BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
読んだ本や見た映画、食べた料理、旅先、育児や日常のことなど、趣味をつらつら語ります

八甲田丸とビーチ

2021-06-30 15:26:18 | 青森・津軽

ホームにて汽車が来るのを待つ二人。

どこ行きたい?と聞くと100%の確率で「電車が乗りたい」と返事をするすばる君。

じゃ、汽車に乗りに行こうJR奥羽本線の駅へ。

青森駅まで汽車でお出かけしてきました。

青森駅から歩いて今度は船に乗る。

船といっても動かない船です。

青森駅から徒歩5分ぐらいで「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸 」があります。

長い間青森で生まれ住んでいますが、実は八甲田丸をみるのは初めて。

私が小学校5年生までは青函連絡船は就航していました。

青函トンネルができたのは6年生の時。

だから6年生の函館への修学旅行は青函トンネルで行った覚えがあります。

ギリギリ青函連絡船が乗れない世代なのです。

鉄道貨物線だった八甲田丸。

その規模の大きさに子供たちもお喜びでした。

男の子が好きそうな観光施設ですね。

八甲田丸のデッキからの眺めも素晴らしいです。

ぐるりと囲まれた青森港や函館行きのフェリーの姿、

振り返れば現在新設中の青森駅前ビーチが見えます。

ビーチといっても人口でお台場海浜公園に比べるととっても小さいビーチですがね。

7月オープン予定とのことで以前名前を募集されていました。

なんという名前になったのかが気になりますね。

街から手軽にビーチへ行けるのはとてもいい環境。

八甲田丸で少し疲れて、帰りにAファクトリーでアイスを食べる。

思ったよりも気温が暑くなってきたので、アイスクリームショップも行列!

私が選んだのは桃と王林(りんご)のダブルのシャーベット。

アイスクリームよりもシャーベットなどのさわやかな味が好み。

王林がとにかくさわやかな味でおいしかったです。

もう、夏だよね。


呪術廻戦

2021-06-25 16:20:29 | 読書感想文

鬼滅の刃にはまっている頃から、呪術廻戦のアニメも面白いと聞いていて、

たまたまテレビでアニメの最終話が放送されてたので録画したらけっこう面白かった。

もっと早くアニメ見とけばよかったなー。

原作がやっぱりジャンプの漫画と聞いて、本屋をめぐるもなかなか売っていない。

その頃は鬼滅の刃よりも手に入りにくかったのです。

今は本屋で山のように並べられているけれど、最新刊はほんのちょっと(売れすぎで)。

ちょっと絵が好みではないなぁ、、、とずっと保留にしてきたのですが、

お試しで電子で1話を読んだら面白そうだったので、

1冊ずつ買って読んでいます。

絵がやっぱり丁寧ではないので残念になるときもあるけれど、

キャラクターはなかなかいいですね。

特に主人公のまっすぐさがすごく好き。

やっぱりジャンプの主人公はこうでなくっちゃ。

脇役の活躍ぶりがすばらしくて、私が好きな学園ものだからか、

やっぱりキャラクターとストーリーさえ面白ければ、多少絵が雑でもなんてことはないとつくづく思う。

主人公が飲み込んでしまう呪いの帝王と主人公が外見が全く同じなのに、

真逆の性格や雰囲気がギャップがありすぎて好きです。

まだまだこの先10巻以上あるので、いつ追いつくかわからないのですが、

0巻というのが発売されており、そちらが映画化するそうでこれは見に行くしかないね。

 

そうそう、漫画の中で五条先生が生徒の救出で仙台に行くのですが、

ちゃっかりお土産を買ってから現場に向かうのですよ。

そこで紹介されていたのが仙台の銘菓「喜久福」。

あ、なんか知っているな!と思ったら、

地元ショッピングセンターに入ってました。

マンガ読んだら食べたくなったので、仕事のついでにずんだ味とほうじ茶味を買ってきた。

うん、クリームがうまくて大福がもちもち!

