日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

キックキック☆

2012-04-26 | ユズの話

ご無沙汰でございます(^-^;)
携帯からの投稿も滞る始末です…↓↓↓


さて、ユズに久々、ニューアイテムを導入してみました☆
マタタビの香り付きシートでできた枕です。

クンクン匂いをかいで、舐めたりするうち、徐々に興奮↑↑↑

期待通りに、両手で抱え込んで、キックキック☆が見られました♪(*^^*)

携帯で撮影してるので、ブレまくりですが、ユズの興奮ぶりが出てるかと(笑)

コメント (4)
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3月に読んだ本(前半)

2012-04-09 | 本と漫画の話

あー、更新しないで1か月経っちゃった・・・orz
サボり気味ですねぇ。
読んだ本のまとめブログと化すのは避けたいのに、意志が弱くていけません(-_-;)
4月は頑張れるか!?


3月の読書メーター
読んだ本の数:25冊
読んだページ数:4197ページ
ナイス数:265ナイス

We are ブサかわねこWe are ブサかわねこ 
★3.5 表紙が目に入った瞬間くぎ付け! 裏表紙もww 「5大ブサかわ猫夢の競演」とあるけど、表紙(ぶりた君)&裏表紙(ぶっこちゃん)の2匹が、横綱級にずば抜けたブサかわっぷり(*´艸`*) 最初パラ読みした時は、この手の本によくある漫画風や合成などの企画ページが目について、そういう作為的なのは苦手なのでイマイチかなと思ったけど、各猫の個別ページは、普段の猫さんを飼主さんが撮影した写真が中心で、自然な姿や表情が面白くて、思わず買ってしまった(*^m^*) やっぱりあまり加工しない方が可愛いよ♪
読了日:03月03日 著者:梅津 有希子


ゆうれいのまち (怪談えほん4)ゆうれいのまち (怪談えほん4)
★3.5 恒川ワールドでした! 「夜市」や「風の古道」に登場した異世界のような、“ゆうれいのまち”に子どもが紛れ込みます(*^m^*) 恒川ファンはニヤリとする設定でしょう。捕まるシーンにはゾクリとします。ただ、後半はちょっと物足りない感じがしたかな…。途中までいかにもな恒川ワールドだったので、「どんな結末が…?」と勝手に期待感を盛り上げ過ぎてしまいました。
読了日:03月03日 著者:恒川 光太郎


殿様とトラ 幼少篇 (書籍扱いコミックス)殿様とトラ 幼少篇 (書籍扱いコミックス) 
★4.5 こういう話好きだ! 江戸時代の人情ものと猫の合わせ技! 《小さな武家の次男坊・荘十郎。兄には由松、荘十郎にはトラという、忠義者のお側衆(と思い込んでるw)の猫が懐いていて…》 男手一つで幼い荘十郎を育てる兄と奥さんになる人の出会いや、その二人に子どもが生まれ“厄介叔父”になってしまった荘十郎の葛藤など、猫との微笑ましい生活を通して描かれる、荘十郎の人生。兄夫婦も優しく、境遇こそ辛いけれど、物語は常に温かい。兄夫婦が出会うきっかけになった宝子(猫)が、要所要所で素敵な役割を果たしてて、ホロリ。
読了日:03月04日 著者:くるねこ 大和


ガリレオの苦悩ガリレオの苦悩
★4 読メ始める前に読んでた…。でも内容はほとんど覚えてなかったので、そのまま読んだ。 見知らぬ他人が犯した犯罪を推理してきた過去の作品。『容疑者X』で友人が関わったことで、警察に協力するのをやめた湯川。 今作では、事情を知らない女性刑事・内海が、再び湯川に協力を依頼する。協力するか否か、知人が絡む事件、湯川への挑戦状など、湯川自身の「苦悩」も描かれ、人間味が出てきた。そしてドラマの影響か、描写がイケメン風に(笑)。 トリックの現実味はともかく、純粋に謎解きが楽しめたし、名探偵ものはやっぱりいいな。

