脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

私の前頭葉機能低下

2009年06月29日 | 前頭葉の働き

昨日6月28日に浜松市アクトシティ研修交流センターでの実務研修会が終了しました。
いま、静岡県牧之原市静波海岸のホテルで一泊しています。今回の研修会で前頭葉機能低下を実感しましたので報告しておきます。

ブログでお知らせしているように、白内障手術を6月4日から右眼・左眼と続けて受けました。見え方も以前とは根本的に変わっていますし、一応安静状態をそろそろ1か月続けています。(検査通院を含めると2カ月にはなってるでしょう)

安静状態といっても、家事や花の世話をこなし、時には友人を招いたり。外出したりしていたにもかかわらず、やっぱり前頭葉機能は低下していました!

①最近の実務研修会は、終了後にブログで参加者の紹介を欠かさずにしていたのに、今回はその写真を撮ることも、皆さんの意見をまとめておくこともすっかり忘れていました。

②今、「忘れていました」と書きましたが、これは不正確でした。「忘れた」のではなく「注意を分配することができなかった」というほうが正確です。

研修を始めてすぐ、びっくりしました。
会場の皆さんのほうを見ると「なんだか見えない・・・」
全く見えないというのではなく、まとまらないというか整理ができないというか、そういう風な見え方を今まで経験したことがないというか、とにかくこれは困ったことになったと思いました。

手元は見えないことは分かっていましたから、名簿や日程表は拡大コピーして準備万端整えていたつもりでしたが、それでもマニュアルに目を向けたりすることはあります。
そうするとまたまた、「困った見えない」
手元用の老眼鏡も用意していましたが、使うタイミングが分からない!

こういう不測の事態に私の前頭葉はびっくりしたみたいです。
この状況を乗り切ることに全力をそそいた、に違いありません。その結果、注意分配力という前頭葉の中核的な機能が発揮できなかったと考えられます。

  今回の実務研修会に参加された皆さん
  感想をお知らせください。
  メール:ageinglife@coffee.ocn.ne.jp
  ファックス:0557-54-2650
  もしOKなら写真もね。写メールの大きさで十分ですから。
  同じ所からの参加者の方はご一緒でいいのです。 

③修了証のお名前が間違っていました。
これは見えにくいのですから誤りがあって当然です。前頭葉はそれを考慮して、何倍もチェックをかけるようにしなくてはいけないはずです。
研修会当日だけでなく、前頭葉はちょっと元気をなくしていたとしか思えません。

もちろんテスト結果に反映されるほどの低下ではありませんが(私らしく、生き生きと生活していない期間が短すぎる)機能が万全ではなかったことは確実です。

生活ぶりが脳機能に反映し、脳機能がまた生活ぶりに大きく影響する。

身体機能と脳機能は密接に関連していますよね。
年をとるということは、前頭葉の加齢による正常な老化だけでなく、身体能力にも種々の能力低下が起きることです。
今回の私のように視力の問題、聴力低下、腰・膝痛、肉体的な病気。
そして別離、心配事・・・

心身ともに元気に生き続けるということは、押し寄せる様々なできごとにたいして、それを受け入れつつどのように「私らしく」生きればいいのか。
今から少しは考えておいてもよさそうですね。


ブログ村

http://health.blogmura.com/bokeboshi/ranking_out.html