 


すばるくん、3歳のお誕生日

2021-06-24 15:55:24 | 育児日記

一生に一度しかない3歳のお誕生日。

3歳は赤ちゃんから幼児への切り替え期。

6月18日はすばるの3歳のお誕生日でした。

こども園でも6月のお誕生会だったので、お写真をお持ち帰り。

平日だったので、ちょい早めに仕事を切り上げて家で飾り付け。

でも全然時間が足りなかった。。。

ケーキはいつもの弘前のパティスリーブランさん。

相変わらずケーキのイラストが見事です(そして味もうまい)。

 

最近、電車が大好きなすばるくん。

なんで、おなじみのはやぶさと憧れのドクターイエローの絵にしてもらった。

ろうそくを自分で立ててもらい、

お部屋を暗くして灯を燈したらこの笑顔。

低体重出産児だったすばるくん、こんなにスクスク大きくなってくれてほんとに天に感謝!

 

まだ肺活量はないけれど、頑張って火を消してもらいました。

ケーキもまだあんまり食べられないので、ほとんどが母の胃袋行き。

ま、私の誕生日もすぐだけど、今度はホールケーキやめよう。

一生懸命フーフーするすばるの脇から、やたらとちょっかい出すのが兄貴。

相変わらず邪魔をするのが大好きな、おふざけ大好き兄ちゃん。

すばるへの誕生日プレゼントはプラレールの新幹線セットでした。

そう、ついにトミカのプラレールがうちにやってきました。

さすが世界中の子供が夢中になるおもちゃだけあって、

その作りの素晴らしさと言ったらこの日から二人ともプラレールに夢中です。

ちなみにおまけに買った総武線の車両が音もなるので大人気。

コロナが落ち着いたら東京でいろんな電車見せてあげたいなぁ。

 


6月の中国茶会

2021-06-23 15:27:09 | お茶

庭園の緑もますます元気な6月。

枝の先でぐんぐん外に伸びるモミジの新緑、青空に映える。

そんな梅雨入り前の中国茶会です。

茶席には先生がお庭から持ってきたバイカウツギが飾られていました。

マスクを外して近くにいくと、とってもかぐわしい。。。いい匂い。

思わずため息が。

そんな香りに癒されながらのお茶会でした。

 

床の間には東京国立博物館で開催中の「国宝鳥獣戯画展」の図録が!

わぁ、これ行きたかったんだよね。

緊急事態宣言が緩和されて展覧会も再スタートされています。

ま、東京だし今は見には行けないですけど、

先生が取り寄せた図録を見させていただき、かなり見ごたえありました。

今回は日本最古の茶園がある京都の高山寺から新茶(緑茶)を取り寄せて、

そちらを初めに飲ませていただきました。

高山寺は鳥獣戯画で有名なので、それにちなんでこの図録も持ってきてくれたそう。

この茶缶も淡い黄緑色で素敵です。

 

新茶と言うだけあって、ガラスの急須越しに見る茶葉が緑色が爽やかでとてもきれい。

思わずみんなでキレイキレイと眺めあう。

その割に茶の色は淡い黄色で、味もどこまでも優しい。

まるでこの茶缶のようだ。

まろやかで美味しくて何倍も飲めてしまう。

日本茶ってこんなにおいしいのか~。

次に飲んだ台湾の文山包種茶の新茶も香りがよくて、

机上のバイカウツギと匂いがクロスしそう。

文山包種茶にしろ、新茶が飲める頃って暑くなり始めの時期だから、

緑茶やさっぱりめのウーロン茶等はほんとのど越しがいいです。

 

お茶菓子も今回は夏っぽかった。

珍しく和菓子の水ようかん。

羊羹は濃くて苦手だけど、水ようかんはまださっぱりしてて食べやすい。

しかもなんだか最近あんこ好きになってきたので(20-30代は苦手でした)、

水ようかんもするするとあんこを味わえました。

さらに毎年作る煮茶梅のシロップを使った梅ゼリー。

これが激ウマでした!

そうか梅シロップもこういう味わい方があるんだなーと学んだお茶会でした。

そろそろ梅がおいしく感じる時期になってきましたものね。

お茶と梅で今年も暑い夏を乗り切ろう。

 

 

 


龍飛岬と青函トンネル

2021-06-22 14:23:31 | 青森・津軽

6月初旬、梅雨もせまる日曜日。

曇り空でしたが、なんだか海に行きたくなり、竜飛岬まで久しぶりにドライブすることに。

家から片道2時間半ほどかかります。

途中今別町にある北海道新幹線の駅「奥津軽いまべつ」に寄ったり、

「青函トンネル入り口広場」で初めて青函トンネルの入り口を見ました。

入口広場は丘の上にあるためトンネルと新幹線が目線の高さで観れる貴重な場所。

ちょうど駐車場についた時、もう少しで新幹線が来るよと売店のおばちゃんに言われたので、新幹線を待つことに。

待つこと10分。。。静かだった入り口付近が急に地震が来る前のよう「ゴーっ」と音が鳴りだしました。

思ったよりも早く来たため慌ててスマホを取り出したのですが、

もう音が鳴るやあっというまにはやぶさが目の前を駆け抜けていきました!

