司法書士のオシゴト

会社にかかわる登記を中心に素朴なギモンにお答えします♪ 

役員の氏名(登記 vs 戸籍) その4

2013年05月01日 | 商業登記

おはようございます♪

5月になりました♪
最近暖かいので、猫連中を洗ったんですよね~。。。
ぃや。。。コレがナカナカの大仕事。

で、猫たちは、キレイになったんですケド、チャラは毛玉がイッパイできてしまい、毛玉部分をバッサバッサと切ってしまった結果、ハゲがたくさんできちゃいました。。。ゴメンッ!^_^;

。。。というわけで、昨日の続きです。
漢字のコトに関しては、肉球仮面さんから色々コメントを頂戴しております。ありがとうございました。
皆様、参考になさってくださいませね~!

さて、オシゴトの進め方についてです。
まずは、どちらの字(通用字体以外の字又は通用字体)で登記するかどうか、というのは、ご本人様の希望(こだわり)と会社の方針で決まるコトが多い。。。というトコロからでした。

ワタシの印象では、デッカイ会社(特に上場会社)の場合は、役員に就任するに際して住民票などの証明書類の提出を求めていることも多く、事前に戸籍上の字を確認していらっしゃるようでして、外字だろうがなんだろうが、証明書と同じ字を登記することが多いような気がしています。

実際、例えば取締役を兼務されている方の場合なんかだと、「A社とB社では、取締役として登記された字が異なる」というようなコトもありまして、そこは統一してもらった方が良いと思います。

それから、入力の際は、やっぱり「通用字体」を使うのが便利ですけれども、第三者(金融機関など)にご本人の印鑑証明書と登記事項証明書を提出するような場合だと、戸籍上の字と登記された字が違うとトラブルが起こりやすい。。。というようなハナシも聞いてマス。

なので、代表取締役の場合は、登記する字は印鑑証明書と同じ字にしておいた方が面倒なコトは起こりにくいのかも知れません。

一方、代表取締役以外の役員サンに関しましては、そういう問題はほとんどございませんのでね。。。
ご本人様のご希望通りで良いのではないでしょうか。。。

次に登記する字と議事録等の書面の関係についてです。

1.議事録等「田」、登記申請書「高田」
2.議事録等「高田」、登記申請書「田」
3.議事録等「田」、登記申請書「田」
4.議事録等「高田」、登記申請書「高田」

印鑑証明書は、「田」であるとしましょう。

3と4に関しては、添付書類と登記申請書の字が一致していますので、何の問題もございません。
ただし、例えば、印鑑証明書上は「高田」なのに、「田」で登記申請するのはヤメテおいた方が良いと思います。まぁ~。。。そんなコトをするヒトはいないと思いますケド。。。^_^;

じゃあ、1又は2ですが、議事録などを修正する必要はございません。
あくまでも同じ字ですから、間違っているワケではないってコトなんです。

ただし、添付書類と申請書が異なっている場合は、どちらの字で登記したいのかハッキリさせる必要がございますので、委任状等に記載するのが好ましいのだろうと思います。

けれども、実務上、添付書類と申請書の「字」が違うというのは、申請直前になって印鑑証明書の字が判明した、というようなケースが多いので、申請書(や添付書類送付書)に「代表取締役の氏は田で登記してください」とメモ書きしたりいたします。

で、もうちょっと続きます♪

※ 機種依存文字は出来るだけ使わないようにしておりますが、今回は。。。スミマセン。
「?」になってしまうトコロは、「」と思って読んでくださいまし m(__)m

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