私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

やっと、シギチが増えてきました。4月から毎日暇なので、見る回数と滞在時間が増えただけかもしれませんが。

2019年10月25日(金)蒲生海岸

2020年03月31日 | 蒲生海岸

■2019年10月25日(金)10:13-11:50【天気】晴れ【機材】EOS7DⅡ+EF500Ⅱ,EOSR+RF24-105
【場所】蒲生干潟,海岸
【種名】マガモ,カルガモ,オナガガモ,コガモ,カワウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,シロチドリ幼羽2,メダイチドリ幼羽1,コシジロオオソリハシシギ幼羽4,アオアシシギ幼羽6,ハマシギ幼羽6,ウミネコ,セグロカモメ幼鳥,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,ハシボソガラス,ヒバリ,ムクドリ,スズメ,ハクセキレイ,ホオジロ(14科25種)
【メモ】カモ類が渡来してエクリプスから生殖羽になったオナガガモやマガモがけっこう見られた。オナガガモはオスがまだ尾が長くないというのも笑えるポイントだ。カワウの大群が干潟に大挙していてなかなか壮観だった。以前からいるコシジロなのかあるいは別の群れなのかわからないが,4羽とも腰が白い正真正銘のコシジロオオソリハシシギだった。アオアシシギは奥の干潟にも中央の干潟にもいて,群れで採餌していた。できればコが付く方のシギの方が好きだがいないものは仕方がない。渚でアキアカネとセグロカモメの幼鳥が一緒に飛んでいたのは一興だった。秋の気配の蒲生干潟だった。
【写真】

この日の蒲生の風景

マガモとダイサギ  コガモ   コサギ

カワウ,アオサギ  メダイチドリ幼羽 セグロカモメ幼鳥とアキアカネ

セグロカモメとアキアカネ カワウ オナガガモとマガモ

マガモ アオアシシギ幼羽  コシジロオオソリハシシギ 

コシジロオオソリハシシギ。腰が見えなければほとんど見分けは付かない。

コシジロオオソリ幼羽 ハマシギ幼羽

アオアシシギ幼羽 ウミネコ   オオセグロカモメ


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2019年8月25日(日)蒲生干潟

2020年03月29日 | 蒲生海岸

■2019年8月25日(日)12:20-13:02【天気】晴れ曇り【機材】EOS7DⅡ+EF500Ⅱ
【場所】蒲生干潟
【種名】アオアシシギ幼羽3,トウネン成鳥1・幼羽4,エリマキシギ幼羽♂1♀1(1科3種)
【メモ】例年だと8月の初旬ころからトウネンの夏羽が見られるが,8月の後半はかなりの個体数,種類が渡っている。この日の蒲生はアオアシシギやトウネンが少しいるくらいで,環境の影響もあったかと思うが,種類個体数も少なかった。アオアシシギとトウネンが採餌している海岸側奥の干潟から,砂浜を歩いていると,上空で2羽のシギが飛んできたが,一見してエリマキシギとわかった。あとで写真で見ると,片方が明らかに大きいので,♂と♀だろう。工事がいずれ終わり,干潟と周辺環境が安定してくれば,鳥の数と種類も増えてくることと思う。
【写真】

