日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

2月に読んだ本

2017-03-05 | 本と漫画の話

2月28日に、肋骨を骨折してしまいました!
自宅リビングで肘掛け付きのチェアに座っていて、身を乗り出した際に肘が滑り、ガクッとなって肘掛けに胸下辺りを強打。
やってしまいましたー。
幸い骨がずれたりしておらず、きれいに(笑)折れていたため、比較的軽症で、普通にしていたら痛みはありません。
咳やくしゃみをしたり、寝る時など姿勢を変える時が痛いくらいで。
2年前にも肩を折っていますが、それまでは骨折とかしたことなかったのに、ここにきて2度目の。
加齢とともに骨が脆くなってきたのかなぁ汗
受け身がへたくそ(反射神経が鈍った)せいもあるかなぁ。
まぁ今回の骨折は、思ったより支障がない(寝返りがしにくいので、慢性的に寝不足ではありますが)ので、良かったです。
そんな2月最終日でした。 


 2017年2月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:1361ページ
ナイス数:188ナイス

八月は冷たい城 (ミステリーランド)八月は冷たい城 (ミステリーランド)
★3.5 女の子側視点からの『七月〜』に続く男の子側の話。七月のネタバレあり。
《“夏の城”に集められた4人の少年。例の鐘に該当者がいない、石像が倒れてきて死にかける、鎌を持った不審な人物の気配…など、次々と不審な事が起きる》
女子編の男の子の正体、“夏の人”の正体?などが明らかに。雰囲気はいいが、やはりミステリーとしては粗があったのが残念。「カマキリに喰われる」の警告の意味は何だったのか?女子編では最終章まで喋らなかった夏の人が男子編では冒頭から饒舌な意味は?夏休みだけ子供が集められる理由は? 
【以下ネタバレ】蘇芳の推測による夏の人の引き継ぎシステム。あれも不可解。どちらが受け継ぐか自然と決まる?受け継ぐ方が弱い方を食べる?えらくざっくり。少なくとも、どう考えても病で死が目前の患者の方が、回復して健康体の“みどりおとこ”より弱い。なのに患者側がみどりおとこを食べる事もある?食べると記憶も連綿と引き継ぐ?それはもうオカルト。辻褄の合う説明を放棄している。そこでちょっと興醒めしてしまった。

読了日:2月3日 著者:恩田陸,酒井駒子
 
白い犬
白い犬
★2.5 梅佳代さんの実家で飼っていた犬の写真集。アートでも動物写真集でもない。一昔前の家庭で、フィルムカメラで撮ったような、少し懐かしい雰囲気のスナップ写真。ピンボケや手ブレもそのまま、構図も何も気にしない、薄暗い家の中や屋外でフラッシュたいて赤目になってるとか、散らかった物もそのまま映り込んでるとか、とにかくちょっと前の一般家庭の日常がそのまま切り取られていて、家を片付けてたら出てきた古いアルバムのような脈絡もない感じのノスタルジーがある。
そしてあとがきによると犬の扱いも一昔前だったのかなと。今のように、家族の一員的な愛情の持ち方ではなく、家族(人間)とは一線を画した、“飼い犬”もっと言えば“家畜”とでもいうか。愛情もあったのだろうけど、家族の中でも温度差がある。今の感覚で見ると、可哀想な気がするけど、時代とともに価値観が変化してるから一概には言えない。それが良い悪いではなく、一昔前なら当たり前で、祖父母やその上の世代からしたら、犬猫の命を人と同等と捉える意識などそもそもないのが普通だったなぁ、と。そういう意味でも、リアルにそのままを見ているように感じた。決して「ワンコ可愛い♡」にはならない。

読了日:2月3日 著者:梅佳代
 
いもうとかいぎ
いもうとかいぎ
★3.5 《ねぇねはずるい!妹達が次々姉への不満を語り、姉を反省させる方法を考える「いもうとかいぎ」を開く》
昆虫や魚をモチーフにしたキャラクターがキモかわいい。私は姉なので、姉の立場からも何か反論などがあるのかと思ったら、そこは特になく、あくまで妹の視点で終わる。やっぱりなんだかんだ言ってもお姉さんが好き、となるのはいいけど、姉としては物足りないかなぁ。「あねかいぎ」もやってほしいなぁ(笑)。

読了日:2月3日 著者:石黒亜矢子
 
ざしきわらし (えほん遠野物語)
ざしきわらし (えほん遠野物語)
★3.5 京極夏彦の遠野物語を題材にした絵本シリーズ。町田尚子さんの絵が静かな不気味さを演出。淡々とエピソードを語るスタイルなので、ストーリーに起伏はあまりない。座敷童子が出て行くと家が傾く、というのは、主人に絶対的な力がなくなるという事なのかもしれない。孫左衛門の言う事に使用人が従わない。親戚も財産目当て。主人の抑えがきかないから、次々問題が起きた。ところであの三毛猫は、孫左衛門の家が滅んだ後、座敷童子が移った家に移動したのかな?猫にまで見捨てられた、残された女の子が不憫すぎる。
読了日:2月6日 著者:京極夏彦,柳田国男
 
ぼくんちのシロ (MOEのえほん)
ぼくんちのシロ (MOEのえほん)
★3.5 MOEで見た表紙や、ワンコが首輪グイーッと引いてるページの絵が面白かったので。
《ママと一緒に買物しながら“おやまのこうえん”まで散歩に出発。山の上に着いた時、突風が吹いてシロのリードが伸び、猛ダッシュで逃げだした!!》
道中のこじんまりとした商店街の雰囲気がいい。シャッター商店街ばかりのご時勢に、車椅子のお年寄りも、小さな子供連れや妊婦さんも、老若男女が集って、猫もあちこちにいて、なんとほのぼのした商店街か。シロが逃げる場面は、リードが外れてしまった方がハラハラ感が出るけど、それはマズいのかな…?

読了日:2月6日 著者:すずきみほ
 
カピバラ
カピバラ
★4 悟りを開いたかのような目つき、それでいてのほほんとした雰囲気を醸し出す、癒し系。カピバラって、よく他の動物達と一緒の写真を見るんだけど(この写真集は基本カピバラだけ)、人間だけでなく、いろんな動物をリラックスさせるオーラが出てるのかなぁ。眺めているだけで、ほんわかして、体から緊張感が抜けていく感じでした。
読了日:2月6日 著者:渡辺克仁
 
カワウソ
カワウソ
★3.5 かわいい♪ ちょこっとだけ添えられた言葉も、時々クスッと笑えるし、写真の邪魔にならない感じでよかった。カワウソの生態も分かるようになっているし、カワウソ愛が伝わる写真集。カワウソには、ドンゴロス袋が人気なんですね(笑)。
読了日:2月6日 著者:佐藤淳一
 
おかんメール6
おかんメール6
★3.5 今回は、海外のおかんメールとかそういうのはなく、わりとオーソドックスな構成だった。メールよりラインが多い。文章にならずに意味不明な断片的な文字が立て続けに並ぶのは、多分途中で送信ボタンに触れちゃうんだろう。しかも何度でもやっちゃう。あと、フリック入力じゃなくて携帯のボタン式の連打する入力方法なんだろうな、とか、予測変換がやらかしちゃったんだろうな、とか推測できるミスも多い。そればっかりだと飽きる。たまに推測不能な「どうした?!」とびっくりするようなのがあって、そういうのは面白かった。
読了日:2月13日 著者:
 
いっさいはん
いっさいはん
★4 姪っ子がまさに1歳半を過ぎたところなので、あるある過ぎて家族で大ウケでした。パジャマの裾が必ず片足だけ上がっちゃうのとか、うちだけじゃないんだ!!と一同驚愕。その「なぜか片足だけ」という謎のメカニズムが知りたい…。誰か研究して欲しい(笑)。現在子供が1歳半前後という人はもちろん、子育て経験者や、小さな子供と触れ合う機会の多い方なら、全部ではなくても、かなり共感できるのでは。もっと描いて!と物足りないくらいでした。
読了日:2月15日 著者:minchi
 
ネコとサカナ
ネコとサカナ
★4.5 《ある夜、公園でであったネコとサカナ。ちがう世界からきたふたり、でもなんだが、気が合った…》
モノクロの版画(多分)で描かれる、ネコとサカナの友情。本来なら捕食の関係にある両者なのに、とてもほのぼの。ネコやサカナの表情もとてもいい。モノクロだと冷たく静かな印象になりがちだけど、これは絵柄がユーモラスだからか、不思議と暖かさを感じる。途中迷路の場面など幾何学的な絵柄も交えて変化があり、アートとしても楽しめた。

読了日:2月20日 著者:ジョーングラント
 
あおのじかん
あおのじかん
★3.5 日が沈み、夜がやってくるまでのわずかな時間、明るく淡い水色から、徐々に濃い青に染まっていく景色と、青い色の生き物たち。子供の頃、色とりどりのクレヨンを塗った上から、黒で塗り潰して、爪楊枝などで引っ掻いて描いた絵を思い出すような、色彩の綺麗な絵。針で引っ掻いたような細い線の下から、白や黄色、オレンジ、赤などの色が光を放つようにハッキリと眩しくネオンのように見える。絵の美しい幻想的な絵本。
読了日:2月26日 著者:イザベル・シムレール

 
こわい、こわい、こわい? しりたがりネズミのおはなし
こわい、こわい、こわい? しりたがりネズミのおはなし
★3.5 《子ネズミのミナは、まだ「コワイ」ってどんなものか分からない。コワイが知りたくて、外の世界へ出てみると…》
ライオンやカバ、ゾウなど、大きな動物に出会っては、「コワイってもってる?」と尋ねて回る。怖いもの知らずの子供は恐ろしい(汗)。「怖い」という感覚が分からないまま、ドンドン進む。そして「怖い」を知ったのは…? 絵がリアルなようでデフォルメもされていて、大きな動物に迫力がある。 
ちなみにうちの1歳9ヶ月の姪っ子は、まだほとんどの絵本には興味を示さないけど、大きなヘビのページで魅入られていた。これはヤバイ生き物だって、本能で分かるのかなぁ。絵本で挟むように頭をガブッ!とやって見せたら、すぐ覚えて、自分で頭をガブッと噛まれる動作を何度もやってたけど(笑)。

読了日:2月26日 著者:ラフィクシャミ
 
おすしのずかん (コドモエのえほん)
おすしのずかん (コドモエのえほん)
★3.5 ペンギンのお寿司屋さん。ネタの絵がすごく美味しそう。メニュー表みたいなネタの紹介ページがあって、次のページでは、そのネタの魚などを捕獲しに行く絵が。それで、お寿司屋さんのネタがどんな魚(全体像)なのか分かるようになっている。後半の魚介以外のネタ紹介も面白い。楽しくお寿司が学べる絵本。
読了日:2月26日 著者:大森裕子
 
鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン!
鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン!
★3 ツイッターで時々目にしていた猫漫画。絵が独特で、いわゆる可愛らしい猫ではないので、好き嫌いがありそう。猫のゲ○とかウン○もリアルではないけどしっかり描かれるので、ちょっと汚いかも(苦笑)。女性目線の猫漫画が多いので、男性目線だとこんな感じの飼い方なのかなぁ。というかこの方があまり神経質にならない、大雑把なタイプなんだろうな。思わず噴き出すようなシーンももちろんある。
読了日:2月26日 著者:鴻池剛
 
鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン! 2
鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン! 2
★3 猫が1匹増えた。1匹目も成り行きで飼い始めていて、あまり懐いてくれなくて、猫にメロメロ!って感じでもないのに(同居人って感じ)、もう1匹拾って病院通って障害が残りそうでも受け入れて情が移って飼うことになるんだから、結局猫好きなんだろうな。それにしても、この大家さんありえん!これはいくら家賃が安かったとしてもちょっと許せない。転居して良かったよ。
読了日:2月26日 著者:鴻池剛
 
カピバラ大好き
カピバラ大好き
★3.5 カピバラ写真集2冊目。同じ写真家さんなので、目新しさはあまりない。ひたすらカピバラを愛でて癒される。座った時の後ろ姿のもっちりしたフォルムとか、悟ったようなアーモンド型の目とか、魅力的。カピバラに会える動物園リストも。どのくらい近くで見られるかの距離の目安(触れあえる場合は0m)まで入っていて親切。
読了日:2月26日 著者:渡辺克仁
 
カピバラに会いたい! カピバラ大好き2
カピバラに会いたい! カピバラ大好き2
★4 カピバラ写真集3冊目。他の動物と一緒の写真が多めで嬉しい。カピバラは他の動物とも相性がいい。サルとか鳥とか、仲良しで馴染んでいる。時系列ごとのカピバラの1日の過ごし方も紹介されている。
読了日:2月26日 著者:渡辺克仁


 
読書メーター

コメント (1)
この記事をはてなブックマークに追加

1月に読んだ本

2017-02-02 | 本と漫画の話

もう2月・・・はやい・・・


2017年1月の読書メーター
読んだ本の数:22冊
読んだページ数:2128ページ
ナイス数:292ナイス

ヨーレのクマーヨーレのクマー
★3.5 これは切ないな。子どもが読んだら、ただ理不尽だと思うだろうな。クマーの魔法が解けた時に見えてきた姿。クマーとはどういう存在なのか。色々考えてしまう。森の動物達には、透明な姿でも見えて触れることもできている(絵からはそのように取れる)らしいのも皮肉というか。人間だけには見えていないし、真意が伝わることもない。辛いよ、これは。それと、あの後悪い怪獣達を追い払う者はいなくなったのに、街がそのままなのも、かなり気になる。クマーと怪獣の存在って・・・
読了日:1月6日 著者:宮部みゆき
 
えとえとがっせん
えとえとがっせん
★4.5 タイムリーな絵本。《神様に選ばれたのをいいことに威張り散らす十二支達が気に入らず、決闘を挑んだ12匹の動物達。勝負の行方は・・・?》狸を筆頭に、猫、熊などはまだしも、カニ、カエル、さ、山椒魚?このメンバーで戦いを挑むとはチャレンジャー(笑)。 いざ開戦!→いきなりラップ勝負から始まって「ズコー」(笑)。とてもユニークな展開で、絵も基本ユーモラスだけど、ここぞという場面では大迫力!はちゃめちゃだけど面白かった!
読了日:1月6日 著者:石黒亜矢子
 
