私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

やっと、シギチが増えてきました。4月から毎日暇なので、見る回数と滞在時間が増えただけかもしれませんが。

2022年5月29日(日)蒲生海岸

2022年05月29日 | 蒲生海岸

■2022年5月29日(日)11:19-12:32【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500 
【場所】蒲生海岸・干潟、七北田川河口 【コアジサシ】6+
【種名】カルガモ、キンクロハジロ、キジバト、カワウ、ササゴイ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、シロチドリ4+、キアシシギ8、キョウジョシギ1、ハマシギ1、ウミネコ、オオセグロカモメ、コアジサシ8+、ミサゴ、トビ、ハシブトガラス、ヒバリ、ツバメ、オオヨシキリ、コヨシキリ、セッカ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ(17科27種)
【メモ】コアジサシは昨年はキツネに襲われて繁殖に失敗したが、また戻ってきてくれた。ただし、日によって、かなりの増減があるが、今日は6+はいた。営巣の前の求愛行動の段階だった。キツネ、トビ、ハシブトガラス、ヒトが繁殖の阻害要因になっている。ロープの囲い周辺や、ひどいのはわざわざ盛土に上がって写真を撮る人もいるい。コンクリートの堤防の上で十分なのだから、そこから観察、撮影すべきだろう。ロープの内外はコアジサシはわからないわけだから、盛土周辺の砂地も歩くべきではない。
と、コアジサシの話はこれくらいだが、干潟はコメツキガニ、チゴガニ、ヤマトオサガニ、アシワラガニなどたくさんのカニでいっぱいで、シギチにとって餌にはこと欠かない。また、干潮時は小魚が水辺近くをたくさん泳いでいるので、これもコアジサシやコサギやササゴイにとっては、格好の餌場となっている。震災前の蒲生干潟を知っている人たちにとっては、全くまだまだな環境で、重要な周辺環境も、ほとんどないに等しい状態だが、少しずつ生き物たちが増えてきているようだ。
【写真】
  
餌を持ってきたコアジサシ/コアジサシの飛翔
  
コアジサシの飛翔/営巣地を飛ぶトビ
  
コアジサシの飛翔/砂浜での求愛行動
  
釣り人が近づいてきた/シロチドリ/美しいチゴガニ
  
チゴガニのダンス/キアシシギ/ハマシギ
  
足に釣り糸が絡んだキョウジョシギ/キアシシギの採餌
  
カニをつかまえる/ヤマトオサガニ/コメツキガニ?
  
