私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

やっと、シギチが増えてきました。4月から毎日暇なので、見る回数と滞在時間が増えただけかもしれませんが。

2018年8月26日(日)石巻雲雀埋め立て地

2018年08月26日 | 石巻雲雀地区

■2018/8/26(日)7:36-9:05【天気】曇り 【レンズ】500Ⅱ
【場所】石巻雲雀埋め立て地
【種名】マガモ,カルガモ,オナガガモ,コガモ,カワウ,アオサギ,コチドリ1,メダイチドリ16+,オオメダイチドリJ1,アオアシシギJ1,クサシギS1,キアシシギS2,ソリハシシギS4,イソシギS1,トウネンS1・J18+,ヨーロッパトウネンAdS1,ウミネコ,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,ノスリ,チョウゲンボウ4,ヒバリ,ハクセキレイ(11科24種)
【メモ】ヨロネンとオオメダイチドリが今回も観察できた。毎回来る度に少しずつ違う種類が出るので楽しい。チョウゲンボウが4羽も最初に出たのにはびっくりした。2羽ずつ別方向に飛んでいったので写真は撮れなかったが,一度に4羽というのはけっこうここでは珍しい。何とかこのままの環境であれば,毎年,数は少なくとも出るシギは出るのだろうが,何しろ,工事が進んでいるので難しい。また来週も来る予定。
【写真】
  
■トウネンJの群れ/ソリハシシギAdS/トウネンAdS
  
■メダイチドリJ/メダイチドリAdS/オオメダイチドリJ
  
  
■オオメダイチドリJ。メダイチドリの群れと行動していたが,何となくひとりぼっちという感じで,メダイチドリがどこかへ行っても残っているのですぐ分かる。メダイチドリとの飛翔時の羽衣のパターンの違いは前の記事写真を参照。
  
■野の花が美しい。が,実は昆虫は全部だめなんです。特にカマキリは嫌い。蝶や蛾は鱗粉が・・・・。
  
■アオアシシギJ/メダイチドリ。こういう環境が続く限りシギチは来るだろうが,何しろ工事が進んでいて・・・。
  
■ヨーロッパトウネンAdS/チョウゲンボウ



Copyright(C)2018 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.


2018年8月21日(火)・28日(火)大沼

2018年08月21日 | 大沼・赤沼

■2018/8/21,8/28【天気】曇り,雨 【レンズ】500Ⅱ
【場所】大沼
【種名】カンムリカイツブリ(1科1種)
【メモ】コウノトリを大崎市に見に行った帰りの夕刻と,雨がざあざあ降っている火曜日に大沼に行った。カンムリカイツブリの親の一匹が釣針ひっかかっているみたいで,嘴から水糸が出ていた。釣り人がルアーを投げる。それに沼の魚が寄ってくる。魚も警戒してうろうろしているが,そこに魚が餌のカンムリカイツブリの親子が現れ,水中で集まってきた魚を狙う。たまたま,釣針にひっかかった魚を子どもにあげようとぱくりとやってしまったということだろう。かわいそうに。ちなみに,近くにいた親1子1の行動を見ていると,親が潜ってなかなか出てこないので,ピーピー鳴いていたが,そのうち親が全く出てこず,かなり橋の方に近づいてきた。そこに親が現れ,「なぜ,そんな人の近くにいるの?危ないでしょ。」とでも言うように,子どもの背中を嘴で叩いて,向こうに親子で泳いでいったのは,おもしろかった。親はいつでも子どもの心配をするものだなと思った。
【写真】
  
■夕刻,ヒナをおんぶしたカンムリカイツブリ
  
■魚を探すようなポーズ/親の嘴には釣り糸がまとわりついていた/少し離れているところにいる幼鳥を追い払う。違う子どもなのか,よくわからない。いつもやっている。
  
■ギャオスのデザインのもと?ちなみにイリス幼体はハチクマに似ている。
  
■幼鳥。ヒナの時は目先は裸出していて赤いが,今は白く覆われている。遠くから見ると大きな白目のように見え,本物はその後ろにあって,これも威嚇する役割をしているのかもしれない。



Copyright(C)2018 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.