以下あらすじ→
マンションから女性が転落死した。容疑者が浮上したが、転落の瞬間、彼がマンションの下の道にいるところを他人に目撃されていた…『落下る』。
 湯川の恩師宅に、弟子達が集った夜、離れで火災が発生。日本刀のようなもので体を貫かれた長男が遺体で発見された。複雑な家庭事情を抱える恩師の家で起きた殺人事件に湯川は…『操縦る』。
 ペンションを経営している旧友を訪ねた湯川。宿泊客が近くの渓谷で転落死し、自殺とされたが、その直前に起きていた、奇妙な密室の謎解きを依頼されたのだ…『密室る』。
 老婆が殺され、隠してあった金塊が奪われた。当日家を覗き込んでいた保険外交員の女性が浮上。その娘が、行方不明になっていた被害者宅の番犬の死体を発見する。母親への嫌疑を晴らすため、ダウジングで見つけたと言うが…『指標す』。
 警察と湯川の元に、「悪魔の手」を名乗る人物から、数日中に事故に見せ掛けた殺人を起こしてみせると挑戦状が届く。予告通りに、建築現場からの転落死と、交通事故死が起こり…『撹乱す』。 以上5編。

読了日:03月08日 著者:東野 圭吾


たのしい絵封筒~切手ではじまるSTORY~ (コスミック・アート・グラフィック)たのしい絵封筒~切手ではじまるSTORY~ (コスミック・アート・グラフィック)
★2.5 絵封筒本3冊目。他に比べ、作り方の説明やコツにはほとんど触れてなく、作品集的な本。なので、著者のテイストが好きな人にはいいと思うけど、個人的には、切手の使い方も絵自体も、好みと違った。見て思わず笑ってしまうようなユニーク系を期待してたせいもある。これは、と思う面白いのもあったけど、全体に絵面が渋く大人しい印象。著者の年齢は書いてないけど、絵のイメージ的に年配のマダムって感じ(^-^;) 額面をちゃんとほぼ80円に揃えてる所には感心した(笑)。 今のところ、『絵封筒をおくろう』が一番好き。
読了日:03月08日 著者:伏見 愛佳


きょうの猫村さん 5きょうの猫村さん 5
★3 猫村さん、口は災いの元(笑)。お節介もほどほどに(苦笑)。 尾仁子達の集会に乱入する所とか、ある意味期待通りにやらかすなぁ(^^;) 一方、若い男にときめく奥様、かと思えば旦那様が旅行に誘ったりして、関係修復…と思えば、再び旦那様の別れた愛人の影…。何だこの昼ドラチックな展開(笑)。 犬神家に平穏は訪れるのか、そして猫村さんがぼっちゃんに会える日はくるのか?
読了日:03月09日 著者:ほし よりこ


夏目友人帳 12 (花とゆめCOMICS)夏目友人帳 12 (花とゆめCOMICS)
★3.5 田沼との友情、それゆえの距離感にお互い悩むの巻。1巻で登場してたのに、当分放っとかれた田沼というキャラクター。すんなり良き理解者になるんだろうと思いきや、二人の友情関係の葛藤をこれほど丁寧に描いていこうとは。だからこそ、名取は「捨ててしまった」と言ったのか。きっと名取には、二人が眩しく見えるんだろうな。

以下あらすじ→
友人帳をよこせと襲ってきた妖。昔人間に貰った古い手紙を読むため、古紙を修復できる妖を探したいという。成り行き上、手助けをすることに…『代答』。
老婆の姿をした妖に見込まれ、昔鏡を貸してくれた妖を探す手伝いをするはめになった夏目。その妖は強力な力を持ち、他の妖怪から恐れられていたという…『妖しきものの名』。
夏目が妖によって小さなガラス瓶に閉じ込められてしまった。事情を知った田沼は、夏目救出に乗り出すが…『硝子のむこう』。

