MASTER PIECE

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勝手にふるえてろ

2013年07月25日 20時09分12秒 | 書籍



女性、OL、26歳、彼氏なし、経験なし、オタクでネガティブ思考、妄想癖で暴走気味な江藤良香。

この小説の主人公ですけど・・・もう胸キュンです(笑) 
作品自体は綿矢りさ節全開っていうか、文章の読みやすさ、感情移入しやすさ、言い回しの表現が絶妙です。
最初の3ページで世界観にグッと引き込まれたまま一気に読んでしまいました。

どこにでもありそうな恋愛小説をここまで印象深く仕上げるのは、綿矢りさは天才と言うしか感想が思いつきません・・・

ギャグのような展開の中にほろっとして号泣して、読み手を飽きさせずにまたラストで号泣して・・・
恋愛小説って基本的には読まないのですが、年取ったせいかどうか分かりませんけど受け入れOKな自分自身に驚きです(笑)

綿矢りさって美人過ぎる作家ってイメージですけど、まぁエグイ表現もあり女性の本性も鋭く描いてありで
ギャップとしては凄くあって・・・でも、これは女性目線でないと書けない内容だなぁ~って思う。
でも基本的に小説って作家の創作であっても、この感性は男目線ではやっぱり駄目なんじゃないかなぁ~って思います。

次はネットでも評判のいい【かわいそうだね?】か【蹴りたい背中】に挑戦してみようと思います。

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ココニイルコト

2013年07月19日 04時00分34秒 | 映画



深夜映画のTVでやっていたので観てみました。

まぁ、ゆるーい男女の人間模様でした。
ラブ・ストーリーと言えなくも無いが、男女の恋愛関係って言うよりも喪失感を持った女性の立ち直り物語ってとこです(笑)
底抜けに明るい大阪の同僚(堺雅人)の影響で過去のトラウマから脱して魂を再生させるコピーライターの女性(真中瞳)

まぁ真中瞳が美人です・・・でもストーリーの中で9割は笑わない。
男目線から言わせてもらえれば、笑わない美人よりもよく笑う不美人のほうがいいです(笑)
でも、喪失感を漂わせた人物の演技としては適役だと思いました。

大阪って笑いが日常生活の一部みたいな演出も随所にあって人情的で面白いですね。

日常的でどこにでもあるようなゆるーい展開の作品でしたが、現実的であるがゆえに自然と感情移入出来ました。

しかし、やっぱりラストは○○○しまうんですね・・・堺雅人。しかも唐突に・・・

そして主人公は悲壮感が消えた清清しい笑顔で日常の一歩を踏み出していく

そうですね、この作品は笑顔を失った女性が再び笑顔を取り戻すまでの魂再生の物語でした。

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シンクロニシティ

2013年07月19日 00時44分07秒 | 音楽



80年代の映画で【フット・ルース】ってのがありました。
その映画での一場面の会話・・・

都会育ちの高校生が田舎の高校生に「ポリスって知っているか?」「後ろにいるぞ・・・」
この文章ではなんの事かわかりませんけど、流行に疎い田舎の若者を表現したシーンです(笑)

【シンクロニシティ】=【共時性】っていうアルバムタイトルはかなり捻っているっていうか
歌詞の内容も哲学的なのですけど、乾いたサウンドで展開されるこの作品は驚くほど完成度が高いです。

正直、持っているポリスのアルバムはこれ一枚だけです。
中学生の時に流行った作品なのですけど今聴きなおしても飽きません(笑)

ロックにありがちな愛だの恋だの叫びだの情熱とかとは違った音楽のスタイル・・・
なんでしょうか・・・ポリスの音楽世界がこの作品に凝縮されていてイギリスのパンクムーブメントの最終完成形ですね

これ以降のスティングのアルバムも聴きますけど、このアルバムほど聴きやすくてポップではないのがちょっと残念です。

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マリファナ青春旅行

2013年07月13日 23時47分15秒 | 書籍

   

旅行がしたいと思う常日頃・・・
そんな余裕もあるはずがない一介のサラリーマンです(笑)

麻枝光一さんの代表的な本書。
私にとって旅の書籍のバイブルですね・・・

時代的には1970年代の旅行記なのですが、まだまだ世界情勢がゆるーい時代の旅行記です。

著者が大学一年の時に初めての海外旅行で体験したマリファナが
旅のテーマとなり、出会いとなり、人生の指針となっていく青春旅行記ですね。

全体的な感想としては凄く面白いので読み始めたら徹夜してしまいます

まず日本国内では絶対的にNGなマリファナを肯定的に捉えているところが共感出来ます。
それは自分の人生をより良く楽しむためのアイテムとしてマリファナの存在自体を認めているのが本書の魅力ですね

私も一応常識ある日本国民として法律違反はしませんけど・・・
そういった特殊な経験をした人物の話ってやっぱり興味があります(笑)

今の時代では到底考えられないほどの自由気ままな世界旅行記ですので
真似するのはやめてください(笑)

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奇跡の海

2013年07月02日 23時53分20秒 | 映画



厳格なプロテスタント信仰が強いスコットランドの海辺の村で
べスは油田の労働者ヤンと結婚するが、幸せな結婚生活は長く続かなかった・・・

まぁラース・フォン・トリアー作品はこれで主要作品は観終わったんですけど
最後の最後にこの作品を鑑賞するのもかなり勇気がいりました(笑)

なんて言うのでしょうか・・・
夫婦の絆が強い事で招いた不幸の連鎖。

ヤンと一緒に居たいとの気持ちが強かったので、ヤンは仕事場の事故で全身麻痺になってしまった。
不幸な形でべスの願いが叶ったのでべスは自責の念にかられてしまう、それは神が自分にかせた試練と思うべス。
そして苦悩する彼女が選んだ道は・・・

うーん、はっきり言って鬱です・・・
まったく救いようがない展開と神への信仰を守ったゆえの悲劇。
別に信仰を貫くっていうのは悪じゃないし、一筋縄では出来ない信念なので尊い行為だと思う。
でも、この展開はどうしてそうなるかなぁ~って思う。

愛深きゆえに狂気にも似たべスの行動・・・
ラストは神によってべスの魂が救われたとの解釈でいいのかな。
これって考え方によってはやっぱり究極の信仰なのでしょうね

ラース・フォン・トリアー作品では難解でした・・・
正直な感想、人にはお勧めしません(笑)
やっぱりトリアー作品では【マンダレイ】が一番解り易くて面白いです。

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