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キジはオールドアニメのファン

2017-06-22 06:45:15 | 日記
猫でも捕まえられる

 西の方から長野市を見下ろす山の裾に、大きな公園があります。
トレッキングやバードウォッチングを楽しむ人々で賑わっている場所です。
 久しぶりにそこに出かけ、駐車場に車を停めて付近を散策しました。
歩き始めてすぐ、大きな鳥の鳴き声が聞こえました。
鋭い特徴のある声です。

 毎週木曜日はウォーキングの途中で見かけた野鳥を取り上げています。
今週は、 キジ科 キジ属 キジ です。

 「ケーン」と空気を切り裂くような大きな声でした。
ここにいるゾ、とわざわざ存在を周囲に知らせる様な鳴き声で、警戒心の無さに他人事ながら
心配になりました。
おいおい、少し運動神経の良い猫なら飛び掛かって簡単に捕まえちゃうぞ。
 この公園では時に堂々と車の通る道を闊歩している姿を見る事もあります。
その気になれば私でも捕まえられそうです。
 キジは地面を歩いて主に草の種や葉や芽をついばんでいます。
植物性のエサが主ですが時に虫やクモなども捕えます。
暮らしの大部分が地上なので、もっと警戒心が強くて当然に思えますが。

懐かしのアニメ

 ひょっとしたら狩猟期間を除けば、キジは余り周囲を警戒をしていないのかもしれません。
公園には肉食の獣は棲んではいますが、代表格のキツネにしても主に捕らえる獲物は
ノネズミや昆虫。
ノウサギやキジは簡単な相手ではありません。
それにしても猛禽類やイタチなどもいるでしょうに。

 <心配ご無用、猫やあんたに捕まる程ヤワな奴じゃあありやせん。
時にキツネも追いかけて来やすが、わしに言わせればあんなのは遊び半分の追いかけっこ、
大抵奴らの狩りは失敗しやす。
 あんたらは知らないでしょうが、ほんの100年前ワシラの暮らしは命がけでやした。
何しろ本物の野獣、オオカミに襲われるのだから。
それに比べれば今は怖い物などいやしやせん。
あんたら人間があの恐ろしいケモノを駆逐してくれたお蔭でここは天国。
上から襲ってくるワシやタカにさえ気を付けていれば良いんだから。>

 キジの暮らしは周りが思う程危険な物ではありません。
だから緊張感を無くさない為に、昔の怖い相手を思い出して大きな声で鳴くのです。
「ケーン」と。
 くだらないこのオチを分かって下さるとは、あなたも昭和30年代の東映テレビアニメ
「オオカミ少年ケン」を見てましたね。
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