あきここの豆だいふく

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2019 イエローナイフ(5)オーロラの神秘

2019年04月28日 | 
オーロラ鑑賞2回目。

日中は快晴だったのに、日が暮れるにつれ、雲がもくもく。嫌な予感。本当に鑑賞率95%なんだろうか・・・もしかしたらアンラッキーなんてことも。考えたくないな・・・。(負のスパイラル)

オーロラ鑑賞に行くときに、バスの中でオーロラビレッジさんのガイドが入ります。

私たちがよく耳にする「オーロラ」という名前。それはイタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイが名付けたんだそうです。

英語では、北半球に出るオーロラを「ノーザンライツ」。南半球に出るオーロラを「サザンライツ」というんだそうです。そして、オーロラって北半球と南半球でまったく同じものが発生しているんですって。

あたしたちが見るオーロラが、真反対の場所でも見られているって・・・なんだかとても神秘的。

オーロラは、オーロラベルトと呼ばれる地帯で見ることができます。北半球のオーロラベルトは、カナダのイエローナイフ、ホワイトホース、北米のアラスカ、ヨーロッパのフィンランドが有名。

南半球のオーロラベルトは、ほぼ南極らしいです。(ときどきニュージーランドとかでも見られる、なんて情報もききますが。)

オーロラは、上空100㎞~500㎞のところに現れるのだそうです。

雲が上空5kmのところに発生し、飛行機は上空10㎞あたりを飛んでいます。飛行機が雲を突き抜けて雲の上に出る経験は皆さんもしているかと思います。

雲が1番地上から近い。

オーロラはいつでも出現しているのですが、見られないのは雲のフィルターせい、ということなんだそうです。

だから晴天率の高い北米の方が、曇り空の多いヨーロッパより鑑賞率が高いんだとか。



今夜の夜食はバッファローのシチュー。(ホテルでも少し食べてきたからね。)毎晩、オーロラビレッジのレストランを利用しました。

いつオーロラが出現してもいいように、GoProで撮影練習をしました。

オーロラビレッジのガイドの方が、GoPro5を持っているとのことで設定方法を細かく教えてくれました。すごーくありがたい情報でした。

それでいろいろと撮影練習。設定を変えるだけで断然よく撮れるようになりました。

小高い丘にのぼってオーロラ出現を願いました。

でも、一向に現れません。

もう、後がない・・・と、迷いに迷って、鑑賞時間を延長することにしました。

延長券を購入すると90分間オーロラ鑑賞を延長することができます。通常が午前2時20分までなのですが、3時50分まで鑑賞可能になります。

スケジュール上、明日の鑑賞は、早朝にイエローナイフを発つので延長ができません。

もし、明日も見られないとしたら、今日の延長タイムが大きなチャンスなのです。

ちなみに延長券は、ひとり$25。

前日の夜も、あたしたちがいた時間帯は、全く見られる気配がなかったのですが、延長時間に見ることができたんだそうです。



(↑ちなみにティーピィの中はこんな感じです。)

とはいえ、延長したからと言って安心はできない。

もうダメかなぁ~と思ったころ、休憩しているティーピィの上空当たりの雲が晴れて、星がピカピカ見えだしました。オーロラが現れるならあの辺りかな?

あれ?
あれ?
なんだろ。うっすら筋が見えている。あれもしかしてオーロラかな。

見たことが無かったので、正直目を疑いました。

でも、なんだか緑色に・・・



オーロラ!!!オーロラ!!!

オーロラでたよ~!!!

ティーピィでのんびしているのんたんを呼び出しました。

だんなの人は「え?」「え?」とか言っています。(後から聞いたら「ブルーライトカットのメガネだからか、弱い光と雲との区別がつかなかった。」とか。みなさん、オーロラ鑑賞にブルーライトカットメガネはやめましょう(笑)。)



みんなで集まって夜空を見上げました。

本当にうれしかった。感動した。

のんたんは「オーロラって本当にあるんだ。都市伝説かと思った。」とか言っていました。

小さなオーロラは少ししたら消えてしまいました。

少しでも見られて本当によかった・・・でも、また見たいな。(欲が出ます。)

それからも現れることがなかったのに、終了時間間際に、カーテン型のオーロラが現れました。

もうバスに向かわなくてはならなくて、上手に写真も撮れなくて。でも、2回見ることができて嬉しかった~。

何年も焦がれていたオーロラに出会うことができました。
この体験はたからものです。

2019 イエローナイフ(4)市街地散策

2019年04月27日 | 
2019年3月23日(土)

昨晩は午前4時前くらいには寝たかな?(すごい疲労感)
それで今朝は10時半くらいに目が覚めました。

明日は犬ぞりで出かけてしまうので、今日だけがイエローナイフの市街地を散策できるチャンス!

