教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

究極にアレなゲーム機を考えてみよう(笑)

2009-04-11 00:06:46 | オタネタ全般
歴史の影に隠れ、ひとしれず葬られていったゲーム機は多い。

歴史にifはない。
しかしifがあったとして、ひとしれず葬られていったゲーム機に続編が出たとすると、いったいどんなゲーム機になるのか。
われわれの住む世界には起こらなかったパラレルワールドでのゲーム機を考えてみた(笑)。

自分ならどれが欲しいかと問われても選択に困ってしまい、とてもじゃないがどれか1つには選べそうにないのではないだろうか。



● ジャガーポケット

なんとAtari社の世界に誇る高性能ゲーム機ジャガーは15年以上前に発売されたにもかかわらず、PS3でも実現できていない64bitマシンなのである。
なにがすごいかって、そりゃあCPUは32bitなのに64bitマシンなところだ。

そのジャガーがハンディーマシンに!
きっとアメリカンサイズのハンディマシンとして異形を放つリンクスをさらに上回る漢のビッグボディーとして生まれ変わるはずだ。
ファミリーコンピュータが発売される以前にすでにAtariショックと言われるほどの影響力を持っていたAtariが作ったゲーム機がいかにすばらしい出来になるか、語るまでもなかろう。

もちろんリンクス同様に8人対戦ケーブルが別売されるのは言うまでもない。
ユーザーの間では8人対戦は都市伝説として永遠に語り継がれるだろう。



● PC-FXスーパーグラフィックス

かつて幾多のゲーム機が発売されたものの、未だかつてギャルゲー専用ハードと銘打ったゲーム機はPC-FXしか存在しない。
われわれは単にPC-FXを持っているというだけで、好事家に一目置かれる存在になれた大変希少なステータスアイテムだったのである。

実際、”勝手に改造” というマンガにも5月バカ(4月バカのおかえしに本当のことを言われる設定)というネタで、「キミの家にはFXがあるだろ?」という事が書かれている(うる覚え)ことを見ても、PC-FXのステータスアイテムっぷりは尋常ではない。

しかしPC-FXは滅んだ。
なぜなら、当時はポリゴン化が趨勢であったから、2Dに特化したPC-FXは後塵を帰したのである。
しかしギャルゲーは未だポリゴン化されていない。
ギャルゲー専用ハードを詠うのであれば高速なCPUを持つ必要もないのだ!

そしてPC-FXはPC-FXスーパーグラフィックスとなり復活する。
もちろんスーパーグラフィックスとは、ハード性能至上主義者メガドライバーに対してPCエンジン陣営が唯一対抗しえた偉大なる高性能ハードPCエンジンスーパーグラフィックスの名を冠したものだ。
今回の目玉機能はなんとPC-9801完全エミュレーション機能。
これであなたのゲームライフは膨大なソフト資産を誇る98エロゲ三昧できまりだ!!



● バーチャルWii

任天堂はある意味で失敗を恐れず果敢に挑戦する企業である。
かつて任天堂はバーチャルボーイという比類なきゲーム機を発売した。
バーチャルボーイでは右目と左目に別々の画像を送ることで、本当に立体的に見えるゲームを実現したのだった。
ハリウッドの3DCGなど比較にもならない、あんなもの単に平面に3Dっぽいのを投影しているだけじゃないか。
こんなゲーム機はあと100年たっても出ないかもしれない。

ただ、惜しむらくはバーチャルボーイは発色がダメダメだった。
赤か黒かの2色しかなかった。
だがバーチャルWiiは違う。
なんと、白と黒の2色で表現できるのだ!



● プレスティディア3

かつてプレイディアというゲーム機があった。
しかし、プレステ・サターン・PC-FXという並みいる強豪がひしめく当時の次世代ゲーム機戦争のなか、プレイディアは早々に敗退せざるを得なかった。
プレイディアの特徴はとにかく安いこと、そして安いなりであることである。

しかし、プレイディアには思わぬ追い風が吹いた。
それは
「プレ、プレ、えっとプレイなんとかってゲーム機だったよな・・・」
と言いながらゲーム機を買いに来た保護者のみなさんに、プレステと誤解させて買わせることにまんまと成功したのである。
プレイディアを買い与えられた児童は、きっと人生における希望と絶望について深く学び取ることができる良い機会をあたえられたことだろう。

そのプレイディアの後継機種もその設計思想を受け継いでいなければならない。
そう、後継機種の名前はプレスティディア3以外に考えられない。
もちろん、2がないのに3が出たのはマーケティング上のトップシークレットであり、永遠に社外で語られることはない。



● FMVマーティー

かつてFMタウンズというPCがあり、その互換ゲーム機としてFMタウンズマーティーというマシンが発売された。
いや、ゲーム機と言ってはならんな、その当時は「マルチメディア」という言葉が世間的にキーワードであり、FMタウンズマーティーもその趨勢に従いゲーム機ではなくマルチメティアマシンであると主張していた。

FMタウンズマーティーの第1の特徴はFMタウンズのゲームがそのまま遊べることであり、当時まだ高額だったPCを買わなくても良いことが売りだった。

そして、FMタウンズマーティーの第2の特徴はPCと同じくらい高額なゲーム機なことである。
それは当然だ、ゲーム機ではなくマルチメティアマシンであり、ゲーム以外にも「何かしら」用途があるはずなのだから、PCと同額の金額を要求しても良いはずなのである。
もちろん、「何かしら」とは何なのか、ユーザーでもないわたしには残念ながら味わうすべもない。

FMタウンズマーティーは当時すでに高嶺の花であったレーザーアクティブをさらに上回るほどの想像を絶するほどの高嶺の花プライスであり、わたしのまわりでは持っているとか売っているとかいうウワサすら聞いた事がなかった。
恐らく持っていたとしたらPC-FX以上の最高のステータスアイテムになったに違いない。
きっとFMタウンズマーティーの後継機種たるFMVマーティーはさらなる高嶺の花として、伝説的な地位を獲得すると確信している。