次郎丸かなみの有味湿潤な日常生活

医療系オタク大人女子の日常生活やエッセイ。創作垢「きつねの戯言」にて小説、楽描きイラストなども描いています。

コロナワクチン接種

2021-04-26 15:03:50 | 日記
 現実世界で医療従事者の端くれの端くれに位置する私は、2日前についにコロナワクチン接種を行った。
今日定期通院で主治医の診察を受けた時、それを報告すると、叱られてしまった。
曰く、
「他の皆が打つからと言って打たないといけないことはないし、強制されたとしたらパワハラなのだから断れば良かった。
アレルギーがあれば断っても問題ないのだから、(事実ではないけれども)『今は治っているけど小児喘息でした』と言えば、れっきとした理由になるから断れたのに。あんなもの私たち医者は打たんよ。次回の2回目はもっと副反応酷くなるで。」
(同じ会場で、開業医らしい紳士たちも打ってましたけどね…。)というのは私の心の声。

 非常勤の休日診療の仕事のために仕方なく打ったのだが、本来の私はインフルエンザの予防接種も半強制的に勧められでもしない限り、絶対に打たない主義であり、毎年全く打ってなくてもインフルエンザに罹患したことなどない。
だが、今回はやはり日本人らしく空気を読んで打たないといけないかなと思って申込みに同意したのではあるが、確かに予診票の「あなたの主治医は接種に同意していますか?」の項目で「はい」にチェックするのは相当悩んだ。
話が来たことは以前伝えたと思うけど、許可された覚えはない。
訊けば多分ダメと言われるんではないかと思ったが、その時の返答は定かな記憶がない。
しかし、接種会場まで来てしまったので仕方なく、見切り発車で接種を受けてしまったのである。

 予診票の年齢欄を見ながら医師は
「アナフィラキシーは若い女性に多い。年を取ると減ります。」
と言った。(若くないから大丈夫でしょうということなのだな、と理解した。)
アレルギーはないかと訊かれ、あるようなないような微妙な私は一応「ない」と答えた。
接種後経過観察のため15分くらいは様子を見るよう指示され、(心配ならば30分)
「咳や鼻水、首の痒みなどがちょっとでも何か症状が出たらすぐに言ってください。」
と言われた。

 防護服の看護師に利き腕でない方に注射してもらうと、採血なんかより全然痛くない針が入って、薬が注入される感じはわかるが、その時は何てことはなかった。
待機所で座っているとすぐに接種部位が痛み出し、ヤバい感じ。硬く張っているし、腕全体がすごく重い。
左側の偏頭痛が起こったがすぐに治まり、元々頭痛持ちでもあるのでそれほど気にせず、見かけた知人と(当然マスクで)会話するなどして15分が過ぎた。

 帰り道に3軒ほど買い物をして、電車に乗り、最寄り駅からのバスは当分来ないので歩いて帰宅するが、家に帰ってからが大変だった。
偏頭痛は断続的に左から右へと移動しながら起こっては治まり、また起こるの繰り返し。
今朝は折り返して偏頭痛が右から中央まで進んで来た。
腕の痛みは半端なく、シップと保冷枕と沈痛剤で抑える。
咳とか鼻水や鼻詰まりも、酷くはないけど、起こっては治まり、また起こる。
何よりしんどくて起きていられない。所謂倦怠感というやつ?
イライラするし、物忘れは酷くなるし、集中力は低下するし、腕が上がらないのと両方で家事をするのもうまくできない。
ひっくり返すの、こぼすの、我ながら情けなくなるくらい、思い通りに体が動かない。
そもそも、やらなくてもいいなら何もしないでずっと横になっていたいくらいだ。
そして、何だか目ン玉が飛び出るような、目の焦点が合わないような、まるでかつて闇堕ちしてた頃に向精神薬を飲んだ時のような、もの凄い違和感を感じる視界。
食事前には吐き気がして、食後には下痢。
ありとあらゆる不調が何でもござれ状態で、現れては消え、また現れる感じ。
これも主治医の言葉を借りると、
「ウイルスが体の中で暴れまわっている状態」
ということなんだろう。
コロナウイルスは風邪のウイルスというが、酷い風邪症状の盛り合わせ状態なんだろうか。

