山羊のひとり言

気が向いたら、コメント(匿名)でひとり言にひと言を

面白いけど・・・

2017-04-05 15:07:50 | ブログ
今読んでいる藤崎翔の「神様の裏の顔」ですが、読み易く、ストーリーも面白いのに、心の底が、どうも、ときめきません。何故だろうと考えていたら、文章の構成スタイルがしっくりこないようです。この作品は、各登場人物の独白が連携して、ひとつのお話を構成しています。
そういえば、読み切れなかった、たった三つの作品の内のひとつ、恩田陸の「中庭の出来事」も、文章構成が独特でした。
主人公視点でも、作家視点でも良いのですが、叙述形式で、事実を追っていくスタイルが好きなようですね。自分でも、何故そうなのか不思議ですが、今後、作品を選ぶ時に参考にしたいと思います。