東濃IFR

ACARS,グライダー、航空機

長野県消防防災航空隊殉職者合同追悼式(5月30日)

2017年06月15日 13時49分12秒 | 航空機
あの事故から約3か月。
松本市のキッセイ文化ホールにて合同追悼式が行われる。
一般の人も参加することができるということで出席することにした。

式典が行われるのは午後から。
午前中は木曽路をのんびりと走り松本空港へ向かう。



11:39 JH201 JA10FJ


午後からのフライトか、JA220Eは天日干し。記帳には山岳隊の人の名前もあったな。


11:50 あの塗装の機体は…


JA12CJ S-76C ファーストエアートランスポート  これもここの常連さん。


 松本空港の東邦航空の営業所にちょっと顔出し。
 話を伺ったら現場サイドの人は皆会場に向かって今日はいないとのこと。
 また顔出すか。



空港正面にある国旗等は半旗が掲げられていた。


 車の中で礼服に着替え会場へ。
 川沿いを走り抜けれたので思ったより早く到着した。
 一般参列者の方へ車を止め式典会場へ入る。



先日はお世話になりました。


 駐車場を見ると長野県内の消防だけでなく周辺相互応援協定を結んでいる防災航空隊の車両も見受けられた。
 もちろん、わが岐阜県からも来ていた。

 記帳をしてから会場へ。
 入口正面にはアミーゴさんが撮影したかつての勇姿が飾られていた。


本当、いい写真だよね。ご家族が大変喜んだそうだ。


 一般入り口にて献花する花を受け取る。
 菊の花一輪、思いを込めて献花するとともに黙とう、そして相互応援で出動してもらったことに感謝。



一般は中ホールにて。式典は大ホールで行われ、その模様が映し出される。


式次第と座席表。


 13時半になり式典開始。
 まずは1分間の黙とう。
 そして各顕彰が授与される。
 受け取る遺族の妻や家族。
 壇上にいる遺族の子供の声が聞こえる。
 消防庁長官から妻に顕彰が授与されるところを見て思わず涙があふれる。
 各顕彰が授与されたのち消防庁長官、県知事等の別辞。



阿部長野県知事の別辞。


 式典は追悼の辞(殉職者各所属長=所属管轄市長)、弔電披露、塩尻市消防音楽隊による献奏と続く。
 指名献花が行われる準備になったころ会場を後にする。
 1200人以上が参列しているこの式典。早めに出ないと大渋滞だ。
 アミーゴさんに会いたかったが止む無し。

 近くの信大病院駐車場にて着替え。
 時計を見るとすでに16時半を過ぎていた。


16:45 アンチコリジョンが光り始める。出動かな?


16:50 エンジンスタートして離陸。


JA120D EC135P2+ 信州大学医学部附属病院/中日本航空 松本空港へ。


 これにてこちらも帰宅。
 市内を避け、空港経由で国道19号へ。

 夜、長野県内の放送局のニュースをネットで見る。
 するとアミーゴさんの献花する様子が映っていた。


 このような辛い事故は二度と起きないでほしいと切に願う。
 しかし、その願いも空しく数日後にJA3989の事故が起きる。
 おそらく、式典の会場にも機長であるKさんは来ていたであろう。
 一寸先は闇とはいえ、松本絡みで大事故が2件連続発生したのは異常という他無い。

 松本のスポッターにとって、アミーゴさんにとってこの事故も相当ショックだったのは想像に難くない。
 某新聞にコメントが載っていたが掛ける言葉すら浮かばない。

 自分もK機長の操縦で二度乗った。
 1回目は蒼い鳩さんと。ノザワヤさんと交代だったのが印象的な出来事。
 2回目はヨメと長女で。初めて空を飛ぶ感覚を知った長女。

 今は亡くなられた方のご冥福を祈るとともに事故の原因が究明され安全運航に繋がるようにしてほしい。
 そして自分も気を引き締めて飛びたい。
コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 忘れた頃に降りかかる(5~11日) | トップ | ネットでは得られないモノ(12... »

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (めだか)
2017-06-15 16:30:17
 並んだ写真に胸が痛みます。
 訓練飛行は、しないと訓練にならないし、いつも晴天の平地だけを飛ぶわけにもいかないし、永遠の課題だと思いました。