コメツキガニ/ハマヒルガオ/ハマニンニク

コアジサシに追われるハシブトガラス。


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ソリハシセイタカシギの採餌

2022年05月26日 | 動画観察図鑑

ソリハシセイタカシギの採餌


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クロハラアジサシの採餌

2022年05月26日 | 動画観察図鑑

クロハラアジサシの採餌


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クロアシアホウドリの飛翔

2022年05月26日 | 動画観察図鑑

クロアシアホウドリの飛翔


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ハイイロミズナギドリの群れ

2022年05月26日 | 動画観察図鑑

ハイイロミズナギドリの群れ


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コアホウドリの飛翔

2022年05月26日 | 動画観察図鑑

コアホウドリの飛翔


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2022年5月25日(火)金華山沖

2022年05月25日 | 金華山沖・仙台湾

■2022年5月25日(火)6:20-8:47【天気】海霧【機材】EOSR5+RF100-500、 EOSR5+EF500Ⅱ、EOSR+RF24-105mm
【場所】鮎川港~金華山沖GPS波浪計付近~金華山~鮎川港
【種名】オオハム2,クロアシアホウドリ8,コアホウドリ6,オオミズナギドリ+++,ハイイロミズナギドリ+++,アカアシミズナギドリ++,ヒメウ1,ウミウ1,ハイイロヒレアシシギ3,ウミネコ+++,オオセグロカモメ(6科11種)
【メモ】今シーズン二回目の海鳥調査。波も風も問題なかったが,海霧で視界が悪かった。ただ,こういう天候の時は海鳥は沖よりも比較的近い海域にいることが多いので,期待して出港した。牡鹿半島と網地島の間の海域で早くもハイイロミズナギドリが飛び,金華山を横目に海鳥の大群がいた。一応GPS波浪計まで行くことにしたが,途中コアホウドリ,クロアシアホウドリ,それにミズナギドリ類が,次々に観察できた。また,ハイイロヒレアシシギが3羽フェリー航路の内側を北上していった。これまでの観察でハイイロヒレアシシギの群れは,4月下旬~5月初旬に見ることが多い。
フェリー航路の外側に出る頃から,海鳥の群れが少なくなり,GPS波浪計から北上してみたが,ほぼいない状態だった。そこから戻り,ゆっくり撮影や観察をしていくことにした。いつもは,もう少し遅くまで沖で観察しているが,今日は早めに戻ったので,フェリーが通過する時間と合いそうな感じがしたが,案の定,距離的にはけっこう遠いが,霧の中から急に巨体が現れたのには驚いた。アカアシミズナギドリが,どの群れにも4,5羽はいて,合計すると20羽前後は観察できたと思う。例年だと,群れに1羽か2羽なので,見つけたら必ず撮るぞとか思ったものだが,今日は,普通にいて,しかも近くに浮かんでいるのはよかった。やはり,近いところで見て,嘴や翼がどうなっているのかどうなっているので,遠くを飛ぶとこういうふうに見えるということが分かった方がいい。アカアシと名前は付いているが,識別は嘴がピンク(肉色)で先端が黒い比較的大きなミズナギドリ類という感じだ。飛び方もハイイロやハシボソとは違う感じで,羽ばたきが速い感じではない。初列風切がばさっと折れている感じが、ハイイロミズナギドリやハシボソミズナギドリとは異なる。
前回,今回と餌(マイワシなど)が多かったせいか,えびせんをいくらまいても寄ってこなかった。餌がないときはすぐやって来るが。また前回はハシボソミズナギドリが多く見られたが,今回は,ほぼハイイロという状態だった。サメ,マンボウ,カマイルカなど全く見ることができなかった。そして,肝心のアホウドリも今シーズン一応2回行ったが見つけられなかった。来年に期待ということになる。
【写真】
  
3.16地震で再び岸壁に被害が出た。
  
1個体目のコアホウドリ/アカアシミズナギドリ
  
ハイイロヒレアシシギ/アカアシミズナギドリ/2個体目のコアホウドリ
  
船の近くにしばらくいた/コアホウドリを撮影しようとEF500mmレンズを構えたとたんに、ファインダーの中に1個体目のクロアシアホウドリ。近すぎて撮れず。/コアホウドリ
  