日曜日はいろんなお店が休みになるらしいので、犬ぞりを日曜日にして正解だったかもしれません。

少し部屋でのんびりしながら、支度をして出かけました。

今日は快晴ということなので、オーロラも期待できるかも!?



もちろん市街地に行くにもグースのダウンは必要です。

だんなの人は「(借りた)ズボンが大きいから、ジーパンで行ってもいいかな?」と言っていましたが、晴れているから暖かそうに見えるけど、外は絶対寒いからそれはやめておいた方がいいよ~ということで、借りたセットアップをちゃんと着て出かけました。(やはり外に出たら顔が寒かったので正解だと思いました。)



シャトーノバホテルは、オーロラ鑑賞で利用されるホテルの中では市街地から比較的遠いホテルかと思いますが、それでも歩いて10分くらいで市街地に到着するので、そんなに不便な立地ではありません。

むしろ、オーロラ鑑賞時にバスに乗っている時間が一番短いのでそういう意味でおススメしたいです。

市街地に入ったすぐの四つ角にオーロラビレッジさんの事務所があったので、だんなの人のズボンのサイズ交換ができるかどうか聞いてみることにしました。



サイズ交換、快く対応してくださいました。ありがたい。

ついでに美味しいレストラン(おすすめ)を聞きました♪

もともと小さな市街地なのでたくさんのレストランがあるわけではなく、ほぼすべてのレストランを教えてもらいました。(地図もあります。もらってください。)

近くにあるコヨーテというレストランがバッファロー料理(郷土料理)を出してくれるというので行ってみました。



看板を見つけたものの・・・重たい扉に閉ざされている。



お店、やってないのか?

おそるおそる扉を開けると、OPENしているようでした。もしかしたら寒冷地はみんなこうなのか?



階段を上って2階にレストランはありました。

入ったらすぐにビリヤード台があって、その奥がTVがあったりしてスポーツバーのような雰囲気でした。店名の「コヨーテ」のかわいらしい絵も飾ってあったり、よーく見たらカードゲーム(マジックザギャザリング)とかのイベントも開催することがあるようなステージみたいなブースもありました。

カウンターのスタッフの方もとてもフレンドリーな雰囲気でよかったです。そして、日本語のメニューもありました。



だんなの人はバッファロー肉のハンバーガー。



のんたんはステーキ。



あたしはクラブハウスサンドイッチ。

どれもとても美味しかった。
が、カナダ、めっちゃ物価が高いです。観光地だからなのか?寒冷地で物資を運ぶのに輸送コストがかかるからなのか?はたまたカナダ全土がそうなのか?それとも日本がデフレすぎるのか?

3人分の食事と飲み物(ビール2、ソフトドリンク2)でC$99.00(¥8,359)

ランチの値段ではないですよね!?

カナダにいる間中、ほぼパン食(サンドイッチ)でしたが、だいたい1食分がこんな金額でした。



さて、少し市内を散策。

イエローナイフと調べると、必ずと言っていいほどこの温度計の画像を見つけます。

そして思ったよりこの看板が大きくて、なんか、イメージしていたものと違って嬉しくなっちゃいました。百聞は一見に如かず的な(笑)。

今日はマイナス10℃からマイナス7℃くらいをいったりきたりしていました。「極寒!」と気合入れてきたので、思ったより寒くなかった、というのが感想です。

地図を見ながら町で唯一の「酒屋」目指しました。その途中にセンタースクエアモールというショッピングモール的な名前のところもあったので行ってみたら・・・恐ろしく潔いシャッターモールでした。あまりにも何もなくて、またまた嬉しくて写真撮っちゃいました(笑)。

