日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

2024年3月に読んだ本

2024-04-26 | 本と漫画の話
2月までは映画やら美術館やらあちこち出かけて忙しくしていたのですが、3月はそれも一段落して、比較的落ち着いた1ヶ月でした。

 ただ休日が少なかったので、なるべく充電する感じで過ごしてました。


3月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:1533
ナイス数:162

きみのそばに いるよきみのそばに いるよ
★4 可愛い動物達のイラストに優しい言葉が添えられている。夜の森の中で、1ページごとに、月が新月から満月へ、そしてまた欠けていく。イラストが綺麗。月明かりに照らされる動物の毛並みがフワッフワで、触りたくなるくらい素敵。可愛らしくて癒される。言葉もひたすら優しくて、温かく肯定してくれる。心が弱ってる時に欲しい言葉だと思う。絵本みたいに見えるけど、大人の方が響くかもしれない。
読了日:03月03日 著者:いぬい さえこ


ギャラリーフェイク: 傷ついた「ひまわり」 (1) (BIG SPIRITS COMICS)ギャラリーフェイク: 傷ついた「ひまわり」 (1) (BIG SPIRITS COMICS)
★4 電子版が無料の試し読み増量中で、5巻まで読んだ。美術好きなのに読んだことがなかったけど、これは面白い。キャラも構成も、美術版のブラックジャックだ。/贋作専門の画廊「ギャラリ-フェイク」のフジタ。裏では美術品のブラックマ-ケットに通じ、盗品や美術館の横流し品を取り引きしていると噂される、美術界の鼻つまみ者。メトロポリタン美術館の敏腕学芸員という過去があり、確かな審美眼と卓越した知識量のうえ、美術品の修復・複製技術も一流。露悪的で清濁併せ持ち、真の芸術と芸術を愛する人は決して無下にしない。→有名作品もいっぱい出てくるし、アートに関する蘊蓄が満載で知識欲も満たされるし、駆け引きや騙し合い、危険でスリリングな展開もあったりして楽しい。ただ、絵柄がちょっと苦手なのと(少年誌で描いてた頃の絵柄は好きなんだけどな)、30巻以上出ているので、続きを買うかどうかは迷う。
読了日:03月09日 著者:細野 不二彦


夏目友人帳 30 (花とゆめコミックス)夏目友人帳 30 (花とゆめコミックス)
★3.5 《妖祓い研究をしていた箱崎の孫・紅子から、屋敷で妙な気配を感じると相談を受けた夏目/招待状をもらい、妖祓いに関する古物展示会(オークション)に参加した夏目と占い師のクララ。会場にはオカルトライターのSHINOBUや、呪具コレクターの女の従者で以前ニャンコ先生を狙ったことのある伴、さらに田沼も来ていた。田沼によると、“黒ミサ”こと黒峰美彩も来ているらしい。呪具コレクターの女=黒ミサと推測した夏目は、黒ミサを探すことに》 →箱崎邸?紅子?クララ?SHINOBU?誰だっけ?再登場の人達が次々と。なかなかすぐには思い出せない。顔(絵柄)が似てる人が多くて区別つきにくいし。話は面白いのでいいけども。的場がやっと人間らしくなってきたと思ってたら、姉がヤバそうで不穏。
読了日:03月10日 著者:緑川 ゆき


どすこいみいちゃんパンやさんどすこいみいちゃんパンやさん
★4 《三毛猫のみいちゃんはパン屋さん。早起きして眠気覚ましにシコを踏む。「どすこい どすこい おはようさん/どすこい どすこい がんばるぞ!」それから丁寧に生地をこね、丸めて、焼いて・・・》お相撲さんみたいな貫禄のみいちゃん。でも丁寧に心を込めてパンを焼いている姿がかわいい。夢の中のちびっこ三兄弟との取り組みもかわいい。/壁に見覚えのある展覧会のポスターが貼ってある!
読了日:03月10日 著者:町田 尚子


怪談えほん こっちをみてる。 (怪談えほん 9)怪談えほん こっちをみてる。 (怪談えほん 9)
★3.5 ホラー漫画家の伊藤潤二が挿絵を手がけた怪談絵本。さすがに絵は気持ち悪くて怖い。天井や壁のシミなどが人の顔に見えることは誰しも経験があるけど、それが激化して何もかもが顔に見え、しかもそれがみんなこっちを見てるように感じる恐怖症を描いている。そして最後には、来たよ人面瘡!小さな子供には、オチも生々しいだろうし、怖すぎるかもしれない。怪談を理解して面白がれる小学生以上がおすすめかも。
読了日:03月11日 著者:となり そうしち