読了日:03月09日 著者:緑川 ゆき


O型自分の説明書O型自分の説明書
★3.5 父がA型家系だからか、陽気で社交的な面を持ってないので、あまり当て嵌まらなかった。でも母(O)には「これ全部母のこと?」ってくらい的中(笑)。弟妹もO型だけど、それぞれ違う部分でA型っぽさが出てるし、血液型は案外侮れない。遺伝子レベルで決まってるとは思わないけど、「O型はおおざっぱ」「A型は几帳面」みたいな分類の影響を何世代も受け継いできた文化の中では、自己暗示的に性格形成に影響を及ぼす面は多々あるんだと思うな。「これO型の特性なんだ?」と意外な部分で当て嵌まる所もあったし、なかなか面白かった。
読了日:03月10日 著者:Jamais Jamais


聖女の救済聖女の救済
★3.5 『容疑者Xの献身』といい今作といい、読み終わって気付くタイトルの秀逸さ。「救済」ってそういうことだったの!? 《男が自宅で毒殺された。離婚を切り出されていた妻にはアリバイがあった》 ミステリーとしては、地味でシンプルな事件。ただ、毒物の混入方法が分からない。これだけで長編引っ張るの?と思いながら読んだ。湯川はフォローしてたけど、草薙が容疑者に過剰に肩入れするのが、刑事がそんなでいいのか、とイライラしたし。正直後半まで退屈だった。トリックや動機が明らかになると、想像もつかない奇抜な発想で感心した。
読了日:03月12日 著者:東野 圭吾


みみずのオッサン (絵本・こどものひろば)みみずのオッサン (絵本・こどものひろば) 
★3.5 「マツコの知らない世界」の絵本がテーマの回で見て、マツコさんがウケてたので。 わはは、めちゃくちゃシュール(笑)。散々シュールにとっ散らかしておいて、最後「しずかなよるです」で締めるところなんか、妙に可笑しい(*^m^*)
読了日:03月16日 著者:長 新太


こねこのタケシ―南極大ぼうけん (すずのねえほん)こねこのタケシ―南極大ぼうけん (すずのねえほん) 
★3.5 わたなべあきおさんの絵に惹かれて。わたなべさんの描く猫の可愛さったら! 内容は読んでビックリ! 第一次南極越冬隊に、子猫も同行してたなんて!Σ(゜◇゜;) タロ・ジロ達の話は有名だけど、猫(とカナリアも)がいたとは知らなかった…。可愛い仕草で隊員の皆さんを和ませていたそうで。巻末には、タケシくんの写真も数枚掲載されてます。
読了日:03月16日 著者:阿見 みどり


ポテト・スープが大好きな猫ポテト・スープが大好きな猫 
★4 おじいさんと猫の関係性がいい。共に過ごす穏やかな毎日、信頼し合ってるんだけど、態度は素っ気ない(笑)。そんな毎日にある異変が…。 村上さんの訳、『空飛び猫』ではあまり気にならなかったけど、これはなぜかちょっと、頭にすんなり入って来なかった。猫が「歳をとった雌猫」だというのが、分かって読むのと、若い猫だと思って読むのでは、物語の印象が違ってくると思うんだけど、文章からは分からなかったし。これは原文でもそうしてあったってことなのかなぁ?
読了日:03月16日 著者:T. ファリッシュ


視えるんです。 2 (幽BOOKS)視えるんです。 2 (幽BOOKS)
★3.5 可愛い絵柄で油断させといて、怖いシーンは思い切りホラーな、コミックエッセイ第二弾。どうしても1冊目と比べるとインパクトは弱いけど、面白かった。 心霊も色々描かれてるけど、神社や神様(らしきもの)との話が印象深い。きちんと地元の神社を大切にして、旅先でも神社にお参りする時は作法に則り敬意を払う。(たまにネタのために無謀なこともしてるけど) 霊についても、「見えてるんだから絶対いる!」じゃなく、「私の妄想かもよ?」という、ニュートラルな姿勢が好き。チンピラ氏が全く出て来なかったのはちょっと寂しい。
読了日:03月16日 著者:伊藤三巳華


