さて、夕方からは宿泊したロッジのゲームドライブに参加しました。
同じ車に乗ったメンバーは、白人夫婦に、白人&インド人カップル、白人&香港人カップルでした。
みんな当たり前だが英語がペラペラ。。。
サファリするのはこのロッジが所有する広大な私設の保護区。
いわゆるお庭で散歩みたいな感じですが、まー、とにかく広いんです。
端っこまで車で30分ぐらいかかるんじゃないかなぁ。
この辺りの私設保護区はどこも広大で、クルーガー国立公園と隣り合っているんで、動物たちがあちこち移動してやってくるみたい。
この日はドライバー兼ガイドが黒人のレンジャーさんだった。
何となく現地の人っぽい感じ。
始めに発見したのがサイでした!
こんなにブッシュの中に6頭ぐらいのサイが群れていました。
サイって昔ケニアに行ったとき単体で見たけど、
こんな群れでいっぱい見るのは初めて。
動物園でもめったにいないし、いたとしても1、2頭がいいところだからねぇ。
メスと子供のファミリーのようです。
旦那もサイが見たいと言ってたので感動したみたい(チョベにはいなかったし)。
そのあと見つけたのが雄ライオン。
一匹だけ茂みに隠れて休んでいました。
レンジャーさんがライオンに近づくために、道路から外れて茂みぎりぎりまで車を近づけるのでびっくり。
おまけにエンジンふかしてあおるので、ライオンもたまらず咆哮!!
それがすごい迫力。
空気を震わすってああいうこと言うのね。
さすが百獣の王って思った。
しかしこの後このライオンの子供と思われる仔ライオンが出てきて、雄にじゃれだした。
かわいいったらありゃしない♪
これにはみんな
だったね。
そのあと道路に巨大なゾウの糞を発見。
レンジャーさん曰く、かなり「フレッシュ」とのこと、期待しながら車を走らすと、、、
おおお、ゾウがいる。
大きな耳にキバ、、、とても美しい。
若いオスのゾウらしい。
うれしい、ゾウがこんな間近で見られるなんて♪
レンジャーさんが「ビックボーイ」と言いながらゾウをあおったりするんで、これまた興奮したゾウが気をなぎ倒して迫ってきたりして、ドキドキもんだった。
さっきのライオンと言い、ほんとはこういう風に動物をあおるのっていけないことなんだろうけど、たぶん国立公園ではこういう行為は禁じられているはず。
ケニアの時もこういうサファリはなかったし(危険だから)、でも南アフリカでは個人の保護区と言うこともあってかなり動物に近づけてこういうギリギリ行為をやっちゃうんだろうなぁ。
だからといって危ないわけではなく、レンジャーはそのぎりぎりをちゃんとわかったうえで距離を取ってやっている感じ。
いずれにしろこのゾウの迫力はすごかったな。
この日はこの後、ゾウのファミリー(小象がいてかわいかった)、バッファロー、カバまで見れて大満足だった。
あー、飛行機の遅れがあの程度ですんでよかったと思ったよ(このサファリに間に合ってよかった)。
サファリから帰る頃は真っ暗で、夕飯の用意がされていました。
たき火があって、野外のテラスみたいなとこでビュッフェを食べた。
さっき車で一緒になった人たちと同じレンジャーさんのテーブルでみんなで食べた。
と、そこへ大きな猫がやってきた。
よく見ると家猫ではなく、耳にふさふさがある!
カラカルだ!
うわっ、野生のカラカルは初めて見た。
っていうか、見たのは生まれて初めてかも。
図鑑とかでは見たことあるかれど、カラカルはアフリカ大陸に住むヤマネコだ。
野良猫のようにテラスをうろうろ消えては現れ、消えては現れた。
一緒に写真を撮ろうとするがなかなか止まらない。
でもすごく人になついていた(フレンドリーです)。
カラカルまでこんな見れるなんてなんてすごいロッジだ。
と、黒人レンジャーさんが「ポーキューパインが来てるから見に行こう」と言い出した。
ポーキューパインとは、、、ヤマアラシである。
アフリカヤマアラシ。
これまた日本にはいない種の動物ですね。
イメージ的にハリネズミみたく思う人もいるが実際はもっと大きい。
案内して連れて行かれた場所は、母屋の後ろでそこに残飯が捨てられていた。
柵の囲いがあり、その向こうにヤマアラシが5匹ぐらいワサワサしてた。
タテガミがふさふさ立っているのですごく大きい!
しかも動きが面白く、そろそろ人間の様子を見ながら離れたり近づいてきたり。
さっきのカラカルまで残飯を食べだして、ヤマアラシを威嚇したりしている。
そのうちベッカリーのようなイノシシまでで出てきて、すりすりしてきたり。
レンジャーさんになついていて、見ててすごく面白かった。
今日はたどり着くまで大変だったけど、チーターにカラカルにベッカリーにたくさんの動物と触れ合えたなぁ。
なんていいロッジなんだと私と旦那と二人で気に入ってしまった。