きみがいるからきみがいるから
★4 動物彫刻家のはしもとみおさんが挿絵を描いている。猫との出会いから成長、日々の暮らしを通して、猫への愛情が綴られた絵本。猫飼いはみんな共感しそう。彫刻の展覧会でデッサン?下絵?も見たけど、形を捉えるためのものだったと思うので、作品としてしっかり描き込んだ絵はまた違う趣きがあり、これもまた素敵。
読了日:03月11日 著者:くさかみなこ


プリンタニア・ニッポン(4)プリンタニア・ニッポン(4)
★4.5 やっぱりこの世界観好きだ〜!プリンタニアはひたすら可愛く、登場人物は基本のほほんとしていて、世界は少し不穏。絶妙なバランス。/「案内人」としてスクールの子を受け入れる佐藤。矢浦くん塩野そっくり笑。多動っぽい特性とか、周りの接し方、自分との向き合い方など、現実にも通じる話だった。/巨大な黒いのの騒動で知り合った永淵も出番が増えて、背景も少し明らかに。気になる存在。この世界の情報もかなり深く知っているみたいだし、マリヤの可能性ある?と思ったけど、どうやら違った。 「永淵」ってもしかして、友人の姿や名前を模しているのだろうか?/向井達の出番が増えて嬉しい。向井には親近感を覚えるし、大型猫(黒豹?)のメレンゲ、大型のもふもふしたプリンタニアのもなか、全部最高の組み合わせ。/この世界のことがまた少し明らかになってきたけど、まだまだ謎も多いし、今後一体どうなるんだろう。すあまの「うえがぐるぐるしてる」「くるのかも」という話も気になる。
読了日:03月23日 著者:迷子


猫と紳士のティールーム (3) (ゼノンコミックス)猫と紳士のティールーム (3) (ゼノンコミックス)
★4 やはり瀧さんの実家はお金持ちだったか!商売っ気がないのも納得。しかし赤字すぎて脱税の疑いをかけられちゃうかもとは。本日の紅茶700円危うし?!と思ったら、そこは変える気ないんだ。/サモワールまで出てきた!女子3人の勉強会に至れり尽くせり。本当に採算考えてない笑/また違うタイプのイケオジ登場。陽キャでマッチョなケーキ屋さん。かわいい。/会計士さんも上品なおばさまだ。若き瀧さんが美しすぎる!/3巻に至ってもマンネリ感はなくて安心した。
読了日:03月25日 著者:モリコロス


陰陽師 烏天狗ノ巻陰陽師 烏天狗ノ巻
★4 新刊出てた。1作目から40年近くになるというのに、全く飽きないし面白い。って呑気に読んでたら、『梅道人』でひっくり返った。おいおいおいおいおいおい、唐突になんてことを語るのだ博雅よ。どちらが先に死ぬか論争をここでぶっ込んでくるとは!「おまえ、おれのことが好きであろう」「おまえをひとりにするわけにはいかぬ」「後に死ぬのはおれでよい」言葉に詰まる晴明も激レア!博雅お前ってやつは!もらい泣きしちゃったよ。神回!(※本題前の導入部だが)
《病で意識を失った老人は、桃源郷のような場所に辿り着く。満ち足りた生活だったが、好きな歌が詠めなくなり『梅道人』/道満の行く道には生き物の死骸が点々とし、次第に数が増えていく。やがて巨大な石に辿り着く。石の傍には美女が住んでいた『殺生石』/川で遊ぶ露子姫の前に、唐の神仙である哪吒太子が現れる。一方晴明は、兼家が大食いになり、最近では姿も変わってきたと相談を受けていた『哪吒太子』/露子の父が突然倒れて目を覚まさなくなる。その時父は奇妙な体験をしていた『按察使大納言 不思議のこと』》
『金木犀の夜』での「世間的には、どういう得にもならぬことではあるのかもしれぬが、おまえが嬉しそうにしているのを見るのは、おれも嬉しいのだよ、晴明ー」も尊いと思ってたのに、『梅道人』(絶句)。雑誌掲載当時SNSが騒然としたらしいのも納得。文庫化されたら即買いたい。このページ額に入れて飾りたい笑。
道満の出番も多い。道満が出てくる話は、いつもの晴明の話とはまた趣が違って良いな。
読了日:03月26日 著者:夢枕 獏


マダムたちのルームシェア3マダムたちのルームシェア3
★3.5 今回もルームシェア生活楽しそう。《リメイク/スーパー銭湯/レインファッション/ハワイ気分/なにもしない日/観葉植物/おうち映画館/お弁当づくり//沙苗さんの決断/沙苗さんの再出発/星奈ちゃんからの開店祝い》バスでスーパー銭湯行って一日中過ごすのも楽しそうだな。/おうち映画館で見てたインド映画、RRRでは?!2本目はなんだろうな。/毎回巻末に過去の話があって、今回は沙苗さん。両親一度に亡くしたってことかな?一番クールでしっかりしてそうな沙苗さんに、こんなことがあったとは。栞さん達がいて良かった。
読了日:03月29日 著者:seko koseko