後半へ続きます

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3月に読んだ本(後半)

2012-04-09 | 本と漫画の話

後半です。


 

マウスマンション サムとユリアマウスマンション サムとユリア 
★4 著者が3年かけて手作りした、ネズミ達の暮らすドールハウス! 実際にそこで生活している息遣いが感じられるような、作り込みよう! 眺めていると、いくらでも細かい発見がありそう。 《母娘二人暮らしのお転婆ユリア、大家族で暮らす恥ずかしがり屋サム。二人の暮らすマンションでの毎日を、のぞき見させて貰っているようなストーリー》 何でもできちゃうおじさんと、サムの姪の誕生日のエピソードが良かった(*^^*) 高さ3m超、部屋数100超という、ドールハウスの全体像も見てみたかったけど、それはお預けでした。残念。

後日談→
ドールハウスの全体像について、コメントで情報をいただき、本の間にこの絵本を解説した紙片が挟んであって、それに全体像の写真も掲載されていたとのこと。図書館本なので、取り除かれていたみたいです。本屋さんに行って、紙片だけ見てきました(買わなくてスミマセン)。全体像、圧巻です!!

読了日:03月17日 著者:カリーナ・スカープマン


第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫) 
★4 何か文章が心地好くて、一気に読んじゃうのがもったいない気がして、ちょびっとずつ読んだ。主に自分の自虐エピソードを語っていて、本には何かのキーワードに絡めてちょこっと触れる程度。でも不思議と読んでみたくなる。これからもどんどん書いて欲しいな。
読了日:03月18日 著者:又吉 直樹


猫から出たマコト猫から出たマコト
★3.5 『猫びより』に連載していた、猫に関することわざについてのエッセイ「猫から出たマコト」と、飼い猫についての相談に答える「赤瀬川原平の猫生相談」をまとめたもの。エッセイも相談も、真面目な話ではなく、「猫ってこんなだよね」とか「こんなことわざ、猫は迷惑だよね」みたいな、お気楽な内容。著者が撮影した猫写真も織り交ぜてあり、風景に溶け込んだ「ウォーリーを探せ」状態の猫写真がちょくちょく出て来て面白い。サクッと読めた。
読了日:03月19日 著者:赤瀬川 原平


キジトラ猫の小梅さん 4巻 (ねこぱんちコミックス)キジトラ猫の小梅さん 4巻 (ねこぱんちコミックス) 
★4 やんちゃな小雪ちゃんを甘やかすお母さん、自由に育ってやりたい放題。怒られたり爪切りされたり、機嫌が悪くなると小梅さんに八つ当たりするし、遊んでると邪魔するし、おもちゃは横取り! それでもじっと堪える小梅さん…(T-T)
それほどの仕打ちを受けていても、ちゃんと小雪ちゃんの面倒も見るいいお姉さん。 ベストオブにゃんこ! 子猫だけに、小雪ちゃんも憎めない(でもちょっと憎らしいw)。
小梅さん&拓、小雪ちゃん&お母さんの関係性が、うちの家族と猫にそっくりで、不憫な立場の小梅さんに感情移入しまくり。猫の描写がすっごく可愛くて好きなんだけど、うちの猫事情を見ているようで、心穏やかに読めない漫画です(^-^;)
読了日:03月19日 著者:ほしの なつみ


キングを探せ (特別書き下ろし)キングを探せ (特別書き下ろし) 
★4 久々の法月綸太郎もの。 4人の人物による交換殺人計画の場面から話は始まる。法月警視&息子で推理作家の綸太郎が、難航する事件について会話をしながら、真相に迫っていく。
最初から四重交換殺人と分かっていて読むので、二人が共犯者探し→交換殺人→三重交換殺人…と推理の方向を間違っては軌道修正していく流れがもどかしく、倒叙ものにしない方が、一緒に推理できて楽しめたんじゃないの?と思ってたら…、なるほどー! やっぱり単純な話じゃなかった(^-^;) 確認のため読み返したくなった。
読了日:03月20日 著者:法月 綸太郎


