教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

秋葉原・地下アイドルライブ潜入レポート

2021-09-25 21:39:58 | オタネタ全般

https://sakura-cinderella.com/index.html

秋葉原の地下アイドルのライブに行ってきた。

なぜか?

1,200円のアルバムがついていて、ソフトドリンク飲み放題、ちゃんと着席できる、それでなんと1時間のライブが1,000円。

安い!!!!!

ということで、潜入。

おまえは内容じゃなくて値段で決めたんかい……というツッコミはさておきだな。

で、どうだったかというと。


https://www.youtube.com/watch?v=lUydvtmEz4I

へーーーっ
って感じだな。

別にディスってるわけではない。
だいたいアイドルモノとは全体を包含してコンテンツなのであり、いきなりライブいってファンになれというのが無理である。

でも、いろいろと見ていて気がついた。

人気がありそうなヤツとモブキャラそうなヤツは見たらわかる。

なぜか?

人気がありそうなヤツは生き生きしていて、ダンスに少々のアドリブを入れてそいつだけ微妙な別行動していても許され、なんか浮いている。
それ以外のヤツは、練習したダンスを必死にこなしている感じだ。


https://bunshun.jp/articles/-/48342


なるほどね。

私のほうがダンスがうまくて顔も良くてスタイルも良くて歌唱力もあるのになんでこの娘のほうが売れるのよ!!!

というのはこういうリクツなのか。

で、ライブはあっという間に終了。

べつに比喩で言っているわけではない。

本当に「あんた1時間のライブって言ってたけど、これ絶対1時間たってねえだろ」
っていう意味のあっという間に終了だ。

しかし!

このライブは、地下アイドルの本質を垣間見るための序章に過ぎなかったのだ。

ライブは終わった。

でも9割の客は帰ろうとしない。

「いやこれ絶対まだ何かあるよな……?」

と思っていたところ、やっぱり何かが始まった。

ではその何かとは?

チェキである。

2,000円の課金を行うと、お気に入りのアイドルを指名でき、そのアイドルといっしょに写真を撮ることができ、40秒ほど会話を楽しめる。

しかし高いだろこれは……。
だいたい秋葉原のボッタクリメイドカフェでさえ1時間(3600秒)1万円程度だ。
ボッタクリより18倍ボッタクリである。

だが!

しばらくシステムを見物していたのだが、列がいっこうに短くならない。

なぜか?

何度も列に並んでいるヤツがたくさんいるのだ。

なるほど。
これこそが、1,200円のアルバムがついていて、ソフトドリンク飲み放題で、ちゃんと着席でき、それでなんと1時間のライブが1,000円を実現できる本質だったのだ。
ライブで儲ける必要などなかったのだ。

ちなみにわいはどうかというと。
Lineに新規登録したら今回だけタダにしてやると言われたのだが、そもそも誰1人として名前わからんし断った。

しかしそれにしても、このシステムはAKB同様にとても残酷である。
ライブの際にこいつは人気がありそうだというヤツはやっぱり何度でも呼ばれる。
2/3くらいは顔の区別がつかないままライブを終えたのだが、メンバーの下位は1度もお呼びがかからないままだったのではないかと思われる。
チェキ2000円の売り上げの半分は歩合給としてアイドルの懐に入るのかもしれないし、お呼びがかからなかったら生活に困るという面はありそうだが、残酷なのはそこではない。
1度もお呼びがかからない日が何日も連続すると辞めたくなるだろうというところだ。

これは運営が手を汚さずに不人気メンバーを入れ替えるのに適するという意味もある。
さらにそれ以上に、
「不人気の側にいるあの娘をボクが応援してあげなければ!」
という謎の使命感を呼び起こさせるのに適している。

これこそがチェキ2000円を何度も課金させ高収益を売るというライブの本質だ。
実にすばらしい。
これを発明したAKBの秋元康はマジ天才だ。

我輩、大変なカルチャーショックを受けて帰った。
1000円でライブを堪能するだけで帰るという不届き千万な客だが、40秒でもいいから会話を楽しみたいというヤツの見当をつけられなかったのだから許してくれ。



以上、レポートを終える。