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映画音楽史(255) 『誘惑されて棄てられて』 1965年公開

2014-10-10 00:15:09 | 映画音楽



『誘惑されて棄てられて』 Sedotta e Abbandonata (伊) 1964年制作
監督 ピエトロ・ジェルミ
音楽 カルロ・ルスティケッリ
主演 アネーゼ … ステファニア・サンドレッリ
    ペピーノ … アルド・プリージ
    ヴィンツェンツォ・アスカローネ … サーロ・ウルツィ
    マチルデ … パオラ・ビッジョ
    アントニオ … ランド・ブッツァンカ
主題歌 『誘惑されて棄てられて』 ( Sedotta e Abbandonata ) 演奏・サウンドトラック

ピエトロ・ジェルミ監督の『イタリア式離婚狂想曲』に次ぐシシリーの俗習を皮肉った艶笑喜劇。
アスカローネ家のマチルデと婚約していたペピーノは、マチルデの妹アネーゼを衝動的に暴行して妊娠させてしまった。
それを知った父親のヴィンツェンツォが怒ってペピーノにマチルデとの婚約を解消してアネーゼと結婚するように迫る。
しかし、シシリーの習慣では男は純潔でない女と結婚してはならない、たとえそうしたのが自分であっても。当然のごとく
ペピーノは逃げ出してしまった。ヴィンツェンツォは名誉を傷つけられたとの理由ならペピーノを殺しても罪は軽いので
息子のアントニオにペピーノ殺害を命ずる。惨事は未然に防がれたがヴィンツェンツォは脳溢血で亡くなってしまう。

物語の説明的な役割を持つ主題歌の『誘惑されて棄てられて』はカルロ・ルスティケッリの作曲によるもので、民族色
豊かに仕上げられています。映画ではタイトルバックをはじめ全編に使われていました。なお、サウンド・トラックの歌唱
はピノ・フェルラーラによるものです。レコードとしてはサントラ盤(ピノ・フェルラーラ)のほか、カルロ・ルスティケッリ楽団、
フィルム・シンフォニック・オーケストラなどの演奏がリリースされています。

↓はピノ・フェルラーラの『誘惑されて棄てられて』 YOUTUBEより





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