バスーンふぁんたじあ

アマチュアバスーン吹きのメモ書き。

見学

2011年01月18日 | 日記
先日、近隣にある市民オケの練習を見学した。

現在所属している市民オケの練習場は、自宅から自動車で1時間(途中高速利用)ほどのところにある。会場に着いてからウォーミングアップをする時間や、途中渋滞にはまったときのことを考えると、練習開始時間の2時間前には家を出なくてはならない。今のところそれが苦ではないのでよいのだが、将来的にはもっと自宅から近くでの活動の場がほしいと以前から考えていた。ただ、自分は現在のオケの指揮者の方を尊敬しているし、当面は現在所属しているオケも続けるつもりでいるのだが。

見学した市民オケ(Kフィル)は、自宅から途中高速を使って30分、道路が空いている時間帯なら高速を使わなくても40分で練習会場まで行ける。これだと夜7時からの練習で、家で夕食をしてからでも余裕で間に合う。今のオケでは夜7時からの練習だと、5時に家を出て高速途中のサービスエリアで食事をするか、途中でコンビニに寄っておにぎりでも食べていくことになる。

Kフィルは、私が東京から実家に戻ったときにはまだなく、10年ほど前に設立された市民オケだ。そのころ、Kフィルとは別にもう一つ近くに市民オケが設立された。そちらのオケの方が距離的には近いが、練習曜日が合わない。どちらにしても、そのときには現在所属している市民オケに入団していたし、東京で所属していたアマオケの練習にもまだ行っていたので、それらのオケに顔を出すことはなかった。

顔を出してみようと思ったきっかけは、練習会場までの距離のこともあるが、住んでいる市の隣町で数年前から年末に第九を歌う催しが始まり、そのオケがKフィルだったこともある。その演奏会にはまだ行ったことはないのだが、合唱団を主宰している方のお一人が知っている方で、よくその話を聞いていたからでもある。

そんなことで、練習を見学してみようと思うにいたった。練習会場に着くと、数人の方がウォーミングアップをされていた。バスーンの方もいらっしゃたので、声をかけあいさつをする。今日は今年最初の練習で、雪が降った関係もありあまり人が集まらないかもしれないとのことだった。

私は、バスーンパートが2人揃っていれば、後ろで見学し途中で帰るつもりだったのだが、お一人は欠席とのことで、せっかくだから吹いていきませんか、とお誘いいただいた。曲目はチャイコの交響曲第1番「冬の日の幻想」。こんなこともあろうかと、一応持っていたスコアに目を通し、CDを聴いておいたのだが、渡されたパートは1番。いやいや、たぶん吹くとしても2番と思っていたので、ソロのある1番パートはあまり目を通していなかった。うーん、これは困ったと思ったが、まぁ仕方がない。吹けるところだけ吹いて、できるだけ合奏の邪魔をしないようにと、覚悟を決めて席に座る。

このオケは練習もすべて常任指揮者の方が棒を振るということで、指揮者の方にあいさつをし、見学で楽譜も初見です、と断りを一応いれておく。練習が始まると緊張からか、胃が痛くなってきた。まわりに知った方もほとんどなく、初回の練習とはいえどもあまりに吹けなければ入団を断られてしまうかもしれないと思うと、胃が痛くなるのもいたしかたなしか。

それでも、吹けない箇所は何ヶ所かあったものの、練習予定の1、2楽章は何とか音を出すことだけはできた。練習が終わって、今後のことをバスーンの方と少し話をし、入団についてはまた後日改めて連絡することにして、帰路についた。

今年はニールセンの木管五重奏もあるし、オケのかけもちをして自分の許容範囲をこえてあっぷあっぷにならないか、しばらく様子をみることにしよう。それにしても新鮮な気持ちで練習に参加できて楽しかった。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする