次郎丸かなみの有味湿潤な日常生活

医療系オタク大人女子の日常生活やエッセイ。創作垢「きつねの戯言」にて小説、楽描きイラストなども描いています。

メンタルブレイクとダメージ限界突破

2023-11-15 23:28:30 | 日記
メンタルブレイク。某RPGナンバリングタイトルシリーズで、物理防御を解除するアーマーブレイクと対をなし、魔法攻撃に対する敵の防御力を下げる。
「たら~らら ららら〜♪」というバトルフィールドBGMとともに強面キャラが敵に太刀を振るうとパリーンかチャリーンみたいな効果音と共に透明のバリアが砕け散る演出が脳内に浮かぶ。

ダメージ限界突破。某RPGナンバリングタイトルシリーズで、通常の攻撃ダメージが上限9999に対して、99999のダメージを敵に与えることができる。
無口で無表情な主人公の攻撃と同時に敵モンスターに「99999」の数字が重なって浮かぶとオーバーキルで瞬殺される場面がイメージできる。

だが、ここで語りたいのは、ゲームの話ではない。
「メンタルブレイク」とは文字通り「メンタルがブレイクする」即ち「精神崩壊」。それが大袈裟と言うのなら、所謂「心が折れる」ということだ。
同様に、「ダメージ限界突破」は物理或いは魔法攻撃によって敵に与えるダメージではなく、精神攻撃(ストレス等)によって自らが受けるダメージが限界を超えるということなのである。

先日来、ストレスによる心身の不調を余儀なくされていたが、それが少しずつ回復して来たと思っていたら、なんとなく昨日辺りから猛烈な疲労感に苛まれ始めた。眠気もあるし、倦怠感もある。単に疲労が蓄積してるのかなと思っていたが、今日はものすごく調子が悪い。
まず、朝はしんどくて起きづらい。起きてもまたいつの間にか寝落ちして、出勤時間が迫る。何とか朝のルーティーンは済ませたが、正直なところ、休みたい。でも、明日明後日は午後出勤だ。今日一日だけ何とかクリアすれば良い。それに今日は午前シフトだから、早く帰れる。帰りに寄って片付けたい用事もある。
「何とか今日一日、乗り切れたら良いから。」
そんな風に自分に言い聞かせて出勤したが、ふと気づくとギリギリのタイミングだ。実際職場に着いたのは始業時刻直前の滑り込みセーフだった。

出勤はできたものの、明らかにヤバい感じがする。今日一日持たないかもしれない。直感の通り、すこぶる調子が悪い。普段ならまずやらないミスで二度手間三度手間。忙しいのにますます時間の無駄が多くて、自分で自分の首を絞めてる。しかも、どういう巡り合わせか、今日に限ってやたらに手間と時間のかかる一包化患者が連続するわ、外来はひっきりなしにやって来るわ。いつもなら、忙しくなったり、ややこしくなったりという逆境はアドレナリンをどばどば分泌させて、仕事のスピードも頭のキレも急激に良くなるものなのだが、今日はどんなに頑張っても、全く改善されない。忙し過ぎて、仕事に追われ過ぎて、最早
「体調悪くてしんどいから早退させて欲しい。」
などと言い出せる状況ではなかった。

しかも、出勤したとたん、前日のシフト休みの間に、担当している在宅患者の件で訪問看護師から電話があったと申し送りがあって、始業後に電話をもらうはずがかかってこない。上司にはこちらから電話するように言われるが、そんな暇も余裕もない。
結局午前中のピークを過ぎた辺りでやっと連絡が取れたが、明日の訪問予定以前に、今日中に片付けないといけない案件が発生し、結局居残りで夕方訪問し直帰することになったが、もう今朝から、出勤前から既に限界を超える無理を重ねて何とか出勤して、無駄に労力と時間を浪費しながらも、ギリギリこなしている状態なので、ぼんやりしてものを考えられない頭を無理やり働かせ、吐き気と浮動性めまいでふらふらするのを辛うじて耐えている状態なので、平静を装うだけでいっぱいいっぱいだった。

本当はもう仕事に行く前から帰りたいくらいで、定時までも持ちそうになくて、
「さすがに今日だけはもう絶対に無理だ。普段ならしんどくてもせめて定時まではと頑張るけど、今日はもう持ちそうにない。いつ帰ると言い出そうか。」
と思っていたし、脳内には、漠然とではあるが、
「いっそのこと仕事辞めたいって言おうか」
という思いさえ過っていたくらいだった。

在宅患者の往診は明日に予定されているから、今日は看護師から連絡のあった不足分をお届けしてお渡しだけ、のつもりだったので、普段の訪問時に持っていく在宅訪問用のバッグすら持ってなかったのに、行くと普通にあれこれやれと言われて(明日することを一日前倒しでやるだけで、明日でも十分に間に合うにも関わらず)結局普段通りの作業もせざるを得なかった。

外来も在宅も、少なくとも今日だけは勘弁願いたかったのに、逆に今日に限って超ハードで、私の調子は普段なら考えられないほど非常に悪かったという最悪の巡り合わせだった。
心因性の咳らしきものも出ているし、最近の気候不順で突然寒くなったし、寝違えなのかコリなのか多少痛みもあるが、いつもとは感覚的に違いすぎるしんどさは少し不安になる。気のせいか手の関節とか痛む気がするし、熱はないけど、ぼーっとしたりふらふらしたりはするし、最近出歩いたりもしてるし、インフルエンザ患者も多かったし、まさかインフルエンザ感染とかではあるまいな、とちょっと心配にもなるし。

明日は午後出勤だから、午前中ゆっくり休めば何とかなるか、と思う一方で、明日明後日は仕事の都合で休みが取りにくい。明日明後日は午後出勤だから無理やり何とかなるとして、この調子で体調が戻らないとしたら、土曜の午前シフトはさすがに無理じゃないか。そこは有休くれと言えるだろうか。そんなことまで考えてしまう。

直帰になっても、帰りに済ませたい用事は結局出来ぬまま帰宅して、夕食までは何とか頑張ったけど、夕食後はダウンしてしまい30分ほど仮眠して、最低限の用事だけ何とか片付けた。
言葉にして表現するのは難しくてうまく言えないが、感覚的にいつもと違うことだけははっきりしている。実際いつもならしんどくてもゴリ押しで何とかなるけど、今回はそれが全然出来てない。
なので、本来数日前から書きたかったことを改変して書いてはみたが、わかりにくい文章で申し訳ない。得体の知れない見えないものに浸食されているような、実に気持ちの悪い状態にいることだけが、唯一はっきりしている。

白魔法も回復アイテムもなくて、(あったとしてもそれが有効かどうかはわからない)精神的にも肉体的にもしんどいが、奇跡的にV字回復の可能性も0ではない。限りなく0に近くても、0という訳ではない。ふと気づくともういつもの就寝時刻である。明日目覚めたら今日の不調が嘘のように消失してたら良いな、とナノレベルの希望にすがって床に着く。
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