エリマキシギ幼羽♂♀      アオアシシギ幼羽

アオアシシギ幼羽 トウネン幼羽


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2019年4月16日(火)蒲生干潟

2020年03月29日 | 蒲生海岸

■2019年4月16日(火)10:02-10:16【天気】晴れ【機材】EOS7DⅡ+EF500Ⅱ
【場所】蒲生干潟
【種名】コチドリ3,シロチドリ1,メダイチドリ6(1科3種)
【メモ】火曜日は公休日なので,特に予定もなかったので近場の蒲生干潟に行ってみた。春先に最初に渡ってくるのはコチドリだが,3月下旬にはすでにあちこちで観察できる。蒲生では工事中の荒れ地や海岸側奥の泥質のぬかる干潟の方によくいる。シロチドリはメインは砂浜,メダイチドリは,干潟の牡蠣がたくさんあるあたりにいる。うまく棲み分けができている。もし,この3種が一緒に牡蠣のあたりにいたら,ちょっと異様な感じがするのは自分だけだろうか。そういえば渚にこの3種がトウネン,ミユビシギ,ハマシギなどと一緒に採餌していたら,これもトピックになるかもしれない。
このあと大沼にってみたが,セイタカシギ1羽とコチョウゲンボウの♀が1羽いただけだった。
【写真】

コチドリAd-S         メダイチドリ♂Ad-S,♀Ad-S 

メダイチドリ♂Ad-S,♀Ad-S


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2020年2月19日(水)鳥の海 コミミズクその3

2020年03月28日 | 鳥の海

■2020年2月19日(水)15:14-16:59【天気】曇り晴れ【機材】EOS7DⅡ+EF500Ⅱ,EOSR+RF24-105
【場所】鳥の海
【種名】トビ,オオタカ若鳥1,ノスリ2,コミミズク♂黒褐色1・♂淡褐色1(2科4種)
【メモ】コミミズクが2羽来ているという情報をいただき,松川浦でカモメ類を見てから,3時過ぎに時間を合わせて戻った。しばらく,見ていたがちっとも出ないので,ちょっと焦ったが,いつも見ている方が,コンディションはいいというので,待つことにした。すると,用水路の方の茂み付近を飛んでいるのを見つけることができた。曇りで少し暗く,三脚を設置して最初はISO400でとりあえず撮り逃がさないよう撮影したが,日頃三脚を使っていないので,うまく捕捉できなかったが,何とか2,3枚ピントが合ったのがあった。最初は黒褐色タイプがよく飛んでいたが,途中から,黒は追われて,淡褐色タイプが縦横に飛び始めた。何しろ2羽いるので,ほとんど待つことなくずっと見ることができた。フィールドの各所に自分のような人間が望遠レンズを構えて陣取っているが,その近くをまるで平等に巡回してくれているように飛んでいるが,要するに,餌場に勝手に人がいるだけなので,コミミズクとしては迷惑な話だ。それでも,何度も目の前,目の上を通過してくれた。飛翔速度がゆっくりなのでよく見ることができた。2個体で羽の模様も違っていて,淡褐色の個体の初列風切裏面は,草書のような模様もあってきれいだ。後日,止まっているのやヤチネズミを咥えているのを撮影しようともう1回行ってみた。鳥友はいたが,肝心の主役は出なかった。
【写真】ISO250 F4  1/1250~1/2500

すぐ目の前を通過していった。

獲物を探し飛び回る

淡褐色♂

公園の近くで撮影していたら,飛んできた。何をするのかと思えば,植樹された木の先端に止まった。体がとても軽いのだろう。

最後に夕日をバックに撮影した。

 


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2020年2月19日(水)鳥の海 コミミズクその2

2020年03月27日 | 鳥の海

■2020年2月19日(水)15:14-16:59【天気】曇り晴れ【機材】EOS7DⅡ+EF500Ⅱ,EOSR+RF24-105
【場所】鳥の海
【種名】トビ,オオタカ若鳥1,ノスリ2,コミミズク♂黒褐色1・♂淡褐色1(2科4種)
【メモ】コミミズクのホバリングを目の前で撮影できた。時間は16時40分05秒~15秒の10秒間84枚。ISO100,1/1250秒,F4,手持ち。低空からホバリングし,少しずつ高度を下げて,狙いを定めて突入したが,獲物はなかったのが残念。個体は淡褐色タイプの♂。足はよく見るとミサゴやオオタカなどと違って,まるで猫の足みたいに可愛い。足の片方をちょっと上げているのなんかはとても可愛らしい。ちょうど夕日が出て,それまでISO400の設定と三脚を使っていたのをいつもの手持ちとISO100にして思う存分撮影できた。以前はエクタクローム64(EPR)で撮影していたのだから,できるだけ低感度で撮影したい。その2で終わる予定だったが,その3がある。
【写真】