神田ごくら町職人ばなし 一 (トーチコミックス)神田ごくら町職人ばなし 一 (トーチコミックス)
★4 桶職人、刀鍛冶、紺屋、畳刺し、左官を描く。卓越した技、丁寧な仕事、職人の誇り。職人の仕事の描写が丁寧に描かれていて、興味深い。江戸時代を舞台にしたお仕事漫画という感じ。
畳職人以外、主役が女性なのは不思議。どれも男の仕事というイメージが強いけど、その中に紅一点。でも女だからと特別視されている描写は、ほとんどない。むしろ職人の中でも、一目置かれていたり、師匠や親方の立場だったりする。畳職人は、場所が遊郭で周りが女性だらけだから、逆に男なんだろう。
「飾りおけ」「よく斬れる刀は 鞘の中におさまっているものだ」ー自分が打った刀で、侍が子どもを斬った。それならばと、この刀を打ったのだろうか。その刀を見た試し斬りの侍は、腕を切り落とされる幻を見た。この刀を使う覚悟はあるか、問うているような。確かに飾られてしまえば、人を斬ることもない。この時点で道具ではなく、美術品になったということか。工芸品には、使われてこその面もあることを考えると、刀は特殊だなと思う。
読了日:03月29日 著者:坂上 暁仁


ねこは るすばんねこは るすばん
★4 図書館で借りて読んで、好きな話と絵なので手元に置いてもいいかもなと思ってたら、『どすこいみいちゃんパン屋さん』の缶バッジ+ポストカード付きで売ってるのを見かけ、購入。やっぱりかわいい。人間がいない間、こうやってエンジョイしててほしい。
読了日:03月31日 著者:町田 尚子

読書メーター

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2024年2月に読んだ本

2024-03-08 | 本と漫画の話

昨年末から2月いっぱいくらいにかけて、休日のたびに映画を見たり(映画館のハシゴをしたり、続けて2本見たり、隣の県まで行ったり、今までにないハイペース)、その間に美術展もいくつか行ったり(初めての九州国立博物館も!)、自分でも信じられないくらい予定を詰め込んだ約2ヶ月が、やっと終わりました。
疲れが出たのか、季節の変わり目のせいか、ちょっと調子悪い(病気ではなく、偏頭痛とか軽いぎっくり腰とか)です。
めちゃくちゃ充実して楽しい期間でもあったのですか、無理し過ぎました。
また好きなこと興味のあることがあった時には動けるように、ちょっと充電。


2月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:1173
ナイス数:118

OH! ざわつくおにぎり: 食べてもおいしい米アートOH! ざわつくおにぎり: 食べてもおいしい米アート
★4 すごい!結構リアルな造形で、再現度がすごい!かわいい!動物、物、人物など、どのジャンルも見事だけど、後半の、フォロワーの飼い猫ちゃんや、歴史上の人物の、肖像おにぎりの再現度にはビックリ!一部は作り方も載っていて、どんな食材を使っているかとか、興味深かった。
読了日:02月04日 著者:おにぎり 劇場


にゃんこ四字熟語辞典2にゃんこ四字熟語辞典2
★4 好評につき第2弾。四字熟語というより四文字の言葉、的なのもあり、ネタ探し大変だったんだろうなぁと感じる。それも含めてシチュエーションに合った猫の写真が楽しめればOK。欲を言えば、もっとしっくりくる表情や仕草の写真あったんじゃないかな、と思う言葉もあるけど、猫飼いとして私個人の期待値が高すぎるんだろうな。もちろんドンピシャで笑ってしまう写真もたくさんあった。あと、前作で気になった、猫に吹き出しで「○○にゃ」みたいに人間の言葉を喋らせるのが、今作ではほぼなくなってて、とても良かった。
読了日:02月04日 著者:西川清史


ようこそ! アマゾネス☆ポケット編集部へ2ようこそ! アマゾネス☆ポケット編集部へ2
★3.5 お仕事漫画。文芸誌「アウト・ポケット」に配属された新人編集者・白柳紀乃子の奮闘ぶりを描く。編集部はみんな女性、そしてマッチョ。絵面もキャラも濃い!特濃。作家さんや出版社の人達もみんな癖が強い。でも話の内容自体はとても温かく、悪い人もほぼ出てこない。編集長の才堂さんがめちゃくちゃいい上司でカッコいい。絵面や独特のルビなどの癖の強さに惑わされるけど、お仕事漫画として真っ当で、ちゃんと面白い。
ネットで連載読んでてたけど、途中で掲載されるサイトが変わったりして、結局どこまで続いてたのか完結したのか分からなくなり、単行本を電子で購入。2巻で完結になってるけど、webサイトが移動する前までの分しか収録されてないっぽい。第2部として別のサイトで連載された分は、単行本に入ってなかった。残念。ぜひ続きも本にまとめてほしい。
読了日:02月16日 著者:ジェントルメン 中村