ショッピングモールの上の階には、公立図書館もありました。

のんたんの中学の学校見学のときに図書館を見学するのが楽しみだったので、この公立図書館も見に行ってみました。コンパクトにまとまった落ち着く雰囲気でした。(個別ブースは結構利用者がいました。)



酒屋さん到着。店内は撮影禁止でした。(残念)

種類豊富で、お土産のアイスワイン、滞在中のビールとか買い込んじゃいました。

カナダはショッピングバッグはすべて有料なので、スーパーやドラッグストア、酒屋で買い物する人はエコバッグや大きめのリュックを持っていくことをおすすめします。

酒屋の後はドラッグストアへ。
この季節、イースターのかわいいお菓子がたくさん売っていて、楽しいです。

くまさんの容器に入ったハチミツもこのドラッグストアで発見しました。(スーパーでは見かけませんでした。)



お店の中は暑いし、外に出ると寒いの繰り返しで、のんたんが「疲れた~。外にいる・・・。」というので、荷物も重たいし、いったんホテルに戻って、わたしだけあとでお土産散策にもう一度スーパーに戻ってきました。





17時を回っていたので、日が暮れたらちょっと怖いな・・・ということもあり、(治安が悪そうということではなく、身を守るという意味で)明るいうちに帰ってくることは心掛けました。



ホテルから窓の外を眺めていると・・・おやおや、昼間は快晴だったのに、ちょっと雲が増えてきたぞ。

冬だから日の入りが早いかな?と思っていたけれど、緯度が高いせいか、19時くらいまではなんとなく明るかったです。



夜の集合まで、仮眠をとったり、ビール飲んだり、スーパーで買ってきたもの(パン、チーズ&ハム)を夕食にしたりして過ごしました。(電子レンジや電気湯沸かし器も完備)

※ちなみに右のビールは1.5リットルの超大型。大きさにうひゃうひゃとなって、自家製梅酒入れにでもしようと持って帰ってきました(笑)。

2019 イエローナイフ(3)オーロラの旅

2019年04月14日 | 

2019年3月22日(金)

とうとう当日がやってきました!
ドキドキ。

数年ぶりの海外旅行なので、そもそも日本から脱出できるのかどうか不安でした。(旅行会社に頼んでいればそんなことないのでしょうけれど。)

19時のフライトでしたのでのんびりスタートでした。結局、最後までどんなものを持っていったらいいのか?準備も自信がなかったのですが、とにかく寒くないように・・・だけは心掛けました。(たぶん、旅程をイメージすると途中で衣類を購入できるタイミングがないから。)

さらに今回の旅は、超ハードスケジュール。

飛び立って、現地について、数時間のトランジットがあって乗り継いで、イエローナイフに到着したら準備してすぐにオーロラ鑑賞ツアーに出かける。

なんか、ゆっくり休まる時間がない。

だんなの人ものんたんも珍しく今回の旅は「着いていくよ。」と協力的でした。(あたしが何年ものんたんの卒業に合わせてオーロラを見に行こうと思っている、と宣言していたからか?見に行くと言ったら、賛同しない人は置いてでも行ってしまう人になったからだろうか。(笑))

協力的、とてもありがたい風潮です。

のんたんの受験もあったり、仕事が忙しかったり、家族すれ違いが続いていたのでスケジュールを共有することをすっかり忘れておりました。なので、だんなの人ものんたんもほぼミステリーツアー状態。

成田空港第1ターミナルに着いて、エアカナダにチェックイン。今はほとんど機械でのセルフチェックインがメインなんだね。数年前に導入されて、いまいち使い方が分からずセルフチェックインが苦手でしたがエアカナダのチェックイン機はとても分かりやすかったです。

スタッフが近くにいたので「eTAもきちんとやったと思うのですが、大丈夫でしょうか。」と聞いたら、「チェックイン自体ができれば問題ない証拠です。」とのことでした。(ヨカッタ!)