2018年8月21日(火)大崎市

2018年08月21日 | 蕪栗沼・白鳥地区

2018/8/21(火)15:56-16:05【天気】晴れ 【レンズ】500Ⅱ
【場所】大崎市
【種名】コウノトリ♂1,アオサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ(2科5種)
【メモ】8月4日,長町IC下り出口ランプ付近で低空を飛んでいくコウノトリを見たが,走行中だったため写真を撮ることができなかった。その後,鳥友のSさんからこのコウノトリについて連絡をいただき,孫が帰った後(笑い),急いで見に行った。途中のポイントに到着し,そこから電話をして場所を教えてもらった。その周辺にいるはずだという土手をちょっと走ると,近くにいたのかすぐ目の前に飛んできた。いったん見つけると大きいのでどこにいても見えた。長町IC上空で嘴の付け根と足の赤いのを確認していたが,目の前で見るそれは,かなり赤く,背中には発信器が取り付けられていた。左右の足輪の色を確認し,「翔」と名付けられた♂であることを確認した。羽毛は手入れがいまいちなのか,それとも擦り切れているのかわからないが,けっこうぼさぼさだった。それにしても,嘴も顔も普通の鳥と比べると大きいだけに,かなりまがまがしい(失礼)感じがした。この一帯は広大で田圃が「奥深く」,水路も自然に近い様子で,サギがたくさんいるくらいなので,餌も豊富なのだろう。何はともあれ,こんな広い田圃でよく発見したものだと感心しきりだった。持つべきは鳥友で感謝をしたい。
【写真】
  
  
■コウノトリ翔♂



Copyright(C)2018 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.


2018年8月19日(日)石巻雲雀埋め立て地

2018年08月19日 | 石巻雲雀地区

■2018/8/19(日)8:55-9:56【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】500Ⅱ
【場所】石巻雲雀埋め立て地
【種名】マガモ,カルガモ,カワウ,アオサギ,コチドリ3,シロチドリW1,メダイチドリSW17,オオメダイチドリJ1,クサシギS1,キアシシギS3,ソリハシシギ2,イソシギS1,ミユビシギSW1,トウネンJ4,ヨーロッパトウネンS後期1,ハマシギS後期1,ウミネコ,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,ノスリ,ヒバリ,ハクセキレイ(10科23種)
【メモ】2回目の石巻。いつもの海岸堤防沿いにメダイの群れがいたが,ミユビシギの群れは移動しており,ハマシギが1羽いた。メダイの中にオオメダイが1羽。沼っぽいところに戻ると,ヨロネン,トウネン,ソリハシシギ,キョウジョシギなどが泥地で採餌していた。ヨロネンを探しに行ったわけだが,Aさん夫妻に見つけていただいた。感謝!
【写真】
  
■イソシギ。面積は狭いが,まだまだシギチにとって休める環境が残っている。/シロチ,ミユビシギ,メダイチドリ/キアシシギ,オオメダイチドリ,ハマシギ
  
■メダイチドリ,オオメダイチドリ,ミユビシギの飛翔/ハマシギ夏羽/ソリハシシギ
  
■アザミの一種/キョウジョシギ♂夏羽,ヨロネン,トウネン
  
■ヨロネン夏羽



Copyright(C)2018 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.