キボリノコンノ作品集 キボリアルキボリノコンノ作品集 キボリアル
★4 キボリノコンノさんの作品集。一部は作る工程も。ふわふわ感、ツヤ感、みずみずしさ、透明感など、木彫だと出しにくいニュアンスを、技術と工夫で見事に再現したリアルな彫刻。食べ物が多い。氷や生卵の白身の透けた表現は、木目をそのまま生かしてニスで光沢を出しただけだとあって、目から鱗(もちろんそれだけじゃなくて、細かい彩色も施してあるけど)。透明なものを通して歪んだ形と、木を立体的に彫り出して歪んだ木目って、同じように見えるんだ!
読了日:02月18日 著者:キボリノコンノ


たこきちとおぼうさん 【4歳 5歳からの絵本】たこきちとおぼうさん 【4歳 5歳からの絵本】
★4 《タコの国へやってきた、絵を描くのが好きなお坊さん。海辺の景色を絵に描こうとすると、墨がない。そこへタコが現れて、口から墨を吐いてくれた。その墨で松を描くと、絵が飛び出してきた!たこきちの墨で絵を描くと、本物になり、しばらくすると消えるという。たこきちは悪い大ダコに家族をさらわれたので、助けてほしいと涙を流して打ち明けた。》
不思議な墨の力で、機転をきかせてピンチを切り抜けていく話。最後もほっこり。
読了日:02月18日 著者:工藤 ノリコ


葬送のフリーレン 12 特別短編小説付き特装版 (少年サンデーコミックス)葬送のフリーレン 12 特別短編小説付き特装版 (少年サンデーコミックス)感想
★4 普段は電子版で買ってるけど、特装版の小説が気になったので紙の本購入。
小説は薄いけどしっかりしたハードカバーで(薄いのでページを開きにくいのが玉に瑕)、装丁も古書のような擦れや汚しのあるデザインになっていて(印刷なので本自体は綺麗)、よくできてる。短編の内容も、作者が原作者とは違うけど、一つのエピソードとして違和感なく読めた。
漫画本編は、フリーレンが過去に戻ってしまった場面から。未来を変えるわけにはいかない不自由さがもどかしい。約80年の間に人類の魔法が急速に進歩したことが分かる。 ヒンメル達との信頼関係の強さ、何と頼りになることか。ヒンメルとハイターの過去や友情も描かれて、勇者一行の解像度が更に上がった。思い出の再現ではない、生きたヒンメル達とフリーレンの、新たなエピソードができたことが感慨深い。そして衝撃の最終ページ。ヒンメルとフリーレンは友情だと思ってたから。読み返したら、指輪のエピソードとか、しっかり矢印出てたんだ。自分の好みとして、恋愛抜きの絆が好きなせいで、読解できてなかった…。
読了日:02月21日 著者:山田 鐘人,アベ ツカサ


特別じゃない日 思い出の映画館特別じゃない日 思い出の映画館
★4 今回は映画がテーマ。おまけの栞が映画のチケットになってるのが良き。ちゃんとミシン目が入ってる!今はペラペラのレシートや電子チケットになっちゃって、やっぱり味気ないな…。
おじいちゃんおばあちゃん夫婦のお付き合いのきっかけは、映画だった!昔の映画館は、立見もあったんだっけ。
サブスクで映画が見られる現代、観たい映画を検索で探すだけだから、カバー見て選ぶ楽しみや、ジャケ買いみたいな出会いもない。★の評価や口コミで、先入観入っちゃったり。世知辛い。便利さは段違いだけど。本も同じだなぁ。本屋さんや図書館で、書架をしらみ潰しに見て歩くことも減った。
合間のページに、登場した映画や関連した映画の紹介があって、読み応えがある。イラストも作者のコメントも面白くて、観てみたくなった作品も。
YouTuberの彼が、純加ちゃんのおじさんってこと?また新たなキャラと繋がりが! 
読了日:02月21日 著者:稲空穂


材料2つから作れる! 魔法のてぬきおやつ材料2つから作れる! 魔法のてぬきおやつ
★3.5 材料も少なく、オーブンも使わない、本当に簡単なレシピばっかりで、どれも気軽にちょっと試してみようかなって思える。子供と一緒に作ってみるのにもいいかも。
読了日:02月27日 著者:てぬキッチン


