツイスト』、
同じくイタリア映画『禁じられた恋の島』の主題歌がランクインしました。
『禁じられた恋の島』はカルロ・ルスティケッリ楽団やフィルム・シンフォニック楽団などのレコードもリリースされましたが
日本のチャートでは正体不明の和製オーケストラ、エリオ・ブルーノ楽団で大ヒットとなりました。
他にもリトル・ペギー・マーチの『アイ・ウィル・フォロー・ヒム』やナット・キング・コールの『ラブ』もベストテン入りです。
ただ、ロジャー・スミスの『恋の渚』もベストテンに登場しましたがこの曲は私の記憶から飛んでしまっています。
その『アイ・ウィル・フォロー・ヒム』は元々フランク・プウルセルとポール・モーリアが作ったインストゥルメンタル曲で、
ヨーロッパではぺチュラ・クラークやベテイ・クルティスなどが『愛のシャリオ』としてヒットさせていた曲でしたが、英詩を
つけてペギー・マーチが唄うと全米で大ヒット、彼女は15歳1か月で全米No.1ヒットの最年少記録を打ち立てました。
↓はリトル・ペギー・マーチの『アイ・ウィル・フォロー・ヒム』 YOUTUBEより
ベストテン入りはしませんでしたが、カテリーナ・ヴァレンテの『イスラエルの子守唄』、コニー・フランシスによる
映画『渚のデイト』の挿入歌『星影で愛して』などもこの頃のヒット曲でした。
カテリーナ・ヴァレンテの『イスラエルの子守唄』は素晴らしい楽曲なのですが、YOUTUBEにUPされておりません。
手元の音源をお聞かせできないのが残念です。
また映画『シベールの日曜日』のマリー・ラフォレの主題歌もごく静かなヒットに終わりました。
↓はマリー・ラフォレの『シベールの日曜日』 YOUTUBEより
先週、出題しましたクイズの回答です。
1.ノートルダムのせむし男=ジーナ・ロロブリジーダ
2.誇りと情熱=ソフィア・ローレン
3.裸足の伯爵夫人=エヴァ・ガードナー
でした。オールド・ファンなら簡単でしたね。
僕も「恋の渚」って曲名を見た時には「?」でした。
で、あっそうかでした。ただR・スミスだったっけー?の曖昧な思い出です。
ヒットしていたという記憶がありません。
ブログでYOUTUBEのリンクをつけるために
聞いたのですが、初聴同様でした(汗)