雪ふる夜の奇妙な話―ようかいろく(妖会録)
雪ふる夜の奇妙な話―ようかいろく(妖会録)
★2.5 《夜中に現れた小さな男に助けを求められ、ハナコは雪の山へ入っていく。そこには妖怪達が・・・》モノクロの表紙に惹かれて借りてみたけど、絵も話もイマイチ。明らかなCGと稚拙な手描きの絵が混在したような絵で、独特の気持ち悪さは妖怪画には向いていると思うけど、画面全体の絵としてのクオリティにチグハグな印象を受ける。あえて幻想的な世界をこのように意図して表現しているのかもしれないけど、個人的にはどうにも良いとは思えなかった。
読了日:1月7日 著者:大野隆介
 
ネコになってしまえばいい
ネコになってしまえばいい
★3 猫の写真と“心が楽になる言葉”がセットになった、よくある“癒し系”の本。猫の写真はいいんだけど、「猫になってしまえばいい」=「無理しなくていい」「頑張らなくていい」「自由にしていい」と、とにかく楽な方に逃げることを勧めているように感じる。そりゃ時には逃げることも必要だけど、だからって「何もしなくても大丈夫」「やりたいようにやろう」「どんどん、人に迷惑をかけよう!」はナイ。人は社会性の生き物。猫のように気ままにしてたら(猫も以外と気を使ってると思うし)、周りはたまったもんじゃないよ。「もっと楽に生きよう」というメッセージなんだろうけど、ストレートすぎて、他者の視点が欠けている。やりたいように好きなように生きても、周りがみんな受け入れてくれる前提の理想論。「あなたの事は受け入れられない」と拒絶するのも、それはそれで他者にとっての自由なのに。もし周りも同じようにただ自分が楽になるために振舞ったら? みんなが聖人君子なら理想的だろうけど、現実は違う。自己啓発系の話が好きじゃないので、辛口になってしまった。本当に心が雁字搦めで辛い人には、こういう考え方も必要だというのはもちろん分かる。
読了日:1月8日 著者:心屋仁之助
 
おまつり万歳!
おまつり万歳!
★3.5 春夏秋冬日本全国、近所の盆踊りまで、様々な祭りの体験ルポ。その地方では多分有名だけど、全国的にはあまり知られていなさそうな、ほどほどに大きめのお祭りが中心で(メジャーな祭りは、相当早くからホテルとか手配しないと行くのも難しい)珍しくて新鮮に感じられて面白かった。ちょうど情報番組で見たばかりの「ふるさと祭り東京」も。全国のお祭りや名物が一度に見て味わえるって、いいなぁ。巨大な物産展みたいな感じかな。人混みがしんどくて敬遠しがちだけど、実際体験すると楽しいお祭り。行ってみたくなりました。 
たかぎさん、ご結婚にもビックリ。最近周りで40代〜の結婚(しかも初婚)が続いてるので、不思議な感じ。あってもレアケースだと思ってたけど、これだけよく聞くとなると、世間では普通にアリなんだろうなぁ。自分的には、もうアリエナイって感じなんだけど、世の女性は40代でも恋愛してるのかー(棒)

読了日:1月8日 著者:たかぎなおこ
 
おおあたり
おおあたり
★3.5 “おおあたり”をキーワードに、ゆるく繋がる短編5話。今回は大事になる話もなく、日常の延長っぽい感じで読みやすかった。栄吉の許嫁との騒動は、彼女が意思表示すればどちらにせよ話が進むのに、と思ったらやっぱりか。人騒がせだなぁ。
《『おおあたり』栄吉が考案した「辛あられ」が大人気に。そこへ偽物騒ぎや許嫁との婚期の問題など、次々と騒動が/『長崎屋の怪談』暑気払いに馬久が怪談会をしてくれることに。しかしその後、話と連動するような出来事が起こり始めて /『はてはて』貧乏神が通りで男にぶつかられ、使いの菓子が台無しに。代わりにと渡された富くじが当たって?/『あいしょう』荼枳尼天から孫の一太郎を託された白澤と犬神はなんとなく馬が合わないまま人間界へ。引き合わされて早速に坊ちゃんが行方不明に!/『暁を覚えず』跡取りとして仕事をしたい!でもすぐ寝込んでしまうと落ち込む若旦那に、飲むと1日寝付くが翌日は元気でいられる、という薬が持ち込まれる。》

読了日:1月16日 著者:畠中恵
 
やっぱりカープが好きじゃけん
やっぱりカープが好きじゃけん
★3.5 カープ芸人ギース尾関が、作家、学者、経営者、政治家、タレントなどカープファン35人と対談(一部寄稿のみ)した本。綾辻先生がカープファンとは知らなかった!!阪神ファンの有栖川先生に謝られた話が微笑ましい。他にも意外なファンがちょこちょこと。広島とはほとんどゆかりがない人でも、熱く語ってくれていると嬉しい。一方地元出身というだけで、それほど熱心でもなさそうな人もいて、そういう人を入れるなら他にもっといるだろう、と思う事も。
読了日:1月16日 著者:尾関高文
 
新井貴浩物語
新井貴浩物語
★3.5 小学3年時の担任、ブツエン先生の視点で新井さんの人生を辿る内容になっている。絵本とはいえ文章若干多め。断片的なエピソードを繋いでいく感じなので、物語としてのストーリー性はちょっと弱い。でも子供の頃の新井さんや中沢啓治さんとの交流とか、興味深かった。最後は優勝という最高のしめくくりで、絵本として出来過ぎな話だけど、こればかりは実話だからなぁ(笑) 切り絵自体はコントラストが効いてていいんだけど、顔があまり似てないし描き分けもしてないので、特に子供の時の顔などは判別が付きにくかった。
読了日:1月16日 著者:中野慶,吉田路子
 
図書館の主 14 (芳文社コミックス)
図書館の主 14 (芳文社コミックス)
★3.5 珍しく笑う御子柴さんが見れた(笑)。金子さんがはっきり意思表示しない神田さんにキレるのは、自分は応援したいと思っているのに、肝心の神田さんが鈍臭くてちっとも進展しないから、未練が断ち切れないじゃないか、的なもどかしさがあるのかな、と思うけれども、ほっといてやれよ、とも。 
《宮本の元カノ(宮本さんバツイチだと思ってたら未婚だったのか)登場。お互い未練がある雰囲気に、周りはざわつく。『嘘』/元カノ騒動に神田さんの姉の早苗まで首を突っ込んできて『不思議の国の』/夏休みが終わりに近づき、久しぶりに会ったクリスは少し女の子っぽく。戸惑う翔太達に、クリスが帰国すると知らされる。『最後の願い』/人形劇サークルの学生達から文化祭に招待され、御子柴と伊崎は女子高へ『御子柴の休日』》

読了日:1月16日 著者:篠原ウミハル
 
夏目友人帳 21 (花とゆめCOMICS)
夏目友人帳 21 (花とゆめCOMICS)
★3.5 ミニにゃんこ先生がかわいいっ!!振り子時計につられて頭傾けてるところとかめっちゃかわいい!!もうそれだけで21巻は満足(笑)。
《『石起こし』森で出会った小さな妖は“岩鉄様”を起こす役目を果たそうとしていたが、褒美の酒を巡ってにゃんこ先生はじめ他の妖達も“石起こし”に参戦し…/『頁の奥』古書店で父親の思い出の本を探す友人の北本。しかし「ここへ来るな」と警告する女店員が/ 『破片は愁う』名前を返したお礼に妖から貰った灰。それを練りこんで焼き物を焼いてみようと、夏目が試作した小さなにゃんこ先生の人形が、なぜか動き出して?/『伸ばした手は』名取が高校生の頃の話。クラスメイトに憑いた妖に手を出し、自分が憑かれてしまった名取》
名取と的場だけだと、的場が普通の人に見える不思議。

読了日:1月18日 著者:緑川ゆき
 
はくぶつかんの おしろの おんなのこ
はくぶつかんの おしろの おんなのこ
★3.5 博物館にある小さなお城の中に住んでいる小さな女の子の話。絵が独特で、多分CGが使ってあるんだろうけど、はっきりリアルに描かれた部分と、ピントがボケているような部分がコラージュのように混雑して、歪んだレンズを通して見ているような雰囲気。幻想的なおとぎ話感が出ている。
読了日:1月18日 著者:ケイト・バーンハイマー(KateBernheimer)
 
能面女子の花子さん(2) (KCx)
能面女子の花子さん(2) (KCx)
★4 本当に花子さんは能面を付けているという特殊事情を除けば、パーフェクトウーマンだな(笑)。なのにいまだに花子さんに慣れないクラスメイト達もたいがいだと思う。そんな中でも、少しずつ花子さんの本質に触れて、理解しようとする子が現れているのにはホッとする。けんちゃんはアホの子なのはともかく(笑)、さぶちゃんに対して無警戒すぎるぞ。ライバルだって分かってるのか?花子さん取られるぞ?
読了日:1月19日 著者:織田涼
 
MOE(モエ) 2017年2月号 [第9回MOE絵本屋大賞2016 ふろく:ヒグチユウコカレンダー2017]
MOE(モエ) 2017年2月号 [第9回MOE絵本屋大賞2016 ふろく:ヒグチユウコカレンダー2017]
★4 ヒグチユウコさんのカレンダーにつられて購入。1面に2ヶ月だから実用性はあまりないけど、めっちゃ素敵!!最終ページはカレンダー関係なく全体に大きなイラストが入ってるから、カレンダーとしての役目が終わっても飾れそう! 内容も、絵本屋さん大賞だから、またこれで読みたい絵本がわんさか溜まってしまう(苦笑)。あと、ゴーリー展の2017年巡回予定が全く情報なくてヤキモキしてたら、載ってた!でも秋まで何もないのかな?どっちみち近隣では開催なさそうだなぁ…_| ̄|○
読了日:1月23日 著者:
 
バンブルアーディ
バンブルアーディ
★2.5 迫力ある表紙に興味を引かれて。
《バンブルアーディは、生まれてから一度も誕生日を祝ってもらった事がない。8才の時、両親が豚肉になり(!?)、アデリーンおばさんに引き取られる。9才の誕生日を祝ってもらえる事になり…》
「両親が豚肉に?!」って所からもう…色々ツッコミどころ満載で、絵もブッとんでるし、最後まで「?!?!?!」って感じだった。どんちゃん騒ぎやラストシーンをそのまま楽しめばいいのか?ナンセンスなのか?シュールやナンセンスも好きな方だけど、このノリには置いてかれたまま読了。

読了日:1月23日 著者:モーリス・センダック
 
ねこだらけ
ねこだらけ
★3.5 本当にねこだらけ!ストーリーのある絵本ではなく、いろんな猫種やネコ科の仲間、各国の民族衣装を着た猫、職業やシチュエーション別コスプレ猫など、ひたすら猫、猫、猫の絵。全部で400匹!!絵は子供が描くような素朴な味わいの絵。「やきゅうねこ」がカープのユニフォームを着てたのが不意打ちで嬉しかったです(笑)。あき・びんごという名前から察しがつきましたが、やはり広島出身の作者さんでしたか。
読了日:1月23日 著者:あきびんご
 
ルッキオとフリフリ おやしきへいく (講談社の創作絵本)
ルッキオとフリフリ おやしきへいく (講談社の創作絵本)
★3.5 相変わらず腹ペコ貧乏生活らしい2匹。
《立派なお屋敷で猫を募集していると知り、面接に。気難しそうな奥様にあちこちチェックされ、フリフリは…》
シリーズもので、「スイカ」を読んだけど、貧乏生活の2匹に切なくなるんだよな。今回も「大丈夫かな?」と保護者のような心地で読んだ。案の定、豪邸に就職、とはならないよね。奥様怖そうだし、猫の扱い知らないし、うちに来れば2匹とも面倒見るのに!!豪邸じゃないけど、食うには困らせないよ!とか思っちゃう(笑)。

読了日:1月23日 著者:庄野ナホコ
 
七月に流れる花 (ミステリーランド)
七月に流れる花 (ミステリーランド)
★4 ミステリーランド、まだ続いていたんだ。13年かけて、全30巻完結と。刊行予定に京極先生も入ってたような気がしてたけど、ラインナップに名前がなかったなぁ。それはともかく最後の配本は、恩田陸さん。酒井駒子さんの挿絵も気になって借りてみた。
《転校後間もないミチルは、学校に馴染めないまま夏休みに入り、“夏の城”の林間学校へ参加することに。集まったのは同年代の少女6人だけ。ミチル以外の皆は、ここに呼ばれた理由を知っているようだ。隔離されたような場所で、少女達だけの奇妙な共同生活が始まる》 
まず全身緑の怪人“夏の人”に追いかけられるとは、乱歩の少年向けシリーズのような、いかにも不気味な幕開け。でも城での少女だけの生活は、静かに淡々として、謎は周りの子達の何かを隠しているようなよそよそしさの方にシフト。緑の怪人とどう繋がるのかと思ったら、なるほどなぁ。色々と粗はあるけど、ミステリーランドらしい面白さだった。塀の向こうの男の子の謎は、もう1冊の『八月〜』に描かれるのかな。

読了日:1月30日 著者:恩田陸,酒井駒子
 
Croak!  世界の不思議なカエル
Croak! 世界の不思議なカエル
★3.5 カエル好きな芸大生が卒業制作で描いたカエル図鑑が評判になり、書籍化。カエルの特徴を擬人化したイラストで表現していて、カエル好きはもちろん、カエルが苦手な人でも読めそう?(私自身はカエルが平気なので、保証はできないけど)集合体恐怖症のせいもあり、こればかりはヤバすぎて正視できないコモリガエル(ピパピパ)も載ってたけど、かなりマイルドに描かれていて良かった(笑)。一方ネットで見たキューキュー可愛い子猫のような鳴き声のナマカフクラガエルは出てなかったなぁ。作者はカエルの好みが渋い(玄人好み)みたい。
読了日:1月30日 著者:黒川宇吉
 
危険動物との戦い方マニュアル (「もしも?」の図鑑)
危険動物との戦い方マニュアル (「もしも?」の図鑑)
★3 動物学者の父親と子供2人が、飛行機の故障で、飼育員が逃げ出した危険動物専門の動物園があった島へたどり着く。島から逃げ出すまでのサバイバル、という設定。様々な危険動物の紹介と、その対処法を解説。毒ヘビについて「噛まれたらただちに医療施設へ行く」って、噛まれる前になんとかしてくれ、とか、孤島サバイバル中にすぐ病院行けるか!とかツッコミつつ読む感じ。真に受ける人はいないだろうけど、真面目なのかふざけてるのか、判断に困る(苦笑)。危険な動物についての知識はちょっとついたかな。
読了日:1月30日 著者:今泉忠明
 
