教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

NHKアニメを切る!

2009-04-03 18:14:41 | オタネタ全般
わたしはアニメが大好きだ。

しかし!

NHKアニメはほとんど見ない。

なぜなら、どうもNHKアニメってえと “名犬ジョリー” とか ”スプーンおばさん” とかの、なんつうか良い子のアニメっつうか、情操教育させたい親が子供にムリヤリ見せたいアニメっつうか、そんなイメージが強くって何なんだよなぁ・・・。だからNHKアニメだってだけで、はじめっからスルーしている作品が多い。
食わず嫌いなんだろうけど、どうもわたしのようなイイ歳こいた大人が喜んで見そうなアニメは放映しそうに無いイメージがあるんでね。


もちろん例外もある。

その筆頭には “ふしぎの海のナディア” をあげたい。
こいつはNHKアニメらしからぬ最高におもしろい作品だ。
なぜ最高におもしろいかってえと、製作元のガイナックスがNHKの要望を完全無視して暴走して作ったからだ、と言われている。とくに最後のほうはそうに違いない。
ナディアのNHK側担当者は泣いていたという、まことしやかなウワサがある。
まあそうでなくても、これ以降ガイナックスはNHK出入り禁止になったのは間違いないだろうと思う。
NHKが国営放送であるかぎり、“ふしぎの海のナディア” に比類するアニメは絶対にNHKからは出てこないと予言しておこうではないか。


もちろん、そうではなくても良作はある。
そいつらは巧妙に偽装した作品だ。

その筆頭は “カードキャプターさくら” 以外に考えられない。
マンガやアニメをあまり見ていない一般人からすれば、つまりアニメの選定眼のないNHK上層部からすれば、 “カードキャプターさくら” は小さなお友だちの女の子むけ、すなわち女児むけの健全なアニメにしか見えない。
もちろんこれは表向きの顔だ。

“カードキャプターさくら” は大ヒットした。
もちろん全国の小さなお友だちの女の子に大ヒットしたわけではない。
『小さなお友だちの女の子』が大好きな『大きなお友だちの男の子』に大ヒットした。
もしもさくらがスプーンおばさんのようなキャラデザだったら、間違いなくスプーンおばさんと同等の扱いを受けていただろう。
しかし、 “カードキャプターさくら” は確信犯的に巧妙に偽装して大きなお友だち向けアニメに仕立て上げたのだ。

その証拠に、われわれアニオタが見れば1秒で女児むけではないことは伝わるし、逆に一般人が見ても
「なんでこんな小さな女の子が見るようなアニメをいい歳して見てるんだよ?」
としか認識できない。
わたしはNHKをだまくらかしたという意味では “カードキャプターさくら” は最高傑作だと思っている。


似たようなものでいうと “今日からマ王” もそうだろう。
一見すると少年向けアニメだが、あれはどう見ても腐向けアニメだ。
だからといって批判するつもりはないが、NHKをだまくらかしたという意味では同類として戦犯にしたい。


もちろんNHKの言い分すなわち良い子向けの作品であることと、われわれアニオタの言い分すなわち作画にこだわりがあり感心する設定がありストーリーが濃密であることの両方を同時に満たす作品もある。

それは “魔法少女隊アルス” だ。

(これのすばらしさについて語ると長くなりそうなので、こいつは次回記事にて)