大林宣彦監督の「花筐」を見に行きました、映画館に見に行くのは6年ぶりです(笑)
でもって熊本の老舗中の老舗映画館「DENKIKAN」へ。ここにくるのも30年ぶりです・・・
物語は太平洋戦争開戦前、佐賀県は唐津市の若者群像劇。
観た感想は、ザ・大林ムービーでした(笑)もうこれ以上無いザ・ワールド・オブ・大林宣彦!!
現実か夢か分からない世界・・・それって映画で表現できるよね?っていう監督のセンスとこだわりが凄い。
自分としては映画は脚本が命って思っているので俳優は誰でもよくて、ストーリーの面白さを求めたいんですけど
この作品にはストーリーらしいストーリーは無くて、人間を中心に描いているという事。
戦争での家族との別れ、時代の不安な空気、若者の悩みとか愛とか願いとか祈りとか・・・
あぁ~もう非常に分かりにくい・・・(笑)
まぁ今まで観てきた大林宣彦監督の映画テーマ生と死のコントラストが見事に表現されていて
結局、根本的なテーマっていうのは「メメント・モリ」であるわけですね。
一番印象に残ったのは吉良役の「長塚圭史」であって(あんた大学生じゃないだろ!!)って突っ込みたくなるが
あの何者か分からない不思議な人物が一番の不安でした。。。(実際は常盤貴子の夫)
たまには映画館で観るのも楽しい・・・(笑)