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頸椎椎間板ヘルニア奮闘記

2020年11月22日 | 日記

7月に「寝違えた?」と思っていたら、何かの拍子で患った頸椎(首の)椎間板ヘルニア。

すでに4か月も患ってしまった…。

正直、どうでもいい話なのですが、あたしの椎間板ヘルニアとの奮闘とその病院変遷の備忘録です。

最初のピーク時、身体が起こせなくなって、痛くて何もできなくて、会社を1日休みました…話はそこから始まります。

第一期:整体院

最初は、だんなの人がぎっくり腰の時に行ってた整体に行ってみたの。

それ以前に、こんなふうな体の歪みを何回か治してもらっていたカイロプラクティックの先生がいたんだけれど、数年前に突然他界。肌つやもすごくいい「オレが健康じゃなくて誰が健康なんだ?」っていうくらい自信に満ち溢れた、すこしこわいくらいの先生だった。

今思えば、惜しい先生を亡くした。

というわけで、そのカイロプラクティックのすぐ近くの整体に3回ほど通いました。(家からも一番近い。←痛い身体を奮い立たせて通うので、距離は大事)

カイロプラクティックでは通算5、6回くらい行けば収まるのだけれど、3回目を終えてもまだよくなる兆しがない…

2回目の時には、整体が強すぎて気持ち悪くなって吐いちゃって、意識ももうろうとしてしまって、結果、整体師からは「驚かないでください。たぶん椎間板ヘルニアだと思います」と言われました。

それって、ほんとうの病院へ行ったほうがいいってことかな…。
結局もう1回通ったけれど、これは「ほんとうの病院」へ行こうと判断。

今まで健康だけが取り柄だったので、「どんな症状のときにどんな病院に行けばいいか?」ってよく分からなかったんだよね。

第二期:整形外科

整体の先生に「次はいつ予約しますか」と言われたものの、仕事のシフトが決まっていないときだったので、「ちょっと家に帰ってスケジュール帳を見て…」といって、結局フェードアウト。(なんか申し訳ない気分)

一向に良くならない身体の不調。ネットで整形外科を検索しました。(形成外科と整形外科ってどう違うのだ!?)

そしたら、隣町に評判の良いお医者さんがいるという。(スポーツドクター的な)

さらに、あたしの町のお医者さんは、めっちゃ叩かれてる(-_-;)。

なるべく短時間、短期間で良くなりたいので、隣町でもいいから頑張って良いお医者さんの所へ行きました。

初回、レントゲンを撮って、「恐らく頸椎椎間板ヘルニアですね」と。
そして、「まずは痛みを取りましょう。そこからです」と。

ふむふむ。
炎症しているところが神経に触れて、左上半身に激痛が走っているのだけれど、その炎症しているところを薬で抑えて、神経に触れさせないようにする、と。

おしまい。
え、なにかこう、首を引っ張って伸ばしたりっていうこともするって聞いていたけど、そういう物理的なことはないんだ。

とにかくお薬もらって帰りました。

2回目も様子を聞いてお薬をもらうだけだったので「ほかに何かないですか?」と聞いたら「電気治療がありますが、やります?」と言われて、やりますともー!(良くなるのならなんだって)ということで、週2回くらいの電気治療が始まりました。

んー、薬の効果もあって、悪くはならないけど、劇的にも良くならない。こういうもんなのかな〜?

そして、1.5か月くらいたったある日、痛みもピークから比較すると5%くらいになったなぁ~と思って、思わず肩甲骨のあたりをぐるぐる回しちゃったんだよね。それがいけなかったのか、ピークから200%くらいの痛みにV字悪化。

真夜中の1時に激痛で目が覚めて、寝てしまえば何とかなる、と思ったのに一向に眠れる気配もなくずーっと激痛。どんな姿勢をとっても痛い。もう、死んじゃったほうがマシって思ったくらい。

それで結局、会社を2日も休む羽目に。

命からがら病院へ行って…(こういう時、遠いと本当につらい)、先生も「どうしたの?」「これはひどいね」と。強めの薬をもらって(とても慎重に説明された…モルヒネみたいな感じなのか…コワイ)、痛み止めの点滴してもらって、後日MRIを撮りました。

MRI撮ったら何か変わるのか!?と期待していたのだけれど、結局のところは病名が確定しただけ。「はい。頸椎椎間板ヘルニアですね」と。レントゲンよりより詳細に分かるかららしいけど、いまその段階なの!?