 ご冥福をお祈りいたします。
Unknown (カツミン)
2017-06-15 23:58:50
飛行時間数千時間のベテランでも事故に遭う。
それだけ航空機の扱いは難しいものだということです。

先日、ちょっと風が強くてフライトを取りやめたことがありました。
それを知った事業用持ちパイロット2名に、「こんなのたいした風じゃない。こんな程度でやめちゃうの?w」とか、「おまえは臆病だなぁ!w」とバカにされましたが、なんと言われようが構いません。
僕は絶対に大丈夫だと言える条件じゃないと飛びません。
ナメてかかって飛んじゃうから、事故に繋がるんだと・・・。

過信は禁物!
妥協も禁物!
無理も禁物!
油断も禁物!
ビギナーだけでなくプロの方も、みんなこういう考えで飛んでいただきたいと思います。

エンジンの無い滑空機は、万が一の際のリカバーが難しいと思います。
Batilsさんもくれぐれも無理な操縦をされませんよう、十分にご注意されて操縦してくださいね!

Unknown (ノザワヤ)
2017-06-17 18:19:45
私も出席したかったのですが、デスクに向かいながら目を閉じました。

こんな事故はもう二度と~
願っていたのに、残念でたまりません。

本当に「狂った~ 夏」が来ないことを切に願いたいです。

カツミンさんが書かれている

 過信は禁物!
 妥協も禁物!
 無理も禁物!
 油断も禁物!

これは普段の自分たちにも共通な戒めと肝に銘じ
忘れないようにしたいと思います。


防災航空隊は今後の再建に向けた動きが始まっているようです。

当該 航空事業者さんは、遊覧飛行を取りやめていますが
原因究明後は、是非 前向きに事業を進めて欲しいものです。
Unknown (蒼い鳩)
2017-06-17 22:16:40
3989ってどこかで聞いたことあるなぁと思ってたら、次々と自分にとって身近な機体だった事を知って驚いてます。乗ってたこともすっかり忘れてました。

気をつけていても完全には排除できない「事故の可能性」だけど遠ざける事は出来るのだから、それを尽くさないといけませんね。
Unknown (batils)
2017-06-17 22:33:26
>めだかさん
特に山岳県である長野県やその周辺各県での訓練は大変です。
岐阜の場合は岐阜防災ヘリ墜落事故から標高によって県警が出るか防災が出るかはっきりと分かれました。
標高の差によって救助技術、操縦技術が違うからです。
普段から標高1000メートル以上で訓練していても現場はそれ以上ですから。

本当、会場に入って正面を見た際には胸が痛みました。
Unknown (batils)
2017-06-17 22:43:07
>カツミンさん
確かに、総飛行時間が長ければ事故に遭わないってわけじゃないですね。

PICが飛ばないと決めたならそれでいいと思います。
無理して飛ぼうとするならそれを止めるのが教官の役目かと。

「過信は禁物!
妥協も禁物!
無理も禁物!
油断も禁物!」

これは本当にそうですね。
そしてカツミンさんもおっしゃる通り、グライダーは着陸のリカバリーはききません。
「第4旋回で失速したらあきらめろ」
と言う言葉があるとかないとか。

霧ヶ峰の場合、通常の着陸経路では左旋回で進入します。
その為、操縦かんを左へ倒すのですが少し手前に引き気味になります。
そのため失速しやすく、場合によっては錐揉みに入る寸前になったりも。

1回のフライトごとに注意していきたいです。

Unknown (batils)
2017-06-17 22:47:55
>ノザワヤさん
そうだったのですか。お疲れ様です。

本当に残念です。
なんで松本ばかり…と思ってしまいます。

確かに、カツミンさんのいう通りですね。

信毎に載っていたようですね。
けど機材を本当にどうするのか気になる所です。

やっぱり中止中ですか。
再開したらぜひ乗りに行きたいです。
Unknown (batils)
2017-06-17 22:56:28
>蒼い鳩さん
小型機なので守備範囲外ですよね。
自分は飛んでいるものならロケットすら気になる質なのでレジを聞いた瞬間に背筋が寒くなりました。
それに一緒に乗った時、自分がコパイ席だたので余計覚えているのかも。

人間が飛ばし、自然が相手。
人間のやることに100%は無いですから。
限りなく近づけることを努力するしかないですね。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。