2個体目コアホウドリ。/アカアシミズナギドリ/ハイイロミズナギドリと3個体目のコアホウドリ
  
3個体目のコアホウドリ/アカアシミズナギドリ/ハイイロミズナギドリ
  
オオミズナギドリ/4個体目のコアホウドリ/ハイイロミズナギドリ
  
5個体目のコアホウドリ/アカアシミズナギドリ、ハイイロミズナギドリなど/5個体目コアホウドリ
  
5個体目コアホウドリと苫小牧から来たさんふらわあ/2個体クロアシアホウドリ
  
ハイイロミズナギドリ/3個体目クロアシアホウドリ。頭の上、白髪っぽい。
  
4・5個体目クロアシアホウドリ/アカアシ、ハイイロミズナギドリ、オオミズナギドリ
  
6個体目クロアシアホウドリ/7個体目クロアシアホウドリ「B464」の足環。この海域で足環付きは珍しい。
  
8個体目のクロアシと6個体目コアホウドリ/金華山のホンシュウシカ/道や民宿があったところ
  
ブリ(ワカシ・ツバス)/ウミネコの群れ/ヒメウ


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2022年5月5日(木)6日(金)18日(水)蒲生海岸

2022年05月18日 | 蒲生海岸

■2022年5月5日(木)6日(金)18日(水)【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500 、EF500Ⅱ
【場所】蒲生海岸・干潟・サギのコロニー
【種名】コブハクチョウ2(18日七北田川)、カルガモ、キンクロハジロ、キジバト、カワウ、ゴイサギ、ササゴイ、アオサギ、チュウダイサギ、チュウサギ、コサギ,オオバン,コチドリ1,シロチドリ2,メダイチドリ23+,ムナグロ2,チュウシャクシギ18,キアシシギ22+,キョウジョシギ1,トウネン1,ハマシギ46+,ウミネコ,オオセグロカモメ,コアジサシ20+→2,ミサゴ,トビ,ハシボソガラス,ヒバリ,ツバメ,ヒヨドリ,ウグイス,オオヨシキリ,コヨシキリ,セッカ,ムクドリ,スズメ,ハクセキレイ,カワラヒワ,ホオジロ(19科39種)
※個体数は3日間の最大値 ※他にミユビシギ,オバシギ等が観察されている。
【メモ】今年の5月の連休は鳥の海が潮の関係で観察条件が例年になくよくなかったので,蒲生に来ることになったが,それなりにシギチは出たが,大型のシギがチュウシャクシギ以外は観察できなかった。トウネンとミユビシギの個体数が他のフィールド同様少ないか観察できなかった。ハマシギは夏羽の群れがコアジサシの営巣のために土盛りしたところで休息していた。コアジサシは20羽以上いたと思うが,18日に行った時には2羽しかいなかった。キツネがまた出没しているようなので,そのせいかもしれない。チュウシャクシギは鳥の海,閖上田圃,そして,蒲生周辺でこの時期観察できるが,オオソリハシシギが蒲生では観察できなかった。オグロシギもまだみていないし,ホウロクシギ,ダイシャクシギも見ていない。昨年はあれほどいたソリハシシギも見ていないが,これは鳥の海で確認されているようだ。希少種や普通種でもあまり見られない鳥に関して,昨年は鳥の海でシベリアオオハシシギやズグロカモメを見たが,今年は,ハジロコチドリの完全な夏羽,ヨロネンの夏羽,コシャクシギの長逗留,メリケンキアシシギの定期的な飛来などあったので,よかったが,何と言っても普通種が来ないのは困るというか,心配になる。
【写真】
<5/5 11:26-14:35 EF500Ⅱいつも手持ちです>
  
コアジサシ/シロチドリ/ハマシギの群れ
  
ムナグロW-S/ムナグロAd-S/ムナグロとメダイチドリの群れ
  
カニを食べるキアシシギ夏羽/チュウシャクシギの飛行/キアシシギとチュウシャクシギ(カウント用)
  
キアシシギとチュウシャクシギ、カニをくわえながら飛んでいるのはよく見る風景/渚のコアジサシ/魚をくわえて求愛するが、なかなか受け取ってもらえず

やっと七北田川河口上空で空中受け渡しをしていた。
<5/6 11:36-12:56 RF100-500>
  
コアジサシの飛翔
  
トウネン夏羽/ハマシギ夏羽だが、一方は換羽の途中
  
かなり夏羽/キアシシギと干潟で採餌する群れ
  
渚のコアジサシの群れ/よく飛ばされていたが、これはヘリコプター
 
この時期はまだ求愛行動中の個体もいた。
<5/18 11:31-13:41 RF100-500>
  
チュウダイサギ/キアシシギ/キョウジョシギ♂
  
シロチドリ/キアシシギ/チュウシャクシギ
  
コメツキガニ/チュウシャクシギ/キアシシギ
  
キアシシギとキョウジョシギ。キョウジョシギは水浴びの後、シギチがよくやる羽ばたきジャンプをしていた。/この日2羽しかいなかったコアジサシ/ヌマガレイを食べるコサギ

このキアシシギは縞々が少なくすっきりした印象。冬羽から夏羽の移行個体なのか?