吸い込まれるようにトンネルの中へ。

かろうじてカメラに収められたのは後方のお顔部分。

車体が長いのですぐには消えませんでしたが、でも速い!

青函トンネルをくぐったのはいつ以来だろう。

あの頃は快速「海峡」でしたが、北海道新幹線になってからはまだいけてません。

函館はこの10年で何回かあるけれどフェリーばっかりだったなと今思う。

ぜひ次は新幹線で海を渡りたいものだ。

 

そのあとそこから30分で竜飛岬へ。

ちなみに曇り空で北海道はぼんやり見えるくらい。

津軽海峡冬景色の石碑とここに来たら誰もが押してしまう赤いボタン。

押すと坂本冬美の歌声が響きます。

このわきには階段国道(339号)があって、日本で唯一の階段の国道です。

ここから下の漁港まで歩いていけるのですが、かなり階段があるので行って戻るのは大変そう。

ちなみに写真で見えるのは岬の先にある帯島です。

上から漁港が見渡せます。

ああ、あの先っぽ(帯島)に行ってみたい。

昔あの漁港の先に「津軽海峡亭」という食堂があって、

いつかそこの海鮮丼を食べようとこの10年思ってたのですが、

閉店したらしく姿かたちが見られません。

お腹がすいたのでご飯は石碑の向かいにある「食堂たっぴ」にて。

マツカワカレイの漬け丼にしました。

竜飛の名物らしく、養殖で育てているそうです。

気になっていたうに丼は6月末からでした。

あ、食べたかったけれど、まだ早かったみたい。

カレイは肉厚でかなりたべごたえありました。

 

ご飯の後は龍飛灯台までさらに車で上ります。

ライダーがとても多いですね。

やっぱりみんな岬に行きたくなるんですね。

小さな灯台があって中は見学できなようです。

すぐそばに海上自衛隊の竜飛警備所もあります(中には入れません)。

眺めはとても良いのですが、風がとても強いです。

柵を乗り越えて子供たちが落ちないかひやひやしました。

レストハウスが一つと売店が一つと少し寂しい感じ。

20年ぶりに来たけれどこんなもんだったかなぁ。

近くの青函トンネル記念館が見たかったんだけど、コロナの影響か休館中。

がーん、残念でした。

帰り際、下にある「龍飛崎シーサイドパーク」で浜遊びしようと思って降りたら、

なんと目の前の浜辺にはこれでもかっていうくらいのプラスチックごみの山。

漁具やペットボトル、プラスチックのバケツやボトルの数々。

これが漂着プラスチックごみというやつだよね。

もちろん海の向こう側からものもあるし、陸に捨てられたごみがここまで運ばれたのもある。

さすがに子供を遊ばせるのは危険なので辞めました。

代わりに車につけてあるゴミ拾い用のデレキとごみ袋でゴミ拾い。

私がやると子供たちも嬉しそうにごみを集めてきてくれました。

5分足らずでゴミ袋がいっぱいに。

このごみ袋の何千倍ものゴミの山。

前に龍飛に来たときはここまでのごみを目にすることはなかったのに、、、少し悲しくなって帰ることに。

リーンをここでもしたいと思いました(行政はやっているのかな?)。

 

 

 

 

 

 

 


うるわしの宵の月

2021-06-17 15:56:52 | 読書感想文

また漫画にはまっております。

まだ2巻しか出てませんが、

「うるわしの宵の月」

最初からめっちゃ面白いです。

やまもりさんは別マで連載していた「ひるなかの流星」をレンタルで借りて読んだのですが、

とにかくラストが素晴らしく、すごーく好きな(今でも)お話でした。

今回はデザートに移ってからの新連載です。

ボーイッシュな美少年のように見える(あだ名は王子)女子高生の話。

「イケメン女子」という言葉が今あるようで、

一見するとかっこいい男の子に間違われる(男顔だけど基本の顔がイイ)女子。

本人はその気がなくても、同じ女子にもてるよねぇ。

スマートでクールで所作、立ち居振る舞いが美しい。

うちも中、高校とたしかにそういう男の子っぽい女子が友人にいましたよ。

でも同じ女性だから男子よりも気軽に接することが出来るし。

そんなイケメン女子の宵ちゃん(名前もかわいい)ですが、

相手となる男子も王子と呼ばれ、二人が並ぶとコミックスもまるでBLですか?

