シルバーバーチを拠り所にして

スピリチュアリズムを学んでいます。

1ヶ月で3人も見送る

2017-03-11 23:49:53 | お仕事
死ぬということは決して悲劇ではありません。今その地上で生きていることこそ悲劇です。神の庭が利己主義と強欲という名の雑草で足の踏み場もなくなっている状態こそ悲劇です。
死ぬということは肉体という牢獄に閉じ込められていた霊が自由になることです。苦しみから解き放たれて霊本来の姿に戻ることが、はたして悲劇でしょうか。天上の色彩を見、言語で説明のしようのない天上の音楽を聞けるようになることが悲劇でしょうか。痛むということを知らない身体で、一瞬のうちに世界を駈けめぐり、霊の世界の美しさを満喫できるようになることを、あなたがたは悲劇と呼ぶのですか。『シルバ-バーチの霊訓(4)』


この冬、うちの入居者さんのお年寄りが立て続けに3人もお亡くなりになった。

前の2人は90歳こえての老衰だったのだが、今日お亡くなりになった男性は、私に手落ちがなかったのかと悔いが残る。

その方は30年も前に胃を切除して、それ以来、食事が殆ど食べれなかったんだ。
うちの施設は基本和食なんだが、いつも「3食パンにしてな!」と職員に頼む人だった。

毎日ほんの少しのパンと高栄養ゼリー。お菓子が大好きで、おかずは嫌いだからと手を付けない。

それが先日、うちの施設がパンバイキングの自由ランチを実施したんだ。

その方は、ものすごく喜んで、パンをいっぱい食べて(とはいえ僅か二切れだけど・・)その後嘔吐して腸炎になってそのまま他界した。
もともと、糖尿とか癌とかいっぱい病気を持っていたから、僅かなことが命取りになってしまった。

その人が食後に居室でガタガタと震えていたのに、私は「ああ、寒いのね」とエアコンの暖房を28℃に上げただけだった。
毛布とか掛け布団とか、もっと掛けてあげたら良かった。
ものすごく美味しそうに食べるからってパンのおかわりを取らなければ良かった。

今朝お亡くなりになって、布団掛けなかったことを謝ろうと思って、意識をたぐったのだがその方の意識が取れなかった。
まだ死の直後で覚醒していないのかもしれない。

その方と意識が繋がったら、謝るんだ。最後に寒い思いさせてごめんなさいって。
霊界でいっぱいパンを食べてね。30年間分の食べたかったものを一杯食べてねって祈るんだ。
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