昨日のアカデミー受賞会場でのウイル・スミスのびんた事件。彼の妻を揶揄したプレゼンターテーに、明らかに非はあり、ウイル・スミスの気持ちは痛いほど判るものの、果たしてびんたは肯定されるのか、そして彼は罰を受けるべきなのか?ちょっと考えさせられます。
率直に言って、正当防衛にならない限り暴力は肯定出来ないと思います。言葉の暴力というものはあるものの、それに対して手を挙げることを正当化してしまうと、暴力がまた暴力を生み収拾がつきません。暴力を振るわなければならない理由は明らかにあります。でも、それは駄目ですよね。
ウイル・スミスは言葉で応酬することが出来ました。受賞式でのスピーチでも、取材に来ているマスコミを使ってでも。彼のスターという立場で、かつ相手に非があるので、プレゼンテーターの男性を、社会的に抹殺さえ出来たでしょう(してはいけませんが)。
残念ながら彼は正当な罰を受けないといけないでしょう。
そうでなければ、色々な理由を述べて軍事侵攻しているプーチンと同じになってしまいます。