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アジアの若者が欲するモノ・コト

2015年01月29日 | 旅行

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

今朝の天候は雪、−4℃の会津野です。

昨日、日経新聞に出ていた「アジア10カ国若者調査」の記事を読んだ息子が、「父ちゃん、ハリーポッター読む?」と声をかけてきました。

まずは、この記事のご紹介をすると、アジアの10カ国の20代の若者についての所得動向と消費動向の調査です。調査対象は、シンガポール、韓国、日本、中国、マレーシア、インド、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナムの10カ国です。

日本円が円安になっていることも関係してか、円換算で20代の若者の平均月収は、シンガポール約36万円、韓国約25万円、日本約22万円、中国約14万円と続き、最低はベトナムの約4万円でした。(平均月収の順位は、調査対象に記した順となっています)

20代若者が最も欲するモノ・コトは、日本を除く平均月収上位7位の国までのすべてが「海外旅行」が1位となっており、以下、「車」・「スマートフォン」と続きます。

日本人は、1位「スマートフォン」、2位「国内旅行」、3位「海外旅行」となっています。国内旅行が海外旅行を上回る国は日本だけで、若者の内向き志向を如実に現しています。

これらの国について、2020年の人口分布予想から20代の若者の数を推定してみると、1位はインドの2億3680万人、2位は中国の1億8630万人、以下大きく人口数を落として、3位インドネシア4040万人、4位フィリピン1880万人、5位ベトナム1600万人、6位日本1250万人、7位タイ920万人、8位韓国690万人、9位マレーシア575万人、10位シンガポール90万人となります。

平均月収1位のシンガポールは、調査10カ国の中では最も人口が少なく、一番大きな人口のインドのわずか0.4%です。

いま、日本はインバウンドの旅行者が増加し、観光需要をもっと伸ばしていくところにいます。ただ、どちらの方向を向いて伸ばしていくかについては、あまり議論がされていません。

マーケットの大きさを考えると、インド・中国の2大需要だけで調査10カ国中約80%もの需要となり、しかもこの両国は、欲するモノ・コトがどちらも海外旅行が1位。さらに、生活に余裕があるかの調査においても、両国とも80%以上の若者に余裕があるとの結果が出ています。ちなみに日本は25%、韓国は28%で、先に先進国入りした若者たちは、高齢者を多く抱え余裕の無い暮らしぶりが現れています。ですので、今後の海外旅行需要の取り込みは、インド・中国に照準を当てて進むのが、もっとも成功の確率が高いことになります。

大阪のUSJでは、ハリーポッターのつえを買い求めるアジアの若者が列をなしているとも報道されています。インド・中国の若者を惹きつける日本発の物語を開発することも、成功への道筋かもしれません。

さて、日本の素材を用いた冒険小説でも書いてみるかな(?!) 息子から背中を押されたような気がしています。

どんなアイディアが良いだろうか?

今日も楽しい1日を過ごしましょう。

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