教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

潜水艦アニメ

2009-04-25 00:00:23 | オタネタ全般
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BD%9C%E6%B0%B4%E8%89%A6%E3%82%92%E6%89%B1%E3%81%A3%E3%81%9F%E4%BD%9C%E5%93%81

wikipediaによると、潜水艦をあつかったアニメ作品は以下のものがあるらしい。

・ふしぎの海のナディア
・絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク
・タイドライン・ブルー

2つ目のは知らんかった。
実写映画ではレッド・オクトーバーを追えくらいしか見たことが無いけど。
潜水艦アニメに瀬戸の花嫁が入っとらんやんけ!って御意見も歓迎だ。

でだ、これら潜水艦アニメの魅力は、なんといっても言いようの無い重苦しさだ。

つまりだ。

船と船の戦いなら、さいあく撃沈されても例えば救命ボートで逃げればいい。
宇宙船と宇宙船の戦いでも、単身で戦う作品は少ないので、例えば被弾しても宇宙服着て船外脱出して見方の船に助けてもらえばいい。
そんな人命救助が前提になっているような気がする。

ところがだ。
潜水艦の場合はそうはいかない。

たとえば水深100mの海底で潜水艦の致命的なところをやられたとしよう。

浮上するか?
そうはいかない。
浮上できるほど損傷は軽微ではない。
浮上できるだけの余力があったとしても、きっとまた浮上中に撃沈されるにきまっている。

泳いで逃げるか?
そうはいかない。
なぜなら、100mも息が続かない。
全員分の潜水用具が無い。
潜水用具があったとしても、人体は急にそんな水圧に耐えられるようにはできていない。

どうするか?
船内を海水で満たされ、呼吸ができなくなって死ぬ。
そうでなくても酸素が切れるまでおとなしく死を待つ。
もしくは息が苦しくなって死ぬより前にピストルで死ぬ。
潜水艦の戦いは常に孤独なのだ。

第二次世界大戦の話でこんなのがあった。
潜水艦乗りは敵の潜水艦を撃沈したとき、言いようの無いような心苦しさを感じるそうだ。
自分も潜水艦乗りだから、沈没した潜水艦の中での絶望を想像せずにはいられないそうだ。
敵の潜水艦を撃沈した以上、次は敵に潜水艦を撃沈させられてもおかしくないから。
だから潜水艦乗りは敵を撃沈しても喜ばない。淡々と任務をこなす。

ナディアやタイドライン・ブルーにもそのような描写はあった。
ドアの向こうで海水に満たされて死んでゆく仲間。
敵の潜水艦を撃沈しても喜ばないクルー。

ときおり、あまりにもリアルではっとする。
なまじ昼ドラなんかで白血病で人が死ぬ話を出すより、よほど命について考えさせられたものだ。