私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

トウネンは水浴びの後、垂直離陸でホバリングできるが、オオソリ、ホウロクとなると、重いからか、そうはいかないようです。

2007年11月17日(土)鳥の海

2007年11月24日 | 鳥の海
■2007/11/17(土)12:00-12:20【天気】晴れ
【場所】鳥の海,周辺田圃
【種名】カイツブリ,ハジロカイツブリ,カンムリカイツブリ,カワウ,ダイサギ,アオサギ,マガモ,カルガモ,コガモ,ヨシガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,スズガモ,ホオジロガモ,ミサゴ,トビ,ノスリ,チョウゲンボウ,オオバン,ハマシギ2,ユリカモメ,オオセグロカモメ,ウミネコ,キジバト,ヒバリ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,オオジュリン,ホオジロ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ミヤマガラス300+,ハシボソガラス,ハシブトガラス(19科36種)
【備考】久々に晴天の日に鳥の海,磯浜に行った。途中の新田ではミヤマガラスの群れに出会った。ミヤマガラスは,この時期国道38号線に並行して走る県道の農協付近にいつもいて,そこから周辺田圃へ散開するようだ。鳥の海に着くと,潮の加減がちょうどよく,カンムリカイツブリが堤防近く寄って潜水採餌している時間だった。水が比較的澄んでいて足の様子がよく観察できた。写真も今まで撮影した中では一番よく撮れた分だ。カメラ(EOS40D)がレンズ(100-400)にやっと馴染んできた感じがする。本当はあり得ない話だろうが,カメラを換えるとしばらくはうまく写らない期間があるのだ。カモの方はほとんど揃ってきているが,カワアイサは観察できなかった。
【写真】
  
カンムリカイツブリ成鳥冬羽
  
カンムリカイツブリ成鳥冬羽の採餌潜水/カンムリカイツブリ幼鳥冬羽,トラ模様の痕跡が残っている。
  
カンムリカイツブリ幼鳥冬羽
  
カンムリカイツブリ成鳥冬羽
  
カンムリカイツブリ成鳥冬羽/ミサゴ/ノスリ成鳥♂


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2007年10月14日(日)磯浜,新地漁港,釣師浜

2007年11月22日 | 磯浜漁港
■2007/10/14(日)11:10-11:40【天気】
【場所】磯浜,新地漁港,釣師浜
【種名】ウミウ,オオセグロカモメ,セグロカモメ成鳥夏羽,ウミネコ,ユリカモメ(2科4種)
【備考】この日は今季初めて鳥の海周辺田圃でミヤマガラス50+を見た。2週間前はほとんどオオセグロカモメの群れだったが,ウミネコの数が前回より多少多かったが,やはりほとんどオオセグロカモメだった。その中に,すぐ目についたのが,この時期にしては珍しい夏羽の個体がいた。セグロカモメかそれともモンゴルか,帰宅してからいつものようにメールで識別をお願いしたところ,セグロカモメの夏羽ということだった。オオセグロカモメやワシカモメの夏羽は1,2月頃から見られるようになるが,セグロカモメの夏羽個体を見る機会はこれまでなかった。それで時期夏羽というとモンゴルかというように考えたのだが,違っていたようだ。幼羽は今年生まれてから,第1回冬羽になるのだが,その時期は,けっこう個体差があるのが観察しているとわかる。台風の日に遭遇したアカエリヒレアシシギの群れも,同じ群れで飛んできているのだが,幼羽から冬羽になる換羽の程度の違いが明らかだった。前回の観察では,幼羽といえば全部幼羽だったが,今回は幼羽の中にも肩羽に第1回の冬羽が幼羽に重なるように生えてきている。そういえばアカエリとか,ミユビシギも肩羽あたりから冬羽が始まっているようだ。オオセグロカモメの肩羽は,幼羽の褐色部分が多いべたっとした感じの羽から,真ん中が褐色の線模様あるいは型くずれした碇模様になっている。こういう変化がカモメ類はよく観察できるのでおもしろいと思う。生まれてから,成鳥になるまでの換羽のサイクルというのは実に興味深いものがある。それで同じオオセグロカモメでも全部違うので何度,見てもおもしろいというわけだ。しかも,これって何?というわけのわからないのもいるのは,とても楽しいものだ。
【写真】
  
オオセグロカモメ成鳥冬羽/第1回冬羽/肩羽が茶っぽい灰色の羽になっているが,第1回冬羽。初列風切が焦げ茶。
  
第1回冬羽と第4回冬羽/第1回冬羽,初列風切が茶褐色/第4回冬羽
  
3個体ともすべて第4回冬羽
  
左端の個体は成鳥冬羽,他の2個体が第4回冬羽
  
2個体とも成鳥冬羽/どちらも今年生まれだが,画面左の個体の方が冬羽への換羽が早い。右は肩羽に第1回冬羽が見える。/幼羽。同じく肩羽に冬羽が出てきている。
  
第1回冬羽/幼羽で肩羽に冬羽が生えてきているのがわかる
  
実は初めて見たセグロカモメの成鳥夏羽。カモメの夏羽を見たときもびっくりしたが,これもびっくり。


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2007年10月2日(火)磯浜・釣師浜

2007年11月17日 | 磯浜漁港
■2007/10/2(火)11:20-12:20【天気】曇り
【場所】磯浜,釣師浜
【種名】オオセグロカモメ,ウミネコ(1科2種)
【備考】そろそろ大型カモメが南下する季節ということで,蒲生から磯浜,釣師浜に行ってみた。オオセグロカモメの群れがほとんどで,ウミネコの数より多かった。この時期のオオセグロカモメは,冬羽に移行しているが,今年生まれの個体はまだ幼羽のままのものも多く見られる。
【写真】
  
■暗色型の幼羽で右の2個体と比べると羽縁の白い部分が少なくなっている。
  
■どちらかというと暗色タイプの幼羽/幼羽の飛翔/鳥の海で撮影したセグロカモメの幼羽。オオセグロカモメ幼羽では初列風切の羽縁が薄い褐色だが,セグロカモメでは濃い焦げ茶色。
  
■全部,第2回冬羽だが,個体差がかなりある。
  
■第3回冬羽と幼羽/第3回冬羽/第4回冬羽
  
■全部成鳥冬羽だが,左端の個体は顔がだいぶ黒い。


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