山羊のひとり言

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のぼうの城2

2011-01-28 07:27:13 | 本と雑誌
和田竜の「のぼうの城」は、やはり面白い。
なんといっても主人公の成田長親のキャラクターが良い。とらえどころがなく、可愛くて愛すべき人物。ある意味で痛快な物語です。
映画が公開されたら、行田の街は観光客が増えるでしょうね。彼を育んだ土地を訪れたくなります。


のぼうの城

2011-01-25 22:20:37 | 本と雑誌
待望の文庫化。「のぼうの城」を読んでいます。
実際の(再建されたものですが)忍城も、家から近く、とても親近感のあるモチーフです。そして、直木賞候補どころか受賞しても不思議ではない力作。上巻を一気に読みました。
下巻が楽しみです。


ねらわれた学園

2011-01-15 00:27:24 | 本と雑誌
眉村卓の「ねらわれた学園」も、「なぞの転校生」と同じように、メッセージ性の強い作品です。
この二つの作品には、第二次世界大戦の反省が込められているような気がしています。いずれもドイツがモデルで、その暗黒の時代の排他性と、ファシズムに話の素があったような気がするのです。
それを子どもにも判り、かつ、大人も楽しませる作品に仕上げている、この作家の力量には脱帽です。
どこか、手塚治虫にも通ずるものがあるかもしれません。


まぼろしのペンフレンド

2011-01-13 23:35:09 | 本と雑誌
眉村卓の作品を続けて読みました。
「まぼろしのペンフレンド」も「謎の転校生」と同じように、ワクワクドキドキの物語です。一体、本郷玲子とは誰なのか?何の目的があるのか、物語に引き込まれていきます。
「謎の転校生」の方が、テーマ性が強いだけに、文学作品としては優れているかもしれませんが、エンターテーメント性では、この作品も引けを取りません。
いずれにしても、眉村卓は手だれの作家です。
明日は、「ねらわれた学園」を読む予定です。