備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

目張と〆張

2009-09-10 23:51:02 | 料理・食材
魚介類をイロイロと頂き物。ありがとうございます。m(_ _)m

細君の好きなウナギ、小生の好きなハモ。
あとは、メバル、ワタリガニ、名前のわからない貝(おそらくオキニシ科のミヤコボラ)。

一気に贅沢な夕食になった。こういう五目的な取り合わせが嬉しい。それぞれに美味。
子供達の箸の進むスピードが、普段の倍。比して口数は半分。


子供が、ワタリガニ相手に両手と口が塞がっているのを横目に、シミジミと『赤メバルの煮付け』が美味しい。
う~む…。こういう白身魚の滋味はオトナの味ですな。


赤メバルは、今朝捕れのピカピカ・キトキト。
こういう新鮮な時は、薄味でサッと煮付けるに限る。醤油の濃い味で中まで真っ黒にしてはいけない。

煮汁に生姜を入れて一旦沸かして、そーっと魚を鍋に滑り込ませて落し蓋。しばし待つ。
身の外側に味が淡く染み込んで、中心部分は魚の味が残るような加減で。
身の包丁目も少しで充分。というか要らないぐらい。


ところで、岡山では、メバル・カサゴ・クロソイは、全部「メバル」と言う。
一応「赤メバル」「黒メバル」と色で呼び分けをする程度。

しかしながら、ザックリひとまとめに「メバル」と呼び習わしている割には、どれが美味しいかは皆様良くご存知。また価格も驚くほど差がある。
味の違いがハッキリと判っているのなら、呼び名も変わっても良さそうなものだが…。さにあらず。

さて、今日は『本名カサゴの通称メバル』。(ややこしい)


フンワリとした白身を煮汁にチョイッとダイブさせて戴く。
器に盛ってから、煮汁に摩り下ろした柚子の香りも秀逸。

合間に『〆張鶴(純米吟醸)』を挟みつつ……。

エエですなぁ~。


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2 コメント

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Unknown (まいこのお茶)
2009-09-11 17:49:25
カサゴ(通称メバル)の煮付け、コイツが語れるなんて、、すげぇ~~^!!

おいらカサゴの煮付けには、、目がないよ!!
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(*^o^*)/ (bizen-nabechan)
2009-09-11 18:24:44
瀬戸内では食べる機会の多い魚です。

小さくて沢山ある時は、ブイヤベースにします。これもいい感じですが、食べにくいのが難点です。

長崎出身の知人は、味噌汁にまるごと入れるとの事でした。
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