ちょうつがい きいきい (怪談えほん5)ちょうつがい きいきい (怪談えほん5) コワイヨ~
★4 これは絵が怖いなぁ。きいきい。ぎいぎい。いろんな軋む音。音のする場所を見てみると…。 ブランコが特に怖いー((゜Д゜ll) 透けてる喪服の女の人がいたり、通りすがりの人の荷物に髑髏の影があったり、最後のページの、三輪車の女の子・椿・ひっくり返った車のおもちゃとか、いくらでも怖い方に深読みできちゃう、絶妙な表現。よく練り上げられてるなぁと思った。 ラストは呆気ないというか、ちょっと物足りなく感じたけど、はっきりした終わり方が好みなので、そこは仕方ない(^-^;)
読了日:03月21日 著者:加門 七海


ちょうつがいのえほんちょうつがいのえほん 
★3.5 図書館で『ちょうつがいきいきい』を検索してて発見(^-^;) 身の回りのあらゆる所にちょうつがい(笑)。帽子とかかたつむりとか、そこにちょうつがい使う!? シュールで面白い(>∀<*)
読了日:03月21日 著者:井上 洋介


イタリア家族 風林火山 (ぶんか社コミックス)イタリア家族 風林火山 (ぶんか社コミックス)
★3 引くほどに強烈なイタリア家族(^-^;) ただただパワーに圧倒される。この家族の中に飛び込んだヤマザキさんはスゴイ、と思ったけど、ヤマザキさん自身のエピソードも十分破天荒。そりゃこれくらい精神が強靭じゃないと、彼らと暮らしていくのは無理だよね〜( ̄▽ ̄;)
読了日:03月26日 著者:ヤマザキ マリ


3月のライオン 7 (ジェッツコミックス)3月のライオン 7 (ジェッツコミックス) 
★4 ひなちゃんのイジメ問題が、頼りになる学年主任の先生が乗り出して来たことで、収束に向かう。この先生の、イジメた子やモンペとのやり取り、現実の先生にも参考になるんじゃないかと思わせる説得力。まぁ実際には、一筋縄ではいかないのだろうけど…。零の人生のステージも、徐々に上へ先へと進む。学校でも将棋界でも。野口先輩、いいキャラだから、部活引退は惜しい(笑)。零の学校エピソード、和むから好きだなぁ(*^-^*)
読了日:03月26日 著者:羽海野 チカ


もやしもん(11) (イブニングKC)もやしもん(11) (イブニングKC) 
★3.5 ミス農大落としの巻。“お祭り好き”の農大が、毎年ミスコンをしない方が変だと思うけどなぁ(^-^;) それに今回のお祭り騒ぎは、収穫祭や学祭、オクトーバーフェストに比べて、学校全体で盛り上がってる感じがなかった。イレギュラーなイベントだったからかな? 満を持して始まるかと思った日本酒作りの方は、どさくさにざっくりスタートしちゃってるし。お祭り騒ぎも好きだけど、最近はそっちに偏ってしまってる。菌や発酵の話も読みたいなぁ。そんな中、沢木が電話で菌と会話してるのは笑った! こういう話が読みたいの!
読了日:03月26日 著者:石川 雅之


ジェニィ (新潮文庫)ジェニィ (新潮文庫)
★3.5 《事故に遭ってしまった8歳の少年ピーター。目が覚めると、白猫になっていて、ばあやにつまみ出されてしまう。混乱状態で走り回り、弱って倒れたピーターを助けてくれた雌猫ジェニィ。ジェニィに猫の生き方について学びながら、2匹は冒険の旅に出た》
猫好きとして押さえておきたかった本。意外と長編&訳文に苦戦(^-^;) 身繕いの仕方、ミルクの飲み方、ネズミの取り方…、猫としてのイロハを教わる様子は面白いし、特に船旅のくだりが楽しい。でも楽しいばかりじゃなく、悲しい事辛い事も…。