と見た人に言われてしまったり、、、いやバリバリの少女漫画ですよと私は答えましたが。

恋する宵ちゃんがめっちゃかわいらしくて、応援したくなります。

やまもりさんの描く男子がまた素晴らしい。

表情が魅力的でとにかく続きが楽しみな漫画が増えてうれしいです。

 

 


西十和田ウォーキング

2021-06-11 15:39:13 | のほほん日記

快晴の先週末、午後から予定があったものの、

午前中はフリーだったので、前からやりたかった西十和田ウォーキングへ。

ずっと週末は雨ばかりだったので、晴れているともったいなく感じてしまう。

こども園に子供たちを送り届け、急いでリュックを準備し十和田湖へGO!

102号をひたすら西へ走るのだが山菜取りの車以外はほぼ車がいなくて、

少し新緑が残る緑のトンネルは走るのも爽快です。

家から1時間ちょいで十和田湖ふるさとセンターそばの駐車場へ。

この西湖畔遊歩道を歩きます。

秋田県側ですが、駐車場は車もほぼいなく、貸し切り状態。

この日は湖畔にある大川岱桟橋から十和田ホテル入り口(片道2km)まで往復しました。

 

桟橋から歩くとすぐに十和田プリンスホテルが出てきます。

湖畔にたたずむ優雅なホテル。

きれいに手入れされた芝生の広場がとても気持ちいいです。

こんなホテルのラウンジ前を横切るのがコースなので、少し恥ずかしい。

でもこの辺りは視界も広く歩きやすかった。

 

このあとは巨木の森とよばれるコースになります。

ところどころに大きな樹木がニョキニョキ生えていますね。

遊歩道は舗装もされておらず、自然に近い形で設置されています。

手入れはまぁされているんだろうけど、なんせ歩いている最中に、

ひとっこ一人すれちがわないくらいマイナーな遊歩道なためか、

木や下草が茂っていたりけっこううっそうとした森の中を歩きます。

昔使われていた教会があったりと、野鳥の鳴き声がすごくよくわかります。

今まで歩いてきたウォーキングコースと違うのは、

やっぱり湖を見ながら歩けるってとこですかね。

左手には十和田湖がすぐなので、やや潮っぽい匂いや波の音が心地よかったり。

ここの遊歩道はにぎやかな奥入瀬やいかにも観光地っぽい休屋地区とはまた全然違って雰囲気で、

静かですごくのんびりしています。

ゴール付近にある鉛山桟橋。

なんとも味がある桟橋で釣りをしてる人がたたずんでいました。

ここから十和田ホテルの入り口までは5分もかかりません。

しばしこちらで休憩して、終点の十和田ホテル入り口で折り返してまた元来た道を引き返すことに。

相変わらず歩く人は私のみです。。。

 

戻りは少し湖畔に出て歩くことにしました。

鉛山桟橋から少し歩いたところは昭和天皇が散歩した場所で、

陛下の散歩道と呼ばれています。

湖畔は砂浜というより少し大きめの丸い石がゴロゴロしていますが、

湖の上を吹く風も気持ちよく眺めも良い。

水もとてもきれいです。

一瞬南の島の浜辺にいるかのような感覚が味わえる景色が続いています。

空も青くて雲も白くて、静かで一人でパーフェストな気分になりました。

こちらは再び車を止めた大川岱桟橋まで戻ってきました。

往復4kmですが、あっという間でそんなに歩いた気がしません。

時間にして90分ぐらいですが、ちょうどお昼時でしたので、

こちらで買ってきたおにぎりを食べて、

午後の用事がある弘前まで戻りました。

湖畔を歩くというのはなかなか新鮮で、けっこう気に入りました。


メロン星人

2021-06-10 16:15:43 | のほほん日記

5月後半、旦那さんの実家がある茨城県から名産のメロンが届きました。

初物メロンですー。

メロン好きなたいちゃんにんまり。

まだ硬いので2.3日置いて追熟したほうがいいのですが、

子供たちにそれは通用しません。

食べたいコールで、まだ硬かったけれどいただきました。

メロンのネット帽子。

毎年お約束の光景ですなぁ。

今年は2個来たので、二人に一枚ずつかぶってもらいます。

メロン聖人もしくはメロンの妖精あらわれる。

ヘアバンド的にも使える?