少しずつ降下し,突入する。


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2020年3月24日(火)鳥の海

2020年03月24日 | 鳥の海

■2020年3月24日(火)10:10-10:33【天気】晴れ【機材】EOS7DⅡ+EF500Ⅱ
【場所】鳥の海
【種名】オカヨシガモ、ヒドリガモ、コガモ、スズガモ、ホオジロガモ、コサギ、オオバン、セグロカモメ、トビ、ノスリ(5科10種)
【メモ】時間がなかったので、浜や干潟には行かず、ざっと見て終わりにした。今シーズンの特徴として、カイツブリ類やカモ類の個体数が少なくなっている。かわりにウミネコの鳥の海となりつつある。震災以前は蛭島はウミネコの繁殖地ではなかったので、それほどウミネコの大群がいることはなかった。水路には、近年、オカヨシガモが小群だが見られるようになった。
【写真】

ウミネコの大群/セグロカモメ4W/オカヨシガモのペア

コガモ♂br./オカヨシガモ♀br./オカヨシガモ♂br.


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2020年2月19日(水)鳥の海 コミミズクその1

2020年03月22日 | 鳥の海

■2020年2月19日(水)15:14-16:59【天気】曇り晴れ【機材】EOS7DⅡ+EF500Ⅱ,EOSR+RF24-105
【場所】鳥の海
【種名】トビ,オオタカ若鳥1,ノスリ2,コミミズク♂黒褐色1・♂淡褐色1(2科4種)
【メモ】コミミズク2羽の飛翔写真。詳細は「その2」で。なお,2個体いるので,とりあえず一方を「黒褐色タイプ」,一方を「淡褐色タイプ」と呼称することにする。
【写真】

「来た!」という感じで現れる。 

黒褐色タイプ♂。下雨覆いに若干の淡褐色部分があるが,♀のように連続していないので,♂のまだ若い個体かもしれないが,何しろ,コミミズクを見る回数や個体数が多くないので,よくわからない。

同じく黒褐色タイプ。

淡褐色タイプ♂が黒褐色タイプ♂を追いかけていた。翼の上面と下面のパターンが全然違うので,一旦わかってしまうと識別が容易になったが,逆光で撮影しているのが多かったので,最初は迷った。

淡褐色タイプは,この日ずいぶんサービスが良かった。彼らのフィールドに碁盤の目のように散らばっていた人たちを巡回して餌を探してぐるぐる回っていた。2羽飛ぶのでよけい何度も撮影できた。ホバリングして,枯れ草の中に音もなく突っ込んで,ネズミを獲ろうとしていたが,この日は獲ったかどうかわからないが,撮影ができなかったのが残念だった。2回目行った時にはそもそも出なかった。