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2022年5月15日(日)名取川河口、閖上周辺田圃

2022年05月15日 | 閖上漁港

■2022年5月15日(日)11:48-16:31【天気】晴れ
【機材】EOSR5+EXTENDER EF2×Ⅲ+EF500Ⅱ ISO400~100
【場所】名取川河口、閖上周辺田圃
【種名】カワウ、チュウシャクシギ9、キアシシギ夏羽3(うち左足金属足環1)、メリケンキアシシギ夏羽2、キョウジョシギ夏羽16、トウネン夏羽2、ハマシギ+++、オオセグロカモメ、ウミネコ(3科9種)
【メモ】
 今年の閖上周辺田圃は、例年のチュウシャクシギの大群の他、いろいろ楽しめた。そこで、次は例年名取川河口で見られるメリケンキアシシギを探しに2回ほど通ったが空振りだった。すると、またしてもGPS座標を教えてくれた鳥友の方からメリケンが2羽いることを教えていただき、翌日行ってみることにした。
 河口の先端の方からずっと見ていくと、メリケンとキアシらしい個体とトウネン2羽がいた。拡大してみると2羽ともキアシだった。それからメリケンを見つけるまでの時間が長かったが、今日は夕方まで見るつもりでいたので余裕があった。そうするうちにハマシギの大群が飛んできて対岸の浜の方に行き、戻って漁港の方へ飛んで行った。何しろテレコンを付けているので重く、いつもはここぞとばかり撮影する羽数カウント用写真は撮れなかった。そのうち対岸でメリケンがいることを知らないサーファーがテトラのわきを歩き、さらにバードウォッチャーがテトラのわきを歩いていた。すると、テトラにいたキョウジョシギの群れが人を避けて、こちらの岸に飛んできて、金網で仕切られたすぐ近くのテトラに降りた。テレコンでは大きすぎたが、外すのも面倒なのでそのまま撮影した。金網越しだったが、♂♀や夏羽の羽衣の違いなど見ることができた。
 その後、やっとテトラの上に確実にメリケンだという個体を見つけ、2個体目もすぐに見つけることができた。遠かったがそのうち潮が満ちて来ればホームの流木に止まるだろうと気長に待っていると、その通りになった。もう1羽は少し離れたテトラにうずくまって寝ていた。流木の個体は、あくびなどして眠そうだったが、そのうち背眠した。しかし、一緒にいたキョウジョシギがいたためか、場所を何回か移動しつつ、背眠を繰り返していた。メリケンは、例年キョウジョシギの群れと一緒にいて、時々追い立てられつつも、一緒にテトラで1日を過ごしているようだ。ちょっと違うが、アカツクシガモとハクチョウとの関係を思い出した。帰りはかわまちテラスで、たこ焼き2種を買って帰った。田んぼにはまだチュウシャクシギがいた。
【動画】
 
採餌するキョウジョシギの群れ
 
メリケンキアシシギ。波に驚いてテトラをケンケン(笑い)で降りる。
【写真】

  
キアシ2羽とトウネン2羽/キョウジョシギの群れ
  
採餌するキョウジョシギ
  
メリケン1/メリケン2/キアシシギ
  
足環キアシシギ/メリケンキアシシギ/キアシシギ
  
メリケンキアシ/メリケンキアシとキョウジョシギ
  
キョウジョシギ/メリケンキアシ/左はメリケンに見えるが・・・。
  
メリケンキアシとキョウジョシギ/3個体いるが、左端は立ったらメリケンだったが、真ん中もメリケンに見えないことはない。右端は明らかにキアシ。
  
立ったらメリケンキアシ/以下メリケンキアシ2個体目
  
眠いメリケンキアシシギ
  
キョウジョシギがどうも気になるようです。


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2022年4月25日(月)27日(水)5月9日(月)10日(火)12日(木)田谷地沼