なんかジェンダーレスな写真が。

今は男子もヘアバンドする時代ですもんね。

初物メロンおいしくいただきました。ありがとう。


5月の中国茶会2021

2021-06-09 16:25:07 | お茶

さわやかな5月の中国茶会。

八十八夜も過ぎて新茶シーズンです。

中国茶も新茶が入り、ほぼ一年ぶりに中国緑茶の新茶頂きました。

龍井(ロンジン)茶。

毎年春にこのお茶を飲むと「春が来たー」と思う。

少し苦みがあるようでさわやかな甘み。

とんがってた茶葉がお湯を継ぎ足すとどんどん柔らかく開いていく。

それを茶碗に入れてみながら楽しむ春のお楽しみ。

 

この日も飲みたかった東方美人が再び。

先生秘蔵の東方美人はとてもおいしくて、

用意されたデザートにも合います。

お茶請けはチーズフロマージュ。

ふわふわでおいしい。

でもって、そえられたクッキーはハンガリーのものだそうです。

なんとなく絵柄が民族っぽくてかわいらしく、

味はスパイスがすごく効いていてパンチがありました。

最後にのませていただいた岩茶の肉桂とも相性ばっちりでした。

床の間にはとても気になるものが。

かわいい猫さんの張り子です。

しかもチャと描かれたヤカンを持っているではないか。

なにこれ、めっちゃかわいい。

張り子が収納されていた箱の絵柄もかわいい。

起き上がりこぼしになっているらしい。

福島県の民芸品かと思いきや岩手県で作られたものらしいです。

表情がなんともいえずユニーク。


国境の南、太陽の西

2021-06-08 14:45:12 | 読書感想文

20代のころ、図書館から借りてこの本を読んで少し衝撃を受けた本。

とにかく美しくも切ないラブストーリーだった気が。

で、20年たってからこの本が再び読みたくなり購入。

あ、こんな本だったっけかな?

20年経つと自分の感じ方とらえ方見え方が変わるようです。

相変わらず流れるような文章がとてもきれい。

読みやすくて音楽みたいな文章はおしゃれで素敵。

でも小説だからか、リアリティはあまり感じられない。

初恋の女の子を想う主人公の思いの深さ、情熱はよくわかる。

誰にでも一人くらい、何年たっても忘れられない、

それこそ一生を通して好きな人はいるんだろうと思う。

それが初恋の女の子で、

適齢期にその子に出会えなかったから、彼女と結婚できなかっただけ。

なんてことはない結婚後にその彼女と再会。

やっぱりほかの誰とも比べようもないくらいその彼女のことが好きなことを再確認。

奥さんや子供も捨ててもいいと思うくらい。

ヒロインの島本さんの魅力的なことと言ったら、

仕事もしていなくて結婚もしているかわからなくて、

でも子供を産んだことはあって、、、わからないことだらけで謎なのに、

笑顔がとにかくチャーミングで素敵で。

島本さんはどういう気持ちだったんだろう。

島本さんが発作を起こしたり、激しく泣いたりする場面がなんだか同情してしまうくらい悲しい。

かたや奥さんも子供もいてやりがいのある仕事(しかも順調)を持つ主人公に、

言い寄られても、自分が思いを寄せても相手のその幸せを壊せないと思って、

一緒に死ぬか自分が消えるしかないなんて思い詰めてたんだろうなぁと。

主人公は結局よくできた奧さん(でも彼女の人生も色々ある)と、

年老いるまでずっとこの先暮らすんだろうなぁなんて終わり方だったのですが。

なんか女性(ある意味主人公も)が幸せになれなくて、悲しい話だなぁと思いました。

人は孤独なんだなぁと思わずにはいられません。

とにかく謎が多い小説でこれはファンにとって色々考察のし甲斐がある小説に違いないです。