逆光でも,順光でも斜光でも,姿が美しかった。

上面      撮影者の前を飛ぶ  ホバリングの後ろ姿

ホバリング。眼光がすごい。   旋回してくる

旋回して向かってくる迫力がすごかった。

斜光でのホバリング       何度も目の前を飛んだ。

※後半(その2)に続く


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2020年2月15日(土)・19日(水)松川浦

2020年03月02日 | 磯浜漁港

■2020年2月15日(土)・19日(水)【天気】晴れ【機材】EOS7DⅡ+EF500Ⅱ,EOSR+RF24-105
【場所】松川浦
【種名】コハクチョウ,コブハクチョウ,ヒドリガモ,アメリカヒドリ雑種,マガモ,カルガモ,オナガガモ,コガモ,キンクロハジロ,スズガモ,クロガモ,カンムリカイツブリ,ハジロカイツブリ,ヒメウ,カワウ,ダイサギ,アオサギ,オオバン,ユリカモメ,ズグロカモメ1(2),ウミネコ,カモメ,ワシカモメ12,セグロカモメ4,オオセグロカモメ,トビ,ノスリ,ハシボソガラス,ムクドリ,ツグミ,スズメ,ハクセキレイ(12科31種)
【メモ】情報をいただき,2週続けてズグロカモメを見に行ったが,運悪く1羽しか見れなかった。19日は午後からだったので,ちょうど新松川浦港では水揚げの時間帯だったのか,たくさんのカモメが群れていた。震災前には到底及ぶ数ではないが,復活の予感を感じさせる光景だった。ワシカモメがけっこう多くいたが,シロカモメやタイミルセグロカモメなどはいなかったが,今後に期待できる感じがした。
【写真】

ユリカモメの群れ/ズグロカモメ第1回冬羽から夏羽

カモメ成鳥冬羽/ユリカモメ成鳥冬羽

オオセグロカモメ幼羽/コハクチョウとコブハクチョウ

ズグロカモメ第1回冬羽から夏羽移行中/ユリカモメ成鳥冬羽/セグロカモメ成鳥冬羽

セグロカモメ成鳥冬羽から夏羽移行中

オオセグロカモメ第4回冬羽からほとんど夏羽/漁船に群れるカモメ類/ワシカモメ成鳥夏羽

ワシカモメ成鳥夏羽/カモメ成鳥冬羽/カモメ幼羽

ワシカモメ成鳥夏羽/ワシカモメ成鳥夏羽♀タイプ/オオセグロカモメ第1回冬羽


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2020年2月29日(土)田谷地沼,上原,旭,宮崎

2020年03月01日 | 田谷地沼・宮崎地区

■2020年2月29日(土)10:55-12:44【天気】晴れ曇り【機材】EOSR+RF24-105
【場所】田谷地沼,上原,旭,宮崎
【種名】マガモ,ダイサギ,トビ,ノスリ,アカゲラS,アオゲラS,モズ,カケス,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒヨドリ,ミソサザイS,ムクドリ,シロハラ,ツグミ,スズメ,ハクセキレイ,アトリ,シメ,カシラダカ(14科20種)
【メモ】震災の年に加美町の宮崎地区に着任して3年間過ごした頃は,3月初旬でもかなりの積雪で,地吹雪の日が多かった記憶がある。夜遅く仙台までの道を帰る時にはブラックバーンになった道をおそるおそる走ったものだ。それから,3年間の間は積雪はあまり多くはなかったが,ハクチョウ類やガンの大群が3月初旬までいて,この6年間でサカツラガンや,シジュウカラガンの観察もできた。ところが,ここ3年は,3月にはすでに雪がなく,ガンやハクチョウの数も激減し,ついに今回は,標高の低い賀美石地区から中間の宮崎地区,そして一番標高が高い旭地区まで全く雪がなかった。上原も雪がない。さらに田谷地沼は遊歩道がサンダルで歩けるという雪のなさ。地元の方で知り合いの6名の方に聞いても,「70年こんなことはなかった」「水不足で米作りが心配」などの声が聞かれた。そして,ガン,ハクチョウは全く見当たらなかった。もともと,雪解けでべちょべちょになった田んぼが標高の低いところから高いところへ,少しずつ上がっていくので,それにつれてハクチョウやガンがそこで採餌していたのだが,それがないわけだ。今年は暖冬だから早く行かないとと思っていたがこの日になってしまったわけだが,ここまで暖冬の影響(温暖化?)が出ているとは思わなかった。鳥の写真は一枚もないが,記録すべき1日だった。
【写真】

  

雪のない小野田地区と船形連峰/同じく雪のない薬莱山/宮崎地区。ガンがたくさんいる田んぼのはずだが。

  

田谷地沼はほとんど積雪がない。ミズバショウは水中から顔を出す/船形連峰


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