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▲愛西市の一般廃棄物最終処分場「雀ヶ森処分場」の観測井戸から基準を超えるヒ素検出!

中日新聞H24.9.29朝刊(尾張版)
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◆尾張版の片隅に掲載。見落としていました。市民の方から連絡を頂き、感謝!
次世代にツケをまわさないようにしてほしいと、若い世代からの意見も頂きました。私の持っている情報を公開しますので、是非ご意見をお寄せいただきますようお願いします。

 かなり前からヒ素汚染がありました。

 この処分場問題は、立田村がつくった一般廃棄物最終処分場で、違法を指摘した結果、村は一部の廃棄物を撤去しました。その後、近くの井戸を観測井戸として環境汚染をみていくことになっていました。

【今までの経過】
★平成12年、私は、ゴミ問題で県に「公文書公開請求」をしました。
 ・立田村の雀が森最終処分場に対し、改善の「勧告書」が県から出ていることを知りました。

★平成12年5月1日、津島保健所に話を聞きました。
 Q.立田村最終処分場に県行政から指導がされているようであるが、どのような指導か?
 A.平成8年3月から1000?以下の届出が不要な処分場(安定型)として使用が開始された。しかし、平成9年に1000?を超えるので県へ設置届が提出されたが、工事を行わないまま使用を続けていた。設置届出によると、既に廃棄物が搬入された用地も含まれているので、廃棄物を搬出し設置届出通りの施設を建設するように指導している。 また、看板も未整備。

★平成12年頃の処分場のようす

 つまり、施設を造らずに、深さ1mくらいの穴を掘ってゴミを埋め続けたということです。現場にも良く行きましたが、農薬の瓶やビニルハウスやマルチのビニルが、水にポカポカ浮いていたり、電化製品なども水の中に捨ててありました。
 当時、覆土はされていなかったので、村職員は「土をかけていないから、埋めたのではなく置いたのだ」と宣っていましたが、そんなことが通用するわけがありません。私たちは、周りへの環境汚染を心配し活動を続けた結果、立田村は、一部の廃棄物を許可された施設に撤去しました。

平成22年11月、「雀ヶ森最終処分場」、廃止したくても廃止できない状態になっていることを知る(みつこのブログより)
 ゴミ処理場が満杯になり、拡幅計画だけ作って、実際にはゴミ処分場を造らず、素堀の穴にゴミを埋めつつけていたことがありました。違法に埋め立てたゴミは撤去しましたが、平成10年6月に、廃棄物処理法が改正され、次のように廃止基準が制定されました。(実際に拡幅工事をしていないのですから、新しい基準にあっていないことになります。)
■ 構造基準に適合していること
■ 維持管理基準において義務付けられている一定の措置が講じられていること
(悪臭や火災、害虫の発生を防止するための措置)
■ 最終処分場周縁の地下水を汚染していないこと
■現に生活環境保全上の支障が生じていないこと
■ 埋立地の内部が十分に安定化していると認められること
(保有水等の水質検査、ガスの測定、埋立地内部の温度の測定)
■ 土砂等により開口部が閉鎖されていること

★平成22年12月議会で質問しました

Q.雀ヶ森の最終処分場は、全体の2分の1ぐらいが、まだごみを入れずに残っているのが。今、愛西市では、この雀ヶ森の処分場を、終了、廃止届を出したいということで、県に相談に行っているが、今後どうする予定なのか、また県はこの雀ヶ森の処分場に対して、どのような見解を持っているのか伺う。
市答弁 最終処分場を閉鎖するには、ごみを全量撤去をするか、その当時つくられた図面のような排水処理施設、水施設をつくって水質調査、モニタリングをし異常がなければ処分場として閉鎖する方法しかないと思っている。廃止の方向で事務方としては手続を進めていきたいと考えている。県に指導を願っているのが実情。

Q.
こうした状況にありながら、新田にも最終処分場用地を取得している。この土地をどうするつもりか?
市答弁 現在、農地の実習田という形で、今、この土地を、私も最終処分場の土地で購入したというようなことを聞いたのが初めてです。本当に申しわけなく思っているが、今環境課の方と、そういうような話というのは、正直な話、今聞いたばかりでございまして・・・。

★平成24年9月議会の決算特別委員会で質問しました(9月24日)

Q.雀ヶ森の最終処分場の閉鎖に向けた取り組みと現状は?
市答弁 処分場内のボーリング調査をし、ビニルや金属類などが入っていることがわかった。問題はない。

9月24日に、上記のような答弁があったのに、その5日後に新聞報道!!!
まったくもって、納得のいかない市の答弁と対応です。

安全な閉鎖に向けてずいぶん協力してきましたが、今日は、プッツンでした。

★今までのヒ素の調査結果
平成23年は、基準の20倍!

今までの環境調査の結果です。
赤いチェック印の箇所が、基準オーバーです。
この地域は、御嶽山からの堆積物の関係で他の地域よりヒ素濃度が高いと言われていますが、昨年は、基準の20倍。御嶽山由来にしては濃度が高すぎるのではないでしょうか。原因を特定するよう、市や県に働きかけます。

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