真昼の夢 (ほるぷ海外秀作絵本)
真昼の夢 (ほるぷ海外秀作絵本)
★3.5 騙し絵画家ロブ・ゴンサルヴェスが描くアート絵本。同作者の絵本を読むのは3冊目なので、パターンが似通ったものが多いなと思っちゃうけど、それでも見入ってしまう。絵がメインなので、添えられる言葉はあまり必要ないと思うけど、短いくシンプルなので許容範囲。1冊に1つは出てくる、本や図書室をモチーフにした絵が、本好きとしてはやっぱり面白いし好み。この本では、「本を開く」のと「扉を開く」のが混然となり、開いた扉からそれぞれの本の中の違った景色がちらりと覗いているのがいい。
読了日:1月30日 著者:セーラ・L.トムソン
 
どこでもない場所 (海外秀作絵本)
どこでもない場所 (海外秀作絵本)
★3.5 騙し絵画家ロブ・ゴンサルヴェスが描くアート絵本。同時に借りた『真昼の夢』より4年後に出ているからか、やはりこちらの方がより面白い絵が増えてるかも。遠近感や緻密さが際立って、視界の広がり方が心地よい。チェス盤と雪山が繋がる絵が特に好き。生垣の迷路の絵だけは、ちょっとどういうことかピンと来なかった。遠方の道の芝生と一体化してるってことなのかな?
読了日:1月30日 著者:セーラ・L.トムソン
 
おひるね動物園
おひるね動物園
★4 お昼寝中の動物達の写真集。セリフのような余計な付け足しの言葉も一切ない。写真のみ。シンプルに寝ている動物達の写真を次々眺め、ただひたすら癒される。小動物も、草食動物も、肉食動物も、無防備に眠っている姿だけは平和そのもの。ほのぼのとして目尻が下がりっぱなしだった。ページ数が少ないのが唯一物足りないところ。もっとたっぷり見たいなぁ。
読了日:1月30日 著者:橘蓮二/たちばなれんじ

読書メーター

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

12月に読んだ本

2017-01-08 | 本と漫画の話

目まぐるしく忙しく早い12月でした。


2016年12月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:1947ページ
ナイス数:233ナイス

最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常
★3.5 大学の学科が芸術系だったので、共感する部分も多数。のっけから「コビケン」というワードに反応する。古美術研究旅行、東京藝大にもあるんだ!呼び方も一緒!校舎の周りに彫刻が林立してるのも一緒!(笑)
「美校」に関しては、レベルの違いはあれど、共通点が多かった。「音校」については異世界。藝大に入るために、藝大の教授クラスのレッスンを受けに東京に通う。楽器にも衣装にもその他諸々とお金がかかる。でも毎日何時間も練習をし、他の時間も音楽のことに費やされるのでバイトも遊びもできない。親はどれだけお金持ち?!
美校・音校の違いだけでなく、学科によっても、やることが全く違うので、大学に泊まり込む人、家で制作する人、社会に出て活動(制作・実践)する人、いろんな人がいる。卒業後も芸術家としてやっていけるのは一握りで、まともに就職活動する人もわずか(学科にもよる)。卒業後の動向が不明になる人も多い。「ダメ人間製造大学」も納得。日本のトップレベルの才能を集めながら、そこからまた多くの落伍者が生まれる。芸術をやるって、好きなことに打ち込める楽園のようだけど、“生活”するにはしんどい。

読了日:12月1日 著者:二宮敦人
 
広島アスリートマガジン特別増刊号 2016 カープ優勝の軌跡
広島アスリートマガジン特別増刊号 2016 カープ優勝の軌跡
★3.5 優勝決定の試合の名場面とビールかけのグラビア、主要選手のインタビュー(新井と黒田はカープ入団以降の歴史なども)、全勝利試合も写真と見所をまとめてある。オールカラーで写真たっぷり、この1年を振り返るには、かなりいい感じにまとまってる。ただ、残念ながらこれも勝ち試合しか扱ってくれてないのが唯一物足りない。負けも含めて全試合網羅してあると最高なんだけどなぁ。
読了日:12月4日 著者:
 
野球+プラス! (ヤングキングコミックス)
野球+プラス! (ヤングキングコミックス)
★3.5 憧れのスポーツ新聞社(スポニチ)に入社したカープファン・山口由右の成長記。
表紙がカープ優勝時のスポニチなのが凄い(笑)。天然で熱意だけが空回りしてるけど、失敗しても前向きに、日々新しいことを吸収して成長していく姿は眩しい。同じ凡ミスを繰り返すのはどうかと思うけど…。由右を指導する先輩記者・阿南女史が有能でかっこいい。今までの“カープ女子漫画”に比べると、現実の野球のエピソードが描かれる場面はほぼなくなって最初は物足りなさを感じたけど、スポーツ記者の仕事の裏側が興味深くて、結構面白かった。

読了日:12月5日 著者:石田敦子
 
京極夏彦の妖怪えほん (5) ことりぞ (京極夏彦の妖怪えほん5)
京極夏彦の妖怪えほん (5) ことりぞ (京極夏彦の妖怪えほん5)
★3.5 お面をつけた少女とが、いかにも何かがいそうな怪しげな場所を巡る。「誰かいますか?」と問いかけると…。
ちょっとゾクッとする。絵本を読めば、ことりぞが出るから、子供は早く帰ろうね、という教訓になる…か?トラウマになるか?(笑)。「ことりぞ」=「子取りぞ」だったのか。絵も雰囲気があって良かった。なぜお面をつけているのかは分からないけど、お面なのに、場面ごとに表情が違う不思議。(関係ないけど能面女子の花子さんを連想してしまったw)常に一緒にいる黒猫も可愛かった。

読了日:12月5日 著者:京極夏彦
 
やまびと (えほん遠野物語)
やまびと (えほん遠野物語)
★3 遠野に伝わる「やまびと」について、2つのエピソードを絵本にしたもの。山で見つけた女(やまおんな)の話と、神隠しにあった少女が山で見つかる話。どちらも巨大な「やまおとこ」が出てきて、恐ろしい存在として描かれるけど、2話繋がると、女の方が気になってくる。最初の話も、もしかして攫われた女では?とか。話自体は淡々と語られるので、深読みしたくなる。
読了日:12月5日 著者:京極夏彦
 
まめまめくん
まめまめくん
★3.5 《おにんぎょうのくつをはき、マッチばこのなかでねむるまめまめくんは、ちいさいけれど、なんでもできた。そう、がっこうへ、いくまでは…》
自分の小ささを自覚するまでは伸び伸びと育ち、学校で他の子供達と違うこと、同じようにできない現実を知る。そんなまめまめくんが大人になってついた職業は…?シンプルに「人よりできない事が多い(ハンディキャップのある)人でも、できる事は必ずある」、というメッセージを描いている。

読了日:12月5日 著者:デヴィッド・カリ
 
ぼくたちが越してきた日から、そいつはそこにいた
ぼくたちが越してきた日から、そいつはそこにいた
★3.5 ゴーリーの絵なので読んでみた。タイトル通り、庭にいた犬に一家は興味を抱くけど、家に入ることもなく、仲良くなるでもなく、ただそこを動かない犬。何が欲しいの?何を待ってるの?弟のオグドンが色々試すけど無反応。兄はあることを思いつくけど、結局それが正解かどうかも不明のまま。ハッピーエンドでもバッドエンドでもなく。いつか仲良くなれたらいいなぁ。ゴーリーの絵は、話自体に毒がないので、あまりピンと来ず。煙に巻かれたような。このストーリーだと、ほのぼの系とか絵によってもかなり読後の印象が違いそう。
読了日:12月5日 著者:ローダレヴィーン
 
カープ 25年の軌跡 (TJMOOK)
カープ 25年の軌跡 (TJMOOK)
★4 他の優勝記念誌と違い、今年の戦いぶりや選手の記事だけならボリュームは少ない。ただ、球団創設期の苦難〜初優勝〜黄金時代〜低迷期〜2016優勝に至るまでのカープの歴史(優勝した年はより詳しくシーズンの流れや日シリの解説まで)、歴代の名選手(投手・打者・助っ人)の紹介や球団内ランキングなど、カープの歴史と記録(記憶と言ってもいい)が詳細にガッツリとページを割いてあって、とても読み応えがあった。今年のことだけじゃなく、“今のカープができるまで”が1冊にまとまっている感じ。これはこれでかなり良かった。
球団創設、樽募金、各時代のエピソードなど、読んでいると、広島人のカープに対する思い入れの強さを改めて実感する。多分広島人はカープの保護者のつもり。あと、記録を振り返ると、歴代の名投手と比較しても、マエケンは大エースだったんだなぁ、と思った。特に防御率は歴代1位! 同時期にダルとかマーとか規格外の投手がいたせいで、カープファンからも評価が低く見られがちだったけど、マエケン凄い。

読了日:12月11日 著者:
 
ミステリアス・クリスマス 7つの怖い夜ばなし
ミステリアス・クリスマス 7つの怖い夜ばなし
★3.5 イギリスで「クリスマスにゴースト・ストーリーを語り合う」という慣習に基づいて出版された3冊の短編集から7編を選んで翻訳・出版されたもの。
怖い話シリーズのスーザン・プライスの名前があったので、子供向けかと油断したら、かなりずっしりとくる後味の悪い話が多かった。クリスマスだけに主人公は子供がほとんどだけど、悪い子はともかく良い子にも容赦ない。真に受けてクリスマスに読んだら到底愉快には過ごせません(笑)。ラスト1編だけは後味の悪くない終わり方だったので、そこはお情けかな。 
【収録作】
ジリアン・クロス『スナップドラゴン』イブの夜、青い光が漏れる怪しげな家に忍び込んだ二人の少年が見たものは…:悪たれのトッドに振り回されるベンが気の毒。スナップドラゴンはちょっと面白そう。
デイヴィド・ベルビン『クリスマスを我が家で』家出少年ビリーはヒッチハイクで実家に帰ろうと、止まってくれたトラックに乗り込んだが、運転手のハンクは恐ろしげな男で…:ビリーの境遇がひたすら不憫。ハンクの得体の知れなさが肝かと思いきや、意外な結末!
スーザン・プライス『果たされた約束』我儘な弟を脅かそうと、“恐ろしいサンタ”ウォータンを呼び出す真似をしたデイヴィド:この少年、上の子にありがちな苦労をしてて共感。ラスト前に約束した内容はちょっと酷いなと思うけど、ここまでの目に遭わされるとは。
ロバート・スウィンデルズ『暗い雲におおわれて』母が病気で不安な日々のローラ。ある日画廊で見た絵に魅了される。翌日、雲に覆われていた風景に僅かな光が見えてきて…:父もしんどいのは分かるけど子供に求め過ぎだし、ローラ不憫。あの画廊の店主は一体何がしたかったのか。
ギャリー・キルワース『狩人の館』森で迷って不思議な館に迷い込んだ男。:館の仲間入りかと思いきや、意外な展開。動物好きとして、なんとなく男に感じていた不快感をさらに増幅させた上で落とす、この本の中では唯一胸のすく話。
ジョーン・エイキン『ベッキーの人形』毎年クリスマス休暇におじの家に預けられるジョン。(両親は彼を置いて旅行)ある年、従姉のベッキーが贈られた人形を盗もうとして…:親に蔑ろにされ、捻くれた子供。その皺寄せがベッキーにくる理不尽さ。
アデル・ジェラス『思い出は炎のなかに』母のいないエミルー。父に新しい仕事が決まり、そのお屋敷へ。自分と父のクリスマスプレゼントを買うため出掛けた先で、蝋燭を売る見慣れない店を見つけて…:良い子にも容赦ない話を読んできたので、何が起こるかと最後まで逆に怖かった。普通に?不思議な話で終わったので、スカされた感はあるけど、読後感が最悪で終わらなくて良かったかも。

読了日:12月13日 著者:ジリアンクロス,ジョーンエイキン,スーザンプライス
 
天才こども建築家、世界を救う
天才こども建築家、世界を救う
★3.5 《イギーは2歳でオムツの塔を作ったことに始まり、身近なもので様々な“建築物”を作っては親を驚嘆させてきた。ところが2年生で担任になったライラ先生は、建築が大嫌い。授業で建築に関することは飛ばし、イギーも作るのを禁止に。すっかり元気をなくすイギー》
ディヴィッド・ロバーツの絵も面白いし、イギーは個性的だし、「世界を救う」とは、一体どんなことになるのかとワクワクしたけど、オチは…。普通に読めば素敵な話なのに、“世界”なんてワードで風呂敷を広げすぎて、無駄に期待を高めてしまった。もったいない。

読了日:12月18日 著者:アンドレア・ベイティー,デイヴィッド・ロバーツ
 
日本美術応援団: 今度は日本美術全集だ! (小学館セレクトムック)
日本美術応援団: 今度は日本美術全集だ! (小学館セレクトムック)
★3 赤瀬川さん亡き後、新加入した井浦新さんを迎え、日本美術を巡ってディープに楽しく紹介してくれるのかと思いきや、井浦さんは冒頭にちょっと登場するだけ。残りはこの度刊行された『日本美術全集』の宣伝のような内容だった。全20巻のダイジェストとか。ちょっと面白いな、と思った「山下裕二選 日本美術・極私的50」も、図版とともにちゃんと紹介してあるのは17番までで、残りは1ページに作品リストを詰め込んだのみ。同じく「日本美術・なんじゃこりゃ11」も面白かったけど、11作品だけ。こういうのをもっと読みたかった。
読了日:12月25日 著者:山下裕二,井浦新
 
先生、イソギンチャクが腹痛を起こしています!: 鳥取環境大学の森の人間動物行動学 (先生!シリーズ)
先生、イソギンチャクが腹痛を起こしています!: 鳥取環境大学の森の人間動物行動学 (先生!シリーズ)
★3.5 「先生!」シリーズも10冊め。様々な動物達の生態などを楽しく分かりやすく読ませてもらえる好きなシリーズ。今回はゼミ室の水槽に新たに迎えたグレ(メジナ)にまつわる話(腹痛を起こしたかのようなイソギンチャクの話も)、コウモリの体毛に寄生する奇妙なケブカクモバエ、イタズラをやらかした犬に罪の意識はあるか?、ニオイを嗅ぎ分けるコウモリの実験、ニホンモモンガの天敵(フクロウ、ヘビ)に対する反応、ヤギ達の話。虫は苦手なのでハエの話は飛ばそうかと思ったけど、結局興味深くて全部読んだ。
読了日:12月27日 著者:小林朋道
 