2022年05月12日 | 田谷地沼・宮崎地区

■2022年4月25日(月)27日(水)5月9日(月)10日(火)12日(木)【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】田谷地沼、上田谷地、周辺地域
【種名】キジ♂、ヒドリガモ、カルガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、ウミネコ、ミサゴ、トビ、サシバ、ノスリ、コゲラ、チョウゲンボウ、サンショウクイ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、コガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、センダイムシクイ、メジロ、ゴジュウカラ、キバシリ、ムクドリ、クロツグミ、キビタキ、オオルリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、ノジコ、アオジ(30科43種)
【メモ】今年の田谷地沼は4月25日に初めて行ったが、ノジコを始め、例年観察できる鳥種はほとんど観察できた。あとはこの後来る鳥もいるが、コゲラ以外のキツツキ類が観察時間帯によるのかもしれないが、見ることができなかった。キバシリは2か所で繁殖しているようだった。2回目に行った時には、親がひっきりなしに餌を運んでおり、ヒナは大きな口を開けて親が来るのを待っている。雌雄はわからないが、1羽が巣に来て餌をやると、すぐ後ろにもう1羽が待っていて、前の1羽が飛び去るとすぐに餌をやっていた。タイミングよく親2羽とヒナ2羽を一緒に撮影することができたが、この写真は掲載不可だ。これだけ食べさせられれば成長も早いと見えて、3回目に行った時には、巣はまさにもぬけの殻だった。上田谷地ではクロツグミの♂♀が撮り放題で、これもおそらく巣があるあたりで2羽が出入りしていた。キビタキは何回も出会ったが、近すぎてすべてピントが合わなかった(後ピン)のはとても残念だった。オオルリは声はすれども姿を見たのはあまりなく3枚ほど撮影したがあまりなので掲載していない。もっと早い時間帯に行けば、普通に見られたはずだが、到着がいつも11時過ぎなので、一番鳥がいない時間帯ではないか!というわけで、キツツキ類がいないのが心配だった。
【写真】
  
ヒナに餌を運ぶキバシリ(雌雄不明)
  
キバシリ/
  
山紫水明の里―好きな風景。春先はハクチョウ、マガン、シジュウカラガンでにぎわう田圃/キバシリ
  
ノジコ♀/アオジ♂ハイブリッドだが、何との雑種かは不明
  
昨年からいるハイブリッドアオジ♂/普通のアオジ♂/コサメビタキ
  
キクザキイチゲ/コサメビタキ/こちらは別の場所のキバシリ
  
クロツグミ♂/クロツグミ♀/クロツグミの♂♀がいる
  
キビタキ♂/ノジコ♂/コサメビタキ
  
ミツガシワ/コサメビタキ/土の水路は生物が豊か
  
菜の花と水路/標高の高いところから流れてくる用水路/ミサゴ

サシバ


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2022年5月10日(火)金華山沖

2022年05月10日 | 金華山沖・仙台湾

■2022年5月10日(火)6:15-8:18【天気】晴れ【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】鮎川港~GPS波浪計付近金華山沖往復
【種名】オオハム夏羽1,クロアシアホウドリ3,オオミズナギドリ+++,ハイイロミズナギドリ+++,ハシボソミズナギドリ++,アカアシミズナギドリ4+,ヒメウ,ウミウ,ウミネコ,オオセグロカモメ,トウゾクカモメ1,ウトウ8+(7科12種)
【メモ】今年は最近あまり行ったことがなかった連休明けの1週目に海鳥調査一回目を実施することにした。以前,5月15日に行ったところ,帰港するときに,上下左右ものすごく揺れ,飛沫があっちこっちから上がり,普通なら,揺れが読めて膝をクッションにして,観察と撮影に専念できるのだが,この時ばかりは,レンズ・カメラに飛沫がかかってどうしようもない時があった。それで,連休1週目は天気はいいが海は荒れるのイメージが染みついた。しかし,その後,5月25日前後に実施していたが,ウトウが出ないので,早い方がウトウが出るかもしれないと思い,この日にした。二回目は25日前後に海の状況をみて行うことにした。
出港する時に,沖は波が高いかもと言われ,不安になったが行くことは可能だというので,お願いしますと言って出港した。網地島付近でここしばらく見ていなかったウトウの群れがいて,これはラッキー,さい先がいいと思っていた。しかし,金華山を左舷に見て進む頃から波が高くなり,これは撮影が大変と思っていたが,金華山を過ぎて最初にハシボソミズナギドリの大群が出る海域に着くと,波もやや穏やかになった。ハシボソミズナギドリが多く見られるようになり,アカアシミズナギドリも特に探さなくても,すぐ近くで見られた。それからGPS波浪計が見えるところまで来ると,またミズナギドリの大群がいた。オオハムがやや低い空を飛んでいった。GPS波浪計付近にはオオセグロカモメやウミネコの群れがいた。いつもはえびせんに海鳥が寄ってくるのだが,全然見向きもしない。船に寄ってくるのはクロアシアホウドリだけだった。ここから北上していったが,ふとGPS波浪計方向を見ると,トウゾクカモメが飛んでいた。気づくのが遅く,写真自体は遠ざかっていく後ろ姿しか撮影できなかった。はじめはオオトウゾクの淡色型かと思ったが,あとで確認するとトウゾクカモメだった。若い個体のようだった。さて北上しても,いつもいる海域に全然いないので,帰りながら,群れを探すことにした。すると,あちこちでミズナギドリ類の大群がいた。漁船が出てイワシ漁をしていたので,イワシの群れがたくさんいたのかもしれない。餌があればえびせんは不要というわけだ。今回は,クロアシアホウドリが3回出ただけだったので,これでは満足できるわけもなく,予定通り二回目を行うことにした。しかし,時期を今回早めたので,それと関係があるかは分からないが,近年,ほぼ見ていなかったウトウやハシボソミズナギドリを観察できたのでよかった。25日(水)二回目に期待ということになる。
【写真】
  
