AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

interactive の想像力(2)

2010-08-07 23:51:13 | アイディアの屋外観戦
クロスメディアの優れたアイディアを表現したHBOのVoyeur


そして昨年は、一夫多妻のドラマ「BIG LOVE」では、登場人物の心の声を聞くというテ-マで屋外キャンペーン展開しました。




今度は「Imagine」というインタラクティブキャンペーンでカンヌ広告祭、OneShow、NY ADC を受賞しております。「想像する以上のものを。HBO」今までにない映像表現です。



4つのアングルから撮影された映像を、キューブの4面にそれぞれ流すCUBE FILMというものを制作しています。一面を見れば、ひとつのアングルからの映像をずっと見ることができます。それが4面分。そして、キューブの角から見ると、2面を同時に見ることができます。見え方は4つ。ということは8通りの見方ができるわけです。



如何にinteractive の想像力を、クロスメディアで展開させていくか?そして、そこには従来のメディア媒体だけでなく
iPhoneをはじめとする、世界標準携帯電話 スマートフォンがあり、そのアプリケーションSDKがあります。iPadでの電子書籍広告の新しい展開、拡張現実や3D等の映像技術革新もあるのです。
でも想像力は、今のデジタル時代でも、アナログ時代でも変わりません。
アイディアは普遍なんですから。


interactive の想像力(1)

2010-08-07 02:53:24 | アイディアの屋外観戦
ジェームス キャメロンの「AVATAR」がヒットしましたが、それ以来、3D効果を折り込んだ映画作品が多くなりました。でもこれは、技術的効果を狙うもので、大切なのはコンテンツです。シナリオであり構成です。演出力です。
以前、あの名作「カサブランカ」をデジタル技術でカラー化したのを見ましたが。
「果たして意味があることだろうか?」と思ったしだいです。
小津監督の名作「東京物語」、黒沢監督の名作「七人の侍」にカラーリングしたらどうでしょう?「愚かな事をするんじゃない!」と監督がパン棒持って追っかけてくるでしょう。
最近ハリウッド映画とFOXはじめドラマチャンネルの方が、面白いと感じます。今、話題なのが「The Pacific」
トム・ハンクスとスティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務め、一億5千万ドル 制作費180億円をかけていると言うから凄いです。毎回 話題となる 米国インターネットドラマチャンネル HBO です。



そして、今年もHBOが新しい表現で、広告賞を受賞しました。