重版出来! 8 (ビッグコミックス)
重版出来! 8 (ビッグコミックス)
★3.5 中田伯の単行本出版までをベースに、黒沢さんの一人暮らしや新人作家が殻を破るまでなど他のエピソードを織り交ぜて進む。
新人君が行った漫画家飲み会、大作映画というだけでダメと決めつける人、芸術家肌気取りの典型的な薄っぺらい奴で、性・ニールソンがやり負かした場面はスカッとした。中田伯の母親の話はやっぱり重い。当時はそれしかすべがなかったというのも分からないではないけど、開き直ってる感じはアカン。多分後ろめたさの裏返しなんだろうけど。作品の前評判がネットを通じて広がっていく所は、現代的だなぁと思った。

読了日:12月27日 著者:松田奈緒子
 
ペンギンに会いに行こう!!
ペンギンに会いに行こう!!
★3.5 年賀状の図案の参考に借りた。ペンギンの種類ごとに特色などを解説してあって、それぞれに全国のどこの施設に行けば会える、というのも紹介してある。さらに、展示方法やイベントなどどんな感じの施設なのかまで記載があったりするので、ペンギン好きで実際にあちこち見に行きたい人にはいいガイドブックかと。掲載されている写真はかなり数が多いけど、その分1つ1つの写真は小さめ。
読了日:12月27日 著者:ペンギン・スタイル
 
ペンギン空を飛ぶ
ペンギン空を飛ぶ
★3.5 年賀状の図案の参考に借りた。海から陸へ上がる時のジャンプや飛び込み、陸地での移動の時など、飛んでるように見える写真のオンリー。ペンギンの種類も書いてあるので、個性が感じられて楽しい。流線型を描く美しいフォルムの写真はもちろん、トランポリンでも仕込んであるの?!とビックリするような高いジャンプや、ピョンと足だけで跳ねるようなジャンプ、勢い余ってかユーモラスなポーズになっちゃってるのとか、バリエーション豊かで楽しかった。
読了日:12月27日 著者:
 
ふくろうデイズ
ふくろうデイズ
★3.5 年賀状の図案の参考に借りた。おしゃれなカフェで撮影したような写真集。若いフクロウなのか、それが普通なのか分からないけど、目がめちゃくちゃ大きいのが何羽かいて、ちょっと怖い。目が大きいと可愛いものだけど、想定以上に大き過ぎると(どアップなせいもある)心理的に不安を感じるのかも。
読了日:12月27日 著者:黒須みゆき
 
世界の美しいフクロウ 神秘的なポートレートと生態
世界の美しいフクロウ 神秘的なポートレートと生態
★3.5 年賀状の図案の参考に借りたフクロウ写真集。なので解説はあまり読んでいない。黒バックの美麗な写真で、様々な種類のフクロウを紹介してある。巻末のおまけ的な「ルポタージュ」のコーナーが、スナップ写真のオフショット、って感じで、リラックスしたフクロウ達が可愛かった。フクロウといっても、顔つきや柄など結構個性的で、ペンギンみたいなメガネフクロウなど、初めて知る種類も。コノハズク系の顔が好みだなぁ、と思った。
読了日:12月27日 著者:マリアンヌ・テイラー
 
こどものとも0・1・2 2017年 01 月号 [雑誌]
こどものとも0・1・2 2017年 01 月号 [雑誌]
★4 こどものとも0.1.2、2017年1月配本『もぐもぐがじがじ』。自分がこどものともで育ったので、姪のクリスマスプレゼントにと、とりあえず半年定期購読。1歳7ヶ月、まだ絵本にはほとんど興味を示さないらしいけど、これは気に入ってくれた! さすがこどものとも!と思ったけど、食い意地がはってる子なので、食べ物の話がウケただけかも(笑)。「○○ちゃんが あーん」「もぐもぐがじがじ、ごっくん」というシンプルな繰り返しもリズムがいいのかも。次の配本も興味を持ってくれるか、期待です。
読了日:12月29日 著者:
 
さむがりペンギン
さむがりペンギン
★3.5 イラストがオシャレでかわいい。《寒がりのペンギン君。マフラー編んだら暖かくなる?焚火をしたら?色々やってみるけど・・・》
自分はいい大人なので、ラストに「リア充が・・・」となりました(笑)。シンプルなお話。

読了日:12月29日 著者:コンスタンツェ・フォンキッツィング

読書メーター

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

11月に読んだ本

2016-12-07 | 本と漫画の話

もう12月・・・もう1年が終わる・・・怖っ!!

11月も忙しかったけど、なんか小説3冊”も”読めてたので自分でもビックリ。


 2016年11月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:1949ページ
ナイス数:207ナイス

すきになったらすきになったら
★4 「すきになったら」相手の事を知りたくなったり、自分の事を知って欲しくなったり、誰かを好きになった時の心の動きを描いていく。ワニ君が素敵すぎる。セリフはないのに、知的そう、思慮深そう、思いやりがありそう…さぞかし素敵なワニなんだろうな、というその人柄(ワニ柄)が伝わってきて、「そりゃ惚れますわ」と思わせる。これが単純に同種の男女だったら、こんなに面白くないだろうな。
読了日:11月6日 著者:ヒグチユウコ
 
うちのコにしたい! 羊毛フェルト猫のつくり方
うちのコにしたい! 羊毛フェルト猫のつくり方
★4 ものすごくリアル。ちょっと離れた所から見ると、本物にしか見えない!!作品の写真だけでも十分満足、というか作り方を解説してあっても常人には真似できない。一般的なフェルト人形のようにチクチク刺していくだけじゃなく、本体の形ができたら、さらに毛流れに沿って「植毛」していく感じ。毛を長めに刺して、後で形を整えながらカットする。だから毛が本当に生えているような毛流れとフワフワ感が出ている。お腹とかモフモフ。骨格の捉え方も上手い。ポーズに不自然な所がない。素晴らしかった。
読了日:11月13日 著者:Hinali
 
でてくる でてくる
でてくる でてくる
★3.5 夜になった公園。遊具や砂場、水飲み場から、何かが次々、でてくる、でてくる。迫力のある絵。文字もデフォルメされていたりして、読み聞かせしたら楽しそう。
読了日:11月13日 著者:岩田明子
 
ねこってこんなふう? (講談社の翻訳絵本)
ねこってこんなふう? (講談社の翻訳絵本)
★3.5 人の目から見る猫と、他の生き物から見える猫は違う。認識できる色や対象を捉える感覚器官が違うから。それをイラストで表現している。別の絵本?で、ヒトや他の動物の視覚の違いを表現したものも読んだけど、それはかなりイラストがリアルで科学的なものだった。それに比べるとこれはイラストが絵本ぽくデフォルメされていて、正確さは二の次。でも子どもが感覚的に「ヒトと他の動物では見える世界が違うんだ」という事を理解するには、親しみやすくていいと思う。
読了日:11月13日 著者:
ブレンダン・ウェンツェル
 
2016 広島カープ 栄光への軌跡  絶対優勝特別号 (アサヒオリジナル)
2016 広島カープ 栄光への軌跡 絶対優勝特別号 (アサヒオリジナル)
★3.5 主力選手の特集、黒田&新井さん、優勝の25の要因、前半戦全試合プレイバック、選手のアマチュア時代、データで見る今年の強さ、歴代ユニフォーム、カープの歴史やOB列伝など、すごく良く纏まっている。特に良かったのは、敗戦も含む前半戦全試合のプレイバックと、前回優勝からの“暗黒時代”の年表(歴代外国人選手の在籍期間も分かりやすい)。他のムックで勝ち試合だけまとめたものもあったが、負け試合や暗黒時代も含めてカープであり、なかった事にしたいわけではない。全て振り返ってみれば思い出なので。 
ただ、優勝の目前、シーズン終了前に出ているので、不完全なのが残念すぎる。終盤の試合やCS、日本シリーズまで含まれていたら、永久保存版にしたかった。

読了日:11月13日 著者:
 
江川悦子の特殊メイクアップの世界―異次元の扉が開かれる!
江川悦子の特殊メイクアップの世界―異次元の扉が開かれる!
★3.5 図書館の新着棚で。どんどん技術が向上している特殊メイクの世界。実際に北野誠さんや黒柳徹子さんなどに施したメイクの写真や、手がけた映画の実例紹介から、実際使用する道具や材料、実践編でザックリ切り傷や爛れた火傷、目や口が崩れ落ちた顔、ゾンビなどの製作手順まで。家族でハロウィンなどにできる手軽なものも。リアルな傷などの実践編は、グロすぎて気の弱い人は正視できないかも。それほどの完成度が素晴らしい。切り傷くらいなら、材料さえ揃えばリアルなものができそうで、やってみたくなった。
読了日:11月13日 著者:江川悦子
 
アルバート、故郷に帰る―両親と1匹のワニがぼくに教えてくれた、大切なこと (ハーパーコリンズ・フィクション)
アルバート、故郷に帰る―両親と1匹のワニがぼくに教えてくれた、大切なこと (ハーパーコリンズ・フィクション)
★ 妻のペットのワニを故郷に帰すため、フロリダを目指して旅することになった若い夫婦(著者の両親)。道中で様々な事件に遭遇する。最初はちょっとしたトラブル程度だったのが、犯罪に巻き込まれたり、何度も命の危機に見舞われたり、奇想天外波乱万丈のロード・ノベル。
どこまで実話でどこまで脚色が分からない道中のエピソードはとにかくドラマチックで面白かった。ワニのアルバートは終始可愛かったし、謎の雄鶏もいいアクセントだった。それこそ映画にしたら楽しそう。ただ、奥さんのエルシーのキャラクターだけがちょっと苦手だった。夫のホーマーは炭鉱夫だけど、知的で身体能力が高く勇敢、ただし生真面目。いい男の部類なのに、エルシーはつまらないと思っている。それもワニをプレゼントしてくれた男の事が忘れられず、常に比較してしまうから。エルシーは自信家で勇気も行動力もある美人。でもわりと短絡的で自己中、そのせいで事態をややこしくしたりもする。それに振り回されるホーマーが気の毒。ホーマーをみくびったような言動も多く、エルシーのことは最後まで好きになれなかった。
二人の組み合わせは、お嬢様と執事のような、勝気で暴走しがちな女王様タイプと、従属しているようで実は万能な手下タイプ、と考えればぴったり。わりと好きな取り合わせだけど、これは信頼関係があってこそであって、本当に相手を見下していては関係性に魅力がない。徐々に信頼関係ができてくるのかと思ったけど、わりと最後までそうでもなく。そこは実話ゆえなのか、現実の夫婦はそう簡単なものではないという教訓?

読了日:11月14日 著者:ホーマー・ヒッカム
 
広島東洋カープ 25年ぶりセ界一!
広島東洋カープ 25年ぶりセ界一!
★3.5 黒田新井誠也の特集、主要選手の紹介、今シーズンの軌跡、優勝の要因の分析、過去との比較、OBやコーチのインタビューなど、無難にまとまっている印象。欲を言えばもう少しボリュームが(特に写真)あったら良かった。
読了日:11月18日 著者:
 
パンダ なりきりたいそう (講談社の幼児えほん)
パンダ なりきりたいそう (講談社の幼児えほん)
★3.5 パンダが可愛かったので。バンダの子どもが、いろんなものになりきって体操。ポーズがとにかくかわいい。子どもと一緒に真似して体操したりしたら楽しいだろうな。
読了日:11月20日 著者:いりやまさとし
 
けもののにおいがしてきたぞ (えほんのぼうけん)
けもののにおいがしてきたぞ (えほんのぼうけん)
★3.5 ミロコマチコ☆ワールド全開!!「ここは けものみち」。鬱蒼とした色彩のジャングルに、何者かが蠢く音がする。「けもののにおいが してきたぞ」 気配は、個性的な擬音と、ちらりと見える目や体の一部分。けものの気配だけが濃厚に。何だか本当に植物や動物の匂いまで感じられそうな野性味。ミロコマチコさんの絵本は、なんだかよくわからないけど、圧倒される。
読了日:11月20日 著者:ミロコマチコ
 
みつけてん
みつけてん
★4 『どこいったん』『ちがうねん』に続く、クラッセンの絵本第3弾。今回も関西弁がいい味出してます。似非イントネーションでもいいから音読したくなります。そして、何よりも今回のお話はオチが違う!!冒頭、2匹のカメが一つの帽子を見つけます。そう、また帽子!!前2作はかなりブラックなオチだったので、今回は一体どんなことに…と思ったら。ええやん、素敵やん(笑)。ブラックなオチも好きだったけど、こっちもいい!
読了日:11月20日 著者:ジョン・クラッセン
 
重版出来! 7 (ビッグコミックス)
重版出来! 7 (ビッグコミックス)
★3 アシスタントが逃げ出す中田伯、バイク便のお兄さんの話、高畑の漫画賞コンプレックス、女性作家から信頼を寄せられるフリー編集者の話など。今回は、これという盛り上がりは少なかった印象。登場人物の心情の動きがイマイチ伝わってこないというか、落とし所が微妙というか。特にバイク便の人とか。こないおまけの阪神ファンの編集長の話、野球ファンとしては面白かった(笑)。
読了日:11月20日 著者:松田奈緒子
 
図書館の主 13 (芳文社コミックス)
図書館の主 13 (芳文社コミックス)
★3.5 絵本作家を目指す伊崎君に弟子志願する女子高生の話、タチアオイの開館に向けて準備期間中の、まだ人間関係がギクシャクしていた御子柴達の話。オーナーが倒れて、図書館の存続に不安が…。オーナーのことだから、後のことまで考えてあるとは思うけど。児童図書館を作る動機となるエピソードも今後出てきそう。次巻では宮本さんの元妻も登場か。そういえばやっぱり本そのものについての話は少なかったな。ハイジくらいかな。紹介されたあらすじを見る限りは、アニメとほぼ変わらない気がする。って読んだ気になっちゃダメなんだよね(笑)
読了日:11月20日 著者:篠原ウミハル
 
これはすいへいせん
これはすいへいせん
★3 「これはすいへいせん」から始まって、どんどんフレーズがくっついて長い文章になっていく。「つみあげうた」というらしい。谷川俊太郎さんの文とtupera tuperaさんの絵というので興味を持ったけど、内容はわりと普通だったかな。本の端がタブみたいになっているところとか、“おしゃれ感”はある。
読了日:11月21日 著者:谷川俊太郎
 
([こ]5-1)何度でも、おかえりを言おう (ポプラ文庫)
([こ]5-1)何度でも、おかえりを言おう (ポプラ文庫)
★3.5 《息子夫婦から見放され、1人で広い農場に住んでいる偏屈な老人フェルディナン。ふとしたことから親切心を起こし、近所の未亡人を空部屋に住まわせることに。さらにワケありの住人が増えていき…》
老人だけでなく、貧乏な若者なども加わって、それぞれが得意分野を生かしての共同生活。犬に猫、ロバもいて、孫達も時々やってくる。多少の衝突や問題は起きるけど賑やか。フェルディナンが変わることで息子夫婦との関係も?と思ったら、なかなか一筋縄ではいかない。ラストも予想外。単館系の映画になりそうな雰囲気のある話だった。

