The Phillips Collection
Impressionists by the Sea
Oct.20, 2007 to Jan.13, 2008
2ヶ月ほど前に見た展覧会の話です。
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ワシントンDCにあるPhillips Collectionを訪れました。昨年ルノワールのLuncheon of the Boating Party(1880-81)が来日したので、どんな作品を所有しているのか期待して訪れました。地下鉄のDupont Circleという駅からすぐです。
パンフレットによると、Duncan Phillips(1886-1966)が、亡くなった父と兄を記念して1921年にThe Phillips Memorial Galleryを開設、1930年に美術館となったそうです。2500点の印象派と現代作家の作品を保有します。
年に何回か特別展を開催しており、Impressionists by the Seaという特別展の最中でした。3階の展示室を6部屋を用いて、作品数は60点ほど。ノルマンディーのTrouville, Sainte-Adresse やEtretatといった漁村が鉄道の発達によりリゾートに変わって行く時代を印象派の画家たちが描いたというのが展覧会のテーマです。最近、印象派は一寸退屈気味なのですが、ノルマンディーの海岸の景色がずらっと並ぶなかなかいい展覧会でした。印象派の画家たちが、波や海岸の様子を描いたり、海岸のリゾートの風景を描いていたことがよくわかります。
Claude Monet, The Beach at Trouville, 1870, Wadsworth Atheneum Museum of Art, Hartford, CT
パリの紳士淑女が海岸でリゾートする様が描かれたこの絵が、パンフレットの表紙です。
解説があったのは次の7点。
Eugène-Louis Boudin, The Beech at Trouville, 1864, Art Gallery of Toronto; Boudinの絵でこれほどいい作品は実は初めて見ました。紳士淑女がテントをはった海岸にいるさまです。
この2点はプレスリリースに画像があります。(こちら)
Charles François Daubigny, The Beach at Villerville at Sunset,1873, Crystler Museum of Art, Norfolk,VA.;こちらは荒々しい海の波に見せられて海岸と波を描いています。
Gustave Courbet, The Shore at Trouville, The Sunset Effect, 1865/69, Wadsworth Atheneum Museum of Art, Hartford, CT;このクールベも波を描きます。
Edouard Manet, On the Beach, Suzanne and Eugene Manet at Berck, 1873, Musée d'Orsay
Claude Monet, The Beach at Trouville, 1870, The National Gallery, London
Claude Monet, The Chemin de la Cavée, Pourville, 1882, Museum of Fine Art, Boston Accession number: 24.1755
Claude Monet, Etretat, Rough Sea, 1883, Musée des Bueax-Arts, Lyon
このほかに、
Mary Cassatt, Children at the Seashore, 1884, National Gallery of Art, Washington DC 画像; 浜辺に遊ぶ二人をクローズアップします。
常設展示では、次の作品が眼を引いた。特にピカソの青の時代のThe Blue Roomとマティスの1948の作品Interior with Egyptian Curtain。画集でもおなじみの作品です。
Georges Braque, The Round Table, 1929, Acquired 1934
El Greco (Doménikos Theotokópoulos), The Repentant St. Peter, c. 1600-1605 or later, Acquired 1923
Vincent van Gogh, Entrance to the Public Gardens in Arles, 1888, Acquired 1930
Paul Cézanne, Self-Portrait, 1878–80, Acquired 1928
Pablo Picasso, The Blue Room, 1901,Acquired 1927
ここまでは、画像がHPにあります。そのほか
Raul Dufy, The Artist Studio, 1935
Manet, Spanish Ballet, 1862
Pablo Picasso, Woman with Green Hat, Gift of the Carey Walker Foundation 1994
Henri Matisse , Studio, Quai St Michel, 1916,
Henri Matisse , Interior with Egyptian Curtain, 1948
Amedeo Modigliani, Elena Povolovsky, 1917, Acquired 1949; ELENAと画面にある
(10月21日)
Impressionists by the Sea
Oct.20, 2007 to Jan.13, 2008
2ヶ月ほど前に見た展覧会の話です。
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ワシントンDCにあるPhillips Collectionを訪れました。昨年ルノワールのLuncheon of the Boating Party(1880-81)が来日したので、どんな作品を所有しているのか期待して訪れました。地下鉄のDupont Circleという駅からすぐです。
パンフレットによると、Duncan Phillips(1886-1966)が、亡くなった父と兄を記念して1921年にThe Phillips Memorial Galleryを開設、1930年に美術館となったそうです。2500点の印象派と現代作家の作品を保有します。
年に何回か特別展を開催しており、Impressionists by the Seaという特別展の最中でした。3階の展示室を6部屋を用いて、作品数は60点ほど。ノルマンディーのTrouville, Sainte-Adresse やEtretatといった漁村が鉄道の発達によりリゾートに変わって行く時代を印象派の画家たちが描いたというのが展覧会のテーマです。最近、印象派は一寸退屈気味なのですが、ノルマンディーの海岸の景色がずらっと並ぶなかなかいい展覧会でした。印象派の画家たちが、波や海岸の様子を描いたり、海岸のリゾートの風景を描いていたことがよくわかります。
パリの紳士淑女が海岸でリゾートする様が描かれたこの絵が、パンフレットの表紙です。
解説があったのは次の7点。
この2点はプレスリリースに画像があります。(こちら)
このほかに、
常設展示では、次の作品が眼を引いた。特にピカソの青の時代のThe Blue Roomとマティスの1948の作品Interior with Egyptian Curtain。画集でもおなじみの作品です。
Georges Braque, The Round Table, 1929, Acquired 1934
El Greco (Doménikos Theotokópoulos), The Repentant St. Peter, c. 1600-1605 or later, Acquired 1923
Vincent van Gogh, Entrance to the Public Gardens in Arles, 1888, Acquired 1930
Paul Cézanne, Self-Portrait, 1878–80, Acquired 1928
Pablo Picasso, The Blue Room, 1901,Acquired 1927
ここまでは、画像がHPにあります。そのほか
Raul Dufy, The Artist Studio, 1935
Manet, Spanish Ballet, 1862
Pablo Picasso, Woman with Green Hat, Gift of the Carey Walker Foundation 1994
Henri Matisse , Studio, Quai St Michel, 1916,
Henri Matisse , Interior with Egyptian Curtain, 1948
Amedeo Modigliani, Elena Povolovsky, 1917, Acquired 1949; ELENAと画面にある
(10月21日)
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