リアルな見た目や感触が楽しい 泡立てて作るスイーツ石けんリアルな見た目や感触が楽しい 泡立てて作るスイーツ石けん
★4 スイーツのレシピ本かな?ってくらいリアル。デコ石けんって、もっと難しいものだと思っていたけど、まさか泡立てて使うとは、面白いなぁ。まぁここまでリアルに作るには、センスや技術が相当必要だと思うけど。眺めて楽しむだけで十分満足です。
読了日:02月27日 著者:木下 和美


ヘビ、トカゲ、ヤモリ 嫌われ者たちのララバイヘビ、トカゲ、ヤモリ 嫌われ者たちのララバイ
★3.5 爬虫類わりと平気なので、楽しく読んだ。レイアウトや文字の入れ方が面白くて、最近の子供向け図鑑みたいな感じ。アップも多くて、苦手な人には厳しそう。私は集合体が苦手だけど、ウロコはなぜか大丈夫。でもイボみたいな小さな丸いブツブツになってるところは、時々ゾワッとした。あと、一部のトカゲ(イグアナ系?)の顎の両脇、頬袋みたいなところにある大きな目玉みたいな模様も、ちょっと怖いな。小型のトカゲ(ヤモリとか)は可愛い。
読了日:02月27日 著者:松橋利光

読書メーター

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2024年1月に読んだ本

2024-02-18 | 本と漫画の話

2024年も、もう一月過ぎて、慌ただしくしているうちに2月も後半に突入していた。汗
年末から2月おわりにかけて、行きたい展覧会や映画などが集中していて、予定が詰め詰めのうえ、イレギュラーな出来事もいくつか重なり、ちょっとバタバタです。
展覧会や映画自体は楽しいし充実しているけれど、ゆっくり過ごす時間もないと、さすがに疲労が蓄積されてしんどいな(^_^;)


1月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:701
ナイス数:88

能面女子の花子さん(9) (KCx)能面女子の花子さん(9) (KCx)
★3.5 完結。ケンちゃんかさぶちゃんのどちらかとくっつく、というのはあまりピンと来なかったから、結末には納得。素顔も見ることができた。/さぶちゃんが突然引いたの、その時の心情がイマイチよく分からなかったけど、ある程度は説明されたのでなんとなく理解。/花子さんの面の交換についてはちょっと読解不足。新たに打った面ではなく、自らの面を貸すって、それって?うーん、分からん。
読了日:01月09日 著者:織田 涼


重版出来! (20) (ビッグコミックス)重版出来! (20) (ビッグコミックス)
★4 完結。黒沢さんは編集者として、中田伯は漫画家として人間として。大きく成長した。大団円!
《アユのストーカー問題が解決。その時の黒沢の言葉「殴る価値なんてない」が、中田の目を開かせる。/高畑の作品『ツノひめさま』が、海外の大きな賞を受賞。一方その舞台化作品で主演を務めた女優のわかは、転機を迎え悩んでいた/7言語同時配信も始まり世界的に人気の出たピーヴは社会現象に。そのコメント欄でディスレクシアの事を知る黒沢/中田のサイン会のオファーに、本人からもOKが出る。中田の変化に誰もが驚く。/新人賞の応募作のチェック中、黒沢が目を止めた作品は外国人からの応募だった。「これは次の『ピーヴ』かもしれない」/中田のサイン会にアユや東江、栗山らも続々と集まる。沼田も姿を現し祝福。》「苦労や努力は自分だけのもので、成功はみんなのものなんだ」本当に成長したなぁ。
読了日:01月09日 著者:松田 奈緒子


かわいい こわい おもしろい 長沢芦雪 (とんぼの本)かわいい こわい おもしろい 長沢芦雪 (とんぼの本)
福田美術館で蘆雪の作品を見て、やっぱりいいなぁと。図書館で借りてきて読み、登録しようと思ったら再読だった。しかも当時の感想の方がしっかり読み込んでいて、もう書く事ない。虎かわいい。犬かわいい。動物描くの上手いなぁ。もちろん他の画題も上手い。九州国立博物館の芦雪展、行こうかな…。
読了日:01月14日 著者:岡田 秀之


なにができる?なにができる?
★3.5 木彫作家キボリノコンノさんの絵本。1つの木(の塊)から何ができる?→ 大まかな形にカットして、彫り進めて、だんだん形ができ、着彩したら、リアルなゼリー(!)が完成。続いて2つ、3つ、・・・と、使う木片が増えていくごとに、より複雑な形の食べ物ができていく。「何ができるかな?」というシンプルな絵本の展開を通して、木彫の工程がざっくりと分かるようになっている。裏見返しには詳しい工程も載っているので、木彫に興味が持てそう。ゼリーのような透けるものまで再現されていたりと、作品の完成度が高いのも凄い。
読了日:01月14日 著者:キボリノコンノ