読了日:11月22日 著者:バルバラコンスタンティーヌ
 
J・G・リーダー氏の心 (論創海外ミステリ)
J・G・リーダー氏の心 (論創海外ミステリ)
★3.5 ズレ落ちた鼻眼鏡に頬髭、山高帽にフロックコート、常に雨傘を持ち歩く50代の冴えない独身男、J•G•リーダー氏。通貨偽造犯罪を主に手掛けてきた探偵が、控訴局長官の事務所で勤務することになり、様々な犯罪と対峙する。
当初の貧相な印象はどんどん塗り替えられ、相当の切れ者だと驚くことに。“全てに悪を見てしまう質”“犯罪者の心を持っている”から犯罪が見抜けると自称する。だからこそ、狡猾な犯罪者の裏をかいたり、罠に嵌めてボロを出させるようなこともできる。これはなかなか面白い名探偵に出会えた。
過去に“リーダー氏のせいで”犯罪が露見した悪党達から逆恨みされ敵も多いが、それもちゃんと見越していて隙がない。そんな悪党には容赦なく攻撃に転じることも。残念な見た目と人間味が薄いこと以外はパーフェクト。イケメンなら人気キャラ間違いなし(笑)。ただ、リーダー氏がデキすぎて、意外とミステリ感は薄いかも?彼が出てきたら、もう犯人は詰んだも同然。氏の頭脳の前では、どんな真相もインパクトが弱く感じられてしまった。あと訳のせいかちょっと分かりにくい所もあったので、翻訳ミステリが苦手な人には読み辛さがあるかも?
読了日:11月29日 著者:エドガーウォーレス

読書メーター

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

10月に読んだ本

2016-11-04 | 本と漫画の話

10月は軽めの本や漫画ばかりではありますが、数は読んだかも・・・
日常はお仕事がバタバタ忙しかったり、帰宅後はカープ一色(この時期までカープの野球が見られるとは!)でした。 



 2016年10月の読書メーター
読んだ本の数:24冊
読んだページ数:4301ページ
ナイス数:202ナイス

猫ピッチャー 5猫ピッチャー 5
★3.5 相変わらずネタ切れしないのが凄い。ありえない設定なのに、なんだか普通に通用してるような気がしてしまうし。今回は、球界最年長投手との熱い投手戦が凄かった。延長12回、思わぬ結末(笑)。
読了日:10月3日 著者:そにしけんじ
 
カープV7グラフ —25年ぶり リーグ優勝への道カープV7グラフ —25年ぶり リーグ優勝への道
★4 優勝記念に購入。さすが地元紙・中国新聞。優勝決定までの勝ち試合全てをオールカラーで各試合見開き2ページにうまくまとめ、出場記録や球炎(同紙掲載のカープコラム)も収録。監督語録や選手の裏話的エピソードなども盛り込まれていて、この一年を振り返るのに最適。欲を言えば、負け試合や優勝後の消化試合も含めて全試合を掲載して欲しかった。そういう試合にも、印象的なプレーや重要な試合があったと思う。負けも含めてこそ、1シーズンの本当の流れが掴める。これまでのような黒星過多の一年だと、振り返るのもキツイけど(苦笑)。
読了日:10月4日 著者:中国新聞社
 
ギュスターヴくん (MOEのえほん)
ギュスターヴくん (MOEのえほん)
★4 「きみはネコなの?ヘビなの?タコなの?」頭は猫、下半身はタコ、手はヘビという、鵺も真っ青な形態のギュスターヴくん。ワニくんの質問をはぐらかし、なぜか本から次々と奇妙な生き物を出し始めて、もうしっちゃかめっちゃか! 若冲の画集まであってニヤリ。翻弄される常識人なワニくんが気の毒(苦笑)。描かれる架空の動物達は毒々しくグロテスク、現実ならホラー。なのに美しくて魅了される。このキモ可愛い感じ、たまらん。巻末はオマケページなのか、ヒグチさんの描く奇妙な生き物を見事に再現したぬいぐるみも登場。 絵本としては、しっかりしたストーリーがあるわけではなく、ナンセンス。絵を堪能するべし。
読了日:10月6日 著者:ヒグチユウコ
 
偶然短歌
偶然短歌
★4 面白い。著者の一人いなにわさんはプログラマーで、短歌のリズムになる5,7,5,7,7で構成された言葉を自動的に抽出するプログラムを作って、Wikipediaから、約5,000首もの“偶然短歌”を発見。そこから厳選した100首をせきしろさんが紹介している。Wikipediaの味気ない文章から、たまたま短歌の型にはまっただけの31音の言葉が、そこだけ前後の文章と切り離されポンと置かれると、何やら深い意味を持っているように見えたり、全く違う何かを表現しているようだったり、勝手に解釈が広がって面白い。 
お気に入りは「旅立ちの季節が終わりもう雁が来なくなっても海岸にまだ」(雁風呂)。単語の羅列がリズムにはまってじわじわきたり、意味不明な妙な情景を生んだりして、おかしみを誘うような単純なものもいいけど、雁風呂のような、本気で作った短歌に引けを取らないようなものができてしまうところが凄いと思う。雁風呂は言葉自体も知らなかったので、それこそWikiで調べてひとつ賢くなりました(笑)。

読了日:10月9日 著者:いなにわ,せきしろ
 
10ねこ (福音館の科学シリーズ)
10ねこ (福音館の科学シリーズ)
★4 岩合さんの写真絵本。ページをめくるごとに、猫の数が増えていく。兄弟だったり、親子だったり、集団だったり。数それぞれのシチュエーションもいい。数が増えると、大人でも思わず数を数えて確認してしまう(笑)。最後のページがこれまた最高。まだ数を数えられない1歳半の姪っ子も、猫を1匹ずつ指差して数えてやると、真似して指差ししてました。
読了日:10月9日 著者:岩合光昭
 
鬼灯の冷徹(22) (モーニング KC)
鬼灯の冷徹(22) (モーニング KC)
★3.5 久しぶりに白澤を見た気がする。キジムナーさんの話は珍しくちょっとシリアス入ってて、怪談ぽくて良かった。茄子と唐瓜の、オタクとアートの違いの話とかも面白かった。地獄の猛獣もビジュアルが楽しくて好き。《地獄で新居探しキジムナーさん/日本語に厳しい葉鶏頭さんと適当過ぎる烏頭の対立/ゲーセンで遊ぼう/リリスが魔女に貰った怪しい薬色々/フィギュア作りに凝る茄子/暇な座敷童子達、お手伝い/芥子さん、腕試しに地獄の猛獣と対戦/カマーさんが集めた美を追求するスタッフ達とは/獄卒を募集する求人漫画を作ろう》
読了日:10月9日 著者:江口夏実
 
世界の美しい野生ネコ
世界の美しい野生ネコ
★3.5 冒頭の「神はトラをなでる喜びを人間に与えるためにネコを創造した」という言葉に深く頷く。叶うなら、トラやライオン、ヒョウといった野生のネコたちに触れたい。大きくて危険なだけで、表情や仕草はイエネコと変わらないように見えてしまう。さらに一部の野生ネコは、大きさもイエネコと変わらないか、小さいくらいの種もいる。でもそれらを飼うわけにはいかないので、写真を眺めるだけで我慢する。ネコ科であっても、生態には意外と多様性があって面白い。彼らの中には絶滅が危惧される種もいるけど、どうか末長く生き延びて欲しい。
読了日:10月11日 著者:フィオナ・サンクイスト,メル・サンクイスト
 
進化くん
進化くん
★3.5 なんでこうなった?と言いたくなるような“へんないきもの”、それは「進化くん」が作り出したものだった!という設定で、友人の「生物多様性くん」との漫才のような会話を繰り返しながら、へんないきものを紹介した本。スランプに陥ったりする進化くんを宥めすかす生物多様性くんの気苦労が伺える(笑)。途中ほとんどの生物が絶滅するというハプニングに、精神崩壊寸前となり、人が変わったように「とにかく生存」に執着する進化くんとか、復活した進化くんを腫れ物に触るように扱う生物多様性くん、なんかドラマチック(笑)。
読了日:10月11日 著者:マラ・グランバム
 
たてもの怪談
たてもの怪談
★3.5 建物に関する怪を集めた怪談実話集。加門さん自身の引越しにまつわる、土地の因縁や風水的な話、従姉の家の周囲に渡る“魔の道”、歴史的建築物に宿る怪、大学時代の友人の実家、超の付く旧家に起こる怪、旅先の神社やホテルにまつわる怪、お化け屋敷などに集まる怪、都庁移転に関する風水的な解釈、自宅で体験した怪、など。加門さんのように霊感があったり風水を齧ったりしてると、引越しも簡単ではないな。読んでて徒労感が(苦笑)。従姉の家の話は他の本でも読んでて、その後日談というか進行中なのがまた…。
読了日:10月11日 著者:加門七海
 
ボリス絵日記
ボリス絵日記
★3.5 通常の緻密に描き込まれた作品とは違い、鉛筆でラフに描かれた漫画(時々イラスト)。ヒグチさんの飼い猫ボリスを主人公に、猫のパン屋とか、迷い込んだところを拉致(笑)してお友達になった小鳥とか、『せかいいちのねこ』のニャンコとか、ゆるく繋がってるストーリーもあるけど、基本的にはその時その時に浮かんだことを断片的に書き付けた落書きのような、とにかくゆるくてシュールな内容。最後のチーム反り腰の対談?の豆大福風パンダのくだり、大概のグロは平気なんだけど、集合体恐怖症気味なのでヤバかった…ゾワゾワ。
読了日:10月14日 著者:ヒグチユウコ
 
球場ラヴァーズ3―2(フルカウント) (コミック(YKコミックス))
球場ラヴァーズ3―2(フルカウント) (コミック(YKコミックス))
★3.5 2015年シーズンとともに描かれる、各シリーズのヒロイン達のその後。総決算の最終章。このシリーズは登場人物の人間ドラマが常にモヤモヤしていて、カープや周りのファンに勇気を貰って前を向いたりもするんだけど、悩みは尽きず、なかなかスカッとはしない。正直、ストーリーよりも、そこに盛り込まれる実際のカープや野球界のエピソードを楽しみに読んでる。この巻でも、2015年を振り返りつつ読んだ。黒田が帰ってきて、マエケンもいて、今年優勝できなかったらいつするの!と思ってたなぁ。
読了日:10月16日 著者:石田敦子
 
きょうの猫村さん 8
きょうの猫村さん 8
★3.5 犬神家の旦那様に横恋慕するストーカー女登場。その女のせいで奥様に誤解されクビ寸前に?!おいおい、なんか不穏な展開。ていうか旦那様、今回やましいことはないんだから、事情を奥様に説明すれば済む話では?誤解される猫村さんかわいそう。たかしぼっちゃんは単なるエリート野心家だと思ってたけど、公正な判断ができる人で見直した。
読了日:10月17日 著者:ほしよりこ
 
はにわ
はにわ
★3.5 帯のはに丸くんに惹かれて。はにわの魅力を紹介した本。懐かしの『おーい!はに丸』を生んだ放送作家さんへのインタビューを皮切りに、ざっくりまとめると人型、動物型、家や器物&個性派のジャンルごとに紹介。ラストはトーハクの研究員さんの解説で考古展示室見学。掲載されているはにわは、どれも魅力的で面白い。トーハクの研究員さんによると、笑顔は魔除け、というのも興味深かった。 
【ここからネガティブ評価です】
個人的に、添えられている著者さんのコメントとはツボが合わなかった。はにわの表情などから、OLとか中間管理職とかキャラクター付けしてるんだけど、イマイチピンとこない。個人的にはメンチきってるように見える表情を“キョドってる”、逆にビビってるように見える顔を“いかつい顔”とか、親子の鹿のはにわを“目の前でお母さん鹿が人間に狩られてしまい”とか、表情や場面の読み取りの感性が合わない。人それぞれなのは分かってるけど、これほど違うとは。 あと、突然シモ方面が登場して、しかも際どい所に注目してたりするのでちょっと引いた。そういうのもあると紹介してくれるのはいいんだけど(知らなかったので驚いたし、それ自体はとても面白いと思った)、全体的に本の作りが子ども向けっぽいので油断してた。上が丸くなってる特殊な円筒埴輪を“アレ”に見立ててるのも強引では?(そういう説があるならごめんなさい)

読了日:10月18日 著者:まりこふん
 
広島東洋カープ語録集 ぶちええ言葉 (アスリートの言葉シリーズ)
広島東洋カープ語録集 ぶちええ言葉 (アスリートの言葉シリーズ)
★3.5 現在カープに在籍する首脳陣と選手の語録。各選手最低1つは収録してあるので、読み応えはある。黒田や新井などベテランの含蓄のある言葉はもちろん、まだメディアに露出があまりない若手選手達についても、どんな性格なのか垣間見えて良かった。岩本の言葉には「おいおい大丈夫か」と(汗)。昨季“隙あらば”と揶揄された野間が大器っぽいのは分かりました。堂林といい、大器の片鱗をのぞかせながら、なかなか結果が出ない状態にファンもジリジリしているぞ。あと欲を言えば、前田智徳やマエケンなどOBの言葉も読んでみたかった。
読了日:10月18日 著者:広島東洋カープ
 
きょうの猫村さん9
きょうの猫村さん9
★3 奥様の誤解は解けぬまま、犬神家で働く猫村さん。猫村さんへの不快感で嫌がらせをしてしまう奥様。旦那様に近づくため、犯罪まがいの手まで使って犬神家に色々仕掛けてくる『月刊紳士』の表。そもそも旦那様が事の経緯を説明すれば全て解決する話なのに、奥様が猫村さんに冷たく当たるのも知りながら、なぜそこは言わないのかイライラする。秘書ですら把握しているのに。(秘書有能)結局前巻から話はほとんど進まないし。岸君の登場で少しは進展がありそうなので、何とか次巻ではスカッと解決してほしい。
読了日:10月23日 著者:ほしよりこ
 
怖い浮世絵 (青幻舎ビジュアル文庫シリーズ)
怖い浮世絵 (青幻舎ビジュアル文庫シリーズ)
★4 幽霊、化け物、血みどろ絵の3章に分けてある。見開き1ページに、図版と簡潔な解説などが収まっていて、収録数もかなり多い(分厚い)。文庫本サイズで図版は小さめなのが唯一残念だけど、オールカラーだし、とても読みやすく、満足感があった。
読了日:10月23日 著者:日野原健司,渡邉晃
 