2018年8月11日(土)雲雀埋め立て地

2018年08月11日 | 石巻雲雀地区

■2018/8/11(土)12:29-13:25【天気】晴れ 【レンズ】500Ⅱ
【場所】石巻雲雀埋め立て地
【種名】マガモ,カルガモ,カワウ,アオサギ,コチドリ3,メダイチドリ14,クサシギS1,キアシシギ4,イソシギ1,ミユビシギSW12,トウネン夏羽1,ウミネコ,オオセグロカモメ,ミサゴ2,ノスリ1,ハクセキレイ,(8科16種)
【メモ】例年8月中旬から9月中旬まで見に行っているが,今日は1回目。埋め立て工事が進捗しているので以前のようではないが,それでも干潟っぽいところ,岩場っぽいところ,池っぽいところとそれなりの環境があるので,シギチがやってくる。餌は当然少ない。今日は池っぽいところでクサシギ夏羽,岩場っぽいところに,キアシ,イソシギ,トウネン,メダイ,そしてオーストラリア州で足輪をつけた個体を含むミユビシギの群れがいた。異なるミサゴの個体が大きな魚を捕まえて,飛んでいったのはなかなかだった。このフィールドは埋め立ては進んでいるが,まだまだシギチはいて,こうした人工環境でもシギチはやって来るというよい見本だと思う。
【写真】
  
■ミサゴに捕らえられ,なすすべもなし。こんな高い空を飛んだこともないだろう,などと思った。1,2枚目は同一個体♂。3枚目も♂。
  
■標識ミユビシギ/ミユビシギの群れ/やや夏羽が優勢なミユビシギとキアシシギ
  
■トウネン夏羽,ミユビシギ夏羽後期,メダイチドリ
  
■メダイチドリ冬羽移行/標識ミユビシギ。残念ながら拡大してもNoは読めない。
  
■ミユビシギ。冬羽の出方がよくわかる。
  
■ミユビシギ
  
■キアシシギ夏羽/アザミの一種/トウネン夏羽



Copyright(C)2018 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.


2018年8月4日(土)大沼

2018年08月04日 | 大沼・赤沼

2018/8/4(土)9:06-10:28【天気】晴れ 【レンズ】500Ⅱ
【場所】大沼,長町IC下りランプ付近
【種名】カルガモ,カイツブリ,カンムリカイツブリ,野田市放鳥コウノトリ1,カワウ,ヨシゴイ,アオサギ,ダイサギ,チュウサギ,バン,オオバン,ミサゴ,トビ,ノスリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,セッカ,ムクドリ,スズメ,ハクセキレイ,(15科21種)
【メモ】朝の連ドラを見てから大沼に行った。しかし,早すぎたのか何もいない状態で,諦めて早々に帰ることにした。長町ICに向かって走行していると,向こうから低空で飛んでくる大きな鳥がいた。印象としては,蕪栗沼で何回も見たソデグロヅル風で,よく見ればコウノトリだった。急ぎ山田ICで引き返し,電話連絡をして今泉まで戻り,付近を探したがいなかった。翌日曜日も8:30から9:40までこのポイントが見える広瀬川堤防で見ていたが結局現れなかった。その後,いろいろ情報をいただいて大崎市にいるということだったが,8月13日現在,大崎市にいるというGPS情報がネットに掲載されていた。結局,もう一度大沼に行ってカンムリカイツブリの給餌の写真を撮影して帰っってきた。
目撃情報としては,2018年8月4日(土)9:31仙台南部道路長町IC下りランプ付近を低空で東北東に向かって飛翔していくのを確認。おそらく,下記の個体と思われる。

「野田市コウノトリ放鳥情報」から
平成30年8月13日現在のコウノトリの位置情報
翔(しょう♂:H27放鳥)(J0117)
平成27年3月24日生 [足環の色 右:黒緑 左:青赤]
宮城県大崎市付近にいます。
http://www.city.noda.chiba.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/006/581/30.08.13.pdf

【写真】
  
■額と目先の部分は皮膚が裸出し赤く見える。タンチョウの頭頂部のように,放熱とマーカーのような機能を持っているのかもしれない。プロレスラーの覆面のように,デザインが決まっている。/親から餌をもらうときは水面すれすれに姿勢を低くして親鳥に近づいていく。/成鳥とヒナ。
  
■成鳥/捕まえたフナをヒナに。
  
■親からヒナへ,うまく獲物のフナの引き渡しに成功。
  
■フナを頭から飲みこめばOK。
  
■鳥の口は,かなり大きなものまで飲み込めるようになっている。/ヒナも大きくなると皮膚の裸出部分がなくなっている。(8/7の別個体)/オオバンの親子とバンのヒナ。(8/11)



Copyright(C)2018 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.