預入荷物も最終到着地のイエローナイフまでピックアップがないことを確認しました。

今回、ロストバゲージの心配もあり、イエローナイフに着いた日のオーロラ鑑賞のためのあったか衣類や夜寝るための肌着類は機内持ち込み荷物に入れました。(問題なくイエローナイフでゲットできました。)



バンクーバーで3時間くらいのトランジットの予定でしたが、機材到着が遅れて、なんだかんだと5時間くらい待たされました。(どうやらよくあることのようです。)



空港内はだいたいWi-Fiが利用できたので、オーロラビレッジさんには遅れる旨メールをしました。すぐに返信が帰ってきて「搭乗される便に変更がなければ通常通り対応するのでご心配なく!」ということでした。(どうやら、同じ飛行機に乗っているツアー参加者がたくさんいたようです。)



バンクーバーでは、ハンバーガーを食べたり、ちょっとしたショップを見たり。あとは寝ていたりして英気を養っておきました。



ようやくイエローナイフ空港に到着!

この白くまくんにも会いたかった。

ツアー参加者は20人くらいいたかな?私たちが泊まるシャトーノバホテルまでは空港から15分くらい。一番先にバスから降りました。ホテルに着いたのがすでに21時くらい。22時半にはオーロラ鑑賞ツアーのバスが迎えに来るというので、荷物の整理もほどほどにオーロラ鑑賞の準備をしました。



ホテルの部屋は広めで、滞在に必要なものはほぼそろっていました。(食器やカトラリーもあります。スリッパは無いので、必要な人は持って行った方がいいです。)

オーロラビレッジさんが用意してくれた極寒地仕様の防寒具5点セットもすでにクローゼット内にありました。

カナディアングースのダウンは、やはり日本で着るダウンとは格段に差があったような気がします。(寒いと感じなかったので。)



着てみるとこんな感じ。(翌日のダウンタウン歩きの時に撮影しました。)

スノーブーツもだいぶゴツいです。

22時半にホテルのロビーに集合して、バスに乗って約30分くらいのところにあるオーロラビレッジへ向かいます。

バスに乗りながらも外が気になって仕方がありませんでした。



とうとうオーロラビレッジに到着。
かわいいピーティの立ち並ぶビレッジに「この光景が見たかった!!!」と感慨深かったです。

スタッフの方に「あれはオーロラですか?」「あれは雲だと思います。」なんて言われ。

あ~オーロラ見たいなぁ。

私たちが訪れた3月22日は22時半~翌日2時20分までオーロラ出現を待ちます。

オーロラビレッジにはいくつかのピーティと言われる先住民の住居として使われたテントがあり、それを休憩所として利用します。中には薪の暖炉とテーブルとイス、ホットドリンク(お水・お茶、コーヒー、ホッとチョコレート)が用意されていて、自由に利用できます。

ピーティはそれぞれ番号が付いていて、鑑賞日当日にスタッフより「今日は●番ピーティが休憩所として利用できます。」と言われます。(解散・集合場所もピーティです。)

その日はオーロラレイクに面した3番が私たちの今夜の休憩ピーティでした。

でも、ドキドキしちゃって、落ち着かない。

そんなんでちっともピーティに居なくて、オーロラビレッジ内を探索しました。GoProの使い方も慣れなくっちゃいけないし。

オーロラビレッジにはピーティの他に、レストラン(1軒)、ギフトショップ(1軒)、小高い丘がいくつかあります。丘の中には温かい椅子が完備されている有料の丘もありました。

レストランは1時50分までオープンしていますし、ギフトショップ(アクティビティや延長、写真撮影の申し込みもできるショップ)はツアー客がいる間はオープンしています。

イエローナイフに来たので、犬ぞりを体験したいな~と思っていました。
オーロラビレッジさんのスタッフと何度かメールをやり取りしていたら、到着後でも申し込めると言われていたのでそうしたので
すが、実際は翌日のツアーは、前日の17時までに申し込みをしなくてはなりません。

すでに17時はすっかり過ぎていたので、私たちは翌々日の日曜日の犬ぞりを申し込みました。

もし、2日しか滞在できない方は、現地ではなく日本で申し込んだほうが良いです。



お腹が空いてきたのでレストランでサンドイッチを食べることしました。

正直、時差とか、日本が何時とか、現地が何時時とか、よく分からなくなっていました。



結局その晩はオーロラには出会えませんでした。

でも、イエローナイフは3日間滞在すれば、オーロラに出会える率が95%と聞いていたので、楽観していました。明日があるからいっか!と。

ホテルに帰ってシャワーを浴びて、長い長い1日の終わりです。

本当にふたりともよく頑張ってくれました。

明日はダウンタウンにランチしに行こうと思っています。