シルバーバーチを拠り所にして

スピリチュアリズムを学んでいます。

自分の理想

2023-05-07 16:48:45 | 2023

私たちに与えられた光栄あるその奉仕の仕事のチャンスを楽しみに待ちましょう。そしてあなた方自身に精神的改革をもたらした同じ知識を同胞に授けてあげることができることの特権に感謝し、それがその人たちにも革命をもたらし、自分が愛と叡智にあふれた神の一部であること、その神は人間が人生から美とよろこびと輝きとを引き出すことをひたすらに望んでおられることを悟ってくれるよう祈ろうではありませんか。『シルバーバーチの霊訓(2)』


せっかく霊的真理を知ったんだから慈悲深い人になろうと、重度の患者を世話する介護施設とか、生活保護対象の施設とかで仕事したんだけど、理想とは違って、慈悲深くなるどころか・・・真逆だったなあ。
とにかく私には合わなかったの。

私はここの職場では、早く仕事が終わることばかり考えてた。

スタッフは、患者を目の前にして感情を入れずに淡々とルーティーンをこなしてた。もしくは、可笑しいくらい感情むき出しにキレる。
最初は環境の汚さや介護のエグさに吐きそうだったけど、しだいに慣れてくるもんで、排便させるために痛がるお腹をぐいぐい揉んで、患者の声にならない叫び声を無視して保定する自分がいた。でもそんな自分が嫌。

世間は、俗に言う「可哀そうな人たち」に奉仕することを立派に思う。
裕福で満ち足りた人が、社会の最下層の人たちに手を差し伸べる・・・・その落差を賞賛することって、それはそれで素晴らしいことなんだろうし、私も少しでも近づきたかったんだけど・・・・
可哀そうな人たちの世話をしているスタッフは、決して奉仕している感覚ではなく 単に仕事だから・・・。

自分の身の丈に合う自分なりの奉仕をすれば、それが最高の慈悲の心だと思うことにした。