本田鹿の子の本棚 暗黒文学少女篇 (LEED CAFE COMICS)本田鹿の子の本棚 暗黒文学少女篇 (LEED CAFE COMICS)
★3.5 反抗期?の娘が気になるお父さんが、娘不在の時を狙って、読書好きらしい娘の部屋に侵入、本棚の本を通して、娘を知ろうとする。
娘の立場からすると、気持ち悪いギリギリのラインを、ギャグテイストで中和させて、面白く読めてる感じ。毎回1冊本を選んで、お父さんなりに場面を脳内で漫画風に再現しながら読んでいる。娘の好きなジャンルがかなりマニアックで、シュールな展開だったりして、この本の内容と、お父さんのイメージ(毎回絵柄が違う)、心の声(ツッコミ)が面白い。鹿の子ちゃんの自作しおりもユニーク。 
出てくるのは実在する本ではなく、筆者が考えたオリジナルの本。毎回こんなおかしな話と絵柄を創作するの凄い。私も鹿の子ちゃんの本棚見せていただきたいよ。いやしかし、やはり現実には、お父さんキモいです!笑 いつ鹿の子ちゃんにバレてしまうのか(もう疑われている気がするが)、その時家族はどうなるのか、ハラハラする。本の内容は、結構エログロあったりするので、人に勧めにくいのと、内容が濃すぎて胸焼けして、なんかすでに1巻でお腹いっぱい。続きを買うかは悩ましい。
読了日:01月19日 著者:佐藤将 

読書メーター

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2023年12月に読んだ本

2024-01-26 | 本と漫画の話

2023年も終わってしまいました。
12月は(も?)漫画しか読んでない。
もう小説はほぼ読んでないこと、開き直るしかない。

ここ数年は(コロナの時期を挟んで)、興味のある展覧会があったら、少しぐらい遠くても(基本日帰りの範囲でですが)、なるべく都合をつけて行ってみようと思うようになったこと、
鬼滅やRRRなど、いろんなものにはまって、推し活に勤しんだりして(これも日帰りで行けるなら遠征も積極的に行く)いることとで、
インドアな自分にしては意外なほどアクティブにあちこち出かけたりしていて、読書の比重が下がってきているのもあります。
2024年もこんな感じで、好きなものを好きなように楽しみたいと思います。


12月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:1448
ナイス数:118

やうやう古書店は今日も平和です2 (カルトコミックス Niμcollection)やうやう古書店は今日も平和です2 (カルトコミックス Niμcollection)
★3.5 《古本市のイベント出店。ヨウ君のお姉さんや、店長の会社員時代の後輩が来店。後輩(現社長)、やたら押しが強くて人の話を聞かない感じ、ちょっとウザいなぁ。/猫のゴンゾウが来てからの店長の猫バカぶりイイネ!/学祭のファッションショーでモデルを頼まれたヨウ君。どうなることかと思ったけど、福本君も良い子で、友達ができて良かった。》
電子版「完結」って付いてる。打ち切りになっちゃったのかな。登場人物も増えてきて、これから更にヨウ君の世界が広がりそうって感じだったのに、残念。
読了日:12月04日 著者:えんか


ピノ:PINOピノ:PINO
★4.5 泣いた。これはしんどい。AIは心を持つのか。持つとどうなるのか。人型のかわいいロボットにデザインしちゃったら、例え心がなくとも、人間としては情が湧く。まして心を持ってしまったら。
《無人の研究施設で日々淡々と動物実験を行うAIロボットのピノ。世界で動物実験の禁止条約が締結され、研究所は閉鎖されることに。防疫のため施設を爆破される最後の日、ピノは…/スラムのような町の片隅で、認知症を患う女性の介護用として働くピノ。女性は過去に事故で子供を失い、ピノを息子と思い込んでいて…/ 研究所の事故調査を担当していた男は、「AIが心を持ったため」という調査結果を認められず解雇され、独自に各地で働くピノを調査していた》
『星守る犬』でもそうだったけど、残酷な現実を突きつけてくるなぁ。優しくて温かい部分があるからこそ、それが壊れてしまう時の悲しみも強く深い。
読了日:12月04日 著者:村上 たかし


キメツ学園! 5 (ジャンプコミックス)キメツ学園! 5 (ジャンプコミックス)
★3.5 ピザの分け方で時透兄弟が喧嘩する話、上の子だから有一郎の気持ちめっちゃわかる!結局有一郎の怒りがイマイチ理解されずに(というか報われずに)終わった気がするけど、仲直りできたからいいのかな。/巨大魚釣りは推しが単独でかまぼこ隊と絡む珍しい回で、活躍?できて良かった。
読了日:12月12日 著者:帆上 夏希