あ。ここまで恨みつらみみたいになってますが、先生はとてもイケメンですし、優しいですし、間違った治療法とかしてないですし、きっと的確です。あたしの頸椎椎間板ヘルニアが頑固なんだと思います。

そして、しばらく痛み止めの点滴に通い、強い薬を3週間処方されました。
電気治療に関しては、座る体制もままならなかったので、途中からフェードアウト。
痛み止めの点滴してくださる看護師さんがとてもかわいくて、優しくて、気遣ってくれたのがうれしかった。

第三期:鍼灸治療院

あまりにも良くならないあたしを心配してくれた同僚が「鍼もいいですよ」と病院まで教えてくれた。

ただ、病院が東京の西側で、我が家からはとても遠かったので、ネット検索して家の近くでよさそうな鍼灸治療院を探しました。(結局地元へ戻ってくる)

整形外科の先生も「鍼ね~。効く人には効くみたい。人それぞれ。やってみたかったらやってみてもいいと思いますよ」とのことだったので、これは背信行為(←おおげさな!)ではないな、と思って、行くことにしました。

あたし、コロコロ病院を変えることが後ろめたくて。
なるべくなら同じお医者さんにずーっと診てほしいのです。(一般的にそうですかね?病院があまり好きではないので、なにがフツーか分からないのだけれど)

針灸治療院。

これが、なかなか良かったです。

鍼って痛いのかな?って思っていたんですけどまーったく痛くなく。むしろ、え?いつ鍼打ちましたか?っていうくらい。

先生もすごく穏やかな方で、いろいろと話を聞いてくれたり、話をしてくれたり。そういった「自分自身の時間」からも少し遠ざかっていたので、もしかしたらそれがよかったのもあるのかも。

身体の血液がようやく巡り始めたような気がしました。でもとても緩やかに。

最初は週に1回、4回くらい終えたところで、「だいぶ良くなったので1か月に1回くらい、身体の調子を整えに来てもいいかもしれませんね」と控えめに先生。

この鍼の時間があたしにとってとてもいい作用をしてくれているのが分かったので、週1回からいきなり月1回になるのが不安で、まずは2週間後、そして3週間後、と少しずつ間隔をあけて月1回にしてみよう…と自分なりにお試し中。

さいごに…

以前、身体が歪むと通ったカイロプラクティックはスペシャルコースで1回あたり6,000円。だいたい5、6回で治る。しばらく行かなくてもいいし、先生も内科もしているお医者さんなので深追いしてこない。

整体は1回あたり5,000円。「毎週来てください」とさらりと言う。え?毎月2万円とか、そんなん無理です。しかも、「今度EMS(6パッドみたいな電気で痩せるマシン)いれるので、お試しどうですか?」とか営業もある。たまにマッサージにいくならね。

病院は…ま、病院だよね。電気治療は1回550円だけど、効果のほどはよくわからない。
あとは、局部だけ治しても、実は他からきている、ってこともあるんじゃないかと思ったりして。

鍼灸治療院は1回あたり3,500円。先生も激しく営業してこないし、むしろこちらから「次回予約をしたい!」っていうと、本当に丁寧に「ありがとうございます」と言ってくれる。そして体調もいい。身体も温かくなってきた。

あたしくらいの年齢になるといろいろとメンテナンスが必要なことも分かっているけど、どうしても貧乏性が先立ってなかなか自分のことは最後になってしまう。

そんななか、こうして、自分に合ったメンテナンス方法が見つかった(のではないか?)と思えたことは、椎間板ヘルニアになって自分の身体と向き合ったからだと思う。万事塞翁が馬、悪いことも、そう悪いことではないのかも、と。なんでもいいように考えるのはあたしのいいクセだと思っています。

(途中に出てくる画像は、鍼灸治療院の待合室の小さな季節のインテリア。こういう小さなことを大切にできるって、すごく親しみがわきました)



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (教授ママ)
2021-09-09 09:43:37
こんにちは
私も現在軽い頸椎ヘルニアと診断され闘病中です。
お尋ねしたいのですが首や肩の痛みの他に回復までに他の症状はありませんでしたか?
左手の指のしびれ (akicoco)
2021-09-13 20:43:21
こんにちは。
コメントに気が付かなくてごめんなさい。

実は今もまだなお、左手中指のしびれは少し残っています。
痛いとかではないのですが、ずっとぴりぴりしている感じです。それはなかなか治らないのかな…と、若干あきらめ気味でもあります。
Unknown (教授ママ)
2021-09-17 14:35:42
とんでもないです 返信ありがとうございます。私の場合は脳神経外科のMRIで軽い頸椎ヘルニアと診断されましたが動作痛よりも安静時に首肩が痺れるような痛みがあるので頸椎ヘルニアの症状と言うよりはストレートネックの症状の方が合うのですが、一口に頸椎ヘルニアと言っても症状は多岐に渡るのでしょうね
整体が強すぎて気分が悪くなるって私もそうでしたのでよくわかります 私はまだ現在も首肩痛を鍼やマッサージで緩和しながらの毎日です。本当につらいです
 何かまた貴重な参考になる症状(頭痛や胃の不快感など)をおもいだしたらぜひ、教えていただけたらと思います。

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