絡新婦の理(3) (講談社コミックス)
絡新婦の理(3) (講談社コミックス)
★3.5 佳境に近づいてきた。事件を繋ぐ糸が見え始め、しかもそれは何本も張り巡らされていた。違う事件のはずが、あちらを辿っても、こちらを辿っても、同じ場所に繋がる。そして京極堂も動き出した。原作でもワクワクした過程。ただ、なんとなく怪しい描写とかあるけど、漫画だと絵になる分わかりやすい気がする。原作未読の人も、真犯人の察しがついちゃわないかな?
読了日:10月24日 著者:志水アキ
 
昭和元禄落語心中(7) (KCx)
昭和元禄落語心中(7) (KCx)
★3.5 《小夏の生んだ子は幼稚園くらいに成長し、すっかり落語好きに。与太郎(三代目助六)は八雲との念願の「親子会」の機会を得る。開演前、与太郎は八雲に自分の考える「居残り」について話し不興を買う。自分の芸は認められるのか。ところが…》八雲と助六編はあまり好きな流れではなかったけど、与太郎の時代に話が戻ると、また俄然面白くなってきた。与太郎の「居残り」を八雲が見たら、どう感じるのか。八雲の「自分とともに落語もお終いにする」という頑なな心は解けるのか。樋口センセイや萬月の落語に対する情熱の行方も気になる。
読了日:10月24日 著者:雲田はるこ
 
昭和元禄落語心中(8) (KCx)
昭和元禄落語心中(8) (KCx)
★4 《病に倒れた八雲は引退を口にする。樋口から助六の「芝浜」の撮影フィルムが見つかったと聞いた与太郎と松田は現地へ。それは助六とみよ吉の死の直前、四国の旅館で演じられたものだった。若き日の八雲と助六の落語を目にし、助六達の墓の前で松田が語った真実とは》気力を失った八雲が痛々しい。助六達の死の真相も衝撃。やっぱりみよ吉は好きになれない。改めて八雲の悲壮な覚悟を知った与太郎は、再び八雲の気力を奮い立たせることができるのか?
読了日:10月24日 著者:雲田はるこ
 
3月のライオン 12 (ヤングアニマルコミックス)
3月のライオン 12 (ヤングアニマルコミックス)
★4 今回は重い展開がなくて、ギャグパートが多かったので、読んでてすごく楽しかった。滑川さんめちゃくちゃ面白い!あの世からの使者感www 見た目の暗黒感と内面のゴキゲンな感じのギャップがwww 薩摩編も楽しかった。藤本棋竜のキャラの濃さwww そして、あかりさんモテ過ぎ!最後に登場した島田さんこそ、本命になりそうだなぁ。あかりさん、ガリガリをふくふくにするのに使命感燃やしそう。林田先生にも幸せになってほしいけど、なんか“いい人”で終わりそうなんだよね(^_^;)
読了日:10月25日 著者:羽海野チカ
 
聖☆おにいさん(13) (モーニング KC)
聖☆おにいさん(13) (モーニング KC)
★3.5 マリアさんとマーヤーさんのママ友会のインパクト。あとイエスのお父さん好きだなぁ。さすが神、やることなすことスケールがデカイ。その上一発芸もこなすとは(笑)。そういえばこの巻はブッダのお父さんも登場してるし、ファミリー総出演て感じ。
読了日:10月25日 著者:中村光
 
日本のブックカバー
日本のブックカバー
★4 書店で本を買うとかけてくれる紙のカバー、「書皮」を集めた本。デザイナーや画家が手がけたアートなもの、イラストをあしらったもの、ロゴや文字をデザインしたもの、様々な工夫が施されたブックカバーは、眺めていて楽しい。「欲しいな」と思う素敵なカバーもいっぱい。地元の書店の見慣れたカバーを見つけると嬉しいし、大学時代に住んでた所のカバーはとても懐かしかった。ただ、ある書店のカバー、「女性らしいタッチが愛らしい」とあったけど、デザインしたのは男性ですが…?他にも間違いっぽい記述や誤字があって残念。
読了日:10月25日 著者:
 
ヒグチユウコ 100POSTCARDS [Animals] (<ポストカード>)
ヒグチユウコ 100POSTCARDS [Animals] (<ポストカード>)
★4.5 はわぁ〜♡ヒグチさんのイラストがいっぱい♡♡♡豪華な箱入りの、100枚入りのポストカード集。緻密に描き込まれたアートな作品から、笑ってしまうほど力の抜けた鉛筆の落書き風まで、いろんなヒグチさんが詰まってます。これまでに出た作品のキャラクターも色々。裏にも1枚1枚違うボリスの面白イラストが。満足感たっぷりです。上質でしっかりした厚みのある紙が使われたポストカード。当然もったいなくて使えませんが。たまに取り出して、ニマニマ眺めて楽しむとします。
読了日:10月25日 著者:ヒグチユウコ
 
昭和元禄落語心中(9) (KCx)
昭和元禄落語心中(9) (KCx)
★3.5 落語をやる気力をなくした八雲を、もう一度高座へ、と与太郎達が様々な方法で働きかける。落語をしない八雲の顔は力なく老け込んでいて、以前の凜とした師匠に早く戻して欲しいと思ってしまう。銭湯での、出会った頃の思い出話をする八雲と与太郎の場面が良かった。やっと少しやる気を取り戻したように見える八雲の前に、みよ吉や助六の亡霊が。なんでそんなに生きてる者の心を掻き乱すのか、と腹が立つ。亡霊は心が作り出してるんだろうから、それだけ八雲が彼方と此方の間で葛藤しているということなのだろう。与太郎、引き戻せるか。
読了日:10月31日 著者:雲田はるこ

読書メーター

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

9月に読んだ本

2016-10-04 | 本と漫画の話

9月も、なんでこんなに余裕ないんだろう、というくらいバタバタでした。
年々体力が落ちて、これまで難なくできていたことが、なかなかできなくなっているからかな・・・。 

それでも今年の9月はうれしいことが!!

広島カープ25年ぶりのリーグ優勝!!

バンザーイ!!バンザーイ!!

サイコーで―――――す!!!!!

ここ数年でファンが急増したため、毎年数試合は球場に見に行けていたのが、チケット全く取れなくなってしまいました・・・。
チームが元気なのはうれしい限り!なのですが、個人的にはちょっとつらいです・・・。
かろうじて、シーズン前に妹が確保できたチケットの日になんとか休日が取れ、優勝後ではありましたが、1回観戦もできました。

そしてまもなくCS、勝ち抜けば日本シリーズも待っています!
今年はもうしばらく野球が楽しめそうです。
 


 2016年9月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:1991ページ
ナイス数:220ナイス

あそびあそばせ 2 (ヤングアニマルコミックス)あそびあそばせ 2 (ヤングアニマルコミックス)
★4 1巻のインパクトが凄かったので、マンネリとか笑いの慣れがあるかと思ったけど、全然そんなことなかった。1巻は出会いからなので、腹の探り合いだったりキャラの個性に戸惑いがあったけど、2巻では3人の関係性も馴染んで、安定して楽しめた。新登場の前多さんには度胆を抜かれたし、ほぼ女だらけだったところに彼が加わって、さらに笑いの幅が広くなった感。同年代男子だと恋愛要素が絡んで面倒臭いことになりそうなのが、怪しい(笑)執事?という絶妙なところでバランス取ってる。この作者さんのギャグのセンスとキレはやっぱり凄い。
読了日:9月1日 著者:涼川りん
 
くるねこ 18
くるねこ 18
★3.5 ポッちゃんやぼん兄も高齢になってきたけど、多少の病気も抱えつつしっかりケアされていて、お元気そうでなにより。ゴミ屋敷から保護され一時預かりになっていた雪舟&文太(合わせてセツぶん)、そっくり2匹が先日亡くなったユズによく似ていて、思い出して切なくなりました。仲良し2匹揃って引き取られて良かった。幸せになってね。
読了日:9月3日 著者:くるねこ大和
 
能面女子の花子さん (KCx)
能面女子の花子さん (KCx)
★4 ネットで試し読みして面白かったので。家庭の事情で能面をつけて暮らす女子高生の花子さんを中心にしたコメディ。能面に制服というシュールな外見、でも頭脳明晰で性格もパーフェクトな花子さんがとても好感度が高くて素敵。ビビらず普通に話せるクラスメイトが香穂ちゃんだけなのがもったいない。君らいつになったら慣れるんだ。一方で能面を恐れず好意を寄せる2人の男子がイケメンというのも対称的で面白い。続刊が待ち遠しい。
読了日:9月4日 著者:織田涼
 
まよいが (えほん遠野物語)
まよいが (えほん遠野物語)
★3.5 遠野物語を題材にした絵本。山の中の不思議な家に迷い込んだ貧しい女房の話。絵は少し不気味だけど、怖い話ではない。もののけ姫の木霊のような精霊のようなものが随所に描かれていて、人ではない存在の気配が濃厚に感じられる。
読了日:9月5日 著者:京極夏彦
 
ネコヅメのよる
ネコヅメのよる
★4 「もしかして…そろそろかもしれない」その夜、猫達が続々と集まって…。他愛ないお話だけど猫好きにはたまらない。リアルな描写の猫の絵は、猫派でなければ、ちょっと怖そうで、可愛らしくないように見えるかもしれない。でも、この小憎らしいふてぶてしそうな表情が、可愛くてたまらないと思うのだ、猫バカは。これも猫の魅力なのだ。集った猫達の中に、うちの子を探すもよし。町田さんの描く猫を愛でる絵本。
読了日:9月5日 著者:町田尚子
 
生きていてもいいかしら日記
生きていてもいいかしら日記
★3.5 40代独身、親と同居、昼間からお酒飲んで、自堕落に日々ダラダラと過ごす…。少なくとも文章から読み取れる範囲での筆者の生活は、ダメ人間すぎて下手したらドン引きしたり「ちゃんとしろ!」と呆れたり怒られたりしそう。そこを自虐的なユーモアに包んで、悲壮感や嫌悪感なく、面白く読ませる。四六時中酒ばかり飲んでるようなので、いつ仕事してるんですか?生活は大丈夫なんですか?と心配になるけど、仕事をしている部分は書かないだけで、一応ライターとして自活はできてるんだろうな。…多分(苦笑)。
読了日:9月6日 著者:北大路公子
 
鳥肌が
鳥肌が
★3.5 表紙に鳥肌が立ってる(笑)。これは、と思うとやはり装丁は祖父江さん。それはそうと、久しぶりの穂村さんのエッセイ。日常の中でふと遭遇する「怖い」という感覚。些細な違和感から、ゾッと鳥肌が立つものまで。自分が「普通」と思っている「常識」の範疇を超えた他人の行動、その意味や違和感に気付いた時、突然目の前の人が、得体の知れない存在に変わる。立場を反転させれば、自分も他人にとってそんな存在になる瞬間があるのかもしれない。それも恐怖。あと気になって調べたけど「ハート」っていう動物、存在しないみたい…。
読了日:9月20日 著者:穂村弘
 
新 怖い絵
新 怖い絵
★3.5 このシリーズは初読。同題の、久世光彦の『怖い絵』は、絵そのものが見ただけで怖い、という絵だったけど、これは描かれた背景や画家の人生が怖い、という感じ。絵を見ただけでは大して怖くないのが少し物足りないけど、解説する文章が読みやすくて面白かった。フリーダ・カーロとかカラヴァッジョとか、画家の人生がそもそも波乱万丈でドラマチック。他にもモデルとなった人物の人生や、宗教的時代的背景など。ただ一番怖かったのは、メインの絵ではなく、片目を怪我した自画像を描いた後、本当に失明することになったブローネルの絵。
読了日:9月20日 著者:中野京子
 
猫ピッチャー 4
猫ピッチャー 4
★3.5 新刊が出ていることに気付かず。ミーちゃん相変わらずかわいい。架空の球団だから(それぞれモデルはあるけど)、実際のプロ野球の話題を盛り込むわけでもないのに、よく“猫のプロ野球選手”だけでネタ切れしないなと思う(笑)。
読了日:9月21日 著者:そにしけんじ
 
夢にめざめる世界 (海外秀作絵本)
夢にめざめる世界 (海外秀作絵本)
★3.5 ロブ・ゴンサルヴェスの騙し絵に作者自ら短い詩を添えた絵本、というか画集のような。言葉はおまけで、絵だけでも充分堪能できる。近景から遠景に目線が移動するうち、違った風景が見えてくる。表紙もだけど、扉絵の地球と夜空が一体となる「夜の光」が好き。あとは数センチの高さから崖の上まで変化する「胸おどる綱わたり」や、積み重ねた本が外へと繋がる出入口へと変化する「言葉と言葉のあいだ」もいい。「あやつり人形」は珍しく?ちょっとブラックで面白かった。
読了日:9月25日 著者:ロブゴンサルヴェス
 
拝み屋怪談 禁忌を書く (角川ホラー文庫)
拝み屋怪談 禁忌を書く (角川ホラー文庫)
★3.5 “拝み屋”を営む著者が集めた怪談と、著者本人の身の回りで起きた怪異。『花嫁の家』を書いている時期に見舞われた怪異、理想的な一家の母である依頼主を襲った病、熱狂的な読者からの電話、押入れに潜む女の霊、それらが伝聞の怪談の合間合間に進行形で差し挟まれて、次第に経緯が明らかになっていく。花嫁の話は恐ろしさが加速し、ほのかさんの話は涙を誘い、伝聞の中にも著者に起きた怪異と繋がる事実が出てきたり。飽きずに読めた。『花嫁の家』は結局何だったのかよく分からず。先に読んでおいた方が良かったのかも。
怪談自体は面白かった。ただ著者が自分の“拝み屋”としての効力を全く信用してないようで、「私は何もできません、祈祷もお守りも要は気の持ちようですよ」的なスタンスなのは、依頼者にしてみれば頼りないんじゃ? 超常的な能力を標榜しないのは、似非霊能力者とかと違って、良心的で好感持てる。ただ、実際色々見えて怪異も起きているわけだし、自分の身の回りの怪異にも対処できてないし(^^;)商売として大丈夫なのかなと心配になった。
読了日:9月27日 著者:郷内心瞳
 
挑戦者たち
挑戦者たち
★3.5 ミステリの解決編に入る前に挿入される「読者への挑戦」を、様々なパターンで書いた本。名作のオマージュ風だったり、漢文、散文など文体で遊んでみたり、ネットネタだったり、視覚的なもの、ジョジョ風、QRコードまで。中には本編が読んでみたくなるものも。とにかくありとあらゆる「読者への挑戦」が楽しめる。これは読んでみないと面白さが伝わらないかも。
読了日:9月27日 著者:法月綸太郎
 