 定期薬をもらいに行った門前薬局でも、
「(副反応は)3日は続くって言いますからね。」
と言われたが、
「この(定期)薬は血栓の予防にもなるから。」
と慰められた。
確かに今飲んでいる薬は「瘀血(おけつ:漢方で言う血液の滞り)の薬」をメインにしているから、血栓の心配はなさそうだ。

 週末に片づけるつもりで山積みにした用事も全く手つかずのままだったが、今日通院から帰って来て、早めに昼食を食べて、溜まっていた用事を片づけられたし、しんどくて辛かった家事も今日は出来てるし、近所に買い物にも行けたから、マシにはなってるのか、それともSっ気のある主治医の痛い鍼が効いたのか。

 ともあれ今週末からはGWの走り。
GW明けにはシフトの変更があって、本当はやりたくない午後勤務(帰りが21時頃になる)が週1から2に増え、しかも、とっても相性の悪い同僚とペアを組まねばならないストレスで全然気持ちは晴れないけど。
やっと母親の身辺が落ち着いて、減らしていたシフトを戻してガンガン働こうと張り切っていた気持ちに水をさされたような。
週1回午前シフトを増やせたのはたった3週間。やっと念願が叶ったと思ったら、午後に変わってくれと。
それでなくてもパート勤務は店舗が営業してないと給料が出ないから、GWは休めて嬉しいけど、来月の給料見てず~んと落ち込まねばならないのは目に見えてるのに。

 やっと回復の兆しが見えたけど、今日はこの後無理せずに、ぼちぼちとやれる範囲で、予定してたことだけこなして行こう。
GW企画でSNSに挙げるつもりの自作小説過去作品傑作選、今回はどれにしようかな、なんて楽しいことだけ考えながら。
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インディペンデンスデイ

2021-04-01 17:06:48 | 日記
五年前の昨日、私は故郷を捨てた。
なんて言うと格好良さげだが、その実モラハラ夫と別居するために夜逃げならぬ昼逃げしたのである。

めでたく成功し、仮住まいの部屋で三人の子供と新生活をスタートさせたのが五年前の今日というわけだ。

人生の約半分を過ごした実家そのものは既にないけれど、死ぬまで出身地である故郷の町から出ることはないと思っていた。

まだたった五年だが、もう遥かな昔のようにさえ思えてしまう。

夫と縁が切れて、かかったコストの補填のためにも、自分の老後のためにも、とパートから正社員になってバリバリ働き始め、更に高給を求めて、最後の転職のつもりで最低五年、できたら十年と思って入社した会社も、老母の面倒を見るために二年もたずに退職して地元でパートに逆戻り。

昨年4月には母親が倒れ、入退院の果てに老健を経て施設の入所待機。
自宅の退去から仏壇の処分まで一気に襲いかかってきた。

とりあえずの母親落ち着き先が決まったのが先月のこと。
介護のために減らしたシフトをやっと今月から戻せることになった。

コロナ禍だけでもややこしいのに、よりによってこんな時に何でいろいろ重なるのかと途方に暮れたこともあったけど、まだ何も終わってはないけど、やっと休みの度に走りまわらなくて良くなっただけでも良しとしないと。

最近になって、ストレスでぐちゃぐちゃだった体調も回復し、ご無沙汰していた趣味のイラストや小説もぼちぼちと手をつけられるようになってきた。

そして、まだ実施にやってはないけど、できるようになったらやりたかったいろんなことを、やる気だけは少しずつ出て来た。

これを気にだんだん良い方向に向かえば良いなと思っている。

最後に宣伝(笑)
ちょこちょこ書き始めたイラストとかエッセイにもし興味を持って下さった方は創作垢のブログのリンクを貼っておきますのでのぞいて頂けたら嬉しいです。
よろしくお願いします。

http://blog.goo.ne.jp/nonchromatic
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