クジマ歌えば家ほろろ (1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)クジマ歌えば家ほろろ (1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)
★3.5 表紙の変な生き物に惹かれて試し読みしたら面白かったので、電子版を購入。
《中学生の鴻田新は、人型の鳥っぽい謎の生物・クジマと出会う。ロシアから渡りで日本に来たクジマは、またロシアに戻る春まで、鴻田家に居候する事に。鴻田家は浪人生の兄のせいでピリついていたが、クジマの存在で家族に変化が》
ヒョロ長い全身タイツみたいな体に、どんぐり眼、長いくちばし。怪しさ満点なのに、サクッと受け入れていく周りの人達笑。ゆるくていいな。絵が和山やまさんに似てるなと思ったら、和山さん推薦という文字が。何か関係あるのかな?
読了日:12月22日 著者:紺野 アキラ


クジマ歌えば家ほろろ (2) (ゲッサン少年サンデーコミックス)クジマ歌えば家ほろろ (2) (ゲッサン少年サンデーコミックス)
★3.5 鴻田家のみんな優しい。めちゃくちゃ優しい世界。サンタさんの存在を信じちゃったクジマのためにプレゼント用意したり、年末年始の帰省も一緒に行って、祖父母もすんなり受け入れてるし。お兄ちゃんもなんだかんだでクジマに馴染んでる。デカいけど、手のかかる末っ子みたいだ。これは春にお別れするのがかなりつらいのでは。
読了日:12月22日 著者:紺野 アキラ


クジマ歌えば家ほろろ (3) (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)クジマ歌えば家ほろろ (3) (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)
★3.5 引き続きお正月の帰省先から。餅つきを体験してたら、お父さんの妹のルイコ登場。お正月遊びをするも負けてばかりで、ルイコに勝ちたいとムキになるクジマ。精神年齢小学生くらいなのかな(生物としてはたしか3歳?)。忘れ物を取りに学校へ行く回は、変装が面白すぎるし、先生は気の毒すぎた(笑)。そしていよいよお兄ちゃんは受験本番。がんばれ!/小さい頃のクジマ可愛いな〜。なぜ四つ足から二足歩行になったんだろう(笑)
読了日:12月22日 著者:紺野 アキラ


クジマ歌えば家ほろろ (4) (ゲッサン少年サンデーコミックス)クジマ歌えば家ほろろ (4) (ゲッサン少年サンデーコミックス)
★3.5 節分楽しんだり、友達にクジマの存在がバレたり、バレンタインにガトーショコラ作ったり、雪遊びしたり。お兄ちゃんは私立全落ちからの本命国立に挑む。お兄ちゃんにちゃんと春が来てくれたらいいな。でもクジマとの別れも近づいているってことだ…。
読了日:12月23日 著者:紺野 アキラ


ファミレス行こ。 上 (ビームコミックス)ファミレス行こ。 上 (ビームコミックス)
★3.5 『カラオケ行こ!』の続編。ギャグ要素は薄めで、ちょっと不穏な気配も。
《大学生になり、上京した聡実は、ファミレスでバイトを始める。狂児が仕事で上京した時は、会って食事をしたりすることも》
バイト先の先輩や、ファミレスの常連の漫画家、同じアパートに住む女性などが、どこかで少しずつ繋がっていて、「え、ここであの人と繋がるの?」って感じで、どんどん意外な人間関係が広がりを見せていく。バイト貯金の使い道も意外だけど、ラストの行動は一体?!聡実くん?!続きがかなり気になるところで、次巻へ。
読了日:12月30日 著者:和山 やま

読書メーター

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2023年11月に読んだ本

2023-12-27 | 本と漫画の話
このまとめを作っているのは12/27なので、11月のまとめどころか、もう2023年が終わりそうです。
ここ数年、小説などの読書らしい読書をほとんどしなくなり、もっぱら電子版で漫画を読むのが中心になってきました。
電子版は実物がなく、サクッと読み進めてしまうので、記録せずに済ませてしまうことも多く、読書記録に残すことも少なくなってしまいました。

でも、少ないながらも紙の本を図書館で借りたり、買ったりして読むことももちろんあるので、なるべく読書記録は続けていきたいと思っています。

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11月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:837
ナイス数:83

邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん (ホーム社書籍扱コミックス)邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん (ホーム社書籍扱コミックス)
★3.5 《部員がいない「映画について語る若人の部」へ初めて入部したのは、マニアックな邦画にしか興味がない映子。部長相手に、ひたすら推し映画をプレゼンする》
邦画と言っても、「人気漫画の実写版」みたいな、いわゆる駄作と烙印を押されてしまっているような作品も多くて、プレゼンの内容が(というか映画の内容が)破茶滅茶なので、かえって興味が湧いてくる始末(笑)。時々アジア映画研究部のヤンヤンも乱入してバーフバリとか勧めてくる。インド映画好きなので、この回は嬉しかった。バーフバリ面白いよ!
読了日:11月17日 著者:服部 昇大