Number(ナンバー)911号 広島優勝特別編集「カープの魂」 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))
Number(ナンバー)911号 広島優勝特別編集「カープの魂」 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))
★3.5 内容がいいと評判だったので、優勝記念に購入。西川美和さんの巻頭エッセイが特に「泣いた」と話題で気になっていた。期待を高めすぎたのか泣きはしなかったものの、カープファンの気持ちをまさに代弁してる内容で、うん、うん、そうだよね、と思いながら読んだ。あとは黒田×新井の対談や、タナキクマル+ユースケの同学年の話などが読み応えあり。
読了日:9月27日 著者:Number編集部

読書メーター

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

8月に読んだ本

2016-09-05 | 本と漫画の話

8月も慌ただしく、ほんとに読めてません。

読書量減ったなぁ…。


2016年8月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1050ページ
ナイス数:122ナイス

ジャック・リッチーのびっくりパレード (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)ジャック・リッチーのびっくりパレード (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
★3.5 ジャック・リッチー4冊目。書かれた年代順に収録されている。序盤の3作品は、ミステリ色は弱く、軽い読み物的な感じ。4つ目の、逃走中の銀行強盗が家に居座る『ようこそ我が家へ』で本領発揮。シニカルな駆け引きやどんでん返しが効いてくる。『戦場のピアニスト』は珍しく?ちょっとウェットでやるせない気持ちになった。ターンバックル刑事とカーデュラ探偵のシリーズものもあり、バラエテイに富んだラインナップ。
読了日:8月4日 著者:ジャックリッチー

ジャック・リッチーのあの手この手 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)ジャック・リッチーのあの手この手 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
★3.5 図書館にあるジャック・リッチーはこれで最後。謀・迷・戯・怪・驚の5章に分けて収録。かなりひねりの効いた名作揃いだった『クライム・マシン』に比べると(読み慣れてしまったせいもあるかも)、“小品”といった感じ。コミカルでウイットの効いたラブロマンスっぽいのや小話的なものも多く、好みのミステリ的などんでん返しが効いた作品が少なかったかも。SF風のものは、また違った不気味な面白さがあった。
読了日:8月16日 著者:ジャック・リッチー

広島の怖い話広島の怖い話
★2 地元なので読んでみた。淡々と起きたことだけを書いてある方が想像の余地があって好きなのだが、これは脚色が強いのか、作り話っぽさが目立っていて、ちょっと冷めた。前書によると筆者(共著の一人)は霊感?があるとのことで(この前書がまた強烈)霊能者特有の決めつけのような解釈が入り、押し付けがましさを感じてしまった。脚色が強いせいか、展開が怪談の型にはまっていて陳腐になり、元ネタの信憑性も疑ってしまう。地元ゆえに明らかに不自然で整合性がない箇所も見つけてしまった。(実際の事件が関わる怪談で、私が子供の頃の話)
読了日:8月22日 著者:寺井広樹,村神徳子

立体妖怪図鑑 モノノケハイ立体妖怪図鑑 モノノケハイ
★3.5 展覧会の図録として作られた本。歴史的な妖怪の捉え方の変化を追って、絵巻や浮世絵、生き人形など時代ごとの妖怪造形から、現代の妖怪ブームに至るまで。お化け屋敷の人形に、ガチャガチャなどの妖怪フィギュア、各地で開催されている「妖怪造形コンテスト」的な公募展に出品された作品まで、幅広く網羅。バラエティーに富んでいて面白かった。展覧会が近くなら見に行きたかったなぁ。
読了日:8月22日 著者:

ブーちゃんブーちゃん
★3.5 藤城清治さんが30歳の時に描いたものに色をつけ、手書きの文字も添えて新たに完成した絵本。藤城さんの猫好きの原点が垣間見える話。60年くらい前の話なので、猫の扱いが現代とは違い、子猫が気の毒になる場面がちょこちょこあるけど、それは時代だから仕方ない部分でもある。最後にいい人に出会って良かったね、と思ったら、あとがきによると藤城さんの初めて飼った猫をモデルにした話だったという。ご本人も書いているように絵は少し稚拙だけど、子猫の可愛らしさが伝わる愛らしい絵で、まさに今の藤城さんが描く猫の原点。
読了日:8月28日 著者:藤城清治


読書メーター

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

7月に読んだ本

2016-08-15 | 本と漫画の話

暑くてしんどい今年の夏。

家に猫のいない夏。

淡々と過ごす日々でした。


2016年7月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1674ページ
ナイス数:135ナイス

重版出来! 5 (ビッグコミックス)重版出来! 5 (ビッグコミックス)
★4 《グラビアページの裏側/単行本が出た東江さんに、さっそく安田から次の原作付き漫画の依頼が来るが/大御所・西脇虚太朗の画業70周年記念画集を出すことに/出版社のパーティに潜り込む「サイン泥棒」を阻止!/漫画を売る本屋さんや配本倉庫で働く人々》
編集者だけでなく、出版に関わる様々なお仕事の人達のことが描かれるのがいい。グラビアの修正、ブックデザイン、製版、作家やデザイナーの要望に合った用紙など(資材)を用意する人、漫画家を励まし支えた銀座のママも。プライドを持って仕事するプロ、職人達はかっこいい。

読了日:7月3日 著者:松田奈緒子


わかってほしいわかってほしい
★3.5 虐待について描かれた、話題の本。ぬいぐるみがただただ痛めつけられ、ボロボロになっていく。言葉は少ない。表の思いと、内面の言葉が重なって見える。子供の心が引き裂かれるのを絵と文字でストレートにぶつけてくるようで、痛々しい。虐待する親がこれを読んだら、どう思うのだろうか。特に虐待しているという自覚のない親はどうだろうか。虐待している親は絵本を手に取ったりするだろうか。どうしたら彼らにこの本が届くだろうか。
読了日:7月3日 著者:momo


クライム・マシン (晶文社ミステリ)クライム・マシン (晶文社ミステリ)
★4 「この本を読んだ人がよく読む本」で目にして、なんとなく面白そうだったので。初読みの作家さん。これはかなり好み!
表題作からして、「タイムマシンであなたの犯罪を目撃した」と言う男が殺し屋のもとを訪れるという奇想天外な内容で、このありえなさに、どんな落としどころがつくのかと引き込まれた。結果見事に「してやられた!」殺し屋は歯噛みするわけだけど、読者としては痛快。他の作品も、犯罪ものやSF、ホラーなど設定は様々ながら、共通してラストで「してやられた」という感覚が味わえ、次はどんな手でくる?とワクワクした。出所した男が、自分を冤罪に陥れた弁護士や証言者を訪ねる『日当22セント』、妻殺しを疑われる男『エミリーがいない』、シリーズの「カーデュラ探偵」ものなどが特に面白かった。『殺人哲学者』のようなショートショートほどの短さでもピリッとした作品もあり、全く飽きなかった。

読了日:7月4日 著者:ジャックリッチー


昭和のお菓子 (玄光社MOOK)昭和のお菓子 (玄光社MOOK)
★4 昭和に発売されたお菓子を年代ごとに紹介。懐かしの駄菓子から、今も現役の定番商品まで。定番商品も、当時のパッケージと今のパッケージが両方掲載してある。職場や親にも見せたら、かなり盛り上がった。この後、久しぶりに駄菓子屋に行って懐かしいお菓子を買いました。
読了日:7月5日 著者:


10ドルだって大金だ (KAWADE MYSTERY)10ドルだって大金だ (KAWADE MYSTERY)
★3.5 ジャック・リッチーまとめ読み中。『クライム・マシン』が良いとこ取りをしていたのか、最初のインパクトが大きかったのか、もれなく面白い、という感じではなかったけど、十分楽しめた。特に、財産目当てで妻殺しを目論む男の話『妻を殺さば』など、“予想外の展開”がまさに予想の上をいった時の「そうきたか!」がたまらない。ターンバックルものは、嬉々として推理を披露するも的はずれ、でも結果的に犯人に行き着く、というパターンで、ミステリ的にも面白いんだけど、なぜかハマらない。キャラが弱いのか、雰囲気が合わないのか。一方カーデュラものは、キャラが立っているからか、ミステリ的にはあまり捻りがない印象だけど、わりと面白く読める。『世界の片隅で』は主人公の性格がちょっと異色な感じがしたけどそれがまた悪くない読後感。『誰が貴婦人を〜』は、美術品を巡る詐欺もの。これだけで映画やドラマ1本作れそうな小気味よいクライムノベル。
【収録作品】妻を殺さば/毒薬であそぼう/10ドルだって大金だ/50セントの殺人/とっておきの場所/世界の片隅で/円周率は殺しの番号/誰が貴婦人を手に入れたか/キッド・カーデュラ/誰も教えてくれない/可能性の問題/ウィリンガーの苦境/殺人の環/第五の墓

読了日:7月12日 著者:ジャック・リッチー


ダイアルAを回せ (KAWADE MYSTERY)ダイアルAを回せ (KAWADE MYSTERY)
★3.5 ジャック・リッチーまとめ読み中。『10ドルだって〜』より好みの作品が多かった。疑り深い敵役や警察を相手に、頭脳戦となる展開が多く、ダレなかった。爆弾のような怪しげな箱を持って市役所を訪れる男『いまから十分間』のひねり具合や、殺し屋に狙われる絶体絶命からの逆転劇『動かぬ証拠』など。 
【収録作品】正義の味方/政治の道は殺人へ/いまから十分間/動かぬ証拠/フェアプレイ/殺人はいかが?/三階のクローゼット/カーデュラと盗癖者/カーデュラ野球場へ行く/カーデュラと昨日消えた男/未決陪審/二十三個の茶色の紙袋/殺し屋を探せ/ダイアルAを回せ/グリッグスリー文書

読了日:7月19日 著者:ジャックリッチー


鬼灯の冷徹(21) (モーニング KC)鬼灯の冷徹(21) (モーニング KC)
★3.5 唐瓜君は真面目で有能。クレーマーおばさんはとっとと地獄の釜にぶち込んでやりたくなった(怒)。地獄太夫は普段の仕事っぷりが気になる。あと最近白沢の出番が少ないような?
《働きぶりが悪いと妲己に脅された檎、仕方なく地獄で働く/新人の教育係になった唐瓜と茄子、先輩ぶりを発揮?/現世の夏フェスに行ったミキマキと鬼灯/シロ達が先輩犬の子守でカルタ遊びをしたいと鬼灯を誘う/地獄の経費について十王会議/アヌビスとトトが日本の祭りを視察に/地獄の裁判にもクレーマー/地獄の水族館とは/お香さんの上司・地獄太夫登場》

読了日:7月24日 著者:江口夏実


重版出来! 6 (ビッグコミックス)重版出来! 6 (ビッグコミックス
★3.5 校閲の話が奥が深くて面白かった。正確な日本語、時代考証、表記の統一感などにだけこだわっていては、作者の意図や物語から逸脱することもある。作品世界を壊さないバランス感覚が難しい。
《黒沢は『ピーヴ遷移』の連載を決めるためのプレゼン内容に頭を悩ませる。一方中田はネームに行き詰まる。他者を拒絶してきた中田は変われるのか/三蔵山先生のアシスタントの栗山は、webコミックに活路を見いだすが…/網走の町の小さな書店の話/歴史漫画の特装版を出すにあたり、校閲にかけることに。校閲部の仕事とは》

読了日:7月29日 著者:松田奈緒子

読書メーター

 


コメント
この記事をはてなブックマークに追加

6月に読んだ本

2016-07-10 | 本と漫画の話

2016年6月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1459ページ
ナイス数:118ナイス

沖縄の怖い話・参~カニハンダーの末路沖縄の怖い話・参~カニハンダーの末路
★4 『琉球怪談』シリーズとごっちゃになってたけど出版社が違ってた。内容的にはあまり区別つかないと思う。ユタやノロが生活と密着していて、キジムナーなどの妖怪?がわりと普通に受け入れられている土壌と、のんびりした語感の方言もあいまって、あまり恐怖感はなく、多くが“不思議な(奇妙な)体験談”といった印象。前に読んだ本では、沖縄戦にまつわる話もあり、そちらの方が元が悲惨な分怖さはあったと思うが、今回はそれはほとんどなかった。でも全体的に安定感があって面白い。
読了日:6月7日 著者:小原猛
 
重版出来! 2 (ビッグコミックス)
重版出来! 2 (ビッグコミックス)
★3.5 人気シリーズ作家・高畑先生の、ライバル誌からの引き抜き騒動、イケメンギャグ漫画家・成田メロンヌ先生打ち切りショック、電子書籍化にからむ往年の人気漫画家・牛露田獏と娘アユの転落人生など。漫画家と編集者の信頼関係も大事だし、周辺には出版に関わる様々な役割・職業の人々がいて、彼らの仕事も上手く噛み合ってこそ、作品が世に送り出される。製版て具体的にどういう事をしているのか初めて知った。大変だけど、職人魂があってかっこいい。仕事のために私生活が上手くいかないのは辛い。彼女が理解ある人と出会えて良かった。
読了日:6月14日 著者:松田奈緒子


重版出来! 4 (ビッグコミックス)
重版出来! 4 (ビッグコミックス)
★3.5 安井の勧めで原作・映像化付きの漫画化に挑む新人・東江が急な変更指示に振り回され追い詰められる。安井が仕事にドライになったのは、雑誌『FLOW』の廃刊がきっかけだった。中田伯の才能に触れ嫉妬する沼さんの焦りと葛藤。中田は自分の描く漫画に迷いがない。沼田は作品を理解してくれる編集者に出会えなかった不運もあったけど、自分の漫画を信じる事ができなかった。そこで諦めてぬるま湯に浸かって過ごしてしまった。そんな沼田の漫画を初見で理解してくれたのが中田というのはなんとも皮肉で苦しい。
読了日:6月14日 著者:松田奈緒子
 
MOE特別編集 エドワード・ゴーリーの優雅な秘密 (白泉社ムック)
MOE特別編集 エドワード・ゴーリーの優雅な秘密 (白泉社ムック)
★4 ゴーリー満喫。雑誌の特集などで既知の内容も多いけど、絵本だけでなく、装丁の仕事、バレエや演劇関連、自宅や周辺の生活周り、趣味や人柄など、内容が様々で、ボリュームたっぷりバランスよくまとまっていて、どの内容も興味深く読んだ。ゴーリー展、2年ほどかけて日本各地を巡回とあるけど、近隣の美術館に来ないかなぁ。行ってみたい!
読了日:6月19日 著者:
 