→以下ほんのりネタバレ?感想
グリムズさんのくだりは切な過ぎる(T-T)。“優しいおじいさん”に弱いのだ!
猫世界に浸っていたので、最後も何か寂しい。姿は猫だけど、結局は人間の成長物語なんだろうな。最初はジェニィに助けられてばかりのピーターが、後半はジェニィを助けたり慰めたりと、次第に立場が逆転していく。
作者の猫好きが強調されて、楽しい冒険物語と誤解してたけど、結構シビアな大人目線で書いてる気がする。猫同士の殺し合いとか、ちょっと違うと思ったし。解説によると、軍人志向の強い人らしいので、当時の理想的な男女像が投影されてるんだろうな。
訳が合わなかったのも残念。「ぼくにはわかんないな」みたいに少年らしい言葉を使う8歳のピーターが、不意に必然性もなしに「ぼくにはできんよ」「残念でたまらんよ」みたいなおっさん言葉になるとか何故…(゜△゜;) 
あと、表紙の猫は、ピーターとジェニィだと思ったのに、ジェニィの毛色が明らかに違うし! 訳も装丁ももっといい本にできたはずなのに、適当に作ったように思えてしまって、残念過ぎ。
 読みながら、猫の冒険&成長が共通する『ルドルフとイッパイアッテナ』を連想したけど、あっちの方がワクワクして好きだなー。

読了日:03月30日 著者:ポール・ギャリコ,Paul Gallico


定本 百鬼夜行 陽定本 百鬼夜行 陽
★3.5 読メ登録1000日目記念に、なんとか読み終わりました。久々の百鬼夜行シリーズ新刊!本編じゃないけど(苦笑)。『鵺の碑』はまだですか?(^^;) でも『鵺』の登場人物らしき人達の話が入ってたのは嬉しかった。描き下ろしの百鬼図も。
榎さんの話は特に良かった。どんな風に見えているのか、どう折り合いをつけて生きてきたのか。戦争で目をやられてからの様子は想像を絶する。そんな世界を見ながら、あの陽気さ。やっぱりあなたは凄いよ、榎さん。

以下あらすじ→
『青行燈』由良奉賛会の平田(陰摩羅鬼)には、存在しない幻の妹の記憶が…。 
『大首』大鷹(陰摩羅鬼,邪魅)は、性的情動と同時に「愚かだ」と思う。薫子に憧れながら、徳子と関係を続け…。 
『屏風ノゾキ』多田マキ(絡新婦)は、裕福だった幼い頃、屏風の上から覗く黒いものを見た。 『鬼童』感情に乏しい江藤(邪魅)。隣の間に母が死んでいても心が動かない。
『青鷺火』宇多川崇(狂骨)が疎開先で知り合った宗吉は、夜、鳥が光るという。 
『墓の火』寒川(鵺?)は、転落死した父の死の真相を求め、19年後、日光の現場に向かった。
『青女房』寺田兵衛(魍魎)は、復員船の中で、上官だった男と家族の話をする。妻と子は、私を待っているのだろうか。 
『雨女』赤木(邪魅)は、子どもの頃から、水溜まりの中に知らない女の顔が見えた。お前はそれでいいのかと、責めるようにこちらを見ている。 
『蛇帯』登和子(鵺?)は、蛇が怖い。帯や紐まで怖いので、着物も着られず、日光の外国人向けホテルで洋装のメイドをしている。同僚のセツは「理由が判れば治る」と言うが…。 
『目競』榎木津の話。幼い頃から、人に見えないものが見える礼二郎。何が見えているのか。

読了日:03月31日 著者:京極 夏彦

 2012年3月の読書メーターまとめ詳細
 読書メーター 


そうそう、3月31日で、読書メーターを始めて1000日目だったのです!
飽きっぽい私が、よく続いた!
ブログも続けていけるよう、頑張りますっ

コメント (2)
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