金華山近海でイワシ漁の準備をする漁師/ハシボソミズナギドリ/オオミズナギドリ,ハイイロミズナギドリ,翼を広げているアカアシミズナギドリ
  
ウトウの夏羽   /ハイイロミズナギドリの飛翔
  
ウトウ夏羽移行個体/トウゾクカモメの後ろ姿
  
翼を広げているのがアカアシミズナギドリ他はハイイロミズナギドリ/ハシボソミズナギドリ
  
夏羽のオオハム/GPS波浪計/ハシボソミズナギドリ
  
オオミズナギドリ/クロアシアホウドリ
  
クロアシアホウドリ
  
ハシボソミズナギドリ/ハイイロミズナギドリ。顔を水中につけて餌探し。潜ることができる。
  
ハイイロミズナギドリ/金華山近く。


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2022年5月7日(土)花山

2022年05月07日 | 花山湯ノ倉温泉

■2022年5月7日(土)10:32-11:20【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】白糸の滝、温湯温泉付近、浅布渓谷
【種名】イカルチドリ、カケス、ウグイス、オオルリ、キセキレイ(5科5種)
【メモ】数年前にも行ったことがあったが、ほぼ成果なく帰ってきた。今回は昨年6月から白糸の滝まで行けるということだったので慰霊を兼ねて行ってみた。白糸の滝は、本当に滝のすぐ近くまで車で行けるようになっていた。黒い岩に白い滝は昔のままだったが、何となく空間が開けて明るい感じがした。以前はもっと木々が生い茂って神秘的だったような。6月になれば葉が茂り、もう少し暗くなっているのかもしれない。岩手宮城内陸地震以前は、カワガラスが滝の岩を上り下りしているのがよく見えたが、今日は滝の上をカケスが1羽飛んだだけだった。途中タカも飛ばなかった。温湯温泉付近の橋の下や、佐藤旅館から以前の渓流沿いの道を行けるところまで行ってみたが、イカルチドリが1羽とキセキレイが1羽いただけだった。ただ、アカショウビンは毎年来るようだ。あの地震さえなければと今でも思う。あの日は8時に湯の倉温泉の石垣に座って、シノリガモを見ているはずだったのが、遅く起きたために、仕方がない蕪栗沼にでも行くかと思って行ったら、途中で地震が来た。ユートピアという言葉があるが、湯の倉温泉は、本当に野鳥の楽園だった。今思えば、アカショウビンもヤマセミもそしてシノリガモのヒナも、きちんと撮影しておくべきだった。行けば、ほぼいるので、特にヤマセミなどはスルーしていたのが今となっては本当に惜しい。渓流のいつもの場所にペアで止まっているのを何回も見たが、車を止めたとたんに飛んで行ってしまうので、まあ、いいやなどと思っていた。退職したら温泉に1,2週間くらい泊まってじっくり撮影するつもりでいたが、あそこまで甚大な被害が出るとは思わなかった。崩れるべきものはすべて崩れた地震だった。
【写真】
  
キクザキイチゲ  エンゴサク
  
キクザキイチゲ エンゴサク  ニリンソウ
  
白糸の滝             ミズバショウ
<参考> 2005年~2008年まで撮影した写真(一部)
  
オオアカゲラ   アカショウビン
  
シノリガモ
  
カワガラス      在りし日の湯栄館


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