ブラウン神父の無垢なる事件簿 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ブラウン神父の無垢なる事件簿 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
★3 有名な「ブラウン神父」だけど、アンソロジーで1,2編読んだ程度なので、新訳版を機に読んでみた。
正直あまり好みではなく、途中でやめようかと思ったけどラスト2編で盛り返した。
『秘密の庭園』などトリックに関しては当時としては画期的で衝撃的だったろうと思う。でもストーリー運びやキャラクターがイマイチ。なぜ犯人に着目しトリックを解明したか、その推理の過程の描写がスッキリしない。回りくどい言い回しが多く、かといって論理的な説明は物足りなく、一足飛びに答え合わせだけして解決してしまっているというか。
 キャラクターとしては、人(特に異教徒や異人種)を見る目が厳しく、狭量に感じる。異教・異人=「好ましくない人物」かのような偏見(著者の?)が垣間見える。さすがに犯人と決めつけることはないが、印象が良くない。他の有名な名探偵達が型破りな変人揃いで、それが魅力的なのに比べ、神父という括りは不自由ではある。ただ神父関係なく、現代感覚ではこの人物像には共感しにくい(個人的感想)。相棒役も、当初は魅力的なキャラだったのに、途中からの探偵という設定が無意味。実質探偵役は神父なので、探偵らしい場面がなく、存在が霞んだ。
最後の2編は比較的面白かった。あまり宗教に絡まないからか、事件がすでに起きた状態から話が始まるからか、神父の心証や余計な先入観の入る余地が少なく、ミステリに集中している感じ。『折れた剣の看板』は、ある英雄譚に疑問を持ったブラウン神父とフランボーの対話だけで話が進むので、シンプルに論理立っていてドラマチックでもあった。『三つの凶器』も登場人物の話を順に聞いて謎が明らかになるスタンダードな流れで、真相も意外性と論理性が合致してスッキリした。
読了日:6月20日 著者:G・K・チェスタートン

 
沖縄の怖い話2
沖縄の怖い話2
★4 1,3作目を読んで、2が飛んでいたので。最近読んだ3より、神聖な場所を壊したりした祟りとか、戦争の名残とか、似非ユタとか、バリエーションも多く、起こる事象も恐怖感がより感じられる内容だった。「神ダーリ」(神憑り)になる話が幾つかあったけど、そういう血筋であっても、現代の親や当人は普通の人生を望むので、拒否して離れてもらうらしい。そのうちユタのような沖縄独特の風習?は廃れていきそうだ。ただ現世ではその宿命から外して貰えても、いずれ生まれ変わったら引き受けなければならないとか、来世に先送りしただけ…。
読了日:6月21日 著者:小原猛
 
岩合光昭写真集 岩合さんの好きなネコ
岩合光昭写真集 岩合さんの好きなネコ
★4 岩合さんが全国で出会った猫達の中でも、特に印象に残った子を集めた写真集。さすが、味のあるいい表情、いい動きの猫ばかり。1匹あたりのページ数は見開き〜数ページだけど、その分全国津々浦々の猫の暮らしが見えて楽しい。写真集や作品展で見覚えのある子もちらほらいて、「君はその地方の猫さんだったのか」という発見も。柴犬の足の間をすり抜ける姿がユニークで印象的だった「タマ」は、なんと地元福山の、鞆の浦の猫とワンコさんだった。
読了日:6月26日 著者:岩合光昭
 
幕末・明治の工芸―世界を魅了した日本の技と美
幕末・明治の工芸―世界を魅了した日本の技と美
★3.5 美術手帖の「超絶技巧」特集などで、この時期の工芸の凄さを知り、特に多く作品を収集している清水三年坂美術館を知った。本書はその収蔵品を紹介したもの。七宝、京薩摩(陶芸)、印籠、根付、刀装具、金工、蒔絵。とにかく細密でリアル。これだけのものを作る高度な技術、時間と根気、狂気を感じさせるほどの才能、などが凝縮していて、圧倒される。清水三年坂美術館、行ってみたいなぁ。
読了日:6月29日 著者:村田理如

読書メーター

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

5月に読んだ本

2016-06-18 | 本と漫画の話

このところ月日の経つのが早いです。
姪っ子が生まれてはや1歳。
有り余るほど元気でやんちゃだったユズは15歳。 
このところ体調が思わしくありません。 
もっともっと長生きしてほしい、一日も長く心地よく過ごしてほしい、そう思って奮闘する日々です。
 


 2016年5月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:1591ページ
ナイス数:201ナイス

みんなの少年探偵団2みんなの少年探偵団2
★3.5 過去に遡ったり21面相視点など少し捻った設定の話が多かった第1弾に比べて、小林少年視点で21面相と対決する基本路線に近い話が多かった。今回は何と言っても平山夢明さんの『溶解人間』!いかにもな怪人、流石のグロテスクな描写、手に汗握る展開、乱歩を夢中で読んでいた頃の感覚を思い出した。(グロさは上をいくので子供にはどぎついかも?)
【収録作品】『未来人F』有栖川有栖/『五十年後の物語』歌野晶午/『闇からの予告状』大崎梢/『うつろう宝石』坂木司/『溶解人間』平山夢明

読了日:5月3日 著者:有栖川有栖,歌野晶午,大崎梢,坂木司,平山夢明
 
おかんメール5
おかんメール5
★3.5 第5弾ともなると慣れてしまって爆笑はしないけど、安定的な内容だった。スマホの普及による、手ブレ的な文字の乱打や予測変換候補をそのまま送っちゃって意味不明になってしまう系が増えてる。それはそれで面白いんだけど、オカンらしさ、という点では、途中いきなり違う話になったり、説教ぶち込んだり、といった脈絡のなさ、わけのわからないオカン的思考回路が炸裂してる方がより笑えた。
ちょっと編集が雑なのが気になった。備忘録が忘備録になってたり、文字化け(おそらく絵文字) をハッシュタグ流行ってるの?とか、ちゃんと編集でチェックしてれば分かりそうなお粗末なミスで、これじゃおかんの事を笑えないだろう…、と思ってしまった。

読了日:5月9日 著者:おかんメール制作委員会
 
MOE (モエ) 2016年 06月号 [雑誌]
MOE (モエ) 2016年 06月号 [雑誌]
★4 ヒグチユウコさんの表紙+付録の一筆箋にフラフラ吸い寄せられ購入。ヒグチさんの絵は本当に好き過ぎて見ながら自然と溜息が出る。p.11のヒグチさんによる工藤ノリコさん作『ノラネコぐんだん』のオマージュイラストが特に最高でした(笑)。今度『ノラネコぐんだん』読んでみよう。猫絵本は色々読んでるつもりで、今回紹介された本も数が少なめなこともあってわりと網羅してたけど、まだ未読で読んでみたい本が見つかる。表紙だけだと、好みじゃない絵柄はスルーしちゃうので、あらすじや解説付きで紹介されると興味が湧くこともある。
読了日:5月9日 著者:
 
美術手帖 2016年3月号
美術手帖 2016年3月号
★4 宮川香山展を見に行ってミュージアムショップで見つける。狂気を感じるほどの細密でリアルな造形、たまりません。本書では香山の作品は思ったより少なめだったけど、香山を入口に、明治の超絶技巧な工芸家を色々紹介してあって、どれもこれも凄かった。続いて現代作家も3名登場し、特に木彫による自在置物作家の大竹亮峯さんは圧巻。人間の手先の技術で自然の造形に迫るリアリティを作り出す、その事になぜこんなに魅了されるのだろうか。3Dプリンターで本物そっくりに再現したって、感動は生まれないのに。
メモ 《明治の工芸家》金工:正阿弥勝義/金工:海野勝珉/金工:鈴木長吉/七宝:並河靖之/七宝:濤川(なみかわ)惣助/牙彫:安藤緑山/木彫・牙彫:旭玉山/木彫・牙彫:石川光明/木彫:高村光雲/漆工:川之邊(かわのべ)一朝/漆工:白山松哉(しょうさい)/漆工:赤塚自得/漆工:柴田是真(ぜしん)/陶磁器:錦光山(きんこうざん)宗兵衛/刺繍絵画:飯田新七/生人形:安本亀八/生人形:松本喜三郎 《現代》木彫自在置物:大竹亮峯/鎧兜の現代武士:野口哲哉/写真の細密描写画:山本隆博

読了日:5月9日 著者:
 
図書館の主 12 (芳文社コミックス)
図書館の主 12 (芳文社コミックス)
★3.5 今回は学校司書の話が6話続いて、大半を占める。大学の時に教育学部で学校図書館司書の短期講習があって、当時は図書館の仕事に興味なかったので受講しなかったんだけど、後になって図書館のバイトしたりして、資格取っとけば良かったと思った事など思い出す。でも学校司書と司書教諭がいるって知らなかったと思って調べたら、学校司書は去年学校図書館法で制定されたばかりだった。今回の話で、図書館とはまた全然違う、学校図書館の問題点や難しさを知る。資格などが整備されて、専門職としての地位が確立されるといいなぁ。
読了日:5月9日 著者:篠原ウミハル
 
いくしゅん ですよねー
いくしゅん ですよねー
★3.5 どうしてそんなに訳の分からないシチュエーションに遭遇して写真に収めてるんだ、というような奇妙なシーンばかり。さらに1枚の写真の中で、おかしな要素が1つならず2個も3個も重なって「何があった」と問いたくなるようなとっ散らかったシュールな状況まであったりする。ひょっとして仕込んでる?演出なんでしょ?と疑いが湧くほどに。明らかに偶然であろう動物や日常の一場面も多いので、やっぱり演出じゃないんだろうなぁ(苦笑)。こんなに変なシーンばかり見つける引きの強さと、それを見逃さない眼力のなせる技なのかなぁ。
イマドキの問題として、街や電車など公共の場面で撮られた写真に写ってる人達って、掲載許可とかどうなってるんだろう?と思ってしまう。窮屈な世の中です。

読了日:5月9日 著者:いくしゅん
 
鬼灯の冷徹(19) (モーニング KC)
鬼灯の冷徹(19) (モーニング KC)
★3.5 天探女(天邪鬼)のインパクトが全て。あと、小判の全裸(素の猫状態)は意外とかわいい。
《亡者達の死因自慢/唐瓜の姉の縁談/ミキは料理下手だった/西洋かぶれにイラつく面々、“和風”とは/瓜子姫と天邪鬼/猫の漢さん鬼灯訪問/チリチリヘアのキャラ達、徳の高い人のお迎えに行く/猫の小判の一日/獄卒採用面接》

読了日:5月29日 著者:江口夏実
 
鬼灯の冷徹(20) (モーニング KC)
鬼灯の冷徹(20) (モーニング KC)
★3.5 白澤も怯む“焦熱地獄のトマホーク”が凄い(笑)。今回も天探女に持ってかれた。
《白澤のストライクゾーンはどこまで広いのか/シロと血縁?花咲か爺さんのポチ/名前を覚える大切さ/飲酒のマナーセミナー/変態?!人面犬/絡繰屋敷の変成庁、補佐官も絡繰人形に/座敷童子は夜中何してる?/地獄極楽の福引き》
桃太郎が当てた変成庁謹製の高性能ニャウリンガル、欲しい!

読了日:5月29日 著者:江口夏実
 
ヘタリア Axis Powers
ヘタリア Axis Powers
★3 県民性擬人化漫画が好きで、国の擬人化漫画という本書も気になっていたら、図書館で発見した。国民性あるある的な、くだけたコメディ漫画かと勝手に思ってたら、コメディではあるんだけど、歴史的な話が中心で領地を巡る戦争ネタが多かった。のでイマイチ乗れず。枠外の補足説明も少なく、意味がよく分からないネタも。鉛筆描きのようなラフな描線のうえ、絵柄からはあまり国の特色が出てる感じがしないので、キャラの見分けが付きにくいし。国名の名札を付けて欲しいくらい。もう少しネタや絵柄が洗練されたら、いい感じなんだけどな。
読了日:5月29日 著者:日丸屋秀和
 
荒川アンダー ザ ブリッジ(15)(完) (ヤングガンガンコミックス)
荒川アンダー ザ ブリッジ(15)(完) (ヤングガンガンコミックス)
★3.5 最終巻、怒涛のごとく伏線回収しつつ収束。かなり慌ただしいし強引な所もあったけど、思ったよりちゃんと話が畳まれてた。金星人の秘密も、村長ら謎の登場人物達の正体や思惑も判明し、全体像が浮かび上がった。よくぞこれだけ荒唐無稽な設定やエピソードの数々を、それなりの形にまとめたと思う。途中ダレちゃってもういいかとも思ったけど、最後まで読んできて良かった。
読了日:5月29日 著者:中村光
 
カルト村で生まれました。
カルト村で生まれました。
★3.5 “カルト村”で生まれ19歳まで過ごした作者のコミックエッセイ。いわゆるカルトのような宗教色は強くないけど、ほぼ自給自足の質素な暮らし、物は全て共有する、ざっくりとした印象では共産主義のような集団。親とは引き離され同年代の子供達と共同生活、というのが一番問題か。“世話係”の大人は理不尽で体罰当たり前、食事は昼と夜だけで罰として食事抜きもあるので常に飢餓状態、学校には通えるけど部活禁止など村のルールからは逸脱できない、親と会えるのは年に数回、等々、児童虐待スレスレ(というかアウト)の生活。
気になるのは、子供達が厳しく管理されている一方、大人達は比較的規律が緩いような気がすること。大人だけの話し合いや外部からの批判であっさりルールが変わること。村として確固たる方針があるわけではなく、大人の都合のいいように子供達をコントロールしているだけに思える。離れて暮らす親は、子供にこんなつらい暮らしを強いていることに何の疑問もないのか。親がカルトに嵌るのは勝手、でも子供を巻き込んではならない。作者と同時期に村を出たという両親が当時どう思っていたのか、聞いてみたかった。

読了日:5月30日 著者:高田かや
 
重版出来! 3 (ビッグコミックス)
重版出来! 3 (ビッグコミックス)
★3.5 持ち込みの新人も様々。作品だけでなく、態度や漫画に取り組む姿勢もしっかり見られている。それは「仕事」として考えるなら社会人として当然のこと。そして持ち込みで見出された、絵が上手いけどストーリー作りに難ありの東江さんと、ストーリー・世界観は凄いが絵が超絶下手な中田の対比。東江は、なかなかデビューできない焦りから、“ツブシの安井”が提案した原作付きの話に飛びつく。安井の仕事に対する意識はかなりドライで、作家は使い捨て。職場にいたら嫌なタイプだ。彼女も安井に潰されるのだろうか。
読了日:5月30日 著者:松田奈緒子

読書メーター

コメント
この記事をはてなブックマークに追加