儚い羊たちの祝宴儚い羊たちの祝宴
★4 ツイッターでバズってた「神がかってる短編集ランキング」で一位になってて、こういうのでよく目にする本だなと思って。「最後の一撃」に特化した作品集とか。確かに面白かった。階級社会が残る時代の、お嬢様とか使用人が出てきて、陰惨な感じがする世界観も好き。大学の読書サークル「バベルの会」でゆるく繋がっている。誰がやったか、は察しがつく話もあったけど、動機など予想外な部分や、衝撃的な展開が少なからずあるので、満足感は高い。
《身内に不幸がありまして/北の館の罪人/山荘秘聞/玉野五十鈴の誉れ/儚い羊たちの晩餐》
身内に〜は、夕日が不憫。犯人は想定内だったけど、秘密の書架の本の共通点とそれに起因した動機には驚いた/山荘秘聞の口止めに使われた物がピンと来なかったけど(金塊?とか)、検索して解決。しかし煉瓦のようなって、どんだけ?笑/玉野五十鈴の〜は他のアンソロジーで既読だったけど、展開が一番ドラマチックで面白かった。/儚い羊〜は主人公が正気を保ちながら壊れていく様子が良かった。厨娘は…恐ろしいな。/最終話でバベルの会が巻き込まれるけど、それまでの話で出てきた会員にも犠牲者がいるのかな。六綱詠子とか?
読了日:11月21日 著者:米澤 穂信


葬送のフリーレン (10) (少年サンデーコミックス)葬送のフリーレン (10) (少年サンデーコミックス)
★4 七崩賢・黄金のマハト戦。フリーレンの解析により、マハトの過去が描かれる。ヴァイゼの領主との出会い、領主やデンケンとの日々。これほどの体験を通しても、結局マハトは何も理解できなかった。徹底して描かれる、魔族の“無感情”。共生は無理なのか。/マハトだけでも途轍もなく厄介なのに、“無名の大魔族”ソリテールまで現れる。ソリテールによって黄金郷の結界は解かれ、マハトが解放された。拡大する黄金郷。フリーレンは解析にリソースを取られてまだ動けない。大魔族2人相手に、これどうにかできるの?という絶望感。 
一級魔法使いの試験の辺りはちょっと盛り上がりが弱い感じだったけど、マハト登場辺りから緊迫感のある展開で俄然面白くなってきた。3人の比較的ほのぼのできる旅路も好きで読みたいんだけど、魔族との戦いがこれほど盛り上がるとは。
読了日:11月21日 著者:


葬送のフリーレン (11) (少年サンデーコミックス)葬送のフリーレン (11) (少年サンデーコミックス)
★4 《マハトの魔法の解析が終わり、フリーレンが復活。デンケンを元に戻し、2人の大魔族と対峙する。デンケンはマハトと、フリーレンはソリテールと一対一の攻防。圧倒的不利と思われたが、フリーレンが黄金郷を元に戻したことをきっかけに勝負が動く。致命傷を負ったマハトは、黄金化が解けたグリュックと再会する。/大昔の調理用ゴーレムが暴走/時折空から見たことのない木の実などが落ちてくるという村/入国審査待ちの間に、この地方にある女神の石碑の解読をしたいと言うフリーレン。解析を始めた途端、奇妙なことが起こる》
なんと過去に飛ばされて、ヒンメル達と再会!急にカラーになるところ、鳥肌が立った。/図書館で読んでて、買うか迷っていたところ、アニメが始まって、とても丁寧に作られていて面白いのでお浚いがしたくなることと、黄金郷編が盛り上がって続きが気になったのとで、ついに全巻電子版で大人買い。
読了日:11月21日 著者:


ねこの5ふんご (MOEのえほん)ねこの5ふんご (MOEのえほん)
★4.5 左ページの猫の5分後(時々○年後とかも)の様子が右ページに描かれている。シンプルな構成だけど、5分後の変化が楽しい。猫あるある笑。喧嘩したり、遊んだり、散らかしたり、イタズラしたり…。部屋の様子もリアル。爪とぎでボロボロのソファや壁、カーテンの端に付いた毛! 5分後は大体クスッと笑えて、○年後ではグッとくる。時間の経過が目で見て分かる。猫と暮らす時間はどこをとっても尊い。
猫は違うけど背景が同じ場面がいくつかあったので、同じお家の子がいるなと思って読了後にページを遡って確認してたら、白い長毛種の子の子猫時代の毛布や食器のマットが黒猫柄で、「あ・・・、そういうことか」ってなった。そこからまたラスト直前のページに戻ったら、より切なくなった。他にも色々発見がありそう。
読了日:11月25日 著者:ハラ ミチヨ

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コメント
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