次郎丸かなみの有味湿潤な日常生活

医療系オタク大人女子の日常生活やエッセイ。創作垢「きつねの戯言」にて小説、楽描きイラストなども描いています。

3歩進んで2歩下がる

2019-10-29 14:09:33 | 日記
昭和歌謡曲の歌詞ではないが、回復の道程はいつも行きつ戻りつ。
雨が降ると湿気に弱い体質の私はともすれば調子が悪くなる傾向にある。
鬱は日照不足で起こると言われる如く、心の中にも雨が降るという例えは強ち間違いではない。

昨夜は休日でいつもより早めに夕食を済ませた上、何となく深夜TV番組を見て少々夜更かししてしまったために、就寝前には空腹状態だったにもかかわらず、酷い肩こりのせいか、湿布をしても頭痛がするのでつい鎮痛剤を飲んでしまった。
しかも、胃粘膜保護剤も家にあるのに、単独で。

患者になら『水を多めに飲むか軽く何かお腹に入れて』と指導するところだが、小さめのコップ一杯くらいの豆乳ではやはり少々無理だったか。
明け方胃痛で目が覚めた。

致し方なく残っていたPPI(プロトンポンプインヒビター)で胃酸を抑え、胃粘膜保護剤で胃壁をガードして、鎮痙剤(胃腸の痙攣止め)を飲んだら、午前中はまだきつかったが、昼前には何とか持ち直した。
ただ、胃痛止めの鎮痙剤は胃腸の動きを止めるので、普段はすぐ下痢になる体質なのに、鎮痙剤を飲んだら便秘気味になるのが玉にキズ。

口の周りがピリピリと痛痒いし、このまままた悪化して行くのかと少し不安にはなったが、今日は早く仕事が終わったので帰りにはバスに乗ろうという発想もなく、久しぶりに歩いて帰れた。

もしかしたら引越鬱みたいなものだったのだろうか。
自分が引越した訳ではないが、老母の引越は自分の引越の何倍も大変だったから、心身共に疲弊してしまったのかもしれない。
しかもちょうど自分自身も仕事の悩みでかなり参っていた時期と重なったのも不運だった。

まだまだ回復には程遠いが、3歩進んで2歩下がったら、差し引き一歩は前進したことになる。
そう思って日々ほんのちょっとずつでも進んで行けたら。
今はそれでいい。
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断髪式/Step bystep

2019-10-28 22:49:37 | 日記
土曜日に髪を切った。
afterの写真はfacebookに載せたけどbeforeの写真は撮り損ねたので、イラストを描いてみたが、あまりのクオリティの低さに絶望してブログに載せるのは止めた。

長いこと更新して来なかったのに、何故今更新しようとしてるのか。
長いトンネルの遥か彼方に、微かな光が見えた気がしたから。

キェルケゴールではないが、中途半端な落ち込みでは人は立ち直ることができない。
一旦底まで沈んで、底を蹴って初めて浮き上がることができる。

思えば半年前から全ての歯車が狂い始めた。
というよりそれまでの蓄積が一気に爆発したのかもしれない。
更年期なのか、ストレスなのか、それともそれらの複合体なのか。

仕事でも家庭でも次々と問題は発生し、自分のことも家のこともやらなきゃと気持ちが焦るのに、逆にどんどん心身は弱り、病んで行く。

だがそんな状況は初めてではない。
どんなに足掻いても来るべき時が来るまではどうしようもないことはわかっている。
ただ今の私は、その時の若さを既に失っていることだけが心配だったのだ。
もう元には戻れないのではないか、それが恐ろしかった。

吐き気を催しながらでもストレス食いをし、太ったと後悔しながらも、止められないのは完全にビョーキである。
胃を患い、少しでも消化が進むと痛むがために、食べ続けなければならなかったのは辛かった。

しかし過去の経験からほんの僅かな兆しというものはちらほら見え初めて来た。
後はほんの少しの勇気と努力だけ。
そしてそれを後押しするための時間。
何より開き直り。

松本零士の漫画の台詞ではないが、時間を無駄にすることこそが最大の贅沢なら、敢えてつまらないゲームで夜更かししたりすることで、ストレスで削られたMP(メンタルパワー)を回復するのもありかもしれない。

たまたまであっても小さな変化が影響を与えることもある。
2ヶ月前からの予定通りに髪を短くしたこと。
通勤用の靴が2足一度にダメになって新調したこと。
激ヤセしてた頃買った自前の白衣がきつくて、体型に合ったサイズに買い換えたこと。
長いこと忘れてたシェイプアップインソールをまた使い始めたこと。
自転車で外出しなければならない機会が増えたこと。
そして先日映画でヒロインが日記を書き始めるというのを見たからか、久しぶりにブログを更新しようという気になったこと。

したいこと、した方が良いこと、本当はしなきゃいけないこと。
たくさんあるのに何一つできずに来たけど、もしかしたらできるかもという気にはなっている。
後は何でも良いからやっちゃうこと。
成功体験